2015年02月19日

グアテマラ その10 完(再誕生)



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異なる音が重なりあい

新たなハーモニーが生まれる

波動、生き方、目線が違う花たちが

出会い、集結し、共に未知を学びあう

ノージャッジメント

新しい誕生が薫る緩やかな風に立ち

戻りました

ただいま、日本

新しい私が、生れた気分

ありがとう
ありがとう
ありがとう

(完)

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2015年02月12日

グアテマラ その8(マヤセレモニー)



プライベート マヤセレモニー。

この、マヤのセレモニーも、グアテマラに行きたい!と思った目的のひとつ。


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とある、小さな村のシャーマンさんが、

私たちのためだけに、開いてくださいました。


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この日は、「おじいさんを尊び、家族を愛する」というテーマのセレモニーでした。

セレモニーの前から、そして、最中、そして終了後も、

たくさんのスピリット、精霊たちに囲まれていて、

わたしは感激で涙が止まりませんでした。


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「わたしたちは地球

 大地は身体

 川は血液

 空気は呼吸

 天はハート」


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グアテマラの地に招かれましたこと、

本当に心から感謝いたします。

わたしのできるありったけの愛で、

お返しいたします。


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(セレモニーの模様は写真撮影禁止でしたので撮れませんでした。)

(つづく)










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2015年02月11日

グアテマラ その7(レマテ村でスピリチュアル紙芝居 第一回目)



今回、グアテマラに来ることを決断した理由のひとつとして、

スピリチュアル紙芝居をグアテマラの村でさせていただくオファーがありましたことが、かなり大きいです。

わたしのイベントに来てくださった方が、ぜひ、グアテマラの子供たちにでやって欲しい!と、言ってくださり、

「どこでも行きます・・・・、と日ごろ言っているのだから、よし、ではグアテマラにも、これがご縁で、行ってみようじゃないか」

と、心を決めたのでした。



今回のたびで二回行う予定の、第一回目は、グアテマラ北部の森と湖の美しい村、ペテンのレマテ村にて行いました。


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いつもの紙芝居メンバーのかたはグアテマラまで来ることができませんでしたので、こちらで合流した日本人のかたがたにお手伝いしていただきまして、ナレーション、通訳、楽器、音響、の4人で行いました。

日本でやっているときとメンバーが違いましたし、打ち合わせもあまりできず、また、スペイン語の通訳をしながらでしたので、かなり大変でしたが、とてもゆる〜〜〜くて、これはこれで、いい感じにできました。


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まずは、スペイン語で訳を読んでから、その後、日本語で抑揚をつけて読みます。

ちょっと、長くなりすぎてしまうので、内容の半分くらいは削除したり、

そのかわり、言葉のわからないグアテマラの人々が飽きないように、

まるで演劇のようにわたしが身体を使って演技したり、

ときには、子供たちのとこまで近づいて行って、怖い顔や悲しい顔をしておもしろがらせたり、

工夫しながらも、とっても楽しくやらせていただきました。


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見てくださったのは15名ほどの、こぢんまりとしたイベントでした。

村の子供たちと、その両親たち。

子供たちが、かっわいい〜〜〜〜〜〜んです。


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楽器に、もう、夢中です。



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こちらの子供たちはとてもシャイで、はにかみやさんで、なかなか、寄ってこなかったのですが、

だんだん、心を開いてくれて、手をつないで一緒に踊りましたよ。



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わたしは、スペイン語ができないので、一生懸命なにか話しかけてきてくれるのですが、

まったくわからなくって、残念でしたけれど、ハートの言葉は通じていました。


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最後はみんなで踊りを踊って、おおはしゃぎでした。

楽しかったぁ。


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森からのサポートを受けて、こぢんまりとしたイベントは、無事に終了しました。

こんな素晴らしい機会を与えてくださいました、関係者の皆様、グアテマラのかたがた、

本当に、本当に、ありがとうございました。



(つづく)





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2015年02月10日

グアテマラ その6(森から学ぶ)



グアテマラの森。


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森が好き。


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地球が大好き。


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こんなふうに、多種多様な植物、木々が、上手に共生している。


支えあい、抱きしめあって、生きている。


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時には、愛しすぎて、相手を締めすぎてしまうこともあるだろうけれど、それさえも自然現象。


ただただ、そこに、愛に溢れて、生きている。


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***


人間はなぜ、憎みあい、妬みあい、殺しあうのだろう。


人間も自然の一部ならば、この森の木々のように、共に生きていけれるはず。


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***


まずは、わたしから。

憎しみ、妬み、暴力的な想いのない、

愛からの言動ができますように。


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そして、どうか、

世界が非暴力になり安らかになりますように。


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(つづく)





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2015年02月09日

グアテマラ その5(ヤシャ遺跡)


グアテマラで訪れた遺跡の中でも、あまり観光客が訪れていないところ。

ヤシャ遺跡。

バスなどはない未開拓地なので、個人旅行ではタクシーでしか来るすべがない場所。

バンを降りた瞬間から、ものすごい獣の叫び声が聞こえて、とても驚いた。

ホエザル、という猿の声のよう。

その名のとおり、ずっと、吠えている。

なにを言っているんだろう・・・・。

わたしはこの遺跡にいる間、ずっと、彼らの感情に聞き耳を立てていた。


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グアテマラ最大のティカル遺跡もよかったけれど、

わたしは、この、人知れていないヤシャ遺跡に、とてもビンビン、感じるものがあった。




荒々しいと表現したらよいのか・・・・、とにかく、すべてがまだ「ありのまま」だった。


いくつものピラミッド型の神殿があったのだけれど、

まだまだ、まだまだ、まだまーだ、発掘されていない数え切れないほどの小山が、

たくさんたくさん、秘められていた。


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かつての神殿は土に埋もれ、草が茂り、木々が根を張り、その下に安らかに眠っている。

なんて、神秘的なんだろう。

魅力的過ぎて、ゾクゾクした。



広大な敷地の中、

目指している場所になかなか着かず、迷い込んだかのように現れた神殿に、

どうしても登りたくなった。



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くたくたに疲れていたのに、登る足取りがとても軽い。

驚きとともに、あっというまに頂上に到着した。




この頂点で、どれくらい時間を過ごしたのだろう。

時間の感覚が、なにもわからなかった。


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とても長い時間、ここに座って、ホエザルの鳴き声を聞いていた。

黄色や赤のたくさんの鳥たちが、バッサバッサと、頭上を通り過ぎていった。

いまだかつて聞いたことの無い、とても美しい鳥の鳴き声を、たくさん聞いた。


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風が、そよいでいた。

太陽が西に傾いていた。

雲が、ゆっくりと流れていた。


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わたしは、2000年前から、この空にいたのだ、と感じた。

わたしは、人間ではなかった。

空を翔る、ものだった。

空からすべてを見ていた。


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湖へと向かった。

空の夕日と、湖面の夕陽が、両方、輝いていた。


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涙が出てきた。

わたしは、かつて昔、この水の上にいて、すべてを見ていた。


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「赤い手」と呼ばれる、ヤシャ遺跡で一番高い神殿へと登った。



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すると、彼が、わたしを出迎えてくれた。

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彼は遠くを見つめ、宇宙の声を聞いていた。




それは、

暮れかけた昼と、始まりかけた夜の、絶妙な融合のときだった。


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美しさに、わたしのなかのなにもかもが、止まった。



満月は、もうすぐ。


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(つづく)





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2015年02月08日

グアテマラ その4(ティカル遺跡)



グアテマラ最大の遺跡。

ティカル。


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ジャングルの中の広大な遺跡は、しっかり味わうのは一日では足りませんよー。


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まだまだ、発掘されていない神殿が、ゴロゴロ埋まっています。


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その神殿の山の上に、逞しい木々が、力強く根を張っています。

600年以上、眠っている神殿を、まるで守っているような、パワフルな木々たち。


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ここでは、宇宙からの情報量が多くて、わたしの高次元にダウンロードするのが、だいぶ長いことかかりました。


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一番、背の高い神殿に登って、上空から見渡したとき、

やっと、長かったダウンロードが終わりました。


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ジャングルの中から聞こえる、たくさんの種類の鳥の声と、

猿たちの叫び声を聞きながら、風を受けていました。

ここでもやはり、空からわたしは見ている存在だったことを思い出しました。

(つづく)





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2015年02月06日

グアテマラ その3(チチカステナンゴ)


移動の途中で一泊しました、チチカステナンゴ。

テナンゴ・・・・・とつく地名が多いのですが、「村」という意味だそう。

この村は、とても信仰心の厚いひとびとの村のようで、それが、教会に入るだけでわかります。

独特の雰囲気は、マヤの宗教性との融合から来ているのだそう。

スペインがやってきて、すべての村に教会を建て、マヤの先住民の人々は、キリスト教徒に変更を迫られ、

表向きはキリスト教徒として過ごしながら、実は、古代からのマヤの歴史もしっかりと継承していたそう。


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この村ではちょうど、大きなマーケットが開催されていました。


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とても有名なマーケットで、あちこち、遠いところからも買いに来るそうです。

もう、すごい人すぎて、人ごみと、ぶらぶらショッピングが苦手な私は、早々に避難しました。


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でも、人々の暮らしが垣間見えて、楽しい経験でした。


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この国の文化は、色とりどりで、とても美しいです。

(つづく)




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2015年02月05日

グアテマラその2(カカオセレモニー)



今回のグアテマラの旅では、参加させていただくセレモニーがあったのも、

いくつかある旅の目的のひとつでした。

そのセレモニーのひとつが「カカオセレモニー」。

どんなセレモニーなのかわからずに参加させていただいたのですが、

自然である地球のエナジーをしっかりと含有しているカカオを使って

自分の秘めたる部分を開花させる儀式のようでした。



そうとは知らずに参加しましたので、

そ知らぬ顔して受けていましたが、セレモニーの最中に、そのシャーマンさんに、

わたしもシャーマン的な存在であることが、わかったようで、

途中からは、完全にセレモニーのエネルギー的なお手伝いにまわっていました。



どこに行っても、わたしのお役目があるということは、嬉しいことです。

とくに海外では、わたしのような活動が受け入れられやすいので、

いろんなことが、自然な流れで、できちゃいます。



写真は撮影禁止だったので撮れませんでしたが、

6時間という長丁場のセレモニーになり、

いっぱいお仕事したわたしは、お腹ペコペコの、くたくたでした。



わたしがグアテマラに来ることの、

・・・・・・いや、世界のいろいろな場所へと招かれることの、

深い意味を知りました。

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(つづく)






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2015年02月02日

グアテマラ1(アンティグア)



グアテマラに到着して、ひとまず、すぐに向かった町、アンティグア。

町全体が石畳で、風情のある古都です。


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ここは、観光地のようで、欧米人の観光客の姿がたくさんみられました。

とても、穏やかで過ごしやすい場所。

グアテマラは危険だから気をつけて!・・・と出発前に釘をさされたりしましたが、それほど、危険度は感じられません。

インド慣れしている、わたしの目線ですが。



新しい土地に到着すると、必ず聖域に訪れ、その地の神様にご挨拶をします。

この、アンティグアの町は、このカセドラルを中心として栄えている町。

町の中の中心でもあります。


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わたしはキリスト教徒ではありませんが、すべての宗教を尊んでいます。

イエス様も、マリア様も、わたしをサポートしてくださっていることを知っています。

教会の中で膝まづき、この地に呼んでくださった感謝と、わたしがここに来ることによって、

必要なエネルギーを交換でき、そして、より大きな光となって、

世界の平和のために、そして、日本の状況改善のために、宇宙のお仕事ができますように、

と、心からお祈りをしました。

グアテマラに来て、マヤの歴史のエネルギーから学びたい!・・・・と思って、

こうして、実際に、その機会に恵まれたこと、その奇跡に、心から感謝の気持ちでお祈りしていましたら、

ありがたくて、ありがたくて、涙が出てきました。

わたしは、海外に行く機会が多いので、とても派手な生活なのかと勘違いされがちなのですが、

本当はとてもとても質素に暮らしているのです。

外国に来ても、とても質素です。 

でも、なんて素晴らしい人生を経験しているのだろう、

と、改めて、神仏のご加護に感謝でいっぱいになりました。

ありがとうございます。



カセドラルの裏手には、旧館らしきものがあり、

そこは、すでに朽ち果てて使用されていないものの、かなり大きな波動が残されていました。


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ここがかつてのメインの祭壇かな?という、名残のあるホールのすぐ手前に、

地下への階段がありました。


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一歩、階段をおりると、すぐに、密度が変わり、そこは次元が違うということがわかりました。

下まで全部降りると、そこには、地下室があり、

いまだに、人々の祈りがそこには充満していました。

いまもなお、そこに人がたくさん座って祈っているようでした。

鉄格子のすぐそこのろうそくは、礼拝者が自身のために灯して置いていくものでしょう。


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そのうちの、太いろうそくのひとつが、まだ半分以上残っているのに、火が消えていました。

わたしは、その消えているろうそくに、再度、灯を灯したい衝動に駆られました。

果たして、それは、不躾にならないだろうか・・・・?そんな気持ちがかすめまして。

目の前にいらっしゃいますイエス様に聞いてみました。

「自分のためではなく、この蝋燭の持ち主のために、もう一度、火を灯してこのかたの祈りを尊重したいです」

わたしの深いところに、許可の返事が返ってきたように感じましたので、

このろうそくの持ち主の祈りのためだけを意識して、再度、ろうそくに火を灯しました。

炎がつくと、とても満足した気分になり、そして、イエス様も喜んでいらっしゃるように感じました。


(つづく)


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2015年01月31日

メキシコ その8(月のピラミッド テオティワカン)


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ぐるっとまわりを取り囲む神殿。

そのひとつひとつに神を置く。

それぞれの役割があり、それぞれが等しく重要である。

神殿の階段の両脇には、炎がいくつも列を作って灯され、

人々と神々の微細なバイブレーションで、

ゆらゆらと、揺らめいてる。



中央にある四角い舞台には、かつて、四方に柱があった。

その中央に設置されていた四角い石の祭壇は、

様々な模様で縁取られ、そこにも炎が灯されている。

祭壇に、神へ捧げる生贄を置く。



神官は、特別な言語で叫んでいた。

まるで、歌っているかのような、雄たけびを上げているかのような叫びだった。

夜だった。

空に瞬く無数の星星が、叫びにビリビリと身体を震えた。

人々は、深く静かに声を伸ばした。


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正面にある月のピラミッドが、

夜空に怪しげに発光する。

神官は、祈りを終え、夜空を見上げた。

そして、目を閉じ、月のピラミッドに向かい、両腕を開いた。


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ゆっくりと、ゆっくりと

月のピラミッドへと近づいていった。

人々は、最敬意を称し、見守っていた。


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2015年01月30日

メキシコ その7(赤目の犬とのエピソード)


「赤い目の犬とのエピソード」


テオティワカンにて。

太陽のピラミッドを降りたあと、月のピラミッドへとまっすぐに続く、「死者の道」を歩いていたとき、正面、遠い向こうから、物売りのおじさんと一匹の犬が歩いているのが見えた。

わたしは、その犬に赤いものがチラチラと見えていたので、なんだろう?と不思議に思い、そちらに向かいながら、その犬から目が離せないでいた。

しばらく歩いて、近づいてきた物売りのおじさんがわたしに 「ほとんどタダだよ、セニョリータ」 となにかを売ろうとしているけど、わたしはそのおじさんの後ろにいる犬をずっとみつめていた。

犬は片目が赤かった。

赤目なのかな?とよくみると、左目の部分だけ赤い肉になっていた。

しつこく売りつけてくるおじさんに、ジェスチャーで、私の左目を指差し、そして、犬を指差して、痛そうな顔をして見せたら、おじさんは理解してくれたようで、この事態のいきさつを、たどたどしい英語で話してくれた。

心無い人が、おもしろがって弓矢でこの犬を狙ったのだそう。

そして、左目を射抜いたのだそう。

その人たちはメキシコ人で、この辺の人ではないという。

「やられたのは3週間くらい前だよ。 このワンコはとってもいい犬なんだ。 なんでそんなひどいことするんだ。」

そう言って、おじさんは痛そうな顔をした。

毎日、ここで犬と会って、過ごしていたのだろう。

「でもこの辺の人が、ご飯あげるからとても元気なんだ。だから、この犬は幸せなんだ」

と慣れない英語で、一生懸命説明してくれる。

「観光客もなにかくれたりするから、この犬は幸せなんだ。目がこうなってしまったけど、幸せなんだ」

そう、何度も何度も言うおじさん。

わたしはおじさんから何も買っていないというのに、別れ際に

「Gracias (ありがとう)」

と言って、おじさんは去っていった。

わたしは、向こうの日陰へと移動した犬をみつめた。

ゆっくり、寝そべる犬に近づいた。

警戒している、犬。  

恐怖の記憶が蘇ってきているのか。

驚かさないようにそっとリュックに手を入れて、その手を出した瞬間。

犬は、ビクッ!と飛び起き逃げようとした。


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でも、わたしの 「大丈夫だよ」 というまなざしと、手に持っているものを見て立ち止った。

わたしは、ランチ用に持ってきたパンを、食べやすいように小さくちぎって、犬の前にポイ、と投げた。

急いで犬はパンの欠片をくわえ、すごい勢いで食べた。

大き目のパンを、少しずつ、ちぎって、犬にあげた。

ひとちぎりずつ、ひとちぎりずつ、

馬鹿な人間が犯した過ちを、お詫びしながら。

そして、

この犬が片目を失ったことで、以前よりもさらに、受け取るものが大きくなりますように、と願いながら。

すべてを食べきった犬は、じっ・・・・、っとわたしを見ていた。

わたしは、「おいしかった?」 と犬に話しかけ、「じゃあね」 と背を向けた。

しばらく歩いて振り返ると、まだ、犬はわたしを、じっ・・・・と見ていた。

わたしは、月のピラミッドを目指して歩きながら、

神があの犬の姿をしてわたしの前に現れたのだと、気づいた。

真っ青な大空に、たくさんのドラゴンが飛んでいた。

合掌

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2015年01月29日

メキシコ その6(宴の空)


アステカの神々の都市、テオティワカン。

この日の空は、まるで宴のようだった。

ドラゴン・・・・・大天使・・・・・鳳凰・・・・・宇宙船・・・・・


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メキシコ その5(太陽のピラミッド テオティワカン)


世界遺産 テオティワカン。

わたしの観光は、「見る」のではなく、「感じる」。

神聖なる状態・・・・・日常の中で常に宇宙と繋がっている状態・・・・いわば、行動をしながら瞑想をしているともいえるかも知れない・・・・

その状態でいると、どんな場所に行っても、「巡礼」となる。

一人旅は、「感じる」ことに、集中ができる。

神聖に触れることができる。


テオティワカン。世界遺産。

太陽のピラミッド。


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長く、とても急な階段を、マントラを唱えながらあがる。

マントラは、このきつい、一段、一段を、意味あるものにしてくれる。

古の当時の人は、きっと、足がとても小さいのだろう。

わたしの足の大きさとぴったり同じ幅の階段。

昇るというより、よじ登るかんじ。



頂上に到着。

写真撮影をする人、ガイドから説明を聞いている人が、たくさんいた。

いろんな国の人々がいる。

わたしは、腰掛けて、この地の波動を感じていた。

このテオティワカンは、
アステカ人が、「神々の都市」として崇拝していたこの地。

800年前の世界に思いを馳せる。


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頂上では黒い大きな蝶が飛んでいた。

なにかの合図だと、すぐにわかった。

神が、宇宙が、なにかを合図している。

わたしの人生の中では、さまざまから受け取る、そういった合図に満ちている。


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黒い蝶が、また。

わたしの耳元を、シュシュ、と羽音を響かせて、すり抜けていく。

わたしは、こうして、世界中の様々な場所に招かれ、そして、そのとおり、訪れることができる奇跡に感謝した。

マザーテレサの言葉を思い出す。

「神よ、わたしをお使いください」

サティアサイババの言葉を思い出す。

「神の楽器となり、美しい音を奏でなさい」


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しっかりとした足取りで、わたしは太陽のピラミッドを下山した。


(つづく)








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2015年01月28日

メキシコ その4(奇跡のマリア様の丘)



グアダルーペ寺院を訪れた一番の目的が、グアダルーペのマリア様。

1531年に、この地にマリア様が出現したといわれている場所です。

今回、メキシコに立ち寄る大きな理由が、このマリア様とコンタクトをとることでした。



聖堂の裏手にある「奇跡の丘」と呼ばれる丘に、マリア様が現れたといわれています。

美しい階段が陸の頂上に続き、それを登りきると、礼拝堂が現れました。


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感激をかみ締めながら、ゆっくりと中に入ると、

美しいマリア様が天使とともに鎮座していらっしゃいました。


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しばらく、そこで、そのバイブレーションを味わいながら瞑想をしました。


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わたしは、頻繁に、自分自身が女神なのだ、という夢を見ます。

知っている人も、知らない人も、たくさんの人々を、育んでいる夢。

そして、本当のことを言えば、夢だけではなく、起きている世界の中でも、そうです。

ブログの中では、あまり詳しくお話できませんが、ご縁のあるかたには、直接お話しています。

この度の、このグアダルーペの聖母マリア様に招待していただき、その近くに寄らせていただきましたことで、たくさんの情報をいただきましたことで

はっきりと、確信を持って、わたしについてを思い出し、そして、理解し、腑に落ちました。



奇跡の丘からの景色。

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奇跡の丘で、1時間あまりも瞑想をして、晴れ晴れとした気分で丘をおり、広場にて持参したリンゴをかじっていると、

メキシコならではの音楽隊が、弾いて、歌って、踊っていました。

聞きなじみのある「コーヒールンバ」も聞こえてきました。


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いいですね〜。 

わたしは、実はラテン系ですから、音楽を聴くと踊りたくて身体がうずいてしかたがない!

日本にいるときは、日本にあわせておとなしくしているけれど、外国にいると、本来の自分に戻れてとても楽です。


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話を戻し・・・・。

マリア様が現れたのを報告しに向かった男性のマントに、マリア様が再び現れたときの像がこれ。


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たくさんの白いバラとともに現れたと聞きましたので、わたし、メキシコに到着して、まず、白いバラを買いました。

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当時のマリア様が現れたとされているマントが今も尚、新聖堂に祀られています。


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祀られているところの下は、動く歩道になっていて人々が立ち止まらないように混乱を避けているようです。

こちらが、マントに現れた、マリア様。

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この場所を去り、しばらくして、じわじわと感激が湧き上がり、涙が出ました。


(つづく)








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2015年01月27日

メキシコ その3(グアダルーペ寺院)



グアテマラへ行く、今回の旅で、

メキシコに立ち寄った、最大の目的。

それが、グアダルーペ寺院です。

まったく未知の世界のメキシコを調べていて、ピンと来たところが、唯一、ここ。

ここの、奇跡のマリア様を拝み、感じたくて、メキシコに来た。

(マリア様の記事は、次回に書きます)



スペイン語表記しかない地下鉄は、さっぱりわからず、間違えながら乗り継いで。

でも、とても楽しい。言葉がわからないって、楽しい。

なんにも怖くない。

わたしは、マリア様に招待されてメキシコに来たのだから、わたしにとって、悪いことは起こるはずがない。



地下鉄から地上に出て、どちらにいくのかさっぱりわからなかったけれど、人々が歩いていくほうへと向かった。

日曜日だったので、たくさんのかたが礼拝に来ているはず。

人々の流れに乗って、混雑した入り口を抜けると、そこには、広大な敷地が広がっていた。


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入り口からみて、正面に大きく存在するのが、古くからある旧聖堂。


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なんて、美しいんだろう。

階段を上り、神妙な気持ちで中へと入る。


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実に素晴らしい。

祈りの静けさが、わたしをパワフルに包み込む。

一歩、一歩を、祈りに変えて、前へ、前へと、歩んでいく。


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礼拝をする。

わたしを明け渡す。

ここに、こうして、来れたことにお礼を言う。

なにも持っていない、真のわたしになって、神の前に頭をたれた。

そして、感謝をこめたまなざしで、礼拝堂のありとあらゆる、すべてをみつめ、愛をお返しした。


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旧聖堂は、よくみると傾いている。

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歴史のある建物なので、劣化は避けられない。

そこで、新聖堂が今ではメインの儀式の場として使用されている。

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中には、たくさんの人々が神父様のお話を聞いている。


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大昔から続けられる祈りの地。

祈りの場所は、わたしの場所。

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(つづく)






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2015年01月26日

メキシコ その2(アステカダンス)



メキシコシティを、探検していると、威勢のいい太鼓のリズムが聞こえてきた。

ドラムの音に血が騒ぐわたしは、つつつ〜〜〜〜、とそちらに引き寄せられていってみると、

国立美術館の前の広場で、150人くらいの人々が、ドラムの音ともに踊っていた。


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鳥の羽をつけたり、動物の皮を巻いたりした人もいる。

んん〜〜〜〜、血が騒ぐ〜〜〜、こういうの!

わたしの深いところに記憶されている、太古の情報が湧きあがってくる!


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わたしは、人を掻き分け、まん前の最前列で、ガン見。

きゃー、たのしーい!


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足には、くるみ?みたいなのをたくさんつけて、それが、ジャラジャラ、なる音も軽快です。


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祈りの踊りでしょうね。

サークルの真ん中は、火やを使って、貝や、お花などを捧げる儀式をしています。

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そして、

東西南北に向けての祈り。

スピリットを呼んでいるのでしょうか。

ネイティブアメリカンの儀式と似ています。


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まわりで一緒に見ているかたに「これはなに? what's this?」と、聞いても、こんな単純な英語さえも、あー英語はダメダメ、という顔されちゃう。

なんとか、身振り手振りで「これはなに?」を表現して、数人目にしてやっと

「アステカ ダンス」と、教えてもらった。


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わたしっ!!!この祈りのダンスを学びたいっ!!

ドラムのこの、ズンズンという音が、燃えるわ!

どっかに、教えてくれる人がいるといいな。

(つづく)


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2015年01月25日

メキシコ その1(メキシコシティ)



到着しました。

メキシコシティです。

時差が日本時間から−15時間です。

地球を逆回転の方向に飛んでいったので、出発した時間より、到着した時間のほうが早かったので、なんか変な感じ。

いつも飛行機に乗る爆睡なのですが、今回は居心地が悪くて、ウトウト少しだけでしたので、さすがに30時間起きているいま、頭が朦朧としています〜。



そんな中、到着してまずは食料を・・・・・と、ぶらぶら歩きました。

メキシコ料理は、ビーガンのわたしには、食べるものはなーんにもないっ!

町中、お肉臭がすごい。

なんだろう、この、黒い肉は・・・・・・。

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宿のすぐ近くに、カトリックの教会がありました。

わたしは世界のどこにいいっても、必ずまず、祈りの場所に行きます。

非常に美しい教会で、みなさん真剣にお祈りをしています。

わたしも、しばらく瞑想をしました。

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とても、落ち着く。 

聖なる場所は、わたしの居場所。



町をぶらぶら、ぶらぶら、迷子になりながら、把握していきました。


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想像していたことなのですが、メキシコのかたがたは、英語をしゃべらない。

空港の人でさえ、英語をしゃべりません。

「これはなに?」という英語さえも、わからないという。

英語を話すわたしとしては、世界のどこにいっても、たいてい、なんとか英語が通じていたのですが、

言葉が通じない、という経験を、久々にしました。

すっごい、新鮮で、すっごい、楽しい!

言葉が通じないって、おもしろーーーい!

通じないから、身体で表現したり、表情や笑顔で表現したり、おもしろいの!

そして、言葉は通じなくても、ハートは通じるんですよね。 

あと、笑顔とか。

笑顔は、世界共通の言語ですものね。

言葉を超えたコミュニケーション、いや〜、楽しいなぁ。


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あと、町の中も、英語の表記がまったくないといっていい!

だから、読めない!

だから、想像!

だから、すごく新鮮! 

神様にお預けします〜、という神聖な状態を、まさに実践。

いいね、いいね〜。



人々がみんな楽しそうにくつろぐ、通りすがりの美しい公園。

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やはり、緑があるところは、世界のどこでもみんな幸せそうだね。

その辺にどっかり座って、今日の日記などを書いていたら、

目の前に、ポトリ、と木の枝が落ちてきた。

メキシコの土地が歓迎してくれたな、とニヤリ。 ふふ。

「Welcome to Mexico!!」


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地球の裏側に来ちゃった。

ラテンの地。

(つづく)






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