2013年05月02日

インド2013回想記22(完)「聖地巡礼ラマナアシュラム」


【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


聖者 ラマナマハリシのアシュラム。

今回の巡礼の旅の最後の地です。

ここは、インドエキスパートのわたしの、とってもとっても素晴らしいと感じる聖地。

最近のインド訪問では、必ず訪れ、たいてい、日本に還る直前の最後のフィナーレの地として選ばれます。

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このアシュラムで体験することは、言葉になりません。

ひとことで言うと、まさに「宇宙」。

わたしは、すべて手放し、溶けて行って、ただの、スピリットになってしまうよう。

なんとも、説明がつきません。

ただひとつ言えるのは、ここでいつも私はアーナンダ(至福)を経験します。

ramanashram.jpg


アシュラムの裏にあるアルナチャラという聖なる山を、人々は毎月満月の日に祈りながら歩いています。

前回、ここに来た時は、満月の前日に、緊急帰国しなければならず、願いがかないませんでした。

今回も、到着した日が、満月の翌日で、願いがかないませんでした。

うん。もう一度来なさいということですね。

よし、また行かせていただこう。

満月.jpg


ここで出会う人々は、本当に意味があります。

わたしだけがわかる、この感覚。

宇宙が広がります。



2か月のインド修行・巡礼。

ブログには書けないことがたくさんありました。

公表できないこともたくさんありました。

わたしは変容し、拡大し、解放されました。

どうぞ、わたしから感じ取ってください。

長い回想記にお付き合いくださいまして、どうもありがとうございました。

心をこめて。

合掌

(終わり)

sarnath朝もや4.jpg







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2013年05月01日

インド2013回想記21「インドの人々」


【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


「どうしてそんなに、インドが好きなのですか?」

よく、よく、よーく、聞かれます。

でも、

理由なんてないのです。

なぜだか、たまらなく、インドが好きなのです。

sarnathチャイ屋.jpg

インドは日本とは、本当に正反対なのです。

とくに、聖地ではなくて普通の町では、日本人の頭で考える範疇を超えて、理不尽で無秩序なこともあります。

滞在中、どれほど、イラッとすることがあるか(笑)

時には、インド人に説教する時もあります、わたし(笑)

でも、インドの方は裏があまりなくて良いです。

日本の方は、口と表情と、まったく違うことを腹の中で思っていることが、(とても!)多いですが、インドの方は、ストレートで疲れません。


リクシャマン.jpg

大好きなんですよ、インド。

「なんで、インドに行くんですか? インドでヨーガをすると偉いのですか?」

と聞かれます。

偉いと思われたいとか、すごいと認められたいとか、そういう意味で、10回もインドに行きませんよ。

ただただ、シンプルに、わたしの魂が、求めて、求めて、どうしようもないのです。

インドでしたいことは、ただただ、祈りたいのです。

神聖な場所で、ただ、祈り、エネルギーを世界に広げ、宇宙と一体になりたいのです。

ただ、その想いなのです。

祈り2.jpg

もちろん、アーサナもしたいし、ヨーガについて学びたいですが、

本を読みあさるよりも、瞑想して祈りを深めることで、結果的に、頭ではない部分でヨーガが深まるのです。

そんな感じ。

うまく言えないのですが。

沐浴の子供.jpg


今回の2か月のインド滞在では、真剣に、本気で、インドに住もう!と決めたときがありました。

ここで、生きて行こう!と。

実際、その方向で考えていました。

今回は、日本に残してきた、人生のお仕事がたくさんあり、一応、日本に戻ってきました。

でも、いまも、その気持ちは変わらずにいて、これからもずっと変わらないと思うので、

日本でのわたしのお役目が終わったら、すぐにも、インドに行ってしまおう。

沐浴の男性.jpg


いろいろな国に行っていますので、

「一番好きな国はどこですか?」

と聞かれることもあります。

「もちろん、日本です。」と即答します。

わたしは、日本人として生まれた理由があって生まれ、そして、日本をとても愛しています。

外国の経験が多いからこそ、日本の素晴らしさがよくわかりました。

ですから、日本を誇りに思っているし、最後の最後は、やっぱり日本で人生を終えたいと思っています。

人生のお仕事のステップのひとつとして、インドとも繋がっているのですね。

インドの少女シャボン玉.jpg


インドを知らない人が見たら、限りなくつまらない記事ですね(笑)

自己満足です。はい。

読んでくださってありがとうございます!

インド、大好きです!

(つづく)

sangamの女性.jpg








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2013年04月30日

インド2013回想記20「聖地巡礼ティルバンナマライ」


【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


南インド、チェンナイから車で4時間くらいの場所にある

聖地ティルバンナマライ。

ここ最近のインド訪問のときは、必ず最後に訪れる地です。



それほど大きくないこの町は、わたしにはとても居心地がよい。

犬も、牛も、人間も、とても穏やかです。



聖地だけあり、路上に座っている「物乞いさん」がたくさんいます。

そのかたたちも、他の土地に比べて、とてもニコヤカで愛想がよいのが印象的。

この写真はサドゥ(修行者)。物乞いさんとは、違います。

サドゥ.jpg



大きなテンプルに参拝に行きました。

tirvannamarai.jpg


たいてい、テンプルのような聖域は、靴を脱いではだしで入ります。

入口に靴置き場があるか、または、シューズを管理するおじさんがいて、チップを渡して預かってもらいます。

訪れたのは2月の一番最終週でしたが、南インドは、雨季はあるけれど冬も暑いので、コンクリートの地面が暑くて、暑くて・・・・!!

裸足で歩くのが、なんとつらかったことか!

大騒ぎしながら、小走りで、日陰の場所まで駆け抜けて、少し休んで、また一番近い日陰まで走る!・・・・といった感じ。

まるで、高いところに登って、鬼に捕まらないようにするゲーム(名前なんだっけ?)みたいです(笑)



ティルバンナマライのテンプルは、とてもとても大きくて広くて、見事!です

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境内には、いくつも小さなテンプル(全部違う神様を祀っている)があり、

ヒンズー教の寺院独特の、カラフルなテンプルもありました。

ヒンズー寺院.jpg



インドでは、ゾウは神様です。

ガネーシャという神に象徴されています。

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そのまなざしに、ハートでいろいろなものを感じました。

愛しくて、抱きしめてあげたくなりました。

像も、私を、意味ありげにみていました。

象3.jpg



(つづく)



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2013年04月26日

インド2013回想記19「犬にも牛にも」


【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


インドでも、日本でも、犬に好かれます。

なぜだか、犬は、私めがけて、走ってくるのです。

日本でもそうですが、インドの犬たちは、日本の犬よりも、もっとです。

歩いているだけで、寄ってきてくれる。

寝ていると、飛び起きて、走り寄ってきてくれる。

動物好きのわたしは、とても嬉しいのです。

ハートが開いて、ワンコたちと繋がるのです。

今回のインドでも、犬にモテモテでした。

犬と.jpg



よし、ためしに、牛はどうだろうか。

道端に歩いている(残飯をあさっている)牛たちは、わたしと繋がるのかしら。

そう思ったわたし。

残飯をあさっている牛から2mくらい離れたところで、立ち止り、意識を集中してみました。

わたしのハートを開いて、その泉から愛をあふれさせて、

牛のハートと繋げて、愛をムクムク、増幅させて・・・・・

と、イメージして、牛くんに愛を注ぎ始めたら・・・・。

牛.jpg

今まで、足元に顔を下げて、モグモグ、ゴソゴソしていた牛くんが、突然、ムクッ、と顔をあげました。

おっ!

そして、わたしのほうに思い首を、ズワン!、と向けました。

おおっ!

その後、ゆっくりと、身体の向きを私のほうに変えていきました。

わ!

のっし、のっし、と、少しずつ、近づいてくるではないですか!

うわぁ!

頭を軽く、上下に振りながら、私のほうに鼻を突きだして、ゆっくりと迫ってきます。

うううわわぁ〜〜〜!!

一応、わたしが牛くんを呼んだので、おでこのあたりを、なでなで、となでてあげて。

さて、どうしたものか。

かなり、臭いこの牛くん。

糞まみれの下半身、泥まみれの足に、ハエをたくさん引き寄せている汚れた身体。

うーん。

抱きしめて、もみくちゃにしてあげたいほど、かわいいのだけれど、ちょっと抵抗があります(笑)

ということで、目をまっすぐに見て、丁寧に愛の言葉と、お別れの挨拶をして、ウシくんとさよならしました。

ウシくん、ご協力ありがとう。

実験結果報告。 

「わたしは、犬だけではなく、ウシとも繋がることができる」


(つづく)

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2013年04月24日

インド2013回想記18「カニャクマリの子供たち」


【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


インドでも、日本でも、いつも子供たちに好かれます。

カニャクマリで夕陽を見ていると、子供たちが集まってきました。

かわいいので、バシャバシャ、写真を撮ってあげていたら、どんどん、増えて群がってきました。

少女たちと少年たちに囲まれる、わたし。

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彼女たちは、きちんと教育を受けている学校の生徒たちなので、群がってきても危険ではありません。

インドエキスパート(笑)のわたしは、それが、犯罪の匂いのする人間か、そうではなく純粋に興味がある人間なのか、という見わけがつけられるようになっています。

最初ははにかんでいて、モジモジしていて、とてもかわいらしい。

慣れてくると、楽しそうに、わたしに質問してきます。

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「名前は!どこからきたの!なにやってるの!年齢は!どうしてインドに来たの!何回目!お父さんの名前は!兄弟は何やってるの!結婚してるの!」

などなど、次から次へと、質問攻めです。 かわいい。

かしこそうな子供たち。

きっと、上流階級なのでしょうね。

綺麗なお洋服を着ています。

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彼女たちの笑顔が、キラキラしていて、目も、ピカピカ光っていて、わたしもつられて輝いちゃいます。

女の子、かわいいなぁ。

子供を持てるチャンスができたら、女の子がいいなぁ、なんて思ったりして。

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「ええ!日本!?わぁ〜〜〜!!」と、羨望のまなざしでした。

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日本は、うらやましがられる国なのですね。

わたしは、インドのこの、シンプルで、ピュアで、信仰心があり、ハートが温かい国民性が、羨ましいけれど。



彼女たちに、日本の言葉をいくつか教えてみました。

楽しそうに、みんな、練習していました。

教えた中で、一番、盛り上がった言葉。

「あーりーがーとーうー!!!」 を、みんなで叫んだところを、パチリ。

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何度見ても、微笑んでしまう。

(つづく)




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2013年04月23日

インド2013回想記17「聖地巡礼カニャクマリ」


【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


インドの最南端、カニャクマリへ。

ここは、ベンガル湾と、インド洋と、アラビア海の、3つの大海がひとつに交わるところ。

ヴィヴェーカナンダと、マハトマガンディーのゆかりの深い聖地です。

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最南端ですので、見渡す限り、海。

夕陽と、朝日を、両方拝むことができます。

滞在した日数分だけの、朝日と、夕陽を、礼拝させていただきました。

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神聖な気持ちで、沐浴も、ありがたくいただきました。

わたしの、これまでの罪が、清められますように。



人々は、祈る。

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真剣に、祈る。

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なんて、美しいのだろう。

感謝と、感動の波。


(つづく)










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2013年04月22日

インド2013回想記16「食」


【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


インドでの食事は、メインはカレー、または、マサラ味のものです。

基本的に、わたしがインド滞在する時は、フルーツをメインで食べることが多いです。

安上がりだし、自分で切るから衛生的。

それに、女性の一人旅だと、夜は外に出歩かないようにしているということもあったり、

また、インド人男性が、いろんな意味で寄ってきて、面倒くさいときがよくあるので、

できるだけ外食は少なくしています。



そんなわけで、写真に撮ったものだけご紹介です。



イドリーとチャイ。 黒糖やコショウをチョイチョイ、とつけて食べます。南インドにて。

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アシュラムの食堂。 こんなふうに、床に並べて、座って食べます。

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朝食によく食べるやつ。名前知らない。 辛いです。 北インドにて。

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それを、食べるわたし。 

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お野菜は、小さなお店ではこんなふうに売られている。

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ターリー。 カレー定食、というかんじかな。。

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アシュラムでの食事は、そのターリー、こんなバケツで配られます。

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葉っぱに乗ったターリー。 洗わないで済むから楽みたい。衛生的にはどうなんだ?

葉っぱのターリー.jpg



で、それを撮るわたし。パンジャビドレスを着ています。

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サモサや、揚げ物を売っています。 基本的にじゃがいもが多い。

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裏では、老婆が、せっせと作っています。

サモサの老婆.jpg



チャイは、日本のチャイと違って、ただの甘いミルクティーなのです。意外でしょ。

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スパイス、ずらり。

スパイス.jpg



スイカをカットして売るリヤカー。

スイカ屋さん.jpg



お菓子を売っている店。コンビニ的なものなどなく、みんな、こんな屋台的なかんじです。

ムンバイとかデリーとか、都会には、ちゃんとしたお店がありますが、田舎好きのわたしは、こんなかんじがたまりません。

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北インドはチベットが近いので、チベット料理のお店も多いです。

モモ。 チベット風、餃子でしょうか。

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これも、チベット料理。名前忘れました。 チベット風ほうとう?

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(つづく)


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2013年04月21日

インド2013回想記15「聖地巡礼マハーバリプラム2」


【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


マハーバリプラムの遺跡めぐりへ。



クリシュナのバターボール。

クリシュナのバターボール2.jpg



こんな巨大な丸い岩が、こんな不安定な状態で、しかも下り坂の上にあって、

転がりださない、という奇跡の岩。

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クリシュナというのは、ヒンズー教の人気のある神様。

子供のころバターボールが好きだったことから、この岩に見立ててそう、呼ばれている。

クリシュナの母が見た、クリシュナの口の中の宇宙を、私も実は感じていた。

意味が、わかる人は、わかりますよね。



アルジュナの苦行。という遺跡。

アルジュナの苦行1.jpg


いわれは実はよくわからなくて、この写真がそうなのかもわからないのだけれど(笑)

アルジュナは、バガバットギータのなかで、クリシュナとバトルフィールドでの教えに登場してくる重要な人物。

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神聖な気持ちで、一歩、一歩、岩の上を歩きました。

(つづく)






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2013年04月20日

インド回想記14「朝陽のプラナヤマ」


【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】



橙色が徐々に広がっていく水平線。

ちょぴり頭が見えてきたと思ったら、みるみる、大きくなっていく。

生まれたての太陽は、初々しく、まるではにかんでいるよう。

朝日があがる。

今日も一日が始まる。

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朝日とともに行う、早朝のプラーナヤマ。

吸う。 吐く。

インヘイル。 エクスヘイル。

地球の生命を吸い込み、 私の生命を吐いている。

この地球上の、数え切れない人間たちが呼吸をしている。

皆が吐く息は空気中で混ざり合い、それをまた、皆が吸い込む。

そして、空気には境界線が無く、どこまでも、どこまでも続いている。

地球の裏側の人間が吐いた息も、私は吸い込んでいるということだ。

そして、

動物も、皆、呼吸している。

植物も、皆、呼吸している。

微生物さえも、呼吸している。

すべての生きるものが吐き出した空気を、すべての生きるものがまた、吸い込んでいる。

Never be alone.

私たちは、すべて、ひとつなのだ。

紛れも無い、事実。

満ち潮のような感動が、静かに胸の奥を満たしていく。


(つづく)


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2013年04月19日

インド回想記13「海沿いの町での日記より」



【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】



(海沿いの町マハーバリプラムに滞在中に書いた日記の一部です。)


なんだか、久々の「自由ムード」。

ここは、海沿いの町。

誰も彼もが、海の風に吹かれて、こうだとおもう自分とお別れしている。

「わたし」という「仮面」を脱ぎ捨てている。

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わたしが、日本人であることさえ、

意味をなさなくなる。

「わたし」はただの「わたし」でいれる。

なんて、心地がよいのだろう。



海鳥が哀愁を歌ってる。

キミは日本を知っているかい?

湘南の海に飛んでいる彼らとは、

きっと、違う感性を持っているのだろうね。

mahabalipram3.jpg



昔々のことを思い出すと切なくなるけれど、

それを承知で、思い出してみたりする。

すると、やっぱり、切なくなる。

泣いちゃおうかな、なんて、思ったりする。

でも、泣かない。

それは、済んだことだから。

泣く必要がないのだ。

いま私はここにいるのだから。



インドでは、いちいち、なにを食べても辛い。

そりゃあ、もう、辛いなんてもんじゃない!

でも、それを

いちいち、「辛い!」と文句を言っているのが面倒くさい。

仕方がないのだ。

ここでは、それノーマルなのだから。

インド人に言わせれば

「えっ!?こんなに配慮したのに、これでも辛いのか!?」

というところだ。



でも、基本的には、インド人は「いい人」。

ひとりのわたしを、さりげなく気にかけてくれたりする。

その、さりげなさが、とても嬉しい。

インドが、どうしようもなく好き。


(つづく)

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2013年04月18日

インド回想記12「聖地巡礼マハーバリプラム」





【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


南インド、ポンディチェリーからバスで2時間くらいでしょうか。

海沿いの町、マハーバリプラム。

とてもちっちゃな、素敵な町でした。

ここで、わたしが巡礼させていただきたかったのは、海岸寺院。

海岸寺院3.jpg

その名の通り、海岸沿いに立ち、海と陸を両方見つめ続けた寺院。

海岸寺院2.jpg


潮風を浴び続けたその壁面の彫刻は、かなりもろく、崩れ落ちていて、長い年月を感じさせます。

青い空と、広い海をバックにそびえる寺院は、とても素晴らしく、これまでの歴史が、わたしのハートにしみ込んできます。

すべてを体験して、見守り続けたこの寺院と、同じ空気をすい、手のひらで味わい、歴史を感じました。

合掌

海岸寺院.jpg
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2013年04月17日

インド2013回想記11「聖地巡礼オーロヴィル」


【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


南インドのポンディチェリーという場所を訪れました。

ここは、オーロビンドという聖者を信仰する町。

ヨーロピアンな町並みは、フランスが支配していた歴史があるためだそう。

とても、インドとは思えない、素敵な町でした。

pundicherry街並み.jpg

聖者オーロビンドのアシュラムは、インドによく見られるヒンズー教らしいカラフルな建築ではなく、

とても落ち着いていて、こじんまりとしたヨーロッパのお城のような感じでした。

聖者オーロビンドの母親はフランス人だったことから、とてもオシャレな雰囲気です。

このアシュラムにて、瞑想をさせていただきました。

激しい・・・・という感じはなく、とても、まったりとゆるやかなエネルギーが、でも確実に、確かに、強く感じられました。

とても、平和なエネルギーでしたので、瞑想中、わたしは満たされて、ふわふわ、漂うような気持ちになりました。

インドのアシュラムは、それぞれ、エネルギーの感じかたが違います。

とても、興味深いです。

pundicherry花売り.jpg

ポンディチェリーは海沿いの町。

先日見た素晴らしい映画「ライフ オブ パイ」の主人公の住む街です。

朝日をみに、海岸へと行きました。

潮風を浴びて、海の鳥の鳴き声を聞き、わたしは、溶けて消えてしまいそう。

このまま、心は、風に乗って世界に広がっていけばいいのに。


pundicherryアイスや.jpg



ポンディチェリーからバスで少し移動した場所に、オーロヴィルという瞑想ホールがあります。

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聖者オーロビンドが設立したものだそうです。

中には、大きな水晶が置かれ、みなそのホールで瞑想をしているそう。

auroville2.jpg

エネルギーの波動がよいので、たくさんのかたが覚醒され、高次元とコネクトするそうです。

わたしがいつも瞑想のときに感じる感覚・・・・・それが、このオーロヴィルではどんなふうになるのか、

とても興味があったので、ぜひとも中で瞑想させていただきたかったのですが、

一日につき限定された人数しか入れないらしく、5日先まで予約がいっぱいでした。

残念でしたが、そうだよなぁ、と思いました。

聖者オーロビンドの、熱烈な信奉者だけが、入ったほうがよいと思います。

そういったよいエネルギーの場所を、興味本位で、信者でもないものが入って、乱してしまうのはよくないですね。

この流れに、納得です。

自分の思い通りになることだけが、物事にとって、良いことではないのです。


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早朝と、夕暮れ。

海沿いの大きな石の上に座って、風が肌を冷やしていくのを感じました。

わたしは、自分の生きている意味を知りました。


(つづく)








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2013年04月16日

インド2013回想記10「聖地巡礼サルナート」



【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


お釈迦さまが、一番最初に説法を説いた場所。

北インドのサルナートにやってきました。

sarnath寺院.jpg


ここは、チベットのかたもたくさん見られ、日本人と似た顔のかたがたくさんいらっしゃいました。

sarnathbudha.jpg


小さな町だけれど、本当に、人々が素敵です。

気さく・・・・というか、明るい感じではないのですが、

落ち着いていて、そして、しっかりとしている。

静かなんだけど、強い。

派手ではないけれど、とても思いやりがあって親切。

日本みたいだなぁ、と思いました。

sarnath親子.jpg


フォートでは、中国人の熱心な信者さんが、芝生に座ったり、フォートの前に建ったりして、一心不乱にお経を唱えていました。

たいてい、団体で来ていて、リーダ的な人が指揮をとり、頭をフォートにつけたり、金箔をお供えしたりして、真剣に祈っていました。

sarnathfort.jpg


滞在させていただいたのは、日本の仏教のお寺さん。

そこに2泊させていただきました。

ご本堂のパワーのすごさに、一歩足を踏み入れただけで、身体がぐわーっと引き上げられました。

お隣には立派な仏舎利塔があり、毎朝、毎夕、お経を唱えます。

仏舎利塔も、エネルギーが清らか過ぎて、わたしの魂が震えるのがわかりました。

ああ、ずっと、ここに住ませてもらいたいな、と、真剣に考えたほど。

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朝のお経のときには、近所のことどもたちがプラサード(お菓子)を貰いにきます。

きちんと、列を作って並んで、とってもかわいいです。

貧しい子供たちなのでしょう。

着ている洋服もほつれていたり、よごれていたり、靴下は穴だらけで、指どころか、かかとも大きく出ていました。

でも、子供たちの目はキラキラしていて、純粋そのものです。

幸せが溢れています。

日本の子供たちは、どうなんだろう。

お金や、物質に恵まれているということは、必ずしも幸福とは、つながらないのだな。

sarnath孫と犬.jpg


聖地では、みながそれぞれ、自分の霊性を高めるべく、神聖な気持ちで祈っています。

その、神聖な波動が、土地を浄化していくのでしょう。

人々は、とてもピュアで、神とつながっていました。


(つづく)


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2013年04月10日

インド2013回想記9「聖地巡礼クンブメーラ」


【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


無事、修行を終え、ヨーガマスターの称号をいただいたあと。

2週間の巡礼の旅に出ました。





世界最大の宗教の祭典と言われる「クンブメーラ」。

今回のクンブメーラは北インド。

ヴァラナシからバスで3時間くらいのアラハバードという場所で行われました。

想像を絶するほど大きなサドゥの祭典です。

人々は、先を争って、ガンジス河で沐浴をしようと興奮しています。

sangam人々.jpg

押し合いへしあい、の中で圧死ししてしまう人もたくさんいます。

そんな場所で。

地理がよくわからず、場所がよくわからず、

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通行人に道を聞きながら、

ポリスマンに道を尋ねながら、

バクシーシ(施し)をねだられながら、

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いろんなものを売りつけられそうになりながら、

ただひたすら、聖地で沐浴したいという願いを抱いて、行ってきました。



聖なる川には、お花や火を流す習わしがあります。

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わたしも、ガンジス川に来るたびに、葉っぱでできた小さな子船に、お花やろうそくの火をともして、それを流します。

それをみるだけで、心の奥底から、感動で震える波が湧き立つのがわかります。

インド人だった過去世の自分が、蘇るのでしょうね。




ここは、3つの川が交わる場所。

サラスワティー川、ガンジス川、ヤムナ川。

SANGAMといいます。

sangam3.jpg

その聖地では、たくさんの一般の方たちが沐浴をしていました。

わたしも、サリーのまま。

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わたしはなぜか、どこにいっても、インド人に好かれます。

みんな、話しかけてきてくれます。

嬉しいです。

沐浴中も、川に入ってすぐ、女性たちがニコニコしながら話しかけてきてくれて、

沐浴のやりかたなんかを教えてくれます。

「キュート、キュート、ナイス サリー」

と、わたし、大人気でした(笑)

写真もいっぱい撮られたりして、スターな気分(笑)

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ガンジス川は日本人が入ると病気になるといわれていますが、

わたしは、まったく大丈夫でした。

頭のてっぺんまで、しっかりと5回、もぐりましたから、

おそらく、少しくらいは口に入って飲んでますが、大丈夫でした。

「わたしは、絶対病気になるわけがない!」

という強い気持ちでした。

ひとは、心に思い描く通りになりますから、大丈夫だと思えば、大丈夫なのですね。



結局、期待してたサドゥたちは見ることができませんでした。

場所がちょっとずれていたみたいで、どこに行ったらいいかわからず、そして、滞在先が少し遠かったため、夜が更けるまえに帰りたかったので、時間もあまりありませんでした。

また、次回、クンブメーラに来れたときにサドゥ達をみれることを期待して、今回は、沐浴ができたことを喜びます。

わたしの悪いカルマは浄化されたことでしょう。

これから、良いカルマだけを積んでいきたいです。


(つづく)











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2013年04月09日

インド2013回想記8「時間と空間」



【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


今もまだ、目を閉じるとすぐに、インドに戻れます。

ひとりでアーサナを実践する時、目を閉じていると、インドの空気の中にいます。

ひとりで行う早朝の呼吸法の実践のとき、まるで本物かのように、あの時のとなりの仲間の気配を感じます。



時間というのは、あって、ないようなものだと、私は感じています。

わたしは、いつでも過去に戻れるし、いつでも未来にも行けれる。

時間は、ゆっくりと刻むこともできれば、駆け足で過ぎ去っていくこともできる。

時間は、変わりゆくもの、変化するもの。

誰かに、「時間」という概念として名前を付けられたもの。



空間というのは、あって、ないようなものだと、私は感じています。

わたしはここにいるけれど、いつでも、心はインドへ飛んで行けれる。

わたしはインドにいたけれど、いつでも、日本に思いを馳せることができる。

わたしは、この部屋の中にいて、いくら壁があったとしても、結局は隣の部屋とは空気で繋がっている。

わたしは、地上にいるけれど、空の彼方は宇宙に繋がっていて、この空間の中ではここも、宇宙も、ひと続きだ。



風は、吹いています。

それは、想像ができないほど遠くから来ているのでしょう。

日本を通り越して、外国から来ているのかもしれない。

わたしが腕を振り回せば、その波が、新たな風を作るきっかけとなるのかもしれない。

国境という名前がつくものがあるけれど、風には国境がない。

空気にもない。

実のところ、地球にもない。

結局、誰かが、人間が住みやすいようにという理由で、テリトリーとして、名前を付けて区切ったにすぎない。

そして、それは、名前が変わったり、場所が変わったり、ルールが変わったり、

どんどん、変化していくものです。



コロコロと変わるものは、真実ではない。

変化していくものは、本物ではない。

不変なるものこそ、ピュアなものであり、

自分の中にある、不変なるものになること、こそがヨーガ。

そんなことを、奥深いところでダイレクトに感じたインドでした。

修行をしていくにつれて、わたしは様々なことに、気付いて行きます。

それはやはり、変わらないもの、不変なのです。

(つづく)


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2013年03月31日

インド2013回想記7「上級プラナヤマ」



【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


今回の、インド修行で一番といっていいほど、変化がおもしろかったのが「プラナヤマ(呼吸法)」の実践でした。

毎日、毎日、1時間、または1時間半、実践しました。

本当に、毎日、毎日、すごい変化。

わたしは、確実に、いろんな意味で、超えました。



鳥になろうと思えば、鳥になって大空を飛べたし

風に親しみを伝えれば、風が乗せてくる「声」が聞こえたし、

木々を愛しく見つめれば、その木々のこれまでの経験が感じられたし。



すべてのまわりの人々は、わたしの子供かのように

とても愛しくて、愛しくて、

一分、一秒が、本当に、尊くて、尊くて。



わたしは、ここにいるけど、でも、ここにいない。

違う次元にいるのだけれど、肉体はここにある。

重力というものが、なくなってしまったのか?というほど、軽い。

心は、果てしなく広がり、そして、自由。

そんな感じ。



・・・・・と、

文字で書くと、なんだかヘンテコで、

頭がおかしいと思われてしまうので、

遠くから、匿名希望で見ている・・・・というかたではなく、

わたしのオーラの中に入ってきてくださる方々、

わたしの近くに来てくださり、経験というエネルギーを、受け取ってくださる方々に、

直接、詳しくお伝えすることにします。

だから、恥ずかしがらないで、躊躇しないで、近くにどうぞ。



でも、口で説明するのは、とても難しいのだけれどね。

あなたにも、体験してもらいたいな。


(つづく)

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2013年03月24日

インド2013回想記6「ありがとうの太陽礼拝」


【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】



大切な、大切な、私の時間。

わたしの肉体と、ともに時を分かち合う。

こうして、体を動かすことができること、

その、時間を持てること、

大好きなインドで、神聖なエネルギーを感じていること

どこにいても、なにをしても、いつも大いなる力を感じること、

すべてを手放して、シンプルになると

「それ」は、「愛」だということ、



大切な、大切な、私が生きる時間。

太陽礼拝の、ひとつ、ひとつのポーズの位置で、

「ありがとう」と、心の中で言いました。

肉体に、

この時間に、

インドに、

サポートしてくれる家族に、

ともに時間を共有し、よい波動を増幅している仲間に、

ここまで導いてくれた力に、

そして、

いつも、愛されていることを気づかせてくれる宇宙に。



太陽礼拝は、毎日、毎日、トータルで一日100回近く、やっていたかもしれません。

その、一回一回、ひとつひとつのポーズの位置で「ありがとう」を心で言いました。

わたしの、細胞に、「ありがとう」がしっかりと染み渡りました。

わたしのエネルギーが、感謝の色に満たされました。

生きているこの世界は、すべてが感謝になりました。

インドは、わたしにとって、ミラクルです。



「ありがとう」の太陽礼拝。

いまも、実践しています。

本当に、本当に、生きていることがありがたいです。

「ありがとう」で

いつもの時間が、尊い時間になります。


(つづく)


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2013年03月22日

インド2013回想記5「ヨーガ漬けの日々」


【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】



インドのシヴァナンダアシュラムでの、わたしの生活

毎日、毎日、よくがんばりました。



4:00 起床

4:30 シャワー(水です)とジャラネティ(鼻うがい)

5:00 上級プラナヤマ実践

6:00 サットサンガ(瞑想とチャンティング)

7:45 ベーシックアーサナ

9:00 解剖学講義

10:00 ブランチ

10:30 カルマヨーガ(お掃除)

11:00 宿題、予習、復習

12:00 ラージャヨーガスートラ、サンスクリット語講義

13:30 仮眠

14:00 ヴェーダンタ講義

15:30 家族に電話

16:00 アドバンスアーサナ

18:00 ディナー

18:30 テンプルでプージャ(祈り)

19:30 シャワー(もちろん水)

20:00 サットサンガ(瞑想とチャンティング)

22:00 就寝


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2013年03月21日

インド2013回想記4「再会」


【2013年1月〜2月のインド修行・巡礼の回想記です】


まるで、さなぎから蝶になったような気分。

そのサポートをしてくれた、見えない大いなる力に感謝をして、

幸福に溢れんばかりの新しい世界のまま、ヨーガ修行のアシュラムへと向かいます。

そこから行くには、タクシーで3時間かけて空港に行き、飛行機を二回乗り継いで、さらにタクシーで1時間30分の場所でした。



約束をしていた友人のタクシ−ドライバーが、迎えに来てくれました。

彼と友達になってからは、道のりがとても楽しい。

本当に誠実なかたで、笑顔がチャーミング。

彼は英語が上手なので安心です。

お迎えに来た彼がわたしに一言。

「Can I say something?」

「yeah?」

「I don't know why, you are very beautiful today.」

はにかみながら彼はそういいました。

わたしの目に見えないところの変化を、スピリチュアルな目を持った彼は、敏感に感じ取ったのでしょうね。

そう言われて、嫌な気分になる女性は、いないですね。 シンプルに嬉しい。





南インドの、ヨーガアシュラムへ。

また、ここに、戻ってこれたこと。

こうして、わたしがここでまた、学ぶことができること。

なんのトラブルもなくたどり着き、インドは私を受け入れてくれること。

もう、わたしは、喜びの絶頂でした。

踊りだしたい気分。

なんて、幸福感なんでしょう!

生きていてよかった! いままで生きてきた人生の中で、一番、幸せ!



アシュラムに到着し、懐かしい仲間にも何人も出会い、歓喜の声とともに、強く強くハグをしました。

遠いところで見つけた仲間には、投げキッスをしたりして。

いつものわたしの「冷静なキャラクター」とは、まったく違った、「無邪気なわたし」の存在に、自分でも驚きました。

もう、二度と会うことはないだろうと思っていた、異国の友人と、またこうして出会うことができ、奇跡を感じます。

愛が、どんどん、溢れてきます。

とっても、とっても、幸せで、もうコントロールができません。



これから1か月お世話になるベッドの場所に荷物を置き、荷ほどきもせずに、外に飛び出しました。

高く、青い空を見上げて、両腕を広げ、くるくる くるくる とまわりました。

世界がまわり、わたしもまわり、そして、ぐにゃぐにゃになって、ひとつになっちゃう。

わたしなのか、世界なのか、これは肌なのか、それとも空気なのか、全部、ひとつにかき混ぜになっていきます。

「ワンネス」

なんて、なんて、幸せなんだろう。



アシュラム滞在の初旬は、こんなふうに、幸福すぎて、いつでも歌ったり、踊ったりしていました。

本当に、いつものわたしのキャラクターではないですね(笑)

なにもかもから、解放されていました。

すべてはわたしで、わたしはすべて。

人々は、みんな、わたしの子供かのように、愛しくて、

植物や自然は、みんな、わたしの母かのように、ありがたくて、

なにもしていないのに、幸福すぎて涙が出てきます。

これが、至福、歓喜。

もう、何にもいらないや。

この「わたし」でずっといれるなら、なんにもいらない。

果てしなく続く、自由。

わたしの今回のヨーガ修行は、素晴らしいスタートを切りました。

さなぎから蝶になり、こころは自由自在に羽ばたいていました。


(つづく)


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2013年03月20日

インド2013回想3「Unconditional LOVE」


【 2013年1月〜2月 のインド修行・巡礼の回想記です】


早朝。

まだ、日の出前でした。

ベッドの上で目を開けた瞬間に、もう、熱がさがったことがわかりました。

起き上がる前に、世界が、ガラリ、と変わったことが、確信を持ってわかったのです。

私は、変容の過程を越えたことを感じました。

ベッドから、足をおろすと、まるで、わたしが足を置いたその場所から、ポンポンと、はじけるようにお花が咲いて、

それが、足元からみるみる、広がって、周囲がカラフルになっていくような気がしました。

なんの飾り気も無い、アシュラムの一泊約50円のお部屋は、決して清潔とは言いがたく、

グレーのシンプルなお部屋だというのに、その日のわたしにはとても、美しく見えました。

8人部屋のドミトリーのそのお部屋には、簡素なパイプベッドが8個、置いてあるだけです。

ルームメイトは、ロシア、リトアニア、マレーシアのかたたち。

あまり、英語がしゃべれない方たちだったので、少ししかお話しをしていなかったのですが、

彼女たちの顔を見るだけで、その源とひゅるり、とつながって、わたしは幸せになり、とても愛しく感じました。



本当に、世界が変わった気がしました。

見るものすべてが・・・・、どんなものでも、本当に、すべてが輝いていました。

愛にあふれ、すべてのものから、愛を感じ、

そして、わたしも、すべてのものに、愛を与えていました。

まさに 「ワンネス」 を体験していました。

境界線などいっさい無く、すべてはひとつ。

わたしは、それに溶けてしまったよう。



・・・・・なんて素晴らしいんだろう、世界は。

わたしが変われば、世界はこんなに輝いて、愛に溢れているんだ。



道に座って、わたしに手を差し伸べ、小銭を欲しがる女性にも、

愛しさがこみ上げてきて、抱きしめたくなる衝動に駆られました。

どんな服装をしても、どんなに汚れていても、魂は純粋でとても尊く感じられました。

朝のダルシャンが終わり、プラサードとしていただいた、白と黄色の新鮮なお花を、

その女性の真っ黒な顔の前に差し出しました。

彼女はゴツゴツした指でそれを受け取り、大事そうに、自分の頬につけBlessingします。

そこから、真っ黒な彼女の頬が色づいてほんのりピンクになり、彼女全体がキラキラと輝きだしたように、わたしには見えました。



いじわるなオートリクシャのおじさまにも、無愛想なインドの店員にも、大きな声で悪態をついている西洋の太った女性にも、

わたしの心はまったく同ぜず、愛に溢れて彼らを見ることができました。

みんな、本当は純粋なのだ、それが、説明のつかないところで伝わって、理解できる。

世界はこんなに、幸福で、愛に溢れているのです。



ひとは、自分で、自らの目にサングラスをかけてしまうのかもしれない。

その、サングラスをはずしてしまえば、こんなに、こんなに、世界は輝いている。



今回のインドでの、一番最初の「生まれ変わり」でした。

わたしは、今まで生きてきた人生の中で、一番、幸福だ・・・・・!と感じていました。


(つづく)

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2013年03月18日

インド2013回想記2「ゆらゆら」


【2013年1〜2月のインド修行、巡礼の回想記です】


わたしは、ゆらゆらとした中にいた。

少し、熱が上がっているようだ。

でも、病気ではないことはわかっていた。

私自身の深いところというか、高いところというか、本質のところのエネルギーレベルが変わるときは、熱が出ることがある。

変化のときを証明している、アグニ(炎)だった。



ヨーガの修行に入る前に、ある場所に数日滞在した。

そこは、インドに来るたびに訪れる、わたしの起源ともいうべきアシュラム。

わたしの霊性の気づきの「スタート」を促してくれた場所だ。

初めて訪れたときは、わけがわからないまま、涙が止まらなかった。

あれは、何年前のことだったか。

心の奥深いところが、慈愛のエネルギーに振動して、その震えがいつまでもとまらなかった。



わたしは、ゆらゆらとした中にいた。

思考が、とても緩やかだった。

まるで、断食をしているときのよう。

頭の中が静かになる分、意識がクリアになり、直感が鋭くなる。

熱のため、体がいつもよりも少し重く感じたので、

ゆっくりと、ゆっくりとしか、歩くことができなかった。

そう、

歩みを遅くして歩く、ということが、必要なときだったのだ。

ダルシャンにいく、瞑想をする・・・・・というだけの力だけが、与えられていた。

それ以外のことは、しなくてよい・・・・ということなのだ。

そのための、必要な熱。

そう、

どんなにネガティブにみえるものでも、人生には不必要なものなど、なにもない。

みな、あるべくして、起こること。

しかし、一般の人は、すぐに「感染症」だと疑うのだろう。

でも、そうではないことは、わたしの深いところで確信を持っていえる。

この、聖地であるアシュラムでは、必要なことが、必要なときに、必要なぶんだけ、起こるのだ。

こうして、余計なことを考えるエネルギーを与えらなかったことで、

ただただ、瞑想する、自分の内に向く、ということだけに、しっかりと集中できた。

この肉体の変化も、私には嬉しかった。

わたしは、迎え入れられたからこそ、こうして、変化を与えられている。

そう、

とても、ありがたかった。



日本を出発する前日に、あるかたに教えていただいた、特別なタロットカードを引いてみた。

その時の私に、とても、ピッタリのカードを引いてしまった。





「熟すこと」 (かなり省略しています)

あなたは宇宙のスピリットに入る。

あなたは大海と一つになる。

今が常にその時だ。

そして、実は常に熟している。

あなたは勇気を出して、自分の内なる森へと入っていけばいいだけだ。

機は熟している。

あなたがすることは、リラックスし、それが起こるのを喜んで迎えるということ。

特別な用意や努力をする必要はない。

すでに機は熟しているからだ。






そう。

わたしは、風がそよぐように、とてもナチュラルに、それを受け入れるだろう。

まるで、

熟した実が、自動的に枝から落ちるように、

ごく自然に、あるがままで、身を任せて。



私は、ゆらゆらとした中にいた。

それは、とても心地よく、水の中で脱力をして、プカプカ浮いているような感じだった。

とても気持ちがよい。

わたしは、いつも、守られていること、導かれていることを、

頭ではない、もっと深く、大きく、大切なところで、

安らぎとともに感じていた。

とても、幸福だった。


(つづく)

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2013年03月13日

インド2013回想記1「出発」

インド。

わたしは、インドにいると、どうしてこんなに自然にいられるのだろう。

これは、インドだからなのか、はたまた、日本から離れているからなのか?

ためしに、10年前にオーストラリアにいたときのことを考えてみる。

あのときは、楽しい・・・というよりも、なにかを見つけたくて、もがいていた気がする。

ためしに、マレーシアで働いていたときのことを考えてみる。

あのときは、鳥かごから出たくて、出たくて、苦しんでいた気がする。

ためしに、ヨーロッパに滞在していたときを思い出してみる。

あのときは、建物や景色のすべてが新鮮で、とても素敵だったけれど、よその国・・・という感じはぬぐえなかった気がする。

ためしに、これまでに訪れた、たーくさんの国について考えてみる、

どこも、刺激的で、世界中の人と話し、文化を共有し、心を開き、わたしの世界を広げてくれたが、やはり、「my home」的な気持ちはなかった気がする。

インドは、やはり、わたしの故郷なのだろう。

魂が、どうしようもなく、求めているのだ。



インド行きの飛行機の中で見た「ツナグ」という日本映画。

心の奥深いところに、ずんずんと響いて、ひとりで号泣してしまった。

この地球上で、人間として生きていくことは、苦しく、そして、とても美しい。

「矛盾」と、「葛藤」は、私たちの人生に、きっとすでに、セッティングされたシナリオなのだ。

それがあるからこそ、私たちは学び、そして、成長していくことができる。

なんて良くできたシステムなのだろう、人間は。

映画の中の、心に残るフレーズ。



「目に見えてるものだけが真実じゃない。本当に大切なことは、心でみるんだ」

「心で?」

「自分の心だ。そうすれば、本当に大切なことが見えてくる。」



また、もう一度みたい、と思う映画だった。

この、映画をチョイスした、わたし。

とても、意味深い。



さあ、インド。

わたしの、10回目のアニバーサリーのインドへ。

(つづく)


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2013年03月02日

got back to Japan



昨日の午後、日本に帰国しました。

2か月ぶりの我が家。

でも、

なんでしょうか、この、感情の波のなさは。

まるで、先週、家を出たかのような、いたって普通の感覚。

山梨と東京をいったりきたりしている、いつものように、

つい、先週家を出て、そして、帰ってきました。というかんじ。

なんの、センチメンタルも、感動もありませんでした。

本当に

つい一昨日まで、インドにいたのが、夢の中の出来事だったような感覚。

あの、

暑くて、

ほこりっぽくて、

人間のラジャシックなエネルギーと、

神聖なサトヴィックなエネルギーにあふれ、

人間も、文化も、空気も、喜怒哀楽が激しく、

愛しいのだけれど、憎たらしいようなインド。

わたしの第二の母国、インドにいたのが、

まるで、幻だったかのような感覚。



日本に戻ってみて、インドとのギャップがとても激しすぎて、

いろんな想いが、交錯して、胸の中が複雑です。

どうにも言葉にならないので、ブログにもなんて書いていいやら。

この感覚は、言葉にできないのです。



帰国して、まず感じたのは

日本は、

なんだか、居心地がよくないな・・・・・と、感じました。

人間も、町並みも、システムも。

その理由は、説明できないのだけれど。

奥深いところで、私だけが納得できる感覚なのです。



でも、やっぱり

洗濯機で洗濯できることとか、

お風呂やトイレが綺麗なこととか、

トイレットペーパーがあることとか、

浴槽でお風呂に浸かれることとか、

お風呂でお湯を使えることとか、

停電がないこととか、

いつも懐中電灯を持ち歩かなくてよいこととか、

水道の水が飲めることとか、

水道が止まらないこととか、

ほこりっぽくないこととか、

電車に乗っていていも警戒しないで済むこととか、

時間通りに電車がくることとか、

道に人間が少ないこととか、

道に落ちている排せつ物をよけなくて済むこととか、

お布団にいる虫の心配をしないで済むこととか、

きちんと枕が使えることとか、

値段交渉しないで買い物ができることとか、

などなど、

やっぱ、日本は平和で安全で居心地がいいなぁ・・・・・と、感じることもあり。



とても複雑。

でも、すでにインドがたまらなく恋しいです。

インドに、すぐにでも帰りたいなぁ、という心の声。

その声に従いたいという思いと、家族や生徒さんがいてくれる日本に留まろうという心の声と、

その両方を、客観的に、冷静に、聞いています。



もうしばらく、気持ちを戻して、

ブログアップしていきます。

待っていてくださったかたがた、ありがとうございます。

日本は、やさしく、わたしを迎えてくださいました。

何人かのかたからメールをいただきまして、

嬉しいメッセージ、とてもありがたくて、胸が熱くなりました。

本当に、ありがとうございました。

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2013年02月26日

kanyakumari



インド最南端の地、カニャクマリにいます。

インド洋と、アラビア海と、ベンガル湾の、3つの海が交わるところ。

素晴らしいホリープレイスです。

神々しい朝日に歓声を上げ、

満たされた夕日のなか、沐浴をしました。

ここにこれて、本当によかった。

合掌



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2013年02月19日

Mahabalipram



ポンディチェリーとチェンナイの中間にある

「MAHABALIRAM」という場所にいます。

海沿いに立つお寺と、石の遺跡がメインの小さな町です。

田舎はいいです。

人間に悪意が少なくて、疲れなくてよいです。

インドでも日本でも、都会となると、いろんな人間の波動が入り混じっているので

いろんな意味でとても複雑です。

ここでは、インド人の友人がヨガスタジオを開いているので、今夜、そこでクラスに参加させてもらいます。



明日、チェンナイにバスで行き、そこからデリーに飛行機で飛んで、翌日は、世界最大の宗教のお祭りといわれている「クンブメーラ」に行ってきます。

運がよければ、ガンジス河で沐浴ができるかな。



日本では、ほとんど炭酸飲料は飲まないのだけれど、インドに来るとどうしても欲しくなります。

お気に入りの「Limca」という、レモンソーダを飲みながら、猛暑の南インドからのアップです。

明日から、北インドに移動するので、寒いのだと思います。

ああ、インドは落ち着く。

本当に、インドに住めることになったらいいな。

それではまた明日。 アップできると思います。



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2013年02月18日

排毒かな?



数日前から、顔が腫れています。

まあ、もともと、ぽっちゃり丸顔なのだけれど、

いまは、パンパンになっちゃって、アンパンマンみたい。

笑うと、顔がちょっと痛いくらい(笑)

いま、写真は撮られたくないなぁ、というかんじ。

排毒ですね。



さて、今いる場所、pondicherryは、オーロビンドという聖者の町です。

インテグラルヨーガのかたですね。

でも、アーサナをするヨーガではないのです。

それは、小宇宙と、大宇宙のヨーガ(結合)であり、

私は、そこを求めているのです。

ニャーナヨーガですね。



ATTCの期間が終わり、やっと、きつく厳しい拘束から解放されました。

少しずつ、頭が戻ってきて、日本のことを考えられるようになってきました。

今回、たくさんの経験の中から、とても大きな変化を感じられたのがプラーナヤーマでした。

日本に戻ったら、連続講座として開講しようと考えています。

予定では・・・・

「実践プラーナヤーマ初級サーダナ」
3/22(金)〜26(火)と、
4/5(金)〜9(火)の、
いずれも連続5日間で、6:30〜7:30 天空の森山梨アシュラムです。

もうしばらくしましたらHPに載せて確定しますので、

ご興味のある方は、予定を空けておいてくださいませ。

定員5名となります。

ピンと来た方は、先行お申し込みしてくださっても大丈夫ですよ。

プラーナヤーマは実践すること、継続することで効果、変化が現れます。

知識だけ持っていても、だめなのですね。



いまここでは日本円で一泊70円相当の、アシュラム系のドミトリーに宿泊しています。

いやー、それはもう、想像を絶する汚さですよ、きっと、日本の皆さんには。

トイレも、お風呂も、ベッドも、やばいです。

ベッドには小さないも虫?みたいなのがピョンピョン飛んでいました。

夜、寝ていると、猛烈に体がかゆくて、目が覚めます。

でも、慣れっこです。

どんな場所でも、私自身さえ清らかでいればよいのです。

でも、残念ながらここではプラーナヤーマの実践はできません。

清らかな環境でやるのが、ベストなのです。

よし。

明日は断食してみよう。

毒がどんどん、出ますように。





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2013年02月17日

ヨガマスターになりました。



無事、試験にも合格し、ヨガマスターになりました。

資格は、これまでもたくさん持っていたので、肩書きがほしかったわけではなのですが、

でも、無事終了して、認められるのはとても嬉しいです。

一緒にがんばった仲間とも、涙涙のお別れをして、新しい第一歩を踏み出しています。

昨夜、夜行バスで7時間くらいの、ポンディチェリーという場所に来ました。

瞑想のエネルギーがすごいという、オーロビルという場所に行きました。

毎回思うのですが、インドに来るたびに、わたしのエネルギーがアップしています。

すごいです。

前回よりも、またその前よりも、明らかに違う。すごい。



また、時間があるときにゆっくりとレポートを書きたいと思っていますが、

クンダリーニが覚醒し、とても素晴らしい経験をしました。

光がとても強くなりました。

ソウルが共鳴する、素晴らしい人たちともご縁があり、めぐり合い、

魂の喜びを交換して増幅しました。

ひとまず、停電になる前に、アップします。

それでは、また!




4月から、第五期ヨーガ指導基礎講座 開講します。
詳細はHPをご覧ください。
http://yukismyogaism.jimdo.com/



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2013年02月01日

人生はプラクティス


借りた電波で、クイック更新です。

とってもハードな毎日です。

肉体も、頭も、心も、ハードです。

上級のプラナヤマ(呼吸法)は、肉体にも、精神にも、いろんな影響を与えます。

どんなときでも、ポジティブに、笑顔を維持して、行くための修行かな、これは。

執着を手放す。

誰にも、そして、どんなものにも依存しない。

すると、真なるわたしがいる。

執着なのか、愛なのか、それを考えると、わからなくなる。

わからなくなるのは 「fear(恐れ)」のせいだからだそう。

インドにいると、わたしは宇宙になる。

インドに10回も導かれるということは、わたしはインドでやるべきことがあるということ。

でも、日本人として生まれたということは、わたしは日本でやるべきことがあるということ。

いまはもっと、インドにいたい。

いるべきだと思う。

地球に生まれてきた、私の魂の叫び。



厳しい毎日のなか、美しいソウルメイトたちと巡りあえ、

わたしは、いろんなことに、気づいて、

そして、「それ」と繋がっていく。

なんにも、いらない。

すると、すべてを、持っている。






posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド 2013,1~3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月25日

ashram life in madurai


なんて、幸福なんだろう。

ハートのチャクラが開いています。

そして、そこからあふれ出す愛が、どんどん広がって、地球を包んでいます。

わたしは、とてもとても、幸福に満ち、満ちて、満たされて、

もう、肉体がなくなって、消えてしまいそうなほど。



sivananda Yogaashram では、朝4時起床から始まって、22時就寝まで、

もう、トイレに行くのも駆け足になるほど、みっちりと拘束されています。

ほかの事を考える暇がないほど、ヨガにどっぷりつかっています。

今日は、朝8時〜夕方18時まで、自由の日。 週一日ある、休息の日です。

バスで1時間くらいのところのタウンにやってきました。

アシュラムは、ほぼ、森の中といってもいいくらいの遠隔地にあるので、まわりになにもなくて、ネット電話もつながらないので、今日やっと、メールチェックです。

たまってるのかな〜、と気になっていたメールですが、以外にもほとんどなくて・・・。

なんだか拍子抜けでした。

日本にいるときは、たくさんメールをいただくので。



そうなのだ。、

わたしがいなくても、地球はまわっていくのだ。

使命だと思っていたことさえも、執着だったのかもしれない。

そう、改めて思いました。

執着が、どんどん、どんどん、なくなっていきます。

手放す、手放す、持ってるものを、どんどん手放す。



「なにも、持っていない。でも、すべて持っていて満たされている。」

これが、vedanta の考え方。

beautifulです。 ヨガは素晴らしい。



毎日、毎日、肉体的にも、ビシビシ、しごかれています。

わたしの生きる時間を、最大限に拘束されています。

学ぶものを、山ほどあって計り知れません。

しかも、全部、英語だから、大変。

でも、

わたしは、こんなにも幸せです。

生きていて、、、ここまで生きてきて、この、いまのわたしの人生の中で、

こんなに満たされていることはあっただろうか。

どんなに肉体的に、時間的に拘束されていても、

わたしの心は、青く高い、大空を舞う、鷹のよう。

すいすいと、羽を大きく広げて、飛んでいるようです。

心は、自由なのです。



「しっかり修行するぞ。」

「きちんと学ぶぞ」

「わたしは、真剣にヨーガに生きているのだ!」

・・・・・・という気持ちさえも、執着だと気がついた。

そこから、解放されたのです。

しっかり学ぶぞ!・・・と思うことさえも手放したら、

そう、勢いづいていたときよりも、いらない力みが抜けて、

結果的に、とてもよい学びをさせていただいています。

それも、わたしにとって、いらないものだったのですね。

ああ、なんて、自由なんだろう。

心が、とても自由。

心の中の牢獄を、作っているのは、いつも自分自身なのです。



本当に、わたし、幸せです。

インドが、大好きです。

このまま、インドに、消えてしまいたいほど。

誕生させてくれた、母。父。

私を信じて見守ってくれている、夫。

信頼をしてくださる、生徒さんたち。

心から、どうもありがとうございます。

愛しています。

心をこめて、合掌


posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド 2013,1~3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月18日

puttaparthi



インドからです。

15日の夕方成田を出て、深夜にデリー空港に到着し、

一晩、空港で夜を明かし、翌朝の6:30の便でbangaloreへと飛び、

そこから、タクシーで3時間の場所です。

このアシュラムは、わたしのスピリチュアリティを深める「きっかけ」となった場所です。

もう、7回目?くらいです。 こちらに来させていただくのは。

インドに来るたびに、まず、このアシュラムを訪れ、日ごろのお礼をして、バクティヨーガの霊性修行をし、そして、世界に向かって祈ります。

到着してから、少し熱が出ました。

このアシュラムにくると、いつも、浄化が進むので、熱が出ることがあります。

でも、病気とか食中毒ではなく、必要な熱なのです。

日ごろ、まったく、ぜーんぜん、病気ひとつしない私は、熱が出ることで毒が排出できることがとてもうれしいのです。

ただ、アシュラムは普通、お湯が出ないので、お水のシャワーは結構、きつかったなぁ。



今朝、朝の4時に起きて、祈りに参加しました。

朝起きた瞬間から、世界がさわやかに感じました。

ああ、熱が下がったな、わたしは変わったんだな、と感じました。

今日は一日、ずっと、鼻歌を歌っています。 ごきげんです。

世界は、なんて愛にあふれているのだろう。

人間は、なんて美しいのだろう。

なにをみても、なにをしていても、幸福にあふれて、

ただ、歩いているだけだというのに、涙が出てきて困ります。



I am livig in LOVE.



そう、口に出して言ってみると、もっともっと愛が広がって、もう、どうしていいかわからないほど。

わたしのこのあふれる愛が、世界を包み込んでしまっているかもしれない、と思うほど。



祈りの跡にいただくプラサードのお花を、道に座って、物乞いをしているおばあちゃんに差し出しました。

両方のほほと、おでこに、花をくっつけ、blessing をしていました。

物乞いのおばあちゃんを、抱きしめてあげたくなる衝動を、なんとかこらえました。

足の悪いおじいさんや、お金をごまかす荷物運びのおじさんや、感じの悪いお店のレジの人にまで、

愛しくて、愛しくて、手を差し伸べて、握手して、ハグしたい衝動・・・・・を抑えています。



熱がでたことは、私の高い部分・・・というか、深い部分・・・というか・・・、の変化からでしょう。

こんなに世界が美しくなるのなら、もっと、熱、でてもいいです。

そして、どんどん、変化していけ、わたし。



今朝は、

あなたにも、あなたにも、日本のすべてのかたがたに、心をこめて祈りました。

届いていますか?



今夜から、電話もネットも、しばらく使えなくなります。

明日の朝、また3時間かけてbangalore空港まで行き、chennaiに飛んで、5時間の待ち合わせの後、また飛行機に乗り、maduraiという場所のsivananda ashram へいきます。

移動が大変で疲れちゃいます。が、これも修行です。

sivanandaアシュラムで上級のヨガ修行に入ります。

どこまで、自分をしっかりと見失わず、周りの環境に心を波立たせず、目の前のことにとらわれず、どんな状況でもいつも宇宙とつながっていられるか、どこまでできるか、やってみます。

根強いエゴに、気づき、許し、癒し、解放して、わたしの霊性を高める修行をしてきます。

人間の中で、自分という内側を、外側に見ながらの修行になるのでしょう。

実は、とても苦手なことなのですが、だからこそあえて、そこに飛び込む流れになったのでしょう。



私が広がり、高まると、地球が癒されるのです。

宇宙がそこに、あるのです。

おかしなことを言うと思われるかもしれませんが、本当なのです。



世界は、どこにでも、愛があふれています。

こんなに罪深く、エゴだらけの私でも、許されて、生かされ、使命を持たされている、

この、慈悲深い世界に、感謝しすぎて涙が出てきます。



ありがとう。



インドは、すぐに停電になるので、読み返さずに、アップしてしまいますね。

雑記にて。

maduraiの女性たち.jpg

posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド 2013,1~3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月15日

出発します



成田空港からです。

インド行きの飛行機の搭乗口の前は、インドのかたもたくさんいて、もう、インドの感覚がよみがえっています。

年明けに本格的に準備を進めたので、この二週間、本当に忙しく慌ただしかった。

結局、終わらなかったリポートや、宿題や、論文や、新しいお教室の準備など、

いくつもできなかったけれど、仕方がないです。

それも、必然だったのでしょう。

メールいただきましたが、お返事できなかったかたがた、申し訳ありません。

笑顔で、また、涙で送ってくださって、どうもありがとうございました。

確信をもって、今回のインドも、

気づき、学び、浄化、レベルアップが進むと感じています。

それでは、いってまいります。

インドからもみなさんに、愛のエネルギーを送ります。

namaste

インドのフルーツや.jpg


4月から、第五期ヨーガ指導基礎講座 開講します。
詳細はHPをご覧ください。
http://yukismyogaism.jimdo.com/




posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 16:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 《旅》インド 2013,1~3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする