2012年08月02日

緊急帰国



日本の皆さん、こんにちは。



インドで、さまざまなインスピレーションを感じました。

ガツン、とひとつ。

大きく、確かなインスピレーションを感じ、

突然ですが、昨夜、日本に急きょ、帰国しました。

フランスのサーダナ修行は、キャンセルしました。

サーダナ修行にも、また、インドにも後ろ髪をひかれる思いもありますが、

すべての出来事は、あるべくして起こり、

起こった出来事は、すべて、私を導く「光」です。

帰国するべくして、わたしは帰国へと導かれたのでしょう。

その意味が、よくわかります。



東京で、すでにお休みの代行を出しているクラスは、実はもう、取り消せませんので、日本に私はいますが、他の方が担当となります。

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

山梨のクラスは、わからないので、検討をしたいと思います。

また、

23日まで通常のクラスをやりませんので、特別教室を開設のお声がありましたら、場所を確保してクラスを作りますので、どうぞご連絡ください。

ご要望がたくさんあるようでしたら、東京でも山梨でも、開設できると思いますので、

どうぞ、ためらわずにお声をお聞かせくださいね。

日本でできる、カルマヨーガ、バクティヨーガ、ギャーナヨーガの、修行に励みたいと思います。




昨夜は、月が本当に美しかったです。

見惚れてしまいました。

日本は、暑いですね。

でも、インドのほうが暑かったかな。

では、取り急ぎ〜

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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 17:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 《旅》インド2011.10〜11と2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月25日

Say Hello from India


Hello from India.

I am in safe, thank you for all of your prayer.

I feel diffarent, more nenergy this time.

feel like I am a planet.

I can't express how please I am now, I am so happy for just I am.

just living now is a big gift.

can't tell well means I don't need to tell, I will send energy which some person who is connected with me can feel it.

Namasute


posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 16:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド2011.10〜11と2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月02日

インド回想記15(完)「毎日が贈り物」



≪2011年10/21〜11/24 インド修行の回想記です≫


本当に、満たされた日々でした。

毎日、ハードで、とても大変で、様々な壁が次々とやってきて、少し泣いたこともありましたが、

それに対する「答え」が、必ず、きちんとやってきました。

心の中で「葛藤」が湧き上がると、必ず、しばらくすると、突破口へのヒントが湧き上がりました。

「挫折」がやってくると、その後、「受容」される出来事がやってきました。

「不安」が心に出現すると、確実に「安心」の扉へのキーが、自然にいただけました。

100%、完璧な「霊性の心の修行」をさせていただいた気がします。

本当に、素晴らしい日々でした。

毎日が、大切な大切な「贈り物」でした。



講義の途中、柔らかなジャスミンの香りが風に乗ってやってきて、

こうして大好きなインドで、大好きなヨーガを学ばせていただいていることに、

ふと、胸が熱くなりました。

アーサナのときに、肌を滑っていく空気と、目を閉じていても感じる身体の内がわからの自分の感覚に、

生きている喜びを感じ、心が踊りました。

バガヴァッドギータの講義では、今まで、どうしても靄がかかって見えなかったことが、

スッキリ晴れて、目が覚めたような気がしました。

一緒に生活する仲間やティーチャーたちから、わたしの心を反映して、たくさんのことを学び、

自分の心のクセや歪みを、その合わせ鏡から教えていただきました。

瞑想の時間、呼吸をしていること、座っていること、目を閉じていること、集中していること、

ただ、それだけのことが喜びで、嬉しさに、満たされて、涙が流れました。



ヨーガを学ぼうとする、素敵な仲間たちにも巡り合え、ソウルが繋がっている・・・と感じる人々にも何人か会うことができました。

このティーチャーズトレーニングコースの経験から戻ってきてから、自分自身のエナジーの感覚が、確実に変わっているのがわかります。

戻ってきてから、少しずつ、人生が変わりつつあるのを感じています。

これからも、毎日を、

丁寧に、

精一杯、

それでいて、

ゆるやかに、

たおやかに、

神様から頂いた贈り物として、

生きて行きたいです。

素晴らしい経験のサポートをしてくださったみなさま。

クラスの代行をしてくださった方々。

本当にどうもありがとうございました。

長いシリーズでの回想記を読んでいただきましてありがとうございました。

合掌

(終わり)

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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド2011.10〜11と2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月28日

インド回想記14「仲間たち」



≪2011年10/21〜11/24 インド修行の回想記です≫



1ヶ月間、生活を共にした仲間たちは、本当に素敵なひとたちでした。

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世界から、様々な国籍のかたたちが集まっていたので、みなそれぞれ、さまざまな文化を持っています。

大部屋でのみんなとの共同生活は、そのいろいろな文化がごちゃまぜになって、とても珍しい体験でした。

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みな、とても明るくて、歌ったり(大声で!)、踊ったり、ケタケタ笑い合ったり、とても楽しそうに生活していました。

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スケジュールがハードで、講義や宿題が難しい分、みんなで「がんばっているぞ」という仲間意識が大きく膨らんでいきました。

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また、わたしの「人間観察癖」で、皆さんを興味深く観察させていただきました。

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この、大きなストレスの状況の中、どんどん、気持ちが落ちて顔色が悪くなっていく方もいたり、また、カラ元気を出して周りを盛り上げようとしたり、泣いたり笑ったりの波を繰り返したり、または、ただただ淡々と日々を過ごしていたり、小さなことに大騒ぎをして周りを巻き込んだり・・・・・・実に、十人十色、みなさんのストレスに対するいろいろなパターンを拝見させていただきました。

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みなさん、本当にがんばっていました。 私も、がんばりました。

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ティーチャーズトレーニングコースの中には日本人はわたしだけだったのですが、ヴァケーションという形でアシュラムに滞在していた日本人の方がいて、10日間ほど一緒に過ごさせていただきました。

彼女の存在は、わたしの心の支えとなりました。 心から感謝しています。

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ヨーガを学ぼうとする人たちというのは、本当に素晴らしい心を持ったかたばかりだなぁ、と感じました。

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誰一人として、嫌な人間がいませんでした。

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本当に、本当に、素敵な仲間たちでした。

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一緒にがんばった素晴らしい経験を、これからもずっとずっと、忘れません。

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みなさん、同じ時間を共にして、わたしを支えてくれて、どうもありがとうございました。

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合掌


posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 08:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド2011.10〜11と2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月21日

インド回想記13「食べ物で心は作られる」


≪2011年10/21〜11/24 インド修行の回想記です≫


食事は一日二回、10時と18時です。

毎回カレーか、またはカレー味の野菜やお豆です。

わたしはもともとベジタリアンなので、野菜だけのお料理はまったく問題ないです。

でも、頭も、身体も、フル活動しているので、とってもお腹がすきます。

お腹がすいた時は、ドライフルーツやビスケットを食べて空腹を満たしていました。

ドライフルーツはイチジクとデーツがお気に入りです。

デーツはインドでしか見たことがないのですが、とってもとっても、甘くておいしいんですよ〜。

コースの後半は、もう、カレーを食べるのがいやになって、デーツばかりを食べて、食事代わりにしていました。

鉄分もビタミンも豊富で、素晴らしいナチュラルフルーツです。

チョコレートなどは全然食べず、できるだけ自然なものをとるようにしていました。



日本で応援してくれていた家族から、小包が届きました。

なかには、インスタントのおみそ汁とか、おつまみ昆布とか、おせんべいとか、スパイシー豆とか、日本的なスナックがたくさん入っていました。

とっても、嬉しかったです。

あー、日本でこうして応援してくれているんだから、がんばろう! と思いました。

さっそく、少ない休み時間を狙って、急いでいただくことにしました。

日本から持参したプラスティックのカップに、粉末のおみそ汁を入れて、お湯を入れると、ふんわりとお味噌の香りが顔を包みます。

ポリッピー(豆菓子)と、海苔巻あられをポリポリポリポリ、味わいながらいただきました。

久々の日本的な味に、手が止まらなくって、たくさん食べてしまいました。 

噛みごたえのある、ポリポリしたものって、なかなか、止まらないです。

講義やアーサナや、カルマヨーガの奉仕の時間が終わり、夜の瞑想の時間。

いつものように、一番乗りで瞑想ホールに行き、一番前の列あたりに座って、足を組んで目を閉じると・・・・・

なんだか、どうしても、目を開けたくなってしまいます。

おかしいなぁ、なんだろう?

他の仲間たちが少しずつ増えてきて、わたしの後ろに座っていきます。

先生たちもやってきて、瞑想の時間を知らせる合図が始まります。

静寂の時間がやってきて、みな、目を閉じて集中をしています。

わたしは、いつもならば、自分なりのステップを経て、心地よく瞑想に入っていけるのですが、この日は、なかなか、うまくいきません。

どうしても、身体を動かしたくなってしまって、いつも気にならないのですが、半蓮華座にした膝と足首がどうしても居心地が悪く感じてしまいます。

どうしたんだろう? いつもと違うな。

目を閉じていると、眠くて眠くて・・・・・

いかんいかん、寝てはいかん!と目を覚まそうとすると、頭の中が、ジェットコースターのように飛び回って、ものすごい速さでいろんなことを考えています。

どうして、今日はこんなに集中力がないんだろう・・・・?



15分くらい経過したかしら。

はっ!・・・・と気が付きました。

そうか、スナック菓子をたくさん食べたからかもしれない!

それしか、変わったことしていないから、そうとしか考えられない!

インド滞在中は、おやつもフルーツなどの自然なものばかりを摂っていたので、身体が純性(サットヴァ)になっていたところに、激性(ラジャス)のスナック菓子を急に食べたから、身体が素直に反応しているんだな。

わかりやすいなぁ、食べるものが変わるだけで、こんなに思考が暴れるんだな〜

大暴れの自分の頭の中を、客観的に観察しました。

食べる物の影響ってすごいなぁ、と実感しました。

もちろん、私たちの体は食べたものが血となり肉となっていますから、肉体は食物で作られているわけです。

と同時に、心も食物で作られているのですね。

ですから、ジャンクフードやお菓子などを好んで食べると、粗雑で荒っぽい思考になってしまうといわれています。

ヨーガでは食べ物を3つの分類にわけています。

サットヴァ(純性)、ラジャス(激性)、タマス(鈍性)

詳しいことはまた今度、お話ししますね。

自分の身体の変化で、この実感ができたことは、大きな発見の体験でした。

インドで、しっかりと修行に集中して、意識が敏感になっていたからこそ、感じられたのでしょう。

日本でも気をつけなきゃ。

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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 08:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド2011.10〜11と2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月18日

インド回想記12「泣いたこと3 いのち」


≪2011年10/21〜11/24 インド修行の回想記です≫



目を閉じると、まだ、鮮明に思い出せる映像があります。

週に一度の休日の日。

ローカルバスで1時間くらいかけてタウンまで行きました。

汚れた窓の外には、田舎道が見え、林や田んぼがいつまでも続いていて、子供たちも、大人たちも、犬も、ヤギも、牛も、のどかな風景の一部となって、後ろに流れていきます。

だんだんタウンに近づいてくると、人が増え、お店が大きくなり、信号が現れ、車線のセンターラインも現れてきます。

私は、「移動」が好きです。

正確には、移動しているときに、窓の外を眺めているのが好きです。

とくにインドは、風景も、人物観察も楽しすぎです。

いつものように、子供みたいに目を輝かせて、地域の人たちの生活を観察していたときのこと。

信号で停まった私が乗るバスの横に、警察官らしき男性が立っているのが見えました。

警察官は、ひとりの男性と話をしていました。

その二人の足元には、横たわる男性がいました。

衣服は着ているものの、元来の色が何色かわからないほど汚れていて、茶色のようなグレーのような色になっていました。

その衣服から延びる、ガリガリに痩せて、まるで杖みたいな手足も、衣服と同じ色になっていました。

横たわる男性は、私に背を向け、向こうを向いて横向きに「倒れて」います。

そう。

「寝転んでいる」のではなく、「倒れている」のが、直感でわかりました。

衣服と肌の汚れ具合から見ると、かなり長く「倒れている」ことが想像できます。

その男性の脇に立っている警察官が、男性のポケットに手を入れ、中に入っているものを出していました。 身元確認なのでしょう。

ポケットから出てきたのは、紐のようなものと、紙切れのようなものに見えました。

なにか、身元がわかるようなものとは思えません。

警察官に触られても、倒れている男性は、ピクリとも動かず、硬直しているようでした。

男性はすでに亡くなっていました。



インドでは、牛やヤギや犬もそうですが、人間が道端に寝転んでることがよくあります。

通り道の、すごく邪魔なところに寝転がっていることもありますが、この国ではそれが普通のようで、誰も注意をしません。

数年前、オートリクシャー(バイクタクシー)に乗っているときのこと。

雨の中、車やバイクが通る舗装されていないガタガタの土の道に、少年が倒れていたのを見たことがあります。

うつ伏せの少年は、茶色い水溜まりに顔の半分が浸かり、雨に打たれて、泥に抱きついているようでした。

その少年が亡くなっていたのか、または、休んでいたかはわかりませんでしたが、とてもかわいそうで、助けてあげたい衝動がわきました。

でも、そのあたりには物乞いがたくさんいて、あまり治安のよい地域ではなかったので、ひとり旅のわたしは、怖くてオートリクシャーを止めることができませんでした。

少年の周りにはあんなにたくさんの人がいたのに、誰一人として、その少年のケアをしていなかったということは、彼はきっと寝ていたんだ、と自分に言い聞かせ、正当化しようとしたのを覚えています。




そしてまた、道端に倒れて、すでに硬直している人間を見て。

この感情は、なんなんだろうか。

どんな言葉でも表現できない、この感情。

亡くなって、横たわっている男性に、手を合わせる余裕さえ失い、冥福を祈ることすら一瞬忘れ、私は、体を硬直させて、この得たいの知れない感情を受け止めていました。

涙は流れていないのに、心が泣いているのがわかりました。

彼の人生は、いったいどんなものだったのだろう。

この世で・・・、今回の彼の人生で、彼が果たせたことはなんだったのか。

人間の「いのち」とは、みな平等であるはずなのに、彼は、その「いのち」を、こんな風に、誰にも振り返られずに、誰にも惜しまれずに、泥にまみれて、埃っぽい道端で終えていった。

どう言葉で表現したらいいか、わからない。

どんな日本語も、私のこの感情にはあてはまらない。

胸の奥が、パクッ、と横に割れて、そこからその感情が、ドクドク、流れ出てくるような感覚でした。

涙は出ませんでした。 でも、心が泣いていました。


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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 06:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド2011.10〜11と2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月14日

インド回想記11「泣いたこと2 カルマヨーギ」


≪2011年10/21〜11/24 インド修行の回想記です≫


私のクラスに長く参加されている方は、ご存じのことと思いますが、ヨーガとは、ポーズをするストレッチ体操のことだけを言うのではありません。

生きて行く、その姿勢こそがヨーガ、とも言えるでしょう。

「カルマヨーガ」とは、奉仕をする行いのヨーガのことです。

自分のできることで、社会に貢献し、周りの人間を助けるヨーガです。

先のことを予想せず、報酬を期待せず、名誉を欲せず、ただただ、目の前にある「自分のやるべきこと」をきちんと、心をこめて行うこと、を言います。

他人の幸せを、自分の幸せと感じ、いま行っている仕事がなんであれ、それを好きになること、を言います。

参考にしてください。 → http://blogs.dion.ne.jp/yukism/archives/10480078.html?1323788472

すごく、すごく、難しいと思いませんか?

職場のストレスや、同僚との人間関係、満員電車での通勤、報われない長時間残業、などなど・・・・現代の日本の働く戦士たちにはたくさんのストレスがあり、理不尽なシチュエーションもたくさんあるはず。

その状況を「好きになり、報酬を期待せずにやる」だなんて、難しすぎますよね。

私はこれまで「やりたいことはがんばるけれど、やりたくないことは何もやらない」という、わがままなスタイルで「我が道を行く」で生きてきましたので、このカルマヨーガは私にとって、いつも心に置いておかなければいけない、課題ともいうべきもの。

自分の私利私欲に走らず、お仕事をしよう、やりたくないことも有難く受け止めよう、といつも、自分に言い聞かせています。

いつも言い聞かせておかないと、元来のわがままな自分が強くなってしまいます。

率先して人の嫌がる仕事を行っているひとを見ると、私にはない素晴らしい心なので、とてもとても尊敬します。



インド修行中、バガヴァッドギータという聖典を学習する講義の時間。

ティーチャーが、カルマヨーガについて説明してくださいました。

その説明の中で

「あなたにとって、世界で一番のカルマヨーギ(カルマヨーガを行う人のこと)は、あなたの母親だ」

と、おっしゃいました。

「あなたがどんなに我がままでも、どんなに母に対して冷たくしようと、どんなに悪人でも、罪人でも、母は無償の愛ですべてを受け入れてくれ、無条件に愛し、いつでも信じてくれるのだ。
なんの報酬も求めず、なんの見返りも期待せず、たとえ殴られても、無視されても、いつでもあなたを救おうとして、せっせと働いてくれる。
母こそが、世界で一番のカルマヨーギだ。」


この言葉は、ガツン、と私の心を打ちました。

講義中だというのに、涙が溢れてしまい、必死で止めるのに苦労しました。

これまでの、母に対する不義理な自分を、激しく後悔しました。

自分の苦手分野であるカルマヨーガを、母は世界で一番誠実に行っていることに、強く尊敬の念が押し寄せました。

講義の間中、心の中にその波が押し寄せ続け、胸の奥がジュクジュクして、反省と尊敬と、気付かせていただいた感謝とに、気を抜くと涙が出てきてしまいそうで、必死で講義に集中しようとしていました。

講義終了後、少し離れた、誰もいない中庭に行き、階段に腰掛けて、ひとしきり、涙が出てくるに任せました。

素晴らしい講義をしてくださり、わたしに大切なことを教えてくださったティーチャーに感謝し、こうして、このトレーニングに参加できたことに感謝し、これまで私がどんなに悪いことをしても、いつも一番の味方をしてくれた母に深く感謝をし、今までの母に対しての自分を後悔しました。

インドはいつも、わたしを成長させてくれます。

今回のインドは、いつもに増して、本当に素晴らしい学びをたくさんいただきました。 この出来事も、そのひとつです。

来るべくして、来たんだなぁ。 来れて、よかったなぁ、と心から思いました。

反省と、感謝と、尊敬と、感激と、自責と、愛と、後ろめたさと、様々な感情が入り乱れ、涙が流れました。

お母さん、ありがとう。 今まで、迷惑ばかりかけて、ごめんなさい。

わたしもいつか、子供ができたら、母のような素晴らしいカルマヨーギになりたいです。

(つづく)


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2011年12月12日

インド回想記10「泣いたこと1 言葉の壁」


≪2011年10/21〜11/24 インド修行の回想記です≫


言葉の壁に、泣きました。

このティーチャーズトレーニングは、すべて英語で行われました。

わたしは、以前、海外でヨーガを教える仕事をしていましたので、英語ならば少しできます。

当時はヨーガ指導も、英語で行っていました。

ところが・・・・

哲学の講義で使われる英語は、今まで、聞いたこともない単語や言い回しばかりなので、非常に困難でした。

日常英会話とは全然違う、哲学的、スピリチュアル的、医学的、機能解剖学的な言葉は、さっぱりわかりません。

毎回、一番前の席を陣取り、かぶりつきで先生の説明を聞いて、目を皿のようにして先生の表情を凝視しているのですが、インド人の先生のインドなまりの英語は、時に、オリジナルとかなり違った発音になっているときもあります。

言っている英語の半分くらいしかわかりません。

毎日、哲学講義があったのですが、毎日、がっくり・・・・と落ち込む日々でした。

そのうえ、その講義の内容の要約をリポートにすることが、毎日の宿題でした。

もう、本当に、泣きました。

なに言っているのかわからないうえに、それをリポートにしなければいけない。 それを、毎回すべて提出しないと認定してもらえないんです。

とにかく、言っていることの重要そうな部分をノートに、ガーーーーーッ!とメモっていくのですが、スペルがわからないので、とにかく、カタカナで書きなぐります。

その後、部屋に帰って辞書で調べるのですが、スペルがわからず結局、意味が探せないこともたくさんありました。

その上、自由時間があまりないので、大慌てです。(スケジュール→http://blogs.dion.ne.jp/yukism/archives/10524437.html?1323817106

毎日毎日、毎回毎回、この哲学講義の後は、完全にノックアウト。 がっくりと、落ち込んでしまいました。

でも、負けずに、誰よりも早く部屋に行き、必ず、一番前を確保します。 わたしの時間を、精一杯努力します。

当時のノートを開いてみてみると、「がんばれ!わたし!」とか、「大丈夫!自分を信じて!」とか、「私は周りに流されないぞ!」とか、そんな、自分を励ます言葉が日本語で書いてありました。

わたし、がんばってたなぁ。



でも、実は、わたしは今回のほかにも、これまで3つ、ヨーガの認定資格を持っていますので、ここで学んだことは以前にも学んでいるので、哲学の内容は知っているのです。

だから、先生がなにを説明しようとしているのかは、もう知っていることなので、わかるのです。

「なるほど、あのことについて説明しているのね」

と、想像がつくのです。 だから、まあ、大丈夫だろう、なんて楽観的に考えてこのトレーニングに申し込んだわけなのですが、毎日、そのリポートを書かなければいけないのは、予想外でした。

最初の3日間。

わたしは、これから一か月、この調子でしっかり学べるのだろうか。大丈夫だろうか。

という不安がよぎり、心をぐらぐら揺さぶられました。

先生のお話しがすべて聞き取れない自分に、悔しくて悔しくて、涙が出ました。

大金をはたいて、お仕事をお休みして、生徒さんにも家族にも迷惑をかけて、わたしはここまできて、こんなことで大丈夫なのだろうか。 と。

講義が終わった直後に、日本の家族に電話をしたとき、一回だけ、本気で涙が出てきてしまいました。

楽観的なわたしが、人前で泣くなんて、本当に滅多にないことです。

こうして、海外の遠く離れていても、電話ができることが、本当にありがたく感じました。

そして、電話で私の話を聞いてくれるかたがいる、ということも、本当に本当にありがたいです。

次の授業開始の鐘が鳴ってしまい、慌てて電話を切ってアーサナホールに向かうと、泣いた分だけ少し気持ちが軽くなっていました。



次のアーサナクラスの最中、頭がみるみる痛くなってきて、頭蓋骨が壊れてしまうかと思ったほどです。

アーサナをしながら、「ああ、私のこの完璧主義が、自分自身を苦しめる原因なんだな」と、ズキズキする頭痛から気が付きました。

「資格を取るために来たのではなく、自分の修行のために来たんだ」というのを何度も何度も自分に言い聞かせました。

認定してもらうために宿題をきちんと出さなければ!・・・・と自分を追い込んでいた自分に気づきました。

「行為の結果を期待して、行為をしてはいけない」 バガバッドギータの中で、何度もクリシュナが教えている言葉を思い出しました。

ああ、本当だ、そのとおりだ。

わたしは、ここに来た意味を、少し忘れていたのかもしれない。

資格のためじゃなくて、修行に来たんだ。

結果はどうあれ、どのようにこの期間を過ごしたか、が大事なんだ。

報われるために努力をするのではなく、ただ努力をすることにのみ集中をしよう。

気持ちがそう切り替わっていくとともに、心の、ギューーーーッ!、となっていた部分が、自然に、ひゅるひゅる〜、とほどけていく感じがしました。

まるで、溶けて行く・・・という感じ。

アーサナクラスの間、そんな気持ちの変化があり、動いている自分の体が、いつもよりも、とても愛しく感じました。

最後のリラクゼーション、シャーバアーサナで仰向けになっているとき、頭に手を当てて、自分の頭痛にレイキヒーリングを施しました。

ヒーリングエナジーのおかげか、心の溶解とともに、頭痛が少しずつおさまってきました。

すると、自然に、涙があふれ、仰向けになっている私の耳のほうに伝っていきます。

先ほど流した「悔しい、やりきれない涙」とはちがう、「ほどけていく涙」でした。

よかった、気付くことができて。

惑わされて、大切なものを見失うところだった。

こうして、わたしに気付かせるために、大いなる力が、わたしにこの出来事を与えたんだな。

いつも、学びの場を与えてくれる、ありがたい導きに感謝があふれます。

こうして、インドで学んでいる、この日々にも、大きな感謝があふれます。



心が揺さぶられる出来事があるたびに、「気づき」があり、ひとつ、成長していきます。

人生って、なんて素晴らしい。


(つづく)

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インド回想記11「泣いたこと2」


≪2011年10/21〜11/24 インド修行の回想記です≫


今朝、夢を見ました。

インドでのティーチャーズトレーニングで一緒だった、55人の仲間たちと共に過ごしている夢でした。

わたしはとても、楽しそうに、皆さんと触れ合って、笑っていました。



私は、仕事では饒舌にお話しできるのですが、プライベートでは実はとてもはにかみ屋なので、この集団生活がとても難しかったです。

とくに、文化の違いからか、皆さん非常に元気で、大部屋にベッドが置いてあるだけのドミトリーのお部屋ですから、プライベートはなんにもないわけですが、多くの方は、ほかの人もたくさんいる中で、歌ったり、踊ったり、大声で叫んだりしています。

静かな生活を好む私は、「これも修行のうちだなぁ」と、しみじみ、自分の苦手なものを提供してくださる神様を感ぜすにはいられませんでした。



今朝の夢では、はにかみながらも、仲間たちに心を開き、そして、仲間たちもわたしを受け入れてくれ、楽しそうにみんなで写真を撮っている夢でした。

インド滞在中の実際の現実の私は、仲間たちの「わいわいサークル気分的」な、軽いノリに賛成できなくて、「もっと真面目に修行したいなぁ」と、心の奥で仲間たちを否定している部分がありました。

講義をさぼったり、講義中にお菓子を食べたり、寝転んだり、瞑想中に携帯電話をいじっていたり、そういう「不真面目さ」を見ると、「大金をはたいて、長期休暇をもらって、家族を置いて、何のために来ているんだろう。しっかり学ばなければ意味がないじゃないか」と、心の中では、どうしても賛成できませんでした。

わたしの目的意識の重さと、仲間たちのそれとは違ったのかもしれません。

そうやって、自分の考えと違う人たちを見て「裁いてしまう」ということは、人間の悪い癖だと、気が付きました。

「裁かない」という修行なのかもしれないな、と気づくことができ、それからは「わたしはわたしのリズムを守る」という芯を意識しました。

まわりに流されない、惑わされない、心を揺さぶられない、わたしの信念を貫きました。



とはいえ、仲間たちは、本当に本当に、親切で、愛にあふれ、素敵な人間たちばかりでした。

やはり、ヨーガを志し、集まってくる人間というものは、自然と共鳴するのだな、と感じました。

誰一人として、嫌な人がいず、全員が素晴らしい個性の持ち主でした。



泣いたこと。

その仲間たちとの間で、孤独を感じている自分自身の心に、泣きました。

ヨーガを深く深く学んでいくと、人間社会から少し、ずれていくような感覚があります。

テレビも見ませんし、ゴシップは知りたくないですし、誰かの悪口は聞きたくもないので、人々が、おしゃべりする内容に、まったく興味が湧かなくなるのです。

ですから、自然に人との付き合いが難しくなってくることがあります。

ヨーガの教えで「おしゃべりがすぎることは罪」というものがあります。

おしゃべりしすぎることで、エネルギーを逃がしているのです。

わたしは、今回の修行で、しっかりと大いなる力と繋がりたかったので、できるだけ、世俗のことから離れたい、と感じていました。

本当に、素晴らしい仲間たちだったのですが、なかなか、打ち解けることができなかったのは、そういうわたしの心持からだったと思います。



わたしが、熟達したヨーガ行者だったとしたら、こんなことは日常的なことで、恐れるに足らないことなのでしょうが、まだまだ、わたしは学びの途中、未熟な部分も多いので、「わいわいサークル気分的ノリ」に少しだけ未練があるのですね。

仲間たちの騒ぎに、参加したいなぁ、という気持ちと、いや、修行に集中したいなぁ、という気持ちの葛藤が少なからずありました。

その葛藤があったから、きっと、仲間の中に居て孤独を感じていたのでしょう。

その孤独感に、泣きました。










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2011年12月11日

インド回想記9「サイレントウォーキング」


≪2011年10/21〜11/24 インド修行の回想記です≫


モンスーンの時期でしたので、前半は毎日のように雨が降っていました。

早朝、雨が降っていなければ、週に二回、朝6時からの瞑想の時間、外に出て「メディテーションサイレントウォーキング」をしました。

自分の呼吸のリズムと、足のリズムに集中をする「歩く瞑想」です。

私たちの頭はいつもとても忙しく、集中しようとしても、知らず知らずに、いろんなことを考えてしまい、あちこち飛び回ります。

まるで、お酒に酔った猿のように。

その暴れ猿の頭の中を、「いま」に集中させます。

こうして歩いている「いま」・・・・・・、呼吸のリズム、体の暑さ、足の裏が土を踏む感覚、空気の清らかさ、気持ちが徐々に清々しくなっていく、自分の心の清涼感。

心を「いま」の自分にとどめておくことで、心の静けさが増してきます。

この歩く瞑想で30分ほど、近くの山に登るのですが、これが結構、ハードな道のりです。

汗がドクドク出てきます。

みんなで一列になり、ほとんど道なき道を、草をかき分け、石を踏み、茶色い水溜まりを飛び越えながら、グングン登っていきます。

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上に行くにつれて見晴らしが良くなり、振り替えると、眼下には、いま来た道なき道のなごりが続いています。

「ああ、わたしはここにいる」

こうして、息をして、汗を書いて、土を踏みしめている。

ここまで登ってきた、自分の存在を、強く感じます。

夜明け前の暗いうちから出発をし、刻々と変化していく空気の色と、質感に、瞬きごとに感動を覚え、胸が震えます。

頂上に到着するころ、太陽が向こうの山から徐々に顔を出し、私たちに希望をもたらしてくれます。

太陽のありがたさ、生きていることの切実さに、背筋を伸ばして、思わず合掌します。

ゴール地点では、ゴツゴツした岩の上に腰かけて、しばらく、ただ、静かに佇みます。

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何も話さず、なにも考えず、ただただ、「ここにいる」ことを楽しみ、地球と融合します。

目の前に広がる大自然は目にやさしく、見つめるうちに、これまでの罪のすべてを忘れて行きます。

ゆっくりと、しかし確実に昇り行く太陽の光に、体のすべてが満たされて、地球への一体感を感じます。

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「ああ、わたしは母なる地球の子供だ」

山や、森や、雲や、岩や、草や、太陽、目の前に広がるすべての大自然に、やさしく抱き締められているような安らぎを感じます。

大好きな夜明けの時間。

太陽と地球に、柔らかく包まれる、素晴らしい瞬間。


(つづく)

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2011年12月10日

インド回想記8 「瞑想」


≪2011年10/21〜11/24 インド修行の回想記です≫


毎日、朝6時と夜8時から瞑想をします。

この時間が大好きでした。

毎回、いろんな気づきがあって、自分を深く理解しました。

体にも不思議な感覚をたくさん受け、言葉では説明できない(したくない)、私の内側での様々な体験をしました。

瞑想は、世界のすべての人にお勧めする、素晴らしい習慣です。

心を整え、自分に気づき、大きな愛に包まれます。

エネルギーが静かにみなぎり、根っこの活力に繋がります。

体への効果はといえば、髪も、肌も、目も、声も、綺麗になり、体が疲れにくくなります。

これ、本当なんです。 

自分でも、どうしてこんなに体力があってタフなんだろう?・・・と不思議になります。

自分自身の日々の実践から、その効果を確かに実感しています。

毎日、私たちみんなから溢れでる良いエネルギーで浄化された、このアシュラムのいつものホールで瞑想、チャンティングをすると、一人で自宅で瞑想しているよりも、集中が増し、感謝が溢れます。

こうして、お仕事をお休みさせていただいて、インドにいることが、とてもとてもありがたく、たくさんの人に「ありがとう」と言いたいです。

「心の満足」は、外側から受けるなにか…、ではなくて、内側にあるものを認めること…、なのだということを、しっかりと感じます。

なんて、素晴らしい時間なんだろう。

自分が、自分じゃなくて、肉体が、この空間に溶けてしまったかのような感覚。

自分と、世界との境目がわからなくなったかのような感じ。

瞑想の素晴らしさをたっぷりと味わいました。

感謝。

合掌

(つづく)

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2011年12月08日

インド回想記7「スケジュール」


≪2011年10/21〜11/24 インド修行の回想記です≫


アシュラムでの、わたしの一日の流れ。


4:30     起床 洗顔、身体を清める
       本日の予習(マニュアルの英語を日本語に訳す)懐中電灯とともに。(大部屋でたくさんのかたと一緒の部屋なので電気はつけられない)
       
5:15     毎日バケツでお洗濯。懐中電灯とともに。

5:30     電気が点灯する。着替え

6:00〜7:30  朝の瞑想とお祈り または サイレントウォーキング

7:30     ティータイム。 甘いチャイ。 昨日の宿題をやる

8:00〜10:00  アーサナクラス 

10:00     食事

10:30〜12:00 昨日の宿題をやる

12:00〜13:00 バガヴァッドギータ(聖典)講義

13:00〜13:30 アーサナ練習

13:30     ティータイム。 日本へ電話かける

14:00〜15:45 哲学講義

16:00〜18:00 アーサナクラス  

18:00     食事

18:30〜19:30 カルマヨーガ(アシュラム内の奉仕のお仕事をする)

19:30     身体を清める 頭も洗う

20:00〜21:45 瞑想とお祈り

22:00     消灯

22:00〜22:30 その日の講義の復習。 懐中電灯とともに。

22:45     就寝

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2011年12月06日

インド回想記6「スタートから修行です6」



≪2011年10/21〜11/24 インド修行の回想記です≫


はあ・・・これでなんとか到着できそう。

タクシーの中で手足を伸ばしてリラックスしました。

いやぁ、しかし、今回のインドは最初から、「試される」なぁ〜。 大変だったー。

空港では、荷物もあり、人もたくさんいるし、機内は窮屈だし、次の目的地につけるかどうかわからなかったので、緊張の連続でしたが、タクシーの中は身体をリラックスできて快適です。

やっと、ほっと、一息つけました。



英語が通じないドライバーの運転を見ながら、なぜかこの、見知らぬ土地で、このタクシーに乗ってる運命が、楽しくなってきました。

さすがインドだあ〜。 まったく予想しなかったものを、見せてくれるなぁ〜

窓の外を流れる景色は、平らな平原に、ところどころ、思い出したように大きなゴツゴツした茶色や灰色の岩がドカン、と出現する、まるでドラゴンクエストのように、冒険的な世界が広がっていました。

ほんと、日本とは別世界です。

なんだかワクワクします。この予想外の展開!

人生は、計画通りにいかないから、楽しいんです。



インドでは、自動車教習場がないのかしら?、と疑ってしまうほど、道路を走るすべての乗り物が、我先に突っ込んできます。

二車線道路は、たいてい、四車線の殺気立ったカーチェイスになります。

追い越しが信じられないくらい強引で、急発進、急ブレーキが乱暴すぎます。

前を向いていると、怖くて体が緊張しっぱなしなので、できるだけ、横を向いていました。

「怖い!」ってちらっとでも考えちゃうと、怖くていられないので、「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせます。



航空会社が補償してくれるタクシーの運賃は、マドゥライ空港までということなので、追加料金を交渉して、アシュラムまで行ってもらいました。

昨日からほとんど寝ていないというのに、全然、眠くありません。

興奮していたのでしょうね。 窓の外の見知らぬ風景が楽しすぎて、目が離せませんでした。

「マドゥライ空港。」

車が走り始めて2時間くらいたったころ、ドライバーが左側を指さしました。

へぇ〜、さっきのチューチィークリンに比べたら、とっても立派です。 ちゃんと、空港です。

「ここからアシュラムまでどのくらいかかりますか?」

「たぶん、1時間くらい」

もう、時計は17:30近くを指しています。

太陽は暮れかけて、空港のライトが明るく見えます。

19時までに到着したいけど、大丈夫かなぁ。 ドライバーを信じるしかありません。



猛烈にお腹がすいたので、途中でお店に寄ってもらいました。

インドにはコンビニ的なものはなく、田舎町にはきちんと構えたお店さえもほとんどありません。

小さな木造のプレハブみたいなお店(こんなかんじ↓)で、ビスケットを買いました。

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懐かしいな〜、インドにくると、いつもビスケットを食べます。

露店で手軽に買えるサモサや、春巻きみたいなのもよく買います。

お買い物のお金の支払いのときの注意。 インドでの、こういう露店的なお店では、お釣りがないと思ったほうがいいです。

だから、10ルピーの買い物に、うっかり100ルピーなんか出しちゃうと、「お釣りがないよ」と言われて、結局、買い物を諦めることになってしまいます。

日本だと、お釣りくらい用意しておけよ!・・・なんて、苦情がでちゃいますよね。 

空港などでルピーに換金する時に、うっかり1000ルピー札なんてもらっちゃうと、使える機会がなかなかないかもしれません。(高級ホテルや、高級レストランなど、値段の高いお店なら使えますが)



さて、空港を過ぎ、マドゥライ中心部にやってきました。

タクシードライバーはチューチィークリンの地元の方なので、マドゥライの地理には詳しくないようです。

わたしが手書きで書いた住所の紙を手に、あちらこちらで、道を尋ねていました。

「どのくらいでつきそうですか?」と尋ねると

「あと1時間30分くらい」とドライバー。

うーん、さっき「あと1時間」って言ってた時から、45分くらい経過しているんだけど、さらに時間が増えちゃったな。

仕方がないか、道がわからないのだから。

あ!そうだ!と、彼の携帯電話から、アシュラムに電話をかけてもらって、道を尋ねてもらいました。

電話に出たのはインド人の先生でしたが、地元のインド人ではないのでドライバーの話すタミール語が通じません。 インド人同士でも、言葉が通じないのです。

あら、困った。 わたしは、いまどこを走っているのかもわからず、ドライバーとは言葉が通じない。 私が電話を代わって道案内を聞いても、どこだかわからないし、ドライバーに伝えても、彼は英語がわからない。 あらら、大変だわ。

そうなんです。 インドは確か14言語くらい(だったかな?)あるんです。 だから、地方によって話す言葉が違うから、みんな英語で会話をしています。

学校に行っていない人は英語がしゃべれないので、タクシードライバーやチャイ屋さんなどは、言葉が通じません。

すごいですよね。 山梨と東京の人の、しゃべる言葉が違って、会話ができない、ってことですよ。

「訛り」どころじゃなくて、まったく言語が違うんです。アラビア語とポルトガル語と日本語くらい、まったく違います。 おまけに文字も違うから、同じインド人なのに、違う土地だと文字が読めないんです。 すごいなぁ。



さて、あたりは真っ暗です。

街頭なんてありません。

車は、すごい速さでビュンビュン飛ばしています。

これでよくそんなにスピード出せるね、ってくらい真っ暗です。 

もちろん、センターラインなんてありません。 

運転、怖くないのかしら。

インドでは、ハイビームルール(対向車がいるときはローにする)がないらしく、みんな、ハイビームのまま運転しているので、対向車が来ると、ライトで前がさっぱり見えません!!

しかも、道の脇は田んぼだったり、森だったりするので、突っ込んじゃうんじゃないか?と、ほんっとに怖かった!

インド人、すごいなぁ。 これで、誰も事故らないのかしら? すごいわ。



さて、

道を聞こうにも、人が歩いていない! 真っ暗やみだし!

わたしたち、100%迷ってるよね、これって。

とにかく、もう一度、ドライバーの携帯からアシュラムに電話をしてもらって、わたしに代わってもらいました。

「そこにタミール語が話せる人はいないか?」と聞くと、なーんだ、いるじゃない。

そのかたに代わってもらって、やっと、ドライバーに道案内をしてもらうことができました。

そこから、わりと近かったみたいです。 暗闇の中、なんとか「ここかな?」というところを見つけました。

やっと、やっと、念願のアシュラムに到着です!! わー! パチパチパチ★

時刻は20時です。 

よかったぁ、到着して。 アシュラムは、今夜は遅く到着する人がたくさんいるため、いつもより受付時間を延長してくれていたようです。

はぁ〜、やっと、着いたよー。

苦労してきたから、きっとこれから、わたしのためになることがたくさん起こるんだろうな。

車を降り、荷物を出して、ドライバーさんにお礼を言いました。

そして、交渉した値段よりも少し多くお支払いしました。

本当に、誠実でよいドライバーさんでした。 彼もハラハラしたでしょう。 お疲れさまでした。

この暗闇の見知らぬ土地から、気をつけて無事に帰ってね。



ああ〜、やっと、着いたぁ! 遠い遠い、道のりだったなぁ。

ちょうど、同じタイミングで何人かのかたが到着したようです。

アシスタントティーチャーのかたが、わたしの巨大バッグを運んでくれます。 すみません。

荷物を大部屋に運び込み、まずは受付で手続きを・・・・と向かうと、先客が何人もいて手続きしていましたので、

「では、ひとまず食堂に行ってなにか食べておいで」と、やさしいお言葉をいただきました。

ビスケットしか食べてないので、お腹ぺこぺこです。 やったー!

と、さっきのかたについて食堂に向かおうとすると・・・・

突然、フッ・・・・と、まっ暗闇になりました。 

わぁっ!・・・・・、インド名物、「停電」だわ。 本当に「闇」です。 なんにも見えません。 

あはは・・・・・、到着から、これですか!

ここまで続くと、もう、全然、驚かないよ。 何が起こっても、全然、平気だよ。 どーんと来い! わっはっはー。

インドエキスパートのわたしは、ちゃんと懐中電灯も持ってます。 スイッチオン。

神様は、とことん、わたしを鍛えてくださるな。 

まあ、でも、なんだかこの暗闇も、「ウェルカム」って言われているような感じ。かな。 うん。



よし、困難をくぐりぬけて、とうとう来たぞ。

無事辿り着けてよかった! 私の運命よ、ありがとう!

ほんと、スタートから「試されて」いたなぁ。


(つづく)

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2011年12月03日

インド回想記5「スタートから修行です5」


≪2011年10/21〜11/24 インド修行の回想記です≫


なかなか、目的地に到着させてくれません。

神様は、私に何を教えてくれようとしているのか。



さて、チェンナイからチューチィークリンまでの飛行機は、さらに小型になり、かっぷくのいいいインド人たちがギュウギュウに乗っていて、しかも空調が壊れて、とても暑かったです。

外のほうが涼しいんじゃないか?と思うくらいの熱気の中、疲れてパーカーを脱ぐことも忘れて、汗だくで、ただひたすら、ぼんやりとしていました。

隣のインドの男性が、ひっきりなしに貧乏ゆすりをしながら、機内パンフレットでパタパタと顔を扇いでいます。

一時間ちょっとの飛行です。 居心地は悪いけれど、我慢、ガマン。



聞いたこともないその場所に、無事着陸すると、そこは「空港」と呼ぶには小さすぎる、まるで「飛行演習場」のようなところでした。

平原のようなところに着陸し、飛行機から階段で降り、荷物をその飛行機から積み下ろすダイレクトに受け取ります。

まるで、高速バスを降りるときみたいな感じです。

でも実はわたし好きです、こういうの。 ワクワクします。 

大好きです、こういう「未知の世界」! サバイバル、いいです! 



目の前の建物(空港という名の)はコンビニくらいの大きさ。 一応、入口には警備員がいます。

コンビニサイズの建物の中には、病院の待合室みたいにベンチが2列並んでいて、その奥には、個室トイレくらいの広さの部屋がひとつありました。

ここが、カウンターかなぁ? 扉が開いていたので、恐る恐るそーっと覗いてみると、男性がひとり背を向けて座っていました。

「あのう、私はユキといいます。 チェンナイから来たのですが、これから先・・・・」と言いかけたところで

「マドゥライに行きたいのですね!」と、丸顔のお兄さんがニコニコしながら振り返りました。

わぁ、なんだかのんびりした感じの人だなぁ。 やっぱり、南インドはいいなぁ。

その男性は、「今からもう一機、着陸する飛行機があって、その仕事があるからちょっとここに座って待っていてください」と私をその病院の待合室のようなベンチに促しました。



喉が渇いたなぁ〜、なんて考えながらぼんやりと座っていると、さっきはいなかった女性が、モジモジとわたしのほうに近寄ってきました。

スッ、と手に持っていたファイルバインダーを差し出し、「ここにサインをください」と、ニッコリしました。

顔がちっちゃくて、目がおっきくて、かわいいんです。

「パスポートと同じサインのほうがいいですか?」と私が聞くと

「なんでもいいです。」

なんでもいいなら・・・・・、サラサラ・・・・と、漢字で名前を書くと

「あ、やっぱり、英語でもお願いします」とはにかみました。 

ふふ、かわいいなぁ、この女性。 目がとってもキレイ。

改めて英語で書きなおしてバインダーを手渡すと、英語と漢字の二つの私の名前を楽しそうに見比べて、

「ビューティフル ジャパニーズ」 と、恥ずかしそうに笑いました。

おそらく、このチューチィークリンという土地に、日本人はあまりこないんでしょうね。

とても、嬉しそう、恥ずかしそうでした。 すごく純粋な女性です。

わたしは、ここまで緊張しながら飛行機を乗り継いできたけれど、平原の中にポツリとあるこの何にもない空港の、のんびりした人間たちに、気持ちがみるみる和んでいくのがわかりました。



猛烈に喉が渇いたので、目の前にある売店・・・・(宝くじ売り場の屋根と壁がないかんじ)・・・・でお水のペットボトルを買いました。

いろいろあったけど、ここに巡ってきて、よかったな。 

知らない土地にも来れたし、なんだか楽しいな。 このまま、ふらり・・・放浪の旅に出て、消息不明になっちゃいたいくらいだな。

ペットボトルをあけて、お水をゴクゴク飲みます。 あー、生き返る。

インドでは、飲み物を飲むとき、ボトルやコップに口をつけずに飲みます。

顔を上に向けて、口をアングリと開け、ボトルを顔の上から傾けて口の中に水を流し込みます。 口をつけません。

失敗すると、顎と胸がびしょぬれになります。

ボトルだけじゃなくて、コップでもそうします。

なんででしょうね? 衛生面かしら。

わたしも、インドにいるときは、同じようにしてお水を飲みます。

たまに失敗して、上を向いたままむせて、ゲホッ!と出てしまって、大変なことになります(笑)



さて、先ほどの丸顔ニコニコの男性が戻ってきて、タクシーの手配をしてくれます。

よかった、何事もなく進んでいく。 デリーでのバトルが嘘のように、ここではみんなが穏やかです。

「ここからマドゥライまでどのくらいかかりますか?」と、わたし。

「3〜4時間くらいだと思います。交通状況にもよります」と男性。

あー、やっぱりねー。 はっはー。 チェンナイの人は1時間で着くって言ってたのにねー。 やっぱり、みんな言うことが違うのねー。 まあ、もういいわ。 THAT'S India だよ。 慣れたわよ、もう。

タクシーの運転手さんは英語があまりよくわからないようなので、丸顔ニコニコ男性が通訳をしてくれます。

丸顔ニコニコ男性は、自分の携帯電話の電話番号をわたしに教えてくださり、「なにかあったらここに電話してください」と、女性一人旅のわたしを安心させようと配慮してくれました。

とってもやさしいです。 愛を感じます。 すごくありがたかったです。

目的地の確認や、料金の交渉を彼にしてもらって、タクシーに乗り込みます。



ありがとう、チューチィークリン。 ここに来れてよかった。 ありがとう。

人間の心を柔らかくするには、マッサージとか、温泉とか、旅行とか、お酒やスイーツなんかじゃなくて、「ヒトの気持ちの温かさ」なんだな、と改めて気付きました。

太陽は、もう、すでに傾いてきました。

アシュラムの受付は、夜の19時までです。 さて、間に合うのかしら。


(つづく)


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2011年12月02日

インド回想記4「スタートから修行です4」


≪2011年10/21~11/24 インド修行の回想記です≫



なんとかデリーから飛行機に乗り、移動疲れと睡眠不足でヘロヘロ〜になりながらチェンナイへ飛びました。

国内線小型の飛行機は結構揺れて、ヒヤッ、とすることが何度かありました。

機内で、複式呼吸法を行って、気持ちを整えました。 ヨガの科学は素晴らしい。

飛行時間たしか2時間くらいだったかなあ?

私は、長い距離の移動には慣れっこなので(毎週片道3時間30分かけて東京と山梨を往復しているし)、あっという間に到着してしまいます。

数年前・・・、インドの電車の旅で、ジャイサルメールからデリーに移動したときの、20時間の旅は、さすがに少し飽きましたが…。

あのときは、冷房のない値段の安い席だったので、窓にはガラスがなくて(!)鉄格子(!)があるだけだったので、砂漠の砂が吹き込んできて、砂にまみれながら耐えたなあ。

やっぱり一人旅だったし、値段の安い席だったので治安が悪くて、夜はちょっと緊張した記憶があります。



さて、チェンナイに到着し、荷物をピックアップして、いざ! ズンズンと目的のカウンターへと向かいました。

さ〜あ、またがんばらなくちゃだ! バトルにならないことを祈る!

チェンナイでは一度、建物の外に出ないとカウンターに行けれませんでした。

屋外に出ると、少しだけ湿った空気が、むわっ、と顔を包みます。

やっと、空の下に出れた〜。 日本の空気を離れてから、23時間も経っています。 久々のシャバの空気(笑)

カウンターには二人、インド人が手続きをしていましたので、そのかたが終わるのを待ち、あとから来た男性が、私より先にカウンターに手を伸ばそうとするのを、無言の背中で阻止しました(笑)

対応してくれたカウンターの女性は胸に「TRAINING(見習い)」の表記があるインディアンビューティなかたでした。

私の番になると、ニコッ、と歯を見せて、かわいい笑顔で笑ってくれて、なんだか気持ちがホッとしました。

ああ、笑顔は人の心を溶かすんだな。 私は知らずに不安だったんだな。  

こんなにささいなこと・・・一瞬の笑顔をいただいただけで、心の緊張がほぐれるんだなあ。

ありがたい体験です。 私もできるだけ、周りに笑顔をプレゼントしよう、と思いました。

その見習いのベッピンさんの彼女に、書類を見せながら事情を説明すると、彼女の後ろに立ってサポートしていたトレーナーらしき女性が、席をチェンジして前にでました。

彼女は時間をかけて、コンピューターでいろいろな航空会社のマドゥライまでの飛行機を調べてくれました。

20分後、カウンターに背中で寄りかかって、ぼんやりと通りすぎるインドの人々を観察していた私に、彼女が言ったのは

「I am sorry, all full.(すみません、すべて満席です)」

ああ、やっぱり、なんとなくそうなると思ったわ。

「でも、デリーのカウンターの人は、ここからタクシーの手配をしていくれると言っていましたよ。」

「タクシーの手配をしてもいいですが、車だと8時間くらいかかりますよ。」

あはは・・・・デリーのカウンターの人は「3〜4時間」って言ってたのに。 やっぱりね〜、そうだと思ったわー。 みんな違うことを言う、インド人。

「マドゥライまでの飛行機はありませんが、マドゥライの近くのチューチィークリンという空港までの飛行機はあります。そこまでひとまず行きますか?」

なんという、選択なのでしょうか! 私の人生の中で、こんな選択をしたことがないので、「どうしますか?」と聞かれても、決められないですよ。

「ここから8時間かけてタクシーで行くか、ひとまず、飛行機でチューチィークリンに行って、そこからタクシーで行くか、どうしますか?」

「チューチィークリンからマドゥライまでタクシーでどのくらいですか?」

「マドゥライまで1時間くらいです」

ウソダ・・・・と、思いました(笑)車で1時間で行ける距離に、空港が隣接しているわけがない。

また、搭乗手続きをして、荷物を預けて、飛行機乗って、荷物を受け取って・・・・っていう作業がとても面倒くさく感じたので、できたらタクシーで行きたかったけれど、チェンナイのタクシーの運転手がマドゥライの地理を知っているとは思えないので、おそらく、迷って時間がかかるだろう。

その近隣の空港まで飛行機で飛ぶのならば、あと1時間後に出発だから、すぐに手続きチェックインしなければならない・・・・、うーーーーん。

もう、考えるのも面倒くさいや。 どうにでもなれ。

目の前に、準備された道を、進んでみるか! 流れに逆らわずに。

飛行機で行くことを決めました。

そのチューチィークリンという、見たことも聞いたこともない見知らぬ土地に行って、従業員の方とバトルをするのが嫌なので、どうか、お願いだから「委任状」を書いてください、とお願いをしたのですが、なかなか「YES」と言ってくれません。

でも、トラブルはいやだから、しつこく食い下がったら、上司のおじさまが対応してくださって、

「書類は作らないけれど、メールをしておくから大丈夫です。安心してください。」

と、やさしく笑ってくれました。

デリーのカウンターの方の対応と全然違って、とても紳士的で親切です。 南インドは、やっぱり、いいです。

「でも、デリーでもとても苦労しましたから、できたら証明書みたいなものがあると安心なのですが」

インドエキスパート(笑)の私は、いろんなトラブルを知っているので、疑ってしまいます。

それでも、そのやさしいおじさまは「大丈夫です」と言って、チェックインカウンターまで一緒に連れ添ってくださいました。

わあ、やさしいなぁ、この人、親切だー。 デリーの時とは全然違うや。 もう、これから、二度とデリーには行かないことにしよう。 乗り継ぎでも、できるだけ避けよう。

実は、過去、何度も同じことを心に決意していますが、デリーはインドの玄関口なので、なかなかそうもいかないのですね。

チェックインを済ませたあと、「you have to trust us.(わたしたちを信じなきゃだめです)」と、おじさまは微笑みました。

うん、信じなきゃだめ、ですね。

そうだな、自分の運命を信じよう。 人生は、必ず、わたしのためになる出来事しか起こらないのだから。

これまでも、関わる人間を通して、出来事を通して、反省したり、気がついたりして、信じる力を強くして、勉強させてもらいながら生きてきたんだ。

今回のインドも、スタートから、いろんな「教え」がたくさんあるな。

毎回、インドに来るたびに、「剥ける」感じがします。

いざ、そのチューチィークリン(発音わかりません(笑))へ向かって、今回、4機目の飛行機に搭乗します。

(つづく)

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2011年12月01日

インド回想記3「スタートから修行です3」


≪2011年10/21~11/24 インド修行の回想記です≫


さて、なんとか手続きを終え、クタクタに疲れて、お腹もペコペコです。

バンガロールまでの国内線のフライト時刻は翌朝6時。

では、予約している簡易カプセルホテルへ行くか・・・・と、プリントアウトした予約フォームをバックから引っ張り出しました。

その辺の警備員の人に見せて、どこですか?と聞くと、あちらのほう、と言い、
また、違う警備員に聞くと、違うよあっちだよ、と言い、
向こうの従業員に聞くと、そこの階段を上がった先だよ、と言い、
他の人に聞くと、こんなのは聞いたことない、と言います。

そう。 これもインドならでは。

インド特有の「みんな、違うことを言う国民性」なんです。

例えば、道で目的地を聞いて、その通りに進むと、きちんとたどり着ける確率は30%かな。

だから私は、できるだけたくさんの人に道を尋ね、一番多かった意見の方角に進むようにしています。

みんな違うことを言うのは、「知らない」と言わない、親切心なのだそうです。

納得です。 インドの方は、基本的にとても親切なんです。 だから、困っているとなんとかしてあげよう!と思ってくださるようです。

その「親切心」に、あちらこちらでもて遊ばれたあと…

らちがあかないので、自分できちんと、予約フォームを細部までくまなく見直してみました。

はっっ!!…と気づいたこと・・・

「at the international deperture (インターナショナル空港内)」の文字。

あっららーーー!ここはすでに、国内線のエリア。

一度、国際線エリアを出てしまうと、もう入れないんだよねー。

やっちゃった〜〜〜!!! もう支払いもしてあるのに、簡易カプセルホテルには行けれないや〜

あーあ、もったいない

こんなに疲れているのに、今夜は眠れないのかぁー。 

国内線の飛行機の時間は翌朝6時。

しかたがない、待合室のベンチで寝るか・・・・、と、ヨガマットがすっぽり入るくらいの大型キャリーバッグを引きずりながら、トボトボと待合室に向かいました。

それほど広くない待合室はインド人がわーんさかいて、すでにベンチは満席で、みんな寝ています・・・・。

ありゃー、一足遅かった。 もう、ベンチ、どこもあいてないや。

しかたないので、窓際の床に座り込んで、ぼんやりしていたけど、クタクタに疲れていたので、横になりたくなりました。

周りには男性ばかりで、ここで寝ちゃったら、荷物もわたしも、危ないかしら・・・・?と思ったけれど、もう疲れすぎです。

こんなたくさんの人の前だから泥棒しにくいし、殺されることはないでしょう。 えーい、神様に運をお任せして、ここで寝てしまえ〜〜〜と、ドでかバッグを開きヨガマットとりだしました。

バサッ!と床に広げて、ゴロンと横になりました。

胸に重たいリュックを抱きしめて、ストールを頭からすっぽりかぶって、女性だとわからないようにして、荷物から解放されて、体を伸ばせる喜びを噛み締めました。

はあ〜、疲れたあ。

身の危険の緊張と、恥ずかしさと、女としてのプライドと、床の固さでなかなか眠れませんでした。

でも、横に慣れて、少し身体も回復したみたい。

ウトウトとしながら、こういうサバイバルも面白いな、と、昔、バッグパッカーで旅していた頃のことを思い出しました。



翌朝4時、やっと、チェックインの時間になりました。

待合室から出発ロビーに入り、チェックインカウンターに行って、また、同じように事情を説明しました。 これで、何度目かしら。

チケットを発券してもらう時に、ふと気が付きました。

デリー→バンガロール→チェンナイ→マドゥライ、のルートだったら、バンガロールに行く必要、ないじゃないか?

デリーから直接チェンナイに行けばいいじゃないか?そうすれば時間も体力も節約できる!

そのことを、カウンターのお姉さんにお話しして、変更できるか聞いてみると、「調べるから5分待って」と言われ、予想通り30分以上待たされて(慣れっこです(笑))、チェンナイ行きのチケットに変更できました。

が、チェンナイからマドゥライまでの飛行機は他社の飛行機を調べてください。なかったら、そこから、タクシーで行ってください、ということ。

チェンナイからならマドゥライまで車で3,4時間で着きます、とのこと。

えええ〜〜〜〜〜〜??? うそぉ?3、4時間?!

地図で見ると、明らかにそんなに近くないんだけどなぁ、ほんとかなあ。

…と疑ったけど、もう、ここはこの人に従うしかないんだよ、なるようになるしかないんだよ!、と自分に言い聞かせ、この、バタバタの波に身を委ねます。

私はどうなっちゃうのかしら〜

さて、チェンナイに到着してから・・・・


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(デリーからの国内線空港の中に、太陽礼拝の銅像が・・・・!これ、いつできたんだろう? 以前は気がつかなかったから、最近だろうなぁ)


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2011年11月30日

インド回想記2「スタートから修行です2」


≪2011年10/21〜11/24 インド修行の回想記です≫


香港空港で乗り継いで、デリー空港に到着。

到着したのは夜22時過ぎで、乗り継ぎの国内線は翌朝の便だったので、空港内の簡易カプセルホテルを予約していました。

けれど、欠航になったチケットのことが気になって、まずは国内線のカウンターに行って手続きしよう!と、国際線のビルから国内線へ移動しました。

キングフィッシャー航空のカウンターには、人がたくさん群がっていて、みなさん、なにやら手続きしている様子。

日本だと、きちんと列を作って並んでいれば、自然と順番が回ってくるのだけれど、インドではそうはいかないのです。

みんな、横からどんどん割り込んでくるので、真面目に並んで待っていたら、永遠にわたしの順番にはならないのです。

そういう文化なのです。 仕方がないです。 腹を立ててもしょうがない。 順番に並ぶ、というルールがこの国にはないのだから。

なので、わたしも鼻息荒く割り込んで、たどたどしいジャパニーズイングリッシュで、必死で事情を説明しました。

・・・・・・・・・・が、

どうして無視するんでしょう、インドのカウンターの人は。

私と目が合い、私の話を聞き、対応してくれるのかと思って安心したら、他の人の対応を始めてしまいました。

こらこらぁ、ちょっとぉ!!!! 面倒くさいからって、無視しないでよぉぉ!!!

仕方がないので、その隣の女性にもう一回、同じように説明して、おまけに、私の携帯を、無理やりガラスの小窓から差しこんで、留守番電話のメッセージまで聞かせて、「お願いだからなんとかしてください!」と言ったら・・・・

不愉快な顔を隠しもせず、ため息混じりに、「ここに電話して聞いて」

と、ボールペンでトントン、と一枚の封筒に書いてある電話番号を指しました。

たらい回しな気もするけど、まあ、さっきの、完全無視よりはいいか、と思って、日本の携帯からそこにかけると・・・・・

幾つかあった番号の、すべてにかけても、繋がりません。 番号間違い、または、営業時間外です、のアナウンスが流れます。

面倒くさそうに、私の顔も見ないその女性に、

「繋がりません!あなたのそのカウンターの電話から電話してみてください!」

と言って、またカウンターの小さな子窓から無理やり手を突っ込んで、携帯電話のアナウンスをその女性に聞かせると・・・・

「I Don't Know.」

と、手をひらひらさせて、「あっち行け」の仕草をしました。

「アイ ドン ノウ?」

あいどんのう、って言った?

I DON'T KNOW (手をひらひら〜)ですってぇぇぇぇ〜〜〜〜〜!!!

ちょっとぉ、それは、違うでしょ。 あなたが「知らない」っていうのなら、わたしはいったい誰に聞けばいいの!

あなた、自分の仕事してくださいっ!! お客様サポートが、あなたの仕事でしょっ!!!

勝手に欠航、キャンセル、目的地変更しておいてフォローしないって、どういうことっ!、

と、怒りがふつふつとわき上がってきたところで、彼女は、おもむろにバッグを抱え、カツカツとヒールを響かせ、豊かなお尻を振りながら、どこかに行ってしまった。

そうか、休憩時間に入ったのかも、だから、面倒くさい仕事は拒否したのかも。

がっくり・・・・・・・、なんなのよ、インド人。

と、まあ、インド人なら仕方ないか、と妙に納得して、湧き上がりかけた怒りも、しゅるしゅる〜〜と収まってしまった。

でも、この状況をなんとかしなきゃなので、その隣にいた、一番新人くんみたいなお兄さんに、また話しかけたけど、彼は仕事に慣れていないらしく、テンパっていて、他の方の応対にバタバタしていた。

しばらく、彼の様子を見ていたけど、こりゃ、強く出なきゃだめだわ、と思い、

「プリーーーーーーーーズ!!!! ヘルプミーーーーーーー!!!」(ドンドン!ガラスを叩く)

と、大声で叫んだら、私の隣で応対を待っていたインド人が「どうしたの?」と聞いてくれた。

ああ、今、やさしくしてくれる人は、みんな天使に見えるわ!

見ると、その天使さんは、鼻の下の髭がマリオみたいで、眉毛も黒く太く、顔全部が濃い、南インド風のぼってりした男性。

彼の胸には、従業員らしきネームバッジがついていたので、この人が助けてくれるかも!と、また事情を説明してみた。

説明が終わると、彼はなにも言わず、私の期待のこもった眼差しを横顔で受けながら、航空カウンターで自分の用事を済ますと、さっさと、どこかに行ってしまった。

こらこらこらぁぁ!!! だったら、「どうしたの?」なんて聞かないでよ〜〜〜!!!!

親切にしてくれるのなら、最後まで親切にしてください、インド人。



とにかく、なんとかしなくちゃ、とまた、カウンターの中の新人君に「プリーーーーズ!!」(ドンドンドン!)攻撃をしたら、やっと、私のほうに目を向けてくれた。

わたしはまた、小窓から手をねじ込んで、携帯電話を差し出し、留守電に残っていたメッセージを彼に聞かせて、そのあとに、さきほどの女性からもらった電話番号にかけて、流れてくるアナウンスも聞かせて、私にはどうしようもないことを理解させた。

彼は、後ろにいる上司の女性に相談してくれた。

上司の女性は、手早く書類を作ってくれて、デリーからバンガロール、バンガロールからチェンナイ、チェンナイからマドゥライまでの代わりのチケットを手配するように、という、それぞれの場所のカウンターに対する指示書を作成してくれた。

「今のところ、チェンナイからマドゥライまでのわが社の飛行機はすべて欠航になっているけれど、たぶん、ほかの航空会社への振り替えができると思うから、それはまた、チェンナイでカウンターに聞いてください。」とのこと。

たぶん、だって〜?? また、向こうのカウンターに聞くの〜〜〜? またこのバトルをするの〜〜? はぁ〜

と、ちょっとゲンナリしたけど、ひとまず、一歩前進したのでよしとするか。

このカウンターでのバトルは、所要時間、約2時間・・・・。 ふぅ。

もう、0時を過ぎています。 眠くて疲れて、クタクタです。



さて、バンガロールへのフライト時刻は翌朝6時。

では、予約してある空港内の簡易カプセルホテルに行ってみるか・・・・・

が、しかし・・・・・


(つづく)

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2011年11月29日

インド回想記1「スタートから修行です1」


≪2011年10/21~11/24 インド修行の回想記です≫


成田空港で、愛する家族と涙のお別れをし、その余韻を残しつつ、香港経由でデリーへと向かいます。

今回の目的地のマドゥライは、南インドの小さな都市なので、日本からの直行便はもちろんなく、デリーからの直行便さえもありませんでした。

バンガロールか、チェンナイから国内線を乗り継いでいかなければ到着できない場所なので、香港経由のキャセイパシフィックの航空券を買ったのですが、デリー行きにせずに、最初からバンガロール行きにすればよかった・・・・と、激しく後悔しました。

国際線は日本の旅行会社から買ったのですが、国内線は、直前に自分でネットで購入するつもりだったので、とりあえずデリーまでの国際航空券だけ先に買っておいたのです。

乗り継ぎがたくさんになり、到着するまでかなりの時間がかかってしまいました・・・・。



キャセイパシフィックで香港まで行って、次のキングフィッシャー航空でデリーまでいくまでに、6時間くらい間が空いていました。

早朝や夜中だとなんにもすることがなくてつらいのですが、夕方の時間帯だったので、お店が開いていて、広い空港の中、ブラブラと時間をつぶすことができました。

衝動で指圧マッサージを受けちゃいました。へへへ〜

このときはまだ、のんびりリラックスムード。 



香港空港はとても広くて設備が整っています。

無料のインターネットもたくさんあって、とても便利です。

無事、香港に到着したことをメールしようと、携帯電話の電源を入れてアドレス帳を開きました。

すると、留守電のお知らせがあり・・・・・、インドの国番号から始まる電話番号からの留守電でした。

なんだろう?・・・・ と聞いてみる、デリーからバンガロール、そしてバンガロールからマドゥライに向かう国内線の航空会社からのメッセージでした。

雑音がひどくて、しかも、早口のインド人のお兄さんは、なにを言っているのかさっぱりわからなくて、何度も何度も、繰り返し、聴き直しました。

電話を左耳に強く押し付けて、右耳はきっちりと手で蓋をして、集中して何度も留守電を聴いてみると・・・・

「デリーからバンガロールの飛行機は大丈夫ですが、バンガロールからマドゥライに行く飛行機が欠航となりました。ですので、バンガロールからチェンナイ行きに変更しましたのでご了承ください。」

という内容。

ええええぇぇぇぇ〜〜〜!!??? 欠航ぅぅ!? しかも、チェンナイに変更ぅぅ!?

ちょっとちょっとぉ、勝手に変更しないでよ!! チェンナイには用はないのよっ!!

軽くパニックになり、気持ちが泡立ちました。

かかってきた電話の履歴に電話をかけ直してみると、何度かけても誰も出ない。

何度目かに、やっと女性が出たっ!と思ったら、「ハロー?」と言った瞬間、ブツリ、と切られました。 しかも、二回も。

も〜〜〜〜〜〜〜ぅ、泣いていいですか? くぅーーーーーっ、ってかんじ。

バッグからゴソゴソ、プリントアウトしたE-チケットを取り出し、そこに書いてあったいくつかの電話番号、すべてに電話したんだけど、香港からは繋がらないらしく、どれも「番号違いです」のアナウンスが流れ・・・・。

何度も、何度も、馬鹿みたいに、繋がらない電話に電話して、ほかに打開策はないか、と考えるも、なにもできない自分が情けなくなってくる・・・・。 

カスタマーサポートセンターにメールするか!、とフリーインターネットから書き込みをして、英語で事情を詳しく説明して、いざ、送信ボタンを押す段階でコンピューターがフリーズしてしまった・・・・。

なんなのぉおおおおおおお!!! もおおおぅぅぅ!!

そうこうしているうちに、デリーに向かう飛行機の搭乗時間になってしまって、もう、どうにでもなれー!!

という気持ちで飛行機に乗りました。

ひとまず、デリーにつくまでは何もできないのだから、飛行機の中では落ち着いてのんびりしよう。と、映画を見ようとしたら、わたしの目の前にモニターだけ壊れていて、電源が入りません。

はぁ〜〜〜〜〜〜っ、なんなのよ、このスタートは、もうっ。

自分の思い通りに行かないこの状況を、わざと試されているとしか思えないわ。

もう、いいよ、なんでも、来いっ!だよ。 

なんでも、受けて立つよ、なんでも、クリアしてみせるわよ。

あたしは、どこでも、なんでも大丈夫っ! 

素晴らしい(?)スタートを切った、わたしのインド修行、たっぷり、鍛えてさせてもらいましょう。


(つづく)

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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 10:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド2011.10〜11と2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月25日

帰国しましたよー



昨日、日本に戻ってきました。

懐かしい〜、なんて感覚が、まったくありません。

まるで、一昨日くらいに出発したかのように、いたって普通の感情。

まるで、夢でも見ていたかのように、当然のように、日本の生活に戻っています。

気持ちの揺れがまったくありません。

もう少し、感動があってもいいんじゃないかなぁ、と我ながら、動じない自分に苦笑いしています。

我が家のマンションのドアを開けた瞬間、大好きなこのお部屋全体が、わたしに「おかえり〜〜!!」といって駆けよってきたような感じを受けました。

昨日は、24時間かかった長旅にさすがに疲れていたのか、今朝は5週間ぶりに朝寝坊しました。

久々に、大好きな我が家で、清潔な部屋で、羽毛布団にくるまれて、ぐっすり安らかに眠れました。

ずっと、お水でお風呂だったから(しかも、少し黄色く濁ったお水です)、温かいシャワーも、ありがたいです。

昨夜は、さっそく念願のサラダバーのレストランに連れて行ってもらって、たらふく生野菜をいただきました(笑)

日本は、本当に清潔です。 道路も建物も、トイレも町並みも、すべてが清潔で安心します。



インドでは、自分のものはほとんど買いませんでした。 食料くらいかな。

お買い物は、あまり興味がありません。 

でも、待っていてくださった日本の生徒さん達に、いくつかお買い物してきましたよ。

皆さんに、お譲りしますね。

・インドっぽいヨガマットバッグ いろんな色 10個くらい?

・AUMマークTシャツ 女性用 白と黒 3枚

・鼻うがいポット 5個くらい?

・ヒマラヤ水晶 10個くらい?
→ 完売!!

水晶の中でも特にヒマラヤ水晶は浄化力がとても強いです。

私が実際に触って、エネルギーが強いものを購入してきました!

小さいものから、中くらいのものまで、サイズもいろいろです。

これらの商品は、12/17(土)東京、12/23(金)山梨、で行う「キャンドルシヴァナンダヨーガ」のイベントに持っていく予定ですので、ぜひ、イベントにご参加ください。

または、イベントには参加できないけれど、欲しい方は、メールかお電話いただければおとり置きしておきますよ。ご希望なら写メも送りますよー。

もっとたくさん購入して来たかったけど、飛行機に積む重量制限の関係で数が少ないです。

お早めにどうぞ〜

インド修行回想記は、少しずつ、アップできたらしていきまーす!


posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 14:16| Comment(3) | TrackBack(0) | 《旅》インド2011.10〜11と2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月22日

インドから最後のアップ その7



マドゥライから離れ、バンガロールからバスで3時間30分の場所にあるアシュラムにいます。(の近くの、いつものインターネット屋さん)

ここは、いつもお世話になっているアシュラムで、アーサナではなく、スピリチュアリティの修行をする場所です。

どうやら、1ヶ月の疲れが、どっと出たようで、今朝からなんだか体がだるいです。 この微熱は、私の中の毒を燃やしている証拠でしょう。 いいぞいいぞ、どんどん燃えて、毒よ、なくなれ。



昨日は断食をして、今朝、胃の洗浄をしました。

断食は、日本でも日常的に、週に一日行っている浄化法なので、まったく苦労なくできるのですが、胃の洗浄がうまくいきませんでした。

昨日、一日、固形物をとっていない胃袋に、今朝、ぬるいお湯に塩を混ぜたものを、立て続けに10杯くらい飲むんです。

体が拒否反応(なのかな?)を起こして、ゲゲーーーー!!と、今飲んだ塩水が出てくる。。。。予定だったのですが・・・・・

私の体は、拒否をしないのか(笑)、いくら飲んでも出てきやしない(笑)

結局、吐き気が起こらず、のどに指を突っ込んでも、おなかを押しても出てこなかったので、あきらめて、違う場所から自然に出てくるのを待ちました(笑) おかげで腸の洗浄になったかも。

これは、ヨーガの浄化法のひとつなのですが、アシュラムで実習したときは、みんな、きちんと(?)吐いていたのになぁ・・・・。

わたしはその実習のとき、ちょうど、来客のかたとお話をしていたので、実習できなかったので、今朝、一人でやってみたのですが、わたしの体には合わないらしいです。

そういえば、私の人生の中で、「吐く」という記憶がほとんどないです。

子供のころから、ほとんど「吐く」ことをしなかったので、多分、わたしの体の機能の中に、「吐く」という行動が無いのでしょうね。

この浄化法は「胃の洗浄」とともに「押し殺した感情の解放」もできます。

それが一番、したかったことなのですが、私の押し殺した感情は、この10杯の塩水でも出てこないほど、頑固なのかもしれませんね。



あ、そうそう。

12月から開始する予定の山梨での「ヨーガ指導基礎講座」では、ここまで大変なことはしないので安心してくださいね。

本当に、基礎的な指導方法を伝授させていただきますので、体がかたくても、ヨガ初級者でも、大丈夫ですよ。

「吐く修行」もしませんよ(笑)

みなさん、ご検討くださいね。 お気軽にどうぞ。

東京での開催も、もし希望者がいれば計画を検討しますので、ご希望の方はご連絡ください。



おとといの夜。

ヨーガTTCのコースの最後の夜。

メインティーチャーと二人でお話させていただきました。

ずっと前から、「なんとかしたい」と思っている心の問題があり、瞑想の時間に、「そのこと」についてタイミングよく講話してくださったので、スケジュールがすべて終わった後に、先生に時間を作っていただきました。

ティーチャーが答えてくださったのは、とってもシンプルなことでした。

それは、もう、ずっと前からわかっていて、「そうしなくちゃだめなんだ」と理解しつつも、どうしてもできなかったことでした。

本当に、本当に、簡単なことなのに、どうしても心を開くことができなくて、苦しんでいたことでした。

ティーチャーは「教えてくれた」のではなく、気づく「きっかけ」をくださいました。

まさに、真のアドヴァイスだと、感じました。 

素晴らしいティーチャーにめぐり合わせてくださった、この導きに本当に感謝しています。

日本に帰ったら、少しずつ、この「きっかけ」を大きな結果として行こうと思います。



明日から長旅です。

ここをお昼の12:30に出て、バンガロール空港まで行き、そこから、デリー、香港、成田に着くまで、トータルで24時間くらいかかります。

成田到着は明後日の15:30くらいだったと思います。

ひゃー、大変だぁ。

日本はきっともう、寒いんでしょうね。

最近は、きちんと食事を摂らずに、ビスケットやオーツ、ドライフルーツばかり食べていたから、今日はパイナップルとリンゴとトマトとキュウリを買いました。

お部屋で念願の(笑)生野菜を食べて、お昼と夕飯にしよっと。

今日は、体も疲れているし、少しおとなしくして、アーサナの練習はお休みして、体力を蓄えておくことにします。

大好きなインドを離れる前に、たっぷり、瞑想しよう。

では、みなさま、またすぐに!

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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド2011.10〜11と2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月20日

インドより その6ですね!



昨日、卒業試験と卒業式を終えました!!!!!

無事に合格しましたよー!

指導の実技テストは、まったく問題なし。クラスで使う英語はシンプルなので、スラスラ出てきます。日常会話より、はるかに簡単です。

筆記試験が曲者で、特別に辞書を持ち込むのを許可してもらったのですけど、辞書にも載っていない言葉ばかりで、問題の意味がさっぱりわからないものあったり、答えはわかるのだけれど、英語でなんていう言葉なのかわからなかったり・・・

かなり難航しましたけど、最終的に本当にどうしようもないものは、最後の手段を使い、2問だけ日本語で回答しました(笑)

筆記テストは、3時間30分かかりましたー。

ひゃー!終わったときの開放感!!

合格して、よかったよかった!



いやぁー、この一ヶ月、本当に大変な日々でしたー

太陽礼拝のやりすぎて、足の親指の裏側の皮膚が切れてしまって、痛くて痛くて・・・・、毎日毎日、みっちり長時間ハードなアーサナをするので、筋肉痛・・・・ではなくて、床に強く押し付けられ続ける、首や背中の骨があちこち痛くなりました。でも、痛みに負けず、がんばってアーサナしました。

瞑想は大好きなので、瞑想の時間が待ち遠しいほどでした。もっともっと、長く瞑想したかったな。夜明けの時間の瞑想が、一番集中できました。

床に座る習慣がない欧米の方たちは、瞑想が一番、苦しかったようです。

みっちり、1時間30分かけて、集中してプラーナヤマ(呼吸法)をしたあとの、体にみなぎるプラーナ(エネルギー)の素晴らしさは、初体験でした。

毎日がハードで、毎日、宿題が終わらなくて、その上、わたしは予習をして、英語のマニュアルの中の、わからない単語のところに日本語訳を書いておかないと、講義の時間がとても大変なので、夜の消灯後に、懐中電灯で勉強したり、朝4時に起きて廊下で勉強したりして、睡眠不足の上に、栄養不足で、もう、本当に大変だったけど、もう終了したことなので、愚痴や泣き言は書かないことにします。

この「大変な生活」がしたくて、わざわざ、インドにきて自分を鍛えていたのですから、自分で選んだ道に、愚痴るのはルール違反ですよね。



本当に、たくさんのことを学ばせていただいた、1ヶ月間でした。

「この経験と、知識を生かして、 Serve、Love、Give、Purify、Meditate、Realize を、世界のたくさんのかたに教えてあげてください。」

と、卒業式で最後にお言葉をいただきました。

まったく、そのとおりです。 これからも、よりがんばります。

「よい教師とは、常に学び続けている者のことをいう」とも、おっしゃっていました。

わたしは、一生、学び続けたい、と、強く心に湧き上がりました。



インドに来て、生活をして、毎回思うことは、「サレンダー(明け渡すこと)」。

100%、絶対に、確信を持って、予定通りに物事が進まない、インド。

期待や、予定は、必ずの確信を持って、裏切られます。

とくに、詳細に計画されたプランを、順序良く、つつがなく遂行していく生活に慣れている、私たち日本人とは、まったく正反対の国だと思います。

東京では、電車が2分遅れただけで、たくさんの人たちがため息をつき、ストレスに感じます。

思い通りにいかない出来事が起こったときに、それに対して「なぜ?」とか、「なんなのよ!」と思わずに、そのまま、素直に受け入れることを、インドでは学ぶことができます。

停電は、しょっちゅうあり、停電すると給水機も止まってしまいます。いつ復旧するかもわからず、復旧作業をしているのかさえも、謎です。

電話はつながったりつながらなかったり。 携帯電話だけでなく、固定電話も繋がらない日もあります。

突然、水道の水が出なくなることも何度もありますが、それにも、動揺しなくなります。

あまり書きすぎるとインドの悪口になってしまうのでやめておきますが、「便利で快適な生活」に慣れてしまっている私たち日本人には、とても居心地の悪い生活だと思います。

(日本のツアーなどでインドに行くときの、高級なホテルなどではそういうことはないと思いますけど)

わたしはこの「不便さ」が大好きです。

「シンプルに生きる」って、とても心地がよいです。



なかなか、ここでは落ち着いて文章を考えられないので、ひとまず、近況報告まで。

日本に帰国後に、改めて、ゆっくり、リポート書きますね。

明日の朝、バンガロールに飛んで、そこから、いつもいくアシュラムに移動します。

そこに2泊してバクティ修行させていただいたあと、23日にデリーに飛んで、香港経由で日本に戻ります。

日本に帰国は24日です。

数日前のブログに「日本食が恋しい! 天然酵母パンと生野菜!」と書いたのを読み直してみて、笑ってしまいました。

それって、日本食じゃないですね(笑)

われながら、日ごろ、本当に質素な食生活をしていることがわかります。

いま恋しい日本食は・・・・・・・なんだろう?

野菜スティックにゴマ味噌つけて食べたいなぁー

これも、日本食とはいえないか(笑)

あとは、狛江のチャンダニのベジタブルカレーとナン、食べたいなぁ。

この期に及んで、まだカレーか! と突っ込まれそうですが(笑)アシュラムでのカレーよりも何十倍もおいしいんだもん。

日本に帰るのが、待ち遠しくなってきましたわーい(嬉しい顔)るんるん

また、ダラダラと、雑記で、失礼しました。



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2011年11月17日

インドより その5

今日は、電波の調子が良いようです。
場所によって調子が悪いのはわかるけど、日によって変わるのは、わからない(笑)

さすがインド


ヨーガの聖典、バガバッドギータより。
ギータの前半は、初心者にも理解しやすいカルマヨガ(奉仕する行いのヨガ)について書かれています。
ちょっと難しく感じるかも知れませんが、シェアしましょう。

バガバットギータは、本当に美しい。
学ぶたびに、涙が出ます。

*****


成功と失敗、喜びと苦しみに対しても、心の平穏を失わず、これがヨガと呼ばれる。



マインドの均衡こそがヨガである。



正しいのはただ仕事をすること、その見返を決して期待しないこと。見返の報酬、賞賛が行動の動機にならないよう、そういう執着を働かせないこと。



欲望がすべての否定的な行動の元



何をすべきでなにをすべきではないか、そしてどのようにそれをやるのか


世のために良いことがなにかを理解し、自己中心的な動機ではなく、行動の結果を期待せずに行動をする


私が行動の結果を欲望しなければ、行動は私を傷つけない


よいことを見て、人に良いことを行う


放棄、物事に執着しない精神があらゆるヨガの基本の原則


マインド(心)は風のないところで燃えるランプの炎のように安定して安らいでいなければいけません。


マインドは絶えず揺れ動き、混乱し、強く、頑固である。これをコントロールするのは、風をコントロールするのと同じくらい難しいことだ



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2011年11月11日

インドで修行中 その4


日本の皆様、こんにちわ! お元気ですか?

今日はアシュラムが半日お休みなので、町に出てきました。

インド特有の喧騒の中にいます。

インドに来てから3週間が過ぎました。

そろそろ、日本食が恋しくなってきています。

一番食べたいものは、天然酵母パン! それと、生野菜!

こちらでは、いつもカレーなので、油っぽくないさっぱりしたものが食べたいです。



修行の生活は本当にハードで、一瞬たりとも気が抜けません。

わたしにとっては「修行」なわけですが、このティーチャーズトレーニングコースを受講しているほかの仲間たちにとっては、「資格取得」、未知の世界の学習の場のようです。

西洋ヨーロッパの方たちにはインドの哲学は、まったく理解できないようで、毎回、講義してくださる先生に反発・・・というか、反論のバトルをしています。

一生懸命教えてくださる先生がかわいそうになります。

私も、ヨーガ講師を育てる講座をしていますので、師となる気持ちはとてもとてもよくわかります。

今回は、生徒の立場になって、その「師の立場」を客観的に見させてもらっています。

理解しがたいことを、まだ準備ができていない方に対して、理解できるように教える・・・・って本当に難しいです。

とくに、ヨーガのスピリチュアリティは難解で、トリッキーですから。

やっぱり、ヨーガを深めるには東洋人のほうが入りやすいのかもしれないですね。

私にとっては、もうすでに知っている哲学を再度学びなおしているので、ふむふむ、ととても楽しく学んでいます。

問題なのは英語で、哲学的、医学的、宗教的な英語の言葉は、いつもの日常英会話とはまったく違うので、さっぱりわからなかったりもしますが、先生の説明したいことはすでに知っていることなので、なんとか言葉をつなぎ合わせて、自分の知識と紡いで、想像しながら理解しています。

日本ではまったく英語を使わない生活なので、もう、すっかり忘れてしまいましたよ。

この、難解なスピリチュアル英語とサンスクリット語のミックスで筆記テストがあるのかと思うと恐ろしいですが、まあ、なるようになるでしょう。

筆記テストは3時間かかるそうです。ほえぇ。



わたしの目的は「資格を取る」ではなくて、「修行する」ですので、テストの合否を気にして心を乱すよりも、毎日の集中力を大事に、丁寧にすごしています。

朝4:30くらいに起床して、夜22:00くらいに就寝するまで、ほとんど自由時間がないほど、ぎっしり学んでいます。

毎日、宿題も出ますし、課題もあります。

アーサナも、体が思うように動かないかたたちにはとてもハードらしく、アーサナのクラスや講義中、泣いている人も何人もいました。

私は、アーサナは問題ないのですが、想像していたよりも厳しい言葉の不自由さから、最初、少し泣きましたが、開き直るのが早く、すぐに幸福になりました。 

このハードな生活と、衛生面などから、仲間の中、または先生たちの中では病気になる方たちが多く、この修行は、意志の強さが成功の鍵だな、と改めて思いました。

わたしは、まったく、完全に、不思議なほど健康で、毎日、嬉々として修行に励んでいます。

インドに7回も来ても、東南アジアに行っても、世界のどの国に行っても、全然、病気をしない、自分の肉体に本当に本当に感謝しています。

守ってくださっている大きな力に、心から感謝して、その期待にこたえるべく、がんばっています。



先週くらいから、わたしがヒーラーだということが、少しずつ仲間たちに広まって、調子の悪い仲間たちが、毎日何人も、ヒーリングの依頼に来ます。

インドでは日本よりも「エナジーヒーリング」が有名で・・・というか、日常の普通のこととして受け止めているようです。

病院の看護婦さんなどは、ハンドヒーリングも学ぶそうです。

日本でも、歯が痛ければ頬を押さえ、頭が痛ければ頭を抱え、お腹が痛ければお腹をさすります。

それと同じことなんです。



よく「インドに住んじゃえば?」なんて、言われることもありますが、そうじゃないと思います。

わたしはインドが好きですが、永住する・・・ということではなくて、私の学びの場所なのです。

日本で「わたし」が「わたし」としてきちんと仕事ができるための、心の成長の場所なのです。

だから、インドに住んでしまってはいけないのだと思います。 

日本での生活があるからこそ、インドできちんと集中して修行ができるのだと思います。

また、話題が堅くなってしまいました(笑)



今回、学んでいる仲間は全部で55人。

日本人は私だけです。

あとアジア人は、韓国人がひとり。彼女はインドに住んで仕事をしているそう。

それ以外は、インド、フランス、ポルトガル、イギリス、カナダ、スペイン、イスラエル、マレーシア、ロシア、ドイツ、ノルウェー、キューバ、イタリア、アメリカ、と、ほとんど欧米のかたたちです。

慣れないインドでの生活、それに、文化の違い、ヨーガのスピリチュアリティにかなり戸惑っているようですが、参加している仲間たち全員にとって、人生の新しい気付きの経験となることを願っています。

若い方だけではなく、中高年のかたたちもたくさんいます。

皆さん、それぞれ、私と同じように、家族をおいて、仕事を置いて、一大決心をして、1ヶ月のお休みを取って、大金を払って来ているのでしょう

どうぞ、この期間が、私も含め、仲間たちにとって、素晴らしい宝となりますように。

がんばっている仲間たちを、応援しています。

気がつけば、もう2時間もこの薄暗いインターネット屋さんにいます。

停電が起こらなかったのが奇跡です!

このあたりでは、毎日、少なくとも5回以上は停電になりますから。

停電もなく、無事、ブログがアップできて、日本の皆さんと繋がれてよかった。

指が進むまま、言葉が出てくるまま、書き綴りました。

また、来週、アップできたらしますね!

日本で待っていてくださるみなさんへ、愛を込めて!

合掌


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2011年11月08日

ヨガアシュラム修行中


奇跡的にアシュラムから、携帯でネットが繋がったようなので、クイックブログ更新してみます。

アップする最後まで、繋がっていますように。

毎日の修行の模様。

毎日、食事は2食。少しの質素なインドの食事を、床に座って右手で食べます。

バガバッドギータのクラス、毎回、自分の中で気付くことがあり、涙ぐみながら学んでます。

アーサナは、集中力が増して来て、肉体とのランデブーが、とても嬉しい。自分でも驚くほどの集中力です。

一日、二回のティータイムではチャイをいただいてます。ジャグリーという黄色い砂糖がお気に入りです。

毎晩、バケツで手洗い洗濯してます。

お湯がでないので、シャワーは水浴びです。モンスーンの時期なので、水浴びは少し寒いです。
シャワーもないので、蛇口から出る水をバケツにくんで、手桶で浴びます。

早朝と夜に行う、一日二回の瞑想が待ち遠しい。もっともっと、長く瞑想したいな。日本の生活では、難しいから。

毎日、自分の心を分析しています。

ヨーガを通して、毎日が「わたし」というものを使って、学ぶ舞台です。

世界中から集まった55人の仲間たちと、先生達と一緒にクラス中で、よいことも悪いことも見て、そこから、「わたし」がたくさんのことを学んでいるのを、毎日観察しています。

こうして、インドで修行させてもらっていることが、有り難くて有り難くて、胸がいっぱいになります。

本当に、これ以上はできないほど、100%の努力をしています。一分も一秒も無駄にしないよう、ものすごく集中して、大切に丁寧に、励んでいます。

金曜日が半日休みの日なので、また、町に出て、更新しますね。

合掌

posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 18:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 《旅》インド2011.10〜11と2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月04日

From India part 2


Hello, everyone, How are you going?
I am really fine, today is a 2nd day off for me in the course.
I came to the town again for Internet, but there is no one which can use Japanese language.

the course I am taking is really hard and tough, many people have sick including teachers, because it is season of monsoon, not good weather and the air as well, and hard work everyday is the one of reasons ofcaurse. however fortunatly I am completaly fine, thank for my strong body and health.
I get many realizations everyday, every time when I do long deep meditations, improving my body for long asana practices.

I really miss japan, and all my students.

xxxxx

I will up date in Japanese, if I find the one which is available for it.

LOVE ALL!!!

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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 14:52| Comment(5) | TrackBack(0) | 《旅》インド2011.10〜11と2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月28日

インド、マドゥライより


修行中のユキです。

無事に生きてます!

めちゃくちゃ、ハードな日々です。想像より大変です。

今回は、INTERNATIONAL TEACHERS TRAINING コースというのに参加しています。

世界中のひとたちと一緒に学んでいます。

アサナと、哲学、チャンティング、瞑想、カルマヨガと、毎日の大量な宿題に、頭も体も、めいっぱい鍛えています。

本当に、大変で、最初は少し泣いて、少しずつ気持ちが強くなってきました。

今回の修行は、かなり心のご修行をさせていただいています。

ポジティブシンキングを持ち続ける、よい修行だと思って、がんばります。

今日は、やっと半日休みの日。

バスで一時間かけて、町に出てきました。

電波が不安定だから、アップできるか、携帯からテストです。

日本のみなさん、お元気かしら?

こちら、南インドは、モンスーンで毎日雨が降ります

posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 15:44| Comment(4) | TrackBack(0) | 《旅》インド2011.10〜11と2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月20日

プラーナシャワー 出発



今朝から、なんだか、すごいんです。

プラーナ(生命エネルギー)の雨が、わたしに降り注いでいるんです。

本当なんですよ。

口に出すと、安っぽくなってしまうけれど。 

肌に降り注ぐ、このシャワーの感触を楽しんでいます。



明日は、早朝5時に出発です。

荷造りは、ほぼ終了しました。

予想通り、やっぱり前夜にバタバタと支度をしました。



出発を前にして、いろんな想いがあります。

「道」は確実に「その方向」へと延びていて、私は、それに沿って歩いていきます。

靄がかかって、見えにくくなっていたものが、徐々に、クリアに見えてきました。

新しいステージへと、向かいます。



クラスの代行をしてくださるたくさんのかたがた、

不在の間、辛抱してくださる生徒の皆様方、

多大な迷惑をかける家族、

こうして、確実に正道へと導いてくださっている、大いなる力、

いつでもわたしを守ってくださっている、内なる力、

すべてに、心から合掌をして、お礼を言います。

本当に、ありがとうございました。

インド渡航前日。

すごく、感性が研ぎ澄まされているように感じます。



これまで、

どうしても、同じ間違いを繰り返し、何度も何度も、乗り越えることができず、

そしてまた、何度も、同じような試練を課せられて、それに気付かず、また繰り返し・・・・

その悪循環の「試験」をパスしてくるつもりです。

がんばります。

次のステージへ向けて。

きっと、変わるものがあるのです。

この、確実に感じる、プラーナシャワーに包まれて。


それでは、いってまいります。

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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド2011.10〜11と2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする