2010年04月28日

バリの旅8(完)「Yoga Classes」

【2010年2月23日〜3月4日のバリ滞在記です】



懐かしい、この感覚。

外国で、異国の方たちに指導させていただく、この新鮮な気持ち。

また、この機会に恵まれて、本当に感謝でした。


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かつてのボスは、わたしのことを全面的に信用してくださり、クラス進行も、行う場所も、全部、わたしに委ねてくださいました。

わたしが提案した満月のイベントも、二つ返事でOKしてくださって、ああ、こんなに信頼されているなんて・・・と嬉しくなりました。


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転勤でバリに勤務していたかつての同僚たちから

「いつ復帰するの?」

と、嬉しい言葉をかけていただき、本当に、感謝で胸が熱くなりました。


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現地で素晴らしい出会いもあり、自分自身を見直し

あのころ、働いていたころに消化できなかったことを清算し、

わたしの中で、滞っていたものが、流れ落ちたような気がします。

過去の引っかかりが洗い流された、バリでのお仕事でした。

必要なものは、必要な時にやってくる・・・って本当だな、と感じました。



「いつでも、来たいときにおいで。いつでもウェルカムだぞ」

かつての上司のありがたいオファーに乗って、またいつか、お邪魔させていただきたいです。

すべてに感謝。

合掌



長い旅行記にお付き合いいただきましてありがとうございました。

(完)


Ws

posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》バリ2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月13日

バリの旅7 「Sunrise at Mt.Batur」 

【2010年2月23日〜3月4日のバリ滞在記です】



どこにいっても、朝日が好きです。

滞在中、唯一の観光は、やっぱり朝日でした。


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Mt.Batur(バトゥール山)1,717mに登り、頂上から朝日を拝みました。

片道2時間30分くらいかかったかな?

結構、道が険しくて、ほとんど、よじ登っているような感じでした。


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景色が素晴らしく、幻想的な世界に目を見張りました。

地球は偉大です。


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頂上で出会った人々と会話がはずみ、朝日を見ながら楽しい時間を過ごしました。

マレーシア人のご夫婦。
オーストラリア人のご夫婦。
中国人のご家族。
バリニーズのガイドさんたち。

ひとり旅の素敵なところは、こういった、見知らぬ人とのふれあいにありますね。

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現地まで車で連れて行ってくれたディルガくん。

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道に座っている彼に声をかけて、交渉しました。

本当は2名以上からしか受け付けないんだけど・・・と、特別にひとりでもOKしてくれました。

笑顔がさわやかなバリニーズでした。



山登りのガイドをしてくれたニョーマンくん。

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家族が病気なんだ・・・と伏し目がちに話す彼。

慣れた足取りでの彼の登山に、ついて行くのが大変でした〜。

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バトゥール山と、朝日と、出会った人々に、どうもありがとう。


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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》バリ2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月24日

バリの旅6「Yoga Ashram3」

【2010年2月23日〜3月4日のバリ滞在記です】



このアシュラムを訪れたきっかけは、こちらのグル(師)についてを、いつも来てくださるわたしの生徒さんから教えていただきました。

「バリにすごいエネルギーを持った方がいるので会ってみてください」、と。


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グルは一見、気さくなおじさまで、ニヤリと笑うそのしぐさがとてもいたずらっぽくてチャーミングなかたでした。

滞在中、ある日の日没のころ。

瞑想をしようとお祈りのホールに行きましたら、グルがそちらに座って瞑想をされていました。

お邪魔かしら・・・・?と思い、引き返そうとしましたが、きっと、一緒に参加しても大丈夫だろう、と直感が働き、グルの後ろに座らせていただきました。

グルはわたしに気がついて

「滞在中、いつでも好きな時に来て、好きなだけ瞑想していいですよ。」

と、ニコリと笑顔で言ってくださいました。ありがとうございます。


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ここでの瞑想は、とても気持ちが良いんです。

瞑想中、さまざまな不思議なことがあり、とても驚きました。

そのことについては、またいつか。

昨年の8月にインドから帰ってきたときから、ずっと、この時期はインドに行くものだと思っていたのですが、

出発の直前で行き先が変更になり、バリ訪問の運びになり、少し残念な気分になったりもしたのですが、

いやいや、やっぱり、こちらに来てよかったんだと改めて感謝しました。



瞑想中。

静寂の心地よさを味わって目を閉じます。

自然に、頬笑みが溢れます。

幸福感で胸がいっぱいになります。



お世話をしてくださったのはバリニーズのMINAくん。


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グルの一番弟子のようです。

彼の笑顔はピュアで、とても癒されて、ずっと見ていたくなります。

その笑顔を見たくて、わたしは用事もなのに、しょっちゅう声をかけたり、隣に座ったりしました。

もしかしたら、ずいぶんとお仕事の邪魔をしていたのかもしれませんが、いつも、ぱあっ・・・!と花が咲いたような笑顔でわたしを癒してくださました。

笑顔は伝染しますね。幸せな気分になります。

わたしも、周りの方に幸せな気分をわけてあげられる、笑顔を目指したいな。


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ほんの3泊でしたが、とっても思い出深い滞在となりました。

また必ず来れると信じています。

合掌



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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 07:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》バリ2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月14日

バリの旅5 「Yoga Ashram2」

【2010年2月23日〜3月4日のバリ滞在記です】



ブルーン、ブルン、

ふもとの町まで、バイクで走る

食料を買い出しに行くのさ



ビューン、ビュン

風を切って、バイクは走る

広ーいライスフィールドが流れていく



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ブルーン、ブルン

生まれて初めて運転したマニュアルのバイク

時折、ガクンガクン、ドコンドコン、ボボボウン、

うまくいかない。

けど、気にしない。すぐに慣れるさ。



ビューン、ビュン

ニワトリたちを通り過ぎ

道で遊ぶ気さくな子供たちが「ハロー」と笑顔を見せてくれる。



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アハハ

このバイク、ミラー壊れているや

後ろがまったく見れないや

スピードメータも壊れてる

どんなに早く走ってもゼロキロだわ〜

バリはいいな〜、こんなことさえ気にしないのか

アハハ

じゃあ、まあいいか



ああ

なんて空は高いんだろう

バイクはブンブン、坂を越え

なにもかもがキラキラしていて

わたしに「おはよう」とあいさつしてくる。

なんて気持ちがいいんだろう!

日常の悩みや不安なんていうものは、なんてちっぽけでどうでもよいんだろう!

ああ、自然って美しい!



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ブルーン、ブルン

思わずバイクを止めて遠くを見つめる

平和すぎるこの景色に、心がぐんぐん癒されていく



バウ、バウ

佇んでいるとあちこちから犬がわたしにあいさつしてくる

こんにちわ、日本から来ました、ユキです。

怪しそうに見えますが、怪しいものではありません。



ビューン、ビュン

ふもとの町までバイクで走る。

子供たちが笑顔であいさつしてくれる。



ああ

田舎が、ダイスキ!!

地球が、ダーーーイスキ!!



風に体当たりしながら、

このまま、空気になってしまっても構わないほど

わたしは

大自然に、どうしようもないほど、恋している


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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》バリ2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月09日

バリの旅4 「Yoga Ashram1」

【2010年2月23日〜3月4日のバリ滞在記です】



「Yoga Ashram(ヨガアシュラム)」とは、「ヨーガ道場」です。

日本の皆様は、「ヨガ道場」と聞くと、広いお部屋でたくさんの人がヨガマットをひいて、難しいポーズを練習している場面を想像するのでしょうか・・・?

実際には

「ヨーガの精神(霊性)修行をする場所」という意味です。



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ヨーガとはポーズを行うものをいうのではなく、本来ならば精神修行をいうのです。

ですので、アシュラムではその一貫としてアサナ(ポーズ)も行いますが、それよりも重要な精神修行を主として行います。



わたしはいつもインドのアシュラムに行くのですが、今回は、バリを訪れる方向になりましたので

バリのアシュラムに少しだけ滞在させていただきました。

自分のための時間も必要です☆



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アシュラムにはたった数日の滞在でしたが、とても充実した日々でした。

まわりにはなにもなく、山に近いところにあるアシュラムでは、静けさだけが広がります。

食料を買うお店もないので、バイクで15分ほどの町まで降りていかなければなりません。

アシュラムにはレストランがなく、滞在者用のキッチンだけがありました。

滞在者はわたしひとりだけでしたので、自由気ままに使わせていただきました。

もちろんテレビも音楽もないですが、わたしはもともとテレビは見ないので、むしろとても快適でした。



このアシュラムでは、夜明けとともに瞑想をし、お祈りをして、昼間はアシュラム内のお掃除や庭仕事(カルマヨガ)やご近所の方たちとお料理の交換などをして、奉仕活動をします。

毎日、夕方5時になると、地元の人たちが集まってきてヨーガアサナクラスが始まります。

そして、夜にはまた瞑想をし、お祈りをします。



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静かな毎日の繰り返し。

流れる水のごとく、形を変化しながら、それでいて途切れることなく

ゆるやかに時間は流れていきます。

わたしたち人間が

平穏なときも、不安定な時も

静寂なときも、情熱の時も

いつでも、時間は

それらになんら影響されることなく

平等に、均等に、流れていきます。



充実したアシュラムでの生活でした。

生かされていることに感謝する尊い時間でした。








posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》バリ2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月04日

バリの旅3 Leaving



現地の時間で5:30です。

7:00にタクシーをお願いしてあります。

もうすぐ、発ちます。



昨夜は、最後の夜だったので、珍しくバーで少しワインをいただきました。

あまり目立たないように、少し離れたところでひとり佇みました。

昔、一緒に仕事をしていた同僚たちが、ここでもまだがんばって働いているのを、遠くからこっそり眺めていました。

去年まで、わたしもああやってがんばって働いていたんだな

と、楽しかったこと、つらかったこと、いろんな映像が頭いっぱいに蘇り、

あの時の気持ちが、心いっぱいに溢れます。



歩くたびに、鈴がシャリシャリ・・・となる、白いロングスカートは、わたしのお気に入りです。

長い裾をたくしあげ、ビーチサンダルを脱ぎ捨てて

ビーチにおりて、足だけジャブジャブ、波とたわむれました。

昼間、ヨガのクラスに参加してくださった中国の男性とばったり会い、彼と一緒にビーチを散歩しました。

足首にからみつく、海水の感覚と、足裏の砂のツブツブが心地よいです。

ふと。

顔をあげると、キラキラ、まるで砂をばらまいたみたいな、満点の星が頭上に輝いていました。

ああ・・・・・、

いつもわたしはこうして守られているんだ・・・。

突然の幸福感がわたしを包み込みます。

いま、こうして、ここにいることがとてもありがたくて

真っ黒な海にも、からみつく波にも、たくさんのヤシの木にも、向こうに見えるバーの光にも、

目に見えるすべてのものに、感謝のまなざしを送ります。

出会ったすべての人々に、心で「ありがとう」とお礼を言います。

ここに引き寄せてくださった、見えない大きな運命に

合掌をして頭を深く下げます。



全然、水着にならなかった今回のバリ滞在。

あと、30分くらい時間があるので、

夜と朝の合間のこの時間に

今からこっそりプールに行って泳いできます。

一番、大好きなこの、夜明けの時間に。




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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 06:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》バリ2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月03日

バリの旅2 Full Moon Meditation Yoga

3月1日に、ここバリでも満月ヨーガ瞑想会を開催させていただきました。

ビーチが見える芝生の上でのヨガは、最高です。

スタジオで行う時のように、音楽をかけたり、空調を調節したり

そういう人工的な快適空間の提供をなんにもしなくても

それ以上に素晴らしい「大自然」がそこにあります。



高い高い青空の下

大きな海の目の前で

ふかふかの芝生の上に寝そべって

その芝生の下には、温かな大地があって

そよ風が肌をかすめ

木の葉をカサカサと揺らし

鳥のさえずりが耳に心地よく

遠くのほうで遊んでいる外国の子供たちの楽しそうなはしゃぎ声が、切れ切れ聞こえます。

目を閉じていても、そこに太陽がいることをまぶたの裏側で感じ

その温もりを肌で感じます。

汗が体中の毛孔からじわじわとしみ出てきて、

きちんと生きている自分の体に改めて気がつきます。

大きな柔らかなものに包まれているような安心感が気持ちを満たし

硬くなっていた心が、トロリと溶けていきます。

時折、這い上ってくるアリンコにさえ愛しさをかんじ、

この偉大なる地球の一部である自分自身のうちなる広がりを楽しみます。



最高です。

地球が大好きです。

もう、何回叫んでも足りないくらい、地球が大好きです。

こんな素晴らしい時間を本当にどうもありがとう。

すべてにありがとうと言いたいです。

気を抜くと、涙が出てくるほど、感謝の気持ちが溢れます。



参加してくださったたくさんのみなさまにも、

わたしの心が伝わっていますように。



忘れられない、バリでの満月のヨーガでした。

合掌。



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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》バリ2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月01日

バリの旅1 Teaching Yoga in Bali

ウブドのヨガアシュラムに4日間滞在した後、

ヌサドゥアに移動してきて、

今日で3日目です。

今は、高級リゾートホテルで、一日3回、ヨガを教えています。



かつて、一緒に働いていた同僚たちや、上司が、転勤してこちらにいました。

懐かしい顔を久しぶりに見て、あのころのがんばっていた自分自身を思い出します。



世界各国の方たちへのヨガ指導は、自分自身のスキルアップにもつながり、とても貴重な体験です。

とくにここでは、英語圏ではない方たちが参加してくださいます。

日本人の方もたくさんいらっしゃるのですが、それに次いで

フランスの方がとても多いです。フランスの会社なので。

わたしの英語も完ぺきではないですし、お客様も英語がよくわからないので、指導にも工夫が必要です。

とても難しいのですが、がぜん、やる気が起きます。

腕がなります。

昔の勘が、戻ってきました。

言葉や文化は違っても、真心をこめて指導をすれば、きちんと気持ちは伝わるのです。



フランスの方は、良いものはきちんと「良い」、と褒めてくださるから嬉しいです。

そして、疑問に思ったことはきちんと質問してくださり、きちんと回答すると納得してくださいます。

日本の方は、良いも悪いも、ハイもイイエも、なにも言ってくださらないことが多いので、たまに寂しいです。

「控えめ」が美徳という、日本文化なのですね。




「ユキ、戻っておいでよ」

と、かつての上司、同僚から嬉しい言葉をいただきます。

心がグラグラ揺れてしまいます。

必要とされている・・・って、嬉しいですね。



今夜は満月です。

ここ、バリでも満月瞑想会を立案、企画、開催させていただきました。

お客様に目を閉じていただき、英語でナビゲイトするのはとても大変でした。

終わった後の皆さんの表情を拝見しましたら、満足してくださったようで、ほっとしました。

明日にでも、「満月瞑想会」の模様をリポートしますね。



いまから、少し、満月を見に散歩をしてこようかしら。



バリ1



posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》バリ2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする