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【神様も人間と同様、怒るし、嫉妬するし、邪気も回す】
神様とは正しく、間違いは犯さない正義の象徴だと思っている人も多いと思いますが、それは西洋の神様で、一神教の考え方です。
反面、日本の神様は多神教で八百万の神々が存在し、決して正しくはなく、むしろ祟りや災いを起こす恐ろしい存在です。
雷神は雷を操る力があり、風神は風を操る力があります。
神が力を発揮する時は雷を落としたり、台風を起こしたり、人に災いをもたらすときです。
神様というと、立派で完璧、全知全能だと思われがちですが、神も人間と同様、嫉妬もするし、怒るし、邪気も回します。
そのため、昔から神の怒りを鎮めるため、供物を捧げ祭祀を行ってきました。
私達は努力だけすれば報われると思いがちですが、天の恵みがなければ与えてもらうことは出来ません。
その事に感謝し、敬意を払わなければ、神様は災いをもたらすのです。
人は完全無欠を求め、その事が存在するかの様に振る舞う事がありますが、完全無欠などこの世に存在しません。
また、真面目な人は正しく、そうでない人は間違ってると考えがちですが、真面目な人にも、そうでない人にも等しく、良いところもあり、また悪いところもあります。
ミスや間違いが【ない】と思えば【ある】事に感情的になってしまいます。
しかし【ある】と理解し、事に当たればその感情も収まります。
真面目な人がそうでない人の誤ちに感情的になり、怒鳴っている姿は決して正しいとは言えません。
また、人は愛すればこそ信じるし、愛すればこそ疑うものです。
私達はこの様な矛盾の中で生きています。
この矛盾をなくすことに集中するとそれは、とても辛い人生になります。
酸素を吸って二酸化炭素を排出する動物がいて、
二酸化炭素を吸って、酸素を排出する植物がいるように
それぞれ役割があり、全体でバランスをとってこの世が存在します。
だから、自分一人でバランスを取る必要はないのです。
自分の生きる道を見つけたなら、その道をひたすら歩めば良いのです。
その生き方に足りないところがあるから、その足りない所で他の人は生かされるのです。
不徳の致すところという言葉がありすが、同時に有徳の致すところという言葉もあります。
あなたの存在が周りを生かしているのかもしれません。
posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 12:17|
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