2012年02月25日

DVD「いのちの食べかた」


DVD 「いのちの食べかた」



衝撃的でした。

偶然見つけたこの作品は、タイトルに惹かれました。

これは、わたしたちの食物が、「食べ物」となるまえの状態のドキュメンタリーです。

ナレーションはいっさいなく、音楽BGMも何もなく、ただただ、無言で作業をしていく人々の光景が延々と続きます。



機械で、飛行機で、作物に農薬をばらまいている様子。

機械で、作物のいのちを、ザクザク刈り取っている光景。

たばこをプカプカ吸っている、農夫。

そのたばこ臭い手で、一つ一つ、野菜の収穫をしている姿。



黄色いちいさなひよこたちは、くだり坂になっているステンレスの道を滑り落ちてきて、

ピヨピヨ鳴いているその子たちを、まるで、テニスボールを掴むかのように捕まえて、

体に、なにか印をつけていく。

この子はダメだ、と判断すると、足もとの入れ物に、ポイッ、と投げ捨てる。

まるで、本当にボールのように。



鳴き叫び、大暴れする子ブタを仰向けに機械に設置して、頭を固定し、後ろ脚を開かせる。

股のあたりを刃物で何かしている。

ナレーションがないので何をしているのかわからないが、体の一部を刃物で切断しているようだ。

黙々と、手を動かす作業員。 泣き叫ぶ、子ブタたち。



尻尾を切られて、ベルトコンベアーで流されていく魚。

仰向けにされて、流れ作業で、刃物に設置され、お腹をパックリと割かれていく。

眼は色を失い、アングリと開いた口が、パクパク動いていた。



丸々と太った豚が、ドスンと、ステンレスの坂道を流れてくる。

作業員が片足を縛り、機械で上に吊るされていく。

動物というのは、逆さまにしておくと死んでしまうものなのか?

よくわからないが、次の映像ではもう、ブタたちは死んでいた。

大きなチェーンソーの機械で、逆さまのブタのお腹を切っていく。

ドロッ、と内臓がでてきて、逆さまのブタの顎のあたりに、のしかかる。

次々とやってくるブタたちの、お腹がどんどん、切られていく。

人間の手作業で内臓をガバガバと掻きだして、中を水でザブザブ洗う。

椅子に座った作業員が、ベルトコンベアーで流れてくる、逆さまのブタの手を、ハサミで一つ一つ、ジョキン、ジョキン、と切っていく。



扉が開き、不思議そうな顔をした牛が入ってくる。

体がすっぽりと入るくらいの小部屋、首から上くらいだけ、小窓のようになっていてキョロキョロする牛の顔が愛らしい。

小窓があると、そこから外を覗いてみたくなるらしい。

顔を出すと、作業員が待ち構えていて、手に持った電気ショックのようなものを頭にかざす。

恐れおののき暴れる牛。

先ほどまでの愛くるしい表情とは一変し、目は血走り、顔全体に恐怖が張り付き、ぶるぶると大きく震えて、狭く拘束されているスペースの中でバタバタと暴れて逃げようとする。

だが、逃げ場はない。

頭に電気ショックのようなものを当てられ、一瞬にして崩れ落ちる。

口と鼻のあたりが、ピクピク、パクパク、して気を失っている。

機械でドサリと押し出され、ぐったりする牛の足を縛りつけ、逆さまに吊るされていく。

機械でお腹を裂き、滝のような血液や体液が、ドドドッ、と流れ落ちてくる。

ほんのさっきまで、きちんと機能していた、温かい液体だ。

皮を剥がれて、体をパーツごとに切り刻まれていく。



私たち人間は、こんなふうに大量殺戮する権利が、あるのだろうか。

働いている方たちの、心のケアが心配になった。



posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 08:10| Comment(2) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月12日

東京都現代美術館「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」


先週、

お仕事の合間、次の仕事まで時間がありましたので、芸術鑑賞してきました。

自宅まで帰るには時間が足りないとき、東京は時間つぶしが簡単にできて、便利です。

初めて降り立つ「清澄白河駅」。

地下鉄出口から親切な道案内に従って10分くらい歩いたところにあります、東京都現代美術館。

そちらで、2/4〜5/6 まで開催されている展覧会「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」を鑑賞してきました。

http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/131/

わたしは本来、現代アートはあまり興味が湧かないのですが、この日はなぜか、よし、行ってみようか!という気になりました。

なにか、いつもの自分の枠を超えたものを欲していたのかもしれませんね。

なんでも受け入れられる、柔軟な感性を培いたいですね。

今回、鑑賞させていただいた靉嘔さんは、茨城県出身の日本人で、ずっとアメリカにお住まいだったようです。

本当に、ものすごい斬新です。

どうやったら、こんなふうにアイデアが湧くのか、不思議です。

一言でこの展覧会を表現したとしたら、 「ど迫力!!」 でしょう。



靉嘔さん、若いころの作品は、とても暗い色彩が多く、少し、おどろおどろしい人物をが多く、絵筆を乱暴に振り回したような画風でした。

芸術鑑賞するときは、そのアーティストの気分を想像しながら観るのが楽しいです。

若かりし頃、いろんなことに悩んでいたのかもしれないですね。



その後、10年おきぐらいに、どんどん、どんどん、絵の感じが変わっていきます。

そして、彼はきっと、柔軟な頭なのでしょう。

いろいろ学んで、発展していったのかもしれないです。

鑑賞を進めて行くに従って、みるみる、変化していく彼の「心情」がとても興味深かったです。

そして、突然、「虹」にインスピレーションが目覚めたのでしょう。

途中からすべて、虹だらけの作品になっていきます。

なんでもかんでも、虹色にしてしまいます。

彼の人生で「虹」が最重要なものになっていきます。

そのなかに、彼なりの世界が広がっていきます。

おもしろいなぁ。



とにかく、この展覧会は、作品数がめちゃくちゃ、多いんです!

一回の大きなスペースでは足りず、地下二階まで作品展示は続きます。

きっと、どんどんどんどん、イメージが湧いて、次々に作品を制作するんでしょうね。

エネルギッシュですね。 本当、すごい魅力的なかたです。 お会いしてみたいです。

あまり興味のなかった現代アートでしたが、どんどん、どんどん、靉嘔さんの世界に引き込まれていくのが、よくわかりました。

とてもユニークな発想の作品もあり、立体の箱の中に座布団が敷いてあって「座って鑑賞してください」と書いてあるものや、

本当に、真っ暗やみの中、中腰の姿勢で手すりにつかまり、ただ、暗闇を歩いて行く「巨大な箱」もありました。

この「暗闇の箱」は、7分くらいの暗闇の旅だったのですが、自分の心の思い描くものが見え、また、暗闇の中、自分の足元さえも、手さえも見えない中、まるで、「無」に戻ったかのようで、とっても良かったです。

おもしろい芸術に参加させてもらってよかったです。



最近の作品・・・・ですから、お年をとってからの作品ですね・・・・は、絵画ではなく、生活用品を使ったマンダラや、空間を利用した独創的なものが多く、「人生」、「生活」をテーマに、ごく日常的な中でのアーティスティックを創造してらっしゃいました。

もう、と・に・か・く! 楽しかったです。

作品数がたっぷりあるので、見ごたえがありますよ!!

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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 06:19| Comment(0) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月12日

「ストリートライフ」写真展



久々に、芸術鑑賞してきました。

最近気になっていた東京都写真美術館の写真展

「ヨーロッパを見つめた7人の写真家たち ストリート・ライフ」
http://syabi.com/contents/exhibition/index-1448.html

という写真展。

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ヨーロッパの生の生活を記録した写真家たちの作品展です。

道端に座る人だとか、路地裏のひとつひとつだとか、古い建物だとか、路上で販売している人々だとか、飾らないそのままのヨーロッパの人々を撮影した写真でした。

おもに、イギリス、ロンドン、パリの写真が多かったです。



7年くらい前に、イギリス〜スコットランドに、ぶらり一人旅したことがあります。

あのときは、2週間くらいいたかなぁ?

長距離列車に乗ったり、地下鉄に乗ったり、バスに乗ったり、ノープランで行き当たりばったりの、運命に導かれるがままの旅でした。

1月のイギリス・スコットランドは、雪が降っていて寒かったなぁ。

一人旅はいつも貧乏旅行なので、いつもユースホステルなどの安宿に泊るのですが、ロンドン近郊の安い宿に泊まった時は、ちょっと危険な状況になりそうだったりして、怖かったなぁ。

ここ数年、インドやアジアばかりで、ヨーロッパのほうには行っていないです。

一番最後にヨーロッパに行ったのは・・・・5年前のイタリア、ローマだったか。

友人がローマに住んでいて、遊びに行きました。

二人は、わたしがオーストラリアに住んでいた時のルームシェアしていた友人です。

また、会いたいなぁ。



写真展から脱線してしまいました(笑)

こうして、それぞれ、特徴があって、それぞれの味がある作品を鑑賞していると、まるで、わたしがカメラのファインダーを覗いているかのような錯覚に陥ります。

このカメラマンは、どんな気持ちでこの風景を見ていたのだろう。

このタイミングでシャッターを押させた、その内なる声とはなんだったのだろう。

古い写真は1870年代のものもあり、当時のカメラは、おそらく、今の時代のものとはかなり違って、シャッターを押してから、画像としてフィルムに焼きつくまでの間、しばらく時間がかかったことでしょう。

そのあいだ、フォトグラファーたちは、そして、モデルさんたちはどんな気分でいたのだろう。

なぜか、7名のフォトグラファーの作品に登場している人間、すべてが悲しそうなのはなぜだろうか。

誰一人として、笑顔の者がいない。

当時のヨーロッパの哀愁を狙ったのだろうか。

写真を鑑賞する・・・・というよりも、フォトグラファーの気持ち・思惑を盗み見する・・・という気持ちでひとつひとつ、丁寧に鑑賞させてもらいました。

よい時間を過ごせました。





posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 04:28| Comment(0) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月04日

酒蔵でライブ



2日の日曜日の夜。

生徒さんが誘ってくださったライブに行ってきました。

山梨市にあります「酒蔵 櫂」さんで行われたのは

タテタカコさんという長野のシンガーの方のライブでした。

タテさんの前に歌ってらっしゃったのは、岩崎けんいちさん、チャンティさん。

チャンティさんは、以前、大震災救援物資を収集しているときに協力してくださって、あちらこちらのかたに声をかけて、生活用品を集めてくださったご恩があります。

震災後の「祈りの会」にも参加してくださいました。 その節は、大変お世話になりました。

タテ2.jpg

わたしは音楽には疎くて、実は、あまりよくわかりません。

ゆっくりとしたスタンダードジャズや、まったりとしたボッサノヴァが好きですが、特に、日本のかたの音楽はあまり聴く機会がありません。

タテタカコさんのライブには、生徒さんの熱いプッシュに押され、たまには気分転換にいいかもしれない・・・・と思い、チケットを購入してみました。

誘ってくださって、ありがとうございました。

ライブ前にDVDを貸してくださったので予備知識はありまして、とても力強いシンガーだな、というのが第一印象です。

表情も、目も、声も、ピアノの迫力も、ものすごいパワーです。

熱狂的なファンが増えるのもわかる気がします。 すごいカリスマ性です。

彼女のその力強い歌い方とは裏腹に、普通にお話しするときの、シャイすぎるくらいのMCの仕方に、「脆さ」と「儚さ」を感じました。

ここも、魅力の一つなんでしょうね。きっと。

彼女の歌声やピアノの迫力、それに、彼女自身が持つ一種の危ういまでの個性が、人をグングン惹きつけるのでしょう。

これまで、いろいろな経験から深く傷ついて、苦労をされて、たくさんの涙を流してきたのでしょう。

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ストレートで、ガツン!と胸に響く、「素顔」の歌声をお聞きしていて、わたしもいろんなことを感じました。

小さい頃のことを思い出して、あの頃のわたしの幼さ、知らずに他人をたくさん傷つけていたこと、それを、大人になった今も変わらず、他人を傷つけてしまっていること、あの頃のせつなさ、寂しさ、やるせなさ、苦しんでいたこと、悩んでいたこと、傷ついたこと・・・・・

なぜだか、小学生のころ、中学生のころのことばかりを思い出していました。

彼女のまっすぐなパワーが、わたしの記憶を子供時代に戻していたのかもしれません。

いろんなことを思い出して、反省したり、せつなくなったり、昔の情熱に燃えていた自分を思い出したり、私にとって、とても意味のある時間を過ごせました。

こうやって、自分の道を貫くかた・・・・というのは、とても美しいです。

タテさんは、魂の叫びを、表現する術をみつけたのですね。

よい時間を、ありがとうございました。

ヒーリングのご予約が入っていましたので、少し早めに失礼させていただきました。 すみません。

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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 08:24| Comment(2) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月11日

玉堂美術館



奥多摩の森林の中に佇む「玉堂美術館」。

川合玉堂の美術館です。

玉堂は横山大観、岡倉天心らと肩を並べる、日本の巨匠のひとり。

繊細で、線の細い、やさしい絵を描くおかたです。

日本の自然を愛し、山々や川や滝、そこに棲息する鳥や動物、人間などを、ありのままに情緒豊かに表現する、彼の作品は、いつ拝見しても歩みを止まらせます。

日本画はいいです。 独特の色使いとタッチが素晴らしいです。 

繊細で控えめで、それでいて静かに主張しています。 まさに、「日本人の心」そのままですね。

玉堂が14歳のときに描いた花や魚などのデッサンが展示されていました。

とても中学生とは思えない、見事な腕前でした。 その当時から、繊細な筆使いで、細かい描写を研究していたようです。

玉堂の次男さんは陶芸家だそうで、息子が焼いた陶器に、父が絵を描く・・・という親子合作作品も展示されていました。

親子で芸術家なんですね。 どんな家庭だったんだろう〜、と想像してしまいます。



清流が流れ、巨石が川面に模様を作る、清らかな森林の中で、ひととき、豊かな時間を楽しみました。


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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 07:04| Comment(2) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月05日

韮崎大村美術館


先週の日曜日、韮崎で第二期養成講座の前に、ちょこっと立ち寄りました。

「韮崎大村美術館」

見晴らしの良い場所に建つ、気持ちの良い眺めが楽しめる美術館です。

この日は女子美術大学のかたの作品が展示されていて、絵画から彫刻まで、様々な芸術作品が楽しめました。

とても空いていて、じっくりゆっくり、自分の感性とのデートを楽しめました。

都内の美術館だと、とても混んでいるので、なかなかのんびりできないのですが、やっぱり山梨は落ち着いていていいです。

3/7〜6/12までは「描かれた花」という企画展が開催されるようです。

わたしも油絵が描きたくなりました。いつか、時間ができたら絵画を趣味で楽しみたいなぁ。



展示室はそれほど広くないのですが、こちらは二階からの眺めが絶景!!なんですよ〜
http://nirasakiomura-artmuseum.com/2f.html
八ヶ岳、茅ヶ岳、奥秩父連峰を臨むことができる展望カフェは、お茶をいただきながらまったり、のんびりしたいです。

と〜〜〜〜〜〜っても、気持ちがいいです!!!

疲れた心がリフレッシュしますよ〜!

隣接して白山温泉がありますので、ぶらりと立ち寄り湯も楽しめちゃいます★

山梨、サイコーです!

posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 07:32| Comment(2) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月18日

写真展 「WORLD EXPLORER」

昨日、お仕事が終わった後に、おもしろそうな写真展に行ってきました。

芸術鑑賞好きの生徒さんから教えていただいた、

「WORLD EXPLORER」 ジョージ・スタインメッツ写真展

新宿東口の高野ビル4階にあります、コニカミノルタプラザで開催されていました。

なんと、無料です!

WORLD explorer










モーターパラグライダーで世界を飛び、上空から地球を撮影する写真家のかたの作品展でした。

「わたしは写真を撮るパイロットではなく、空を飛ぶ写真家です」

という、彼の言葉が印象的です。

飛行機・・・ではなく、肉体がそのままむき出しのパラグライダーに乗って、秘境を飛ぶこの写真家の方、とってもかっこいいです。

わたしも、こんなふうに、地球を飛び回って、夢のような風景を見てみたいな〜、と、心が膨らみました。

小さな展示会でしたが、とっても楽しくて、ワクワクして、結構じっくりとながく観させていただきました。こういう地球を題材にしたもの、大好きです!

無料だというのに、アンケートに答えたらカレンダーまでいただいちゃいました!
やった!うはっ♪

東京近郊の皆さん!おすすめですよ!

1/31まで開催されているそうです。ぜひ、ぜひ、観に行ってください〜!



posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 06:44| Comment(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月25日

「日本画にみる四季の美展」


先日、お仕事の合間、一時間ほど時間が空きましたので、またまた、自分とのデートに行ってまいりました★

東京は、時間つぶしするのに苦労がなく、いろいろ見れるのでとても楽しいです。

この日は、銀座線の沿線に向かう予定がありましたので、ちょうど乗り継ぎもよい赤坂見附のホテルニューオータニ内にある美術館へと行きました。

以前よりチェックしていた「日本画にみる四季の美展」が開催されていました。

横山大観、鏑木清方、川合玉堂、という錚々たる芸術家たちの作品が集う、ぜいたくな展覧会でした。

日本の四季は、本当に美しいですね。

外国で働いていたときは、外国人の方のおもてなしをしていましたので、毎日、一緒にディナーをいただきながらお話のお相手をしていたのですが、日本の紹介をするのに必ず言うのが「四季の美しさ」でした。

日本ほど四季折々、それぞれの美しさが楽しめる国は、ないと思っています。 世界一だと誇っています。

昔、「SAYURI」というハリウッド映画がありましたが、日本の四季の美しい情景、情緒ある景観を、外国人の目から見た視点で表現していた素晴らしく優美な作品でした。

加えて、日本女性の強さ、逞しさも感じさせるストーリーは、外国人が監督した作品とはいえ、日本に対する「愛」を感じました。



これまで、いろいろな国に行き、暮らし、本当にさまざまな国のかたがたとお話しさせていただきましたが、やっぱり、日本が一番美しいな、としみじみと思います。

いろいろな国の文化を見てきたからこそ、我が母国の良さも悪さもわかるのかもしれないですね。

きっとこれからも、外国とのご縁があると思いますが、この根底に根付いている「日本人魂」は、ずっと火を絶やさずに、静かに燃えているのだろうと思います。

ため息が出るほどの素敵な日本の作品の数々を鑑賞しながら、今回はそんなことを思いました。

この展覧会は11/28まで、ホテルニューオータニ美術館で開催されています。

川合玉堂

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2010年11月19日

「檸檬」


久々に、梶井基次郎さんの小説を読みました。

そういえば、この一年くらい、ヨーガ関係の本か、臨床心理、放送大学の教科書しか、読書していないことに気がつきました。

海外から帰国して一年ちょっと経ちますが、わたし、結構がんばっていたなぁ、と改めて思い返しました。



わたしは子供のころから本の虫で、いつも、時間さえあれば読書しています。

日頃、テレビを見ない分、ちょこちょこと、読書できます。



梶井氏の小説とは数年前に出会いました。

大正時代から昭和にかけて書かれた彼の私小説は、その時代背景が見事に描写されています。

その素晴らしい情景描写は、わたしの目の前に、当時の日本のイメージを大きく膨らませます。

おごらず、皮肉も言わず、ただ淡々と重ねられていく美しい情景は、彼の心の純粋さが伺えます。

当時の作家にはありがちな、病がちで貧しく、霞のかかった心の牢獄でもがいている、混沌した青年の心情を、美しく作品に反映させています。



昔の日本の作家の小説というのは、心にドスン、と響きます。

そして、読むたびに、心に残していくものが違います。

その時々で、読み終わったあとの感覚が違うのは、その時々、読み手である「わたしの心」が変わっているからなのでしょう。

毎回、この「後味」がとても好きです。



彼のような、繊細な文章を書きたいな・・・とずっと憧れていました。

久しぶりに、小説を書いてみようかな・・・、なんて思わせてくれる、自分の感性と向かい合った、素敵な気分転換でした。

solarcafe4

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2010年10月26日

個展「大地のうたがきこえる 冬音」



最近は芸術鑑賞でリフレッシュすることが多いです。

昨日は、お仕事の合間に、六本木のミッドタウン FUJIFILMのビルで行われていました「土門拳さん」の展示会に行ってきました。

土門さんは昭和初期の風景を、当時のモノクロカメラで撮影していた写真家の方です。

わたしの大好きな、味のある作品を作り出したお方です。

今回の土門さんの作品はお寺の写真、おそらく10点くらいいでしょうか。まるで、仏像が生きているみたいに撮影されていました。 さすがです。





土門さんの作品と併設して、とても興味深い作品の展示も開催していました。

北海道 美瑛の風景を撮り続ける奈良美弥子さんの作品展です。

「大地のうたがきこえる 冬音」という個展でした。
http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/tokyo/s2/10102202.html



一目見た遠くからでも、その、幻想的な色遣いに胸がときめき、ぐんぐんと、引き寄せられるようにして写真に近づきました。

素晴らしいです。 美しすぎます。

自然とため息がもれます。

北海道の雪深い景色の中の、奇跡と呼ぶにふさわしい、雪と氷と光の織りなすプリズム。

まるで、神様が降りてきたかのような、神々しいまでの作品ばかりでした。

こんな写真を撮ってみたいなぁ

ああ、北海道に行ってみたいなぁ

感動が押し寄せます。



この神がかりな作品の数々を撮影されたご本人が座ってらして、少しお話をさせていただきました。

やさしそうで、ふんわりしていて、温かさがにじみ出ている、愛の感じられる女性でした。

ほんの少しの間、時間をシェアさせていただいただけでしたが、もっと、話していたいな、と思わせる、ほっと、安心感のあるかたでした。



本当に素敵だったこの展示会、ぜひぜひ、みなさんにも見ていただきたいです!

たしか28日まで開催してますので、ぜひ、お時間を作って行ってみてください!

たくさんのかたにご紹介したい、心が洗われる素晴らしい作品でした。

東京に来ることはあまりないそうです。 もうすぐ終わってしまいますので、お急ぎください!





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2010年10月11日

フェリックス・ティオリエ写真展


日曜は午後から養成講座でしたので、午前中は自由時間でした。

放送大学の学習センターにて、少しだけお勉強をして、そのあと、山梨県立美術館へ行ってきました。

美術館の静かな空気が大好きです。


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とくに、昨日は、雨上がりのスコーーーン!!と晴れた、快晴の秋空!

気持ちよすぎて、美術館の大きな庭で、しばらくぼんやりしました。

ほんと、気持ちがいいなぁ〜〜。

疲れた身体と心が、どんどん、癒されていきます。

鳥のさえずりが、わたしをますます元気にしてくれます。

自然に、口元が微笑みます。


ティオリエ1

















県立美術館では「フェリックス・ティオリエ写真展」が開催されていました。

この写真展、実は少し前に東京の美術館で行われていたのですが、なかなか時間が作れなくて、行けれないままに期間が終了してしまいました。

ああ・・・・見たかったな・・・

と、がっかりしていたところに、今度は山梨にもやってきました!!

やったー! よくやった! 山梨!


ティオリエ2




















フランスの写真家ティオリエの作品には、100年以上も前のフランスのありのままの風景が残されています。

お孫さんをとても大事にしていたようで、かわいいかわいい、ちっちゃな二人のベイビーをモデルにした作品もたくさんありました。

風景写真を得意とするらしく、山の中や、滝などの自然が、ときに荒々しく、ときに静寂を感じさせながら残されていて、そのときの彼の心境を連想させます。

こういった白黒の写真は、「光」が命です。

上手に光を使って、清らかにも見せ、暗黒にも見せる、かれの技術は素晴らしいです。


ティオリエ3















ひととき、

自分自身の感性とデートできた、素敵な時間でした。

この「フェリックス・ティオリエ写真展」は、10/17まで開催中です。

興味がある方、急いでくださーい!




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2010年09月30日

マルク・シャガール展

久々に上野に行ってきました。仕事の合間、気分転換に☆

上野は4年ぶりくらいかなぁ。


上野2














上野公園は、広々としていて、いつ来てもとても気持ちがいいです。

サラリーマンや、学生さんや、おばあちゃんや、ファミリーや、いろんな人間がた〜くさんいて、飽きずに人間観察できます。

みんながみんな、リラックスして幸福そうです。

まさに「大都会のオアシス」ですね。

自然に還る・・・・、みなさんが無意識に求めているんでしょうね。


ueno















さて、その上野公園を通り過ぎ、

大好きなマルク・シャガールの鑑賞に行ってまいりました。


ueno3

















彼の作品には「愛」がたっぷり感じられます。

一途に奥さま、家族を愛する気持ちが、ひしひしと伝わってきます。


シャガール1
















しばしば、自分自身も作品の中に登場してきて、本当に、自分の心の内をそのまま作品にしているんだな、と感動します。

結婚をされたときや、お子さんが生まれた時、奥さまが亡くなられたときなど、その時々の環境で、作品が語るものが変わってきます。

すごく「人間っぽくて」大好きです。


シャガール2

























「愛」に溢れた彼の作品集も買っちゃいました。

へへ、嬉しい♪


シャガール3

















今回こちらの展覧会には、シャガール以外のアーティストの作品もたくさんあり、いろいろ楽しめました。

シャガールご本人の作品が少し少なく、わたしの好きなものも少なかったので、少しがっかりしました。

シャガール展は、東京藝術大学大学美術館にて、10/11までです。


シャガール4


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2010年08月12日

ガイアシンフォニー(地球交響曲)第三番

恵比寿にある「東京都写真美術館」にて

「ガイアシンフォニー(地球交響曲)第三番」を観てきました。

現在、公開中の最新のものは第7番なのですが、期間限定で過去のものも公開していました。

ラッキーなことに、監督の龍村仁さんがいらっしゃって、購入した書籍にサインと、握手をしてくださいました。

「ユキさんへ」って、書いてもらっちゃいました。やった!へへ。



「本当はここでスピーチする予定じゃなかったんだけど・・・」

と、開園後、席に座って上映を待つ私たちの前に、龍村監督は突然、現れました。

「おおっ!」と歓声が上がりました。

「この第三番は思い出深い作品です。作成の途中、主人公である写真家の星野道夫がロシアで熊に襲われて亡くなってしまったので、製作中止になるところでした。(中略)亡くなった星野道夫のために完成させました。どうぞ、お楽しみください。」

星野道夫氏は有名な写真家で、熊に魅せられ、野生の熊を撮り続けたおかた。

生前はアラスカに住み、奥さんとの間に、小さなかわいい男の子、翔馬くんを授かってすぐのアクシデントでした。

片手をポケットに入れ、左右に微妙にゆらゆらと揺れながら、猫背ぎみに立つ監督。

想像できないほどのたくさんの大自然を見て、感じて、この大いなる地球を身体と心で触れてきた彼。

なんだか、彼のスピーチだけで、胸がいっぱいになりました。

大きな拍手に包まれて、監督はさがりました。

わたしも周りに負けじと大きな拍手を監督に捧げ、ああ、なんてたくさんの方に愛されている作品なんだろう、と感じました。



実際、素晴らしい作品でした。

自然の壮大さ、温かさ、不思議さ、その中の、人間たちの強さ、健気さ、潔さ、すべてが、ググッ!・・・とわたしに迫ってきました。

自然に涙が出てきました。

心に残った言葉を少しだけ、ここに書き留めておきます。



自然はもともと公平なシステムです。
大いなる力は、小も大も、すべて同じだけ注がれます。
命は誠実なもの。だから、自分自身を謙虚に生きる。
人生は、長生きするだけじゃなく、一瞬一瞬を誠実に生きることが大切。



心を清めなさい。よいことを考えなさい。



人生とは計画している時の、別のときに起きてしまう出来事のことを言う。



限りなく無限の偶然が続く人生。
カラクリに満ち、日々、無数の人々と出会い、人との出会いは限りない不思議、限りない素晴らしさ。



結果が最初の思惑どおりにならなくても、その時間は存在する。
そして、終わってしまえば、結果より時間が残る。



魂と語ることを恐れるな。





ワスレナグサ」  星野道夫

(亡くなる少し前に書かれたものです)

(前略)
そしてふと腰をかがめたとき、ワスレナグサはすぐ足もとに咲いていたのである。見つからないはずだった。それは私たちの知っている風に揺れるワスレナグサではなく、岩陰にはいつくばるように咲く、見過ごしてしまいそうな小さな花だった。
ワスレナグサは、英語で、forget-me-not、このいじらしいほど可憐な花が、荒々しい自然を内包するアラスカの州花であることがうれしかった。

(中略)

もう何年か前、北極海沿岸で過ごしたベースキャンプの近くでもワスレナグサは咲いていた。こんな地の果てで、だれに見られることもなく、淡いブルーの花びらをひっそりと開かせていた。
そのとき僕は、ある自然番組を作りに来たテレビ局のスタッフといっしょだった。が、さまざまな悪条件が重なり、撮影はうまくはかどらず、時間だけがどんどんと過ぎていた。

(中略)

これだけ一生懸命やったんだし、相手は自然なんだから、それはしようがないんじゃないかと。たとえば、あと十年とか二十年とかたったときに振り返ってみて、その番組が少しうまく撮れたとか、撮れなかったとかなんて、きっとそれほど大した問題ではないと……それよりも一日のうち十五分でも三十分でもいいから、仕事のことをすべて忘れて、今ここに自分がいて、花が咲いていたり、風が吹いていたり、はるかな北極海のほとりでキャンプしていることをしっかり見ておかないと、こんな場所にはなかなか来れないんだし、すごくもったいない気がすると……風に揺れるワスレナグサもそんなことを語りかけているような気がした。私たちが生きることができるのは、過去でも未来でもなく、ただ今しかないのだと。

(中略)

結果が、最初の思わくどおりにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味を持つのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがえのないその時間である。
頬をなでる極北の風の感触、夏のツンドラの甘いにおい、白夜の淡い光、見過ごしそうな小さなワスレナグサのたたずまい……ふと立ち止まり、少し気持ちをこめて、五感の記憶の中にそんな風景を残してゆきたい。何も生み出すことのない、ただ流れてゆく時を、大切にしたい。慌ただしい、人間の日々の営みと並行して、もう一つの時間が流れていることを、いつも心のどこかで感じていたい。
そんなことを、いつの日か、自分の子供に伝えてゆけるだろうか。
いつまでも眠ることができなかった。風の音に耳を澄ませながら、生まれたばかりの、まだ見たことのない生命の気配を、夜の闇の中に捜していた。


バリ31


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2010年06月24日

モーリス・ユトリロ展

新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で開催されていました「モーリス・ユトリロ展」に行ってまいりました。

ユトリロは好きなアーティストのひとり。

何回かユトリロ展には訪れたのですが、今回は日本初公開の作品ということで、楽しみにしていました。

初期の頃の、なんとも「痛いほどせつない」かんじが好きです。



子供の頃から父親を知らず、母親から愛を与えられず、孤独に育った彼。
12歳でアルコール依存症になった。(10歳とも14歳とも言われている)
17歳から何度も、依存症治療のための病院に入退院を繰り返す。
リハビリのために始めた絵画で、思わぬ評価を受ける。
義父がマネージャーとなり、お金稼ぎのために、ほぼ軟禁状態で絵を描かされる日々。
母と義父はゴージャスな生活を送り、ユトリロはアルコール依存症の施設の、鉄格子のはまった冷たい部屋で絵を描く。



街並みや建造物、風景などを描きつづけるユトリロ。

まるで、ほかのものは目に入らないかのように。

今現在見ている風景、今ここにある風景、いつもの自分の街を描きつづけます。

まるで、描くことで

「ボクはここにいるんだ!」

と、存在を確かめるかのように。



どうして、誰も、抱きしめてあげなかったのだろう、と思います。

こんなにせつない作品を生み出して。

自分の今いる街ばかりを、次々と狂ったように描きつづけて。

ワインを片手に酔いながら、絵を描くことで、自分自身を慰めていたのだろう。

自分の存在価値を探していたのかもしれない。



後年、結婚した奥様も彼のマネージャーになったのだが、彼女の結婚の目的は、義父と同じだったと思われます。

つまり、金儲けです。



彼の作品には、ほとんど人物がありません。

いや、人物はあるにはあるのですが、いつも通りすがりのひとたちばかり、小さな姿なのです。

しかも、後姿が多い。

彼の中の「孤独」が現されているのではないでしょうか。



後期に見られる「色彩の時代」。

初期の頃のあの「せつないかんじ」があまり感じられず、なんだか寂しい。

技法は上達し、見栄えも良く、とても上手な絵なのが・・・・・・

初期の頃のような、がむしゃらで、パンチがあって、心のままに描いていて、ピシピシとなにかが伝わってくるかんじが好きです。

初期から後期。

作品の移り変わりを確認しながら、彼の気持ちの変化を、あれこれ考えました。

とても充実した絵画鑑賞でした。







posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月11日

清春 旅と空想の美術館

趣味が写真撮影なので、写真を撮るためだけに、わざわざおでかけしたりします。

カメラを手に持った時の、周りを見る視点の変化が好きです。

アングルや構図を考えながら風景を見ると、普通に見ているときよりも、より、アーティスト目線で見れます。

すると、世界がみるみる変わって見えるのです。

美しいものは、より、美しく

なんてことないものは、とても、意味のあるものに、見えてきます。

不思議です。 マジックです。 ミラクルです。

世界が、わたしに話しかけてくるんです。

だから、写真を撮影するのが大好きです。

感性がとても豊かに膨らみます。



最近撮った写真の整理をしていたら、少し前のものが出てきました。

「清春 旅と空想の美術館」

清春1






名前が、素敵でしょ? 旅人のわたしにぴったり☆ ふふ☆

北杜市長坂にある、かわいらしい美術館です。

普通のお宅を美術館にしたような、こぢんまりとしたアットホームなところ。

2月の寒〜〜い日に訪れました。

まだ、雪をかぶる山々がとても美しかったです。

清春2














2月当時は「砂漠のサイーダさん」という展覧会が開催されていました。

以下、フライヤーから抜粋。



エジプトの砂漠にひとりで暮らす遊牧民女性サイーダさん。
ラクダ2頭に積みきれる荷物だけを持ち、広大な砂漠を移動しながら暮らしています。
そんな自由で伸び伸びとした生き方にひかれ、6年にわたって一緒に生活しながら写真を撮ってきました。
泉で水を汲み、夜は月明かりでパンを焼き、満天の星の下で眠る。



いいですよね〜!サイーダさん!

この写真家の方も6年も一緒に暮らしたなんて、それもすごい!!

心が広がって、イマジネーションは空を飛び、また、ふらりと旅に出たくなる作品ばかりでした。

この作品展は2月いっぱいで終了しています。



こちらの美術館、「旅」をテーマにした常設展もあります。

わたしの好きなアーティストの作品もあり、のんびり、たっぷり楽しめましたよ〜。

清春3







そしてさらに、クリスマス展も常時併設されています。

欧州のクリスマス作品が、夏でも春でもご覧になれます。



思わずにっこりとほほ笑んでしまう、かわいらしいクリスマスのアートたち。

きっと、オーナーさんの趣味なんでしょうね。

夢と遊び心のある美術館です。

「世界のあちこち、放浪の旅をしたんです。」

とおっしゃる従業員の方。

「わたしも旅が好きなんです。」

と、ひとしきり、お話しが盛り上がりました。



今から初夏、北杜市はとても気持ちの良い季節です。

ドライブがてら、ぜひ、「旅と空想」を体験しに行ってみてください。
posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 06:17| Comment(0) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

「宇宙(そら)の約束」上映会

日曜日のこと。

BERGさんで青空ヨガを終えた後(昨日の記事を参照)、

気になっていた上映会に行ってきました。



甲府市総合市民会館の会議室で行われた上映会は

「宇宙(そら)の約束〜いのちが紡ぐ愛の詩〜」

という題名でした。



特別支援学校の教諭をしている山元加津子さんのドキュメント映像です。

障害を持った子供たちと、苦労しながらも楽しみつつ、一緒に歩む山元さんの、

「生きるとはなにか」

「死ぬとはなにか」

その宇宙の秘密、私たちが忘れそうになっていた大切なことを表現します。


心に残った言葉を綴ります。






世界は、陰があり陽があり、そのどちらが偉いとかではなく、双方で助け合って融合しているのだ。

人間同士も、良いも悪いもなく、すべてはひとつなのだ。

わたしたちの持っている、相対するものも、どちらが良いとか悪いとかではないのだ。






どんどん、身体が硬直して動かなくなっていく男の子。もう、治らない病気。

ピアノを弾くのが好きで、毎日弾いている。

両親は、お願いだからもう弾かないでくれと言う。毎日、少しずつ、弾けなくなっていくのを聞くのがつらいから。

でも、僕は毎日弾きたいんだよ。

毎日、少しずつ、身体が動かなくなって、弾けない曲が増えてきて、自分でもそれがわかるし、いつかはなんにも動かなくなって、なんにも弾けなくなるけれど

これが、僕だから、僕は毎日、弾きたいんだ。そして、動かなくなっていく僕を見たいんだ。

僕は、僕で、ありのままの僕を受け止めて、そして、理解しているんだ。

どんな僕でも、これが僕なんだ。だから、お母さん、お父さん、毎日ぼくのピアノを聞いて欲しいんだ。

これが、僕なんだから。





星座を見るときは、光っている星を線でつないで、それを動物とか人間とかに見立てて、星座を決めるでしょう。

でもね、ペルーのほうでは、光っていない、暗い部分を動物とか人間の形に見て、それに名前をつけているんだって。

光があって、闇があって、

どちらが強いとか偉いとかではなく、どちらも大切なものなんだって、そういうことなんじゃないかな。





「色即是空」

全ての形あるものや現象(色)はそれ自体では存在せず、互いに依存する関係の上に成り立っている

この世のすべてのものは(人も動物も虫も草も)お互いにつながりを持っているからこの世にあるんだ

すべては空(くう)



これは般若心経の言葉ですが、ヨーガにも似たような哲学があります。

「すべてはマーヤ(幻)である」






上映中、涙が止まりませんでした。

もっともっと、たくさん覚えておきたかったのに

記憶は薄情で、あんなに感動したというのに、

その心を揺さぶるたくさんの言葉を、もう、ほとんど忘れてしまいました。

でも、まだ衝撃が残っていて、心の奥でじんわり熱くなって、涙が出そうになります。



ふたつ。

心に残る詩がありましたので、また時期をみて、ご紹介させていただきますね。



バリ26


posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 20:17| Comment(0) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月07日

ベストオブ世界遺産

仕事の合間に、調布市にて行われていた展示会に立ち寄りました。

「ベストオブ世界遺産」

世界中の世界遺産の写真展覧会です。

料金200円。

こぢんまりとした、素朴な展覧会でした。



またいつか、バックパックを背負ってふらりと旅立ち、世界を歩きたいな〜

と夢を見ながら楽しみました。



近いうちに出雲大社に行こうと思っているので、石見銀山をチェック。

インドのブッダガヤの写真もあり、懐かしさがこみあげ、インドに帰りたくなりました。



東京でのお仕事は、すべりだしがとても快調です。

お久しぶりにお会いする方がもたくさんいて、

「2年間、待ってたわよ〜〜!おかえりなさい!」

と、みなさん嬉しいことを言ってくださいます。

わたしがいなくなってからも、ずっと施設に投書してくださっていたとか。

とくに年配の方々!!

私は当時、おじいちゃん、おばあちゃんのアイドル(笑)だったので、そのみなさんが、まだお元気でニコニコしてくださって、本当に帰ってきて良かったと思いました。

「顔を見ただけで、もう、安心して眠くなっちゃうわよ〜」

と、言ってくださるかたも(笑)

本当に、ありがたいです。

これからも、精進します。


***


昨日、契約させていただいています、ヨガウェアの会社の新作展示会に招待されていました。

仕事の合間でしたが、秋葉原の会場まで行ってまいりました。

担当の方とお会いするのも2年以上ぶりで、懐かしくて話が盛り上がります。

部長さんともご挨拶させていただいて、これからのことの打ち合わせをしました。

おみやげをたくさんいただきまして、わたしは手ぶらで行ってしまいましたのに、恐縮してしまいました。



その展示会で、昔からのインストラクター仲間の友人に会いました。

彼女もこのウェアのブランドのエアロビの契約インストラクターでした。

彼女は、エアロビクス業界ではかなり有名な女性で、数年前に起業して会社を立ち上げたそうな。

若いのに、すごいなぁ!

デビューしたてのころを知っているわたしは、彼女の成長ぶりにとても驚きました。

いまや、業界のトップクラスの雲の上のおかたです。

様々なストレスに負けずに、がんばってほしいです。



東京はやっぱり刺激的です。

でも、わたしはわたしのスタイルで、目立たず、焦らず、のんびり行きます☆


オフィス街


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2010年03月16日

「街のアート展 蘇生する空間」

昨日のこと。

仕事の打ち合わせがあり東京に出張でした。

夕方に山梨に戻り、夜のレッスンに行く前に、リフレッシュしたくて、新聞に載っていた、興味あるアートイベントに行ってきました。

甲府駅北口の旧JRビルで行われている

「街のアート展 蘇生する空間」

という催し。

もう使われていないビルをまるごとアート空間にしてしまうアイデアです。



ビルの古さを活かした、おもしろい展示会でした。

モダンで斬新な現代アートの集結でした。



入り口を入った瞬間から始まる芸術の空間。


蘇生1
















階段は布が張りめぐらされ、水の音がピチョン、ピチョン・・・・

うす暗くひんやりとしたその空間は「氷穴」と題されていました。



ビルは3階まで、ぎっしりとモダンアートが詰まっていました。

「空間」を意識してアートにした作品ばかりで、そこにいればいるほどメッセージが聞こえる気がします。

その「空間」に作品がたたずんでいるからではなく、作品があるその「空間」に「わたし」が入ることで完成する・・・・・

そんな深さを感じました。


蘇生2
















不思議なあの空間に迷子になったような感覚でした。


蘇生3

















3階の湖の底のような静かな雰囲気とは打って変わって

2階には気さくな彫刻家の星野敦さんがいらっしゃいました。

彼がこのアート展の起案者だそうです。

星野先生は、印鑑で作るアートを発表されていました。

みてください、これ。


蘇生6

















印鑑を並べてつくるアートだそうです。

すごいですよね〜〜〜〜〜!!

その発想もすごい!どうして印鑑を・・・・・!

まさに、アーティスト脳ですね。


蘇生5
















気さくなおじさま、星野先生は

「どうぞ、体験していってね〜、おもしろいよ〜」

と促してくださり

単純で好奇心旺盛な私は、もちろんチャレンジしてきました。

なんでも、経験です☆

インスピレーションでカタカタ、カタカタ、はめ込んでいきます。

一般的には3時間くらいかかるそうですが・・・・

わたしは1時間半で仕上がっちゃいました〜〜〜

はい、これです。

まず、ちょっと考えてみてください。

なにに見えますか??


蘇生4
















目?

惑星?

日の出?

涙?

うーん?




見る人の想像力をかきたてるものを作りたかったんです。

いろんな可能性がありますよね、この中に。

「木漏れ日」と言った方もいて、人間の感性はとてもおもしろいなぁ、と思いました。

この写真は携帯のものなので、あまり色がよくわかりませんが・・・実物はもっと柔らかい色で、ふんわりした雰囲気です。

星野先生がデジカメで写真を撮ってくださって、それをメールで送ってくださるそうなので

それをいただいたらまた、ブログにアップさせてくださいね。

もう二度と同じものはできない、貴重な瞬間のアートです。



期待以上に楽しめちゃいましたこのイベントは今月22日まで行っています。

入場無料ですので、みなさま、遊びに行ってみてくださいね!

ウェブサイトはこちら。
 ↓↓↓
www.sosei.org/


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2010年02月05日

美しきアジアの玉手箱


午前中、時間があったので県立美術館へと行ってまいりました。

「シアトル美術館所蔵 日本・東洋美術名品展

                  美しきアジアの玉手箱」

が行われていました。



以下、フライヤーから抜粋。



1933年に設立されたシアトル美術館は、世界各国の美術品を所蔵する米国屈指の美術館です。その中核をなす約7000件の日本・東洋美術コレクションから、中国や韓国、東南アジアなどの美術品も含めた選りすぐりの作品約100件をご紹介します。多彩な時代、地域、ジャンルの一品が詰まった、まさに「美しきアジアの玉手箱」のようなコレクションをぜひお楽しみください。



素晴らしかったです。

様々なタイプの歴史ある作品が、次から次へと並べられていて、

先に進んでも、まだまだ、あるのには驚きました。

あんなにたくさんの作品を楽しめるとは思っていませんでした。

素晴らしいです。



あの大量な日本の大昔の品々を、海を越えたアメリカのシアトル美術館の館長さんは、大事に大事に、保管してくださっていたんですね。

その誇るべきお気持ち、いち日本人として、とても嬉しく思います。

感謝いたします。




たくさんのお宝の数々、たっぷり時間をかけて鑑賞させていただきました。

掛け軸や屏風などの、日本ならではの絵画にとても興味をそそられました。

保存状態がとてもよかったのでしょう。

とても500年ほども昔のものとは思えない美しさです。


*****

浦島太郎の絵が書いてある玉手箱

そして

葛飾北斎の「五美人図」

すばらしかったです。


*****

とても魅かれたのは

「鹿下絵和歌巻 本阿弥光悦書 俵屋宗達画」

横にすごーく長〜〜〜〜い絵巻物です。

月の情趣が表現された、いくつかの和歌を集めたものです。

何頭もの愛らしい鹿が戯れている絵画と、日本情緒あるれる流れるような筆さばきの書と、情景が目に浮かぶような感傷的な月についての和歌の、素晴らしいハーモニーです。



百首の歌 たてまつりし 時 月の歌

                   前大僧正慈円

「いつまでか 涙雲らで 月は見し
  
           秋まちえても 秋ぞ恋しき」

**


和歌所にて 歌合に湖辺の月といふ事を

                 ふちはらの 家隆朝臣

「にほの海や 月の光の うつろへば
  
             波の華にも 秋は 見えけり」


**


企画展と常設展をたっぷり時間をかけて楽しみました。

芸術鑑賞をした後というのは、不思議と心が静かになっていますね。

心がざわざわしていたとしても、すうっ・・・と落ちつきます。

ヨガのあとのように。



この催事は2月いっぱい行われているようですので、

お時間を作ってぜひお出かけください。

価値ある時間となりますよ。




美術鑑賞をする前のこと。

実は、美術館に入ってすぐ、入り口の支払いカウンターのところで、知り合いに会いました。

完全にプライベートの素の顔でフラァ〜っと訪れたので、

突然、知っているお顔にお会いしたのでびっくりしました!

彼女は、ご自身が持っていたこの企画展と常設展のふたつに入場できる「特別ご招待券」をわたしにくださいました。

いくつか持っているので、どうぞ。と。

たいへん恐れ入ります。

ありがとうございます。

素敵な偶然の出会いとともに、嬉しいプレゼントをいただきました。

昨日のブログにもありましたが、「偶然」はわたしの元気の素ですね。

その「偶然」が折り重なって、足元からどんどん道が延びていきます。

今日も、善き一日でした。


とんぼ



posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月26日

ネパール星空紀行

日曜日の夜。

コーヒーとワインのお店「香ほり屋」さんにて

「ネパール星空紀行」

というイベントがありました。



韮崎市在住の自然写真家、牛山俊夫さんのトークと、作品のスライドショーを楽しむ集いです。

こちらのイベントは毎月一回行われていて、もう50回以上も続いているそう。

すごいですね!

何年も続けられるほど、作品の数が多いんですね〜!

素晴らしいっ!



毎月、一回、日曜日に行われていて、以前より気になっていたのですが、なかなかスケジュールが合わず、いつも見合わせていました。

今回は、なにも予定がなく、やっと、やっと、参加できました!



その日も朝から忙しくあちこち移動していた日でした。

急いで行ったのですが、到着したのは開始時間5分前でした。

キィ・・・・と、ガラス張りの扉を開くと・・・

もうすでに満席で、参加者のかたたちがクルリと一斉に私のほうを振り返ったので、ちょっと恥ずかしかったです。



予約してあったので、カウンターの席がひと席、わたしのために空いていました。

ストン、と椅子に座って、ストールを取って、コートを脱ぐと、ほどなくして牛山カメラマンがマイクで話し始めました。

ああ、間に会って良かった。



牛山氏、11月にあった、しし座流星群を撮影するお仕事で訪れたそうです。

今回、ネパール訪問は初めてだったそうです。

さすが、50回以上も開催されているだけあって、トークもお上手で、流暢にお話しされていました。

自然写真家・・・・ですので、自然の写真がたくさんあるのかと想像していたのですが、

意外にも、人物や街並みの写真がほとんどでした。



わたしが去年、インドに滞在している時、ずっとネパールに入国する予定でいて、そのプランでビザ用の写真なども撮って、ルートの計画を立てていたのですが、

直前で予定が変更になり、急きょ日本に帰国になりました。

いつか、そのリベンジに、ネパールに行ってみたいと強く願っています。

冬はとても寒いので、たぶん、夏か秋に行こうと予定しています。

北インドのいつもお世話になるアシュラムに行きたいので、その帰りに国境を越えて行ってこようと考えています。

たぶん、今年の夏には行けるかな〜。



牛山さんの披露してくださったネパールの写真を見ると、インドと似ているところがたくさんありますね。

でも、インドよりも観光地化しているかな、と感じました。

カトマンドゥとポカラなど、主要な場所の写真が多かったです。



しし座流星群を撮影しに行ったそうなのですが、あいにく天気が悪くて、納得のいく写真が撮れなかったそうです。

残念ですね。

それで、あまり自然の写真が少なかったのですね。

ほんと、残念。



でも、唯一、飛行機から撮った7000〜8000m級の山々の写真は素晴らしかったです!

間近から見る山々の「シワ」ひとつひとつが、芸術でした。

自然は本当に、奇跡です。

大自然が、大好きです!



牛山さんも、天候に恵まれなかったネパール遠征をとても悔しく感じていらっしゃったらしく、

その一ヵ月後にプライベートで、また訪問されたようです。

来月、そのネパール第二弾の会があるそう!

次回のほうが期待できそうです!

残念ながら、次回の日程は、わたしの都合が合わず・・・・。

くぅー、残念っ!



満員の店内のみなさん、リラックスしてワインやコーヒーやオードブルを楽しみながらの観賞会でした。

わたしもコーヒーをいただきながら、とても落ち着いた気持ちで楽しませていただきました。

こういう企画は素敵ですね。

また、参加したいです☆


(この写真はわたしがインドで撮影したものです)

india





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2010年01月12日

アンリ・カルティエ=ブレッソン&木村伊兵衛 東京都写真美術館

本日も、東京出張でした。



新年の瞑想のワークショップ(研修会)に参加してきました。

外国から日本に戻ってきて嬉しいことの一つとして、こういったワークショップが充実しているということ。

指導するヨガではなく、自分だけのためのヨガができることが嬉しいです。

通常のクラスに参加するよりも、ワークショップのほうが、詳しくレクチャーしてくださいますし、

玄人向けの、深いところまで入るので、すごく助かります。



しっかり2時間半、瞑想して自分の時間を楽しみました。



このワークショップは午後からでしたので、少し早めに行って、午前中は芸術鑑賞をしてきました。

わたしは、アート鑑賞が好きで、東京に住んでいる時は時間を作っては、月に2回くらいは美術館や展覧会に足を運んでいました。

今回は、恵比寿ガーデンプレイスにあります

「東京都写真美術館」

へと、行ってまいりました。

ちょうど、わたしの好きなフォトグラファーの

アンリ・カルティエ=ブレッソンの作品の展示会が開催されていました。

今回は、アンリと木村伊兵衛さんの作品が合同で展示してありました。

お二人とも、ライカというカメラを使った作品が多いという共通点があることから

「東洋と西洋のまなざし」

というサブタイトルがついていました。



日本のフォトグラファーでライカを使っていたほかのかたの数人の作品は見たことがあったのですが、

この木村さんの作品は初めて拝見します。



木村1











ひとそれぞれ、

芸術作品は個性がありますね。

だから、楽しいです。



木村2







特に、写真は、そのかたの視点が、そのまま、そのかたの思想とか、感性につながるので

見ているこちらも、ファインダーをのぞいているカメラマンの目になったつもりで見れます。

その目と、自分の感性の目とをオーバーラップして

その微妙な違いを楽しんだりして。

わたしも写真が趣味なので、そういう目で見ると、とてもおもしろいです。

良い、とか、悪いとかではなく、

芸術はそれぞれの個性が楽しいです。



アンリも木村さんも、人間を撮影するのがお好きなようです。

しかも、隠し撮りが多いです(笑)

と、言ったら失礼ですね(笑)

人間の自然なしぐさや行動を取るのが好きなようです。

特に、アンリ・カルティエ=ブレッソンは、人間とそのまわりの建物とか自然とかの背景の構図が絶妙で、大好きです。

彼の作品は、まさに「一瞬の奇跡」です。

わたし、写真集も持ってます。



アンリ1













作品は、斬新に鋭く、語っています。



アンリ2









彼の作品はインパクトがあり、訴えかけるものをヒシヒシと感じます。



アンリ3











彼らの作品を見ていて、

そういえば、わたし

最近は自然の風景ばかりで、人間を撮ってなかったなぁ、

と気が付きました。

よし。

近いうちに、カメラと自分の感性と、デートしてこよう。












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2009年11月17日

ディナーコンサート

昨日のこと。

朝からあちこちに移動するバタバタの日でした。

忙しいですが、これがわたしのやりたいことなので、とても充実しています。

疲れも感じません。



いつもお世話になっている、フレンチレストランBERGさんに、用事があってお電話したところ・・・

「今夜、コンサートがあるからいらっしゃいませんか?」

という、嬉しいお誘いをいただきました。



こういう、突然のイベントには飛びつくことにしています。

きっと、なにか良いことがあるはずから☆

仕事と仕事の合間の、30分だけ、スケジュールの隙間を見つけました。

遅刻をして、早退するかたちになってしまいましたが、失礼を承知で伺わせていただきました。





コンサート1










夜のBERGも美しいです。

ここにくると、いつもホッとします。









扉を押すと、弦楽器の包容力のある音色が、まあるくわたしを包み、歓迎してくれました。

やさしい笑顔でいつもわたしを癒してくださるオーナーさんが、暖かく迎えてくださいました。

遅刻していったわたしは、一番手前の椅子に腰かけ、ジャケットを脱ぎます。

ボーカル、ギター、チェロ、ウッドベースの4人のまわりに、半円を描くように椅子に座ったお客様が取り囲んでいます。



「MAI & Double Fantasy」

という、このアーティストは、

シンガーが娘さん、ギターがお父様の親子デュオだそうです。

そこに、今日は特別にチェロとウッドベースが参加したそうな。

親子で音楽活動しているなんて、素敵ですね。




コンサート2








まだお若いMAIさんの歌声は、スモーキーで、とってもセクシーでした。

説得力のある、ずっしりとした声は、シンプルな歌を切々と歌うのが合っているな〜と、感じました。

途中、題名は忘れてしまいましたが、すごくシンプルなフレーズを繰り返しているラブソングを聞いたとき、

体中に、ぶわっと鳥肌が立つのがわかりました。

室内の空気が一瞬、ふんわりとまあるく膨張したかと思うと、その中にずぶずぶと、わたしの身体が浸っていくような、何ともいえぬ感じです。

アーティストと、観客と、お部屋の、すべての一体感というか。

素敵な声です。 とても心があります。

彼女の「想い」を強く感じます。




こうやって、夢に向かって頑張っているかたたちを見ると、とても元気づけられます。

わたしも、流されず、迷わず、わたしの道をしっかり歩こう、と再確認できました。

素晴らしいアーティストとの嬉しい出会いでした。

ありがとうございます。

心が静まり、潤った良い時間でした、



「突然のイベントにはなにか良いことがある」

の法則にのっとり、

昨夜もやっぱり「良いこと」がありました☆

わぁ!すごい!

このためにわたしは今夜ここに引き寄せられたんだ!

と思える、素敵なお誘いをBERGさんからいただきました。

詳しいことはまた後日☆ 

ふふ。

毎日は奇跡です☆



さて、この素敵なBERGさんで行う、芝生の上の青空ヨガは今度の日曜日、22日で終了です。

時間を11時にずらして寒さに備えましたので、みなさま、ぜひお越しくださいませ。

美しいエネルギーをいっぱい浴びましょう!

お申込みお待ちしております。

詳しくはホームページにて。

  ↓

www.ab.auone-net.jp/~yukism/








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2009年10月25日

ジャズコンサート

昨夜のことです。

笛吹市スコレーセンターで行われた

「小林桂ジャズコンサート」に行ってきました。

母とふたりでデートです☆



このコンサートのチケットを予約したことをすっかり忘れていまして、

午前中、チケットセンターからお電話が来ました。

「チケットまだ取りに来ていないようですがどうしますか?」って。

はっ・・・・・・・!!きれいさっぱり忘れてたっ!!

予約をしたのは2カ月以上前でした。

インドから帰国してすぐの、バタバタの時期。

予定が入っていたのですが、慌ててキャンセルさせていただいて、

母を強引にデートに誘いました。

チケットセンターの方、親切ですね。

取っておいてくださって、しかも、お電話いただけるなんて!


小林桂



小林桂さんは、わたしのお気に入りのアーティストの中のひとりです。

まだお若いのに、あの落着きと貫録のある声がとてもセクシーです。

彼のステージを2000円という信じられない破格値で楽しめるなんて、奇跡みたいですね。



ステージは、一部と二部で構成されていて

一部は、桂さんと、お父上の洋さん、ベースの安カ川さんの三人で、スタンダードジャズを聴かせてくれました。

ナットキングコールや、デュークエリントン、サッチモ ルイアームストロング、コールポーターなど、

王道のナンバー。

スタンダードが大好きなわたしは、その桂さんのスモーキーな声が奏でる魔法に魅了されました。



二部は、山梨で活動するFEELING JAZZ オーケストラとの共演。

管楽器とドラムス、ボーカルのグループで、15名くらいのメンバーです。

小林桂さんとの共演だなんて、きっと緊張しただろうな〜。

ビッグバンドでジャズの生演奏を聴くのは初めてでしたので、その圧倒されるエネルギーに驚きました。

素晴らしかったです。



最初はしぶしぶ・・・という感じだった母も、ニコニコしながら演奏を楽しんでいました。

出かける前、

「せっかく行くんだから、オシャレしていこうよ!」

というわたしの提案に、母は念入りにお化粧をして、黒が基調の素敵なスーツを着て、何度も何度も、アクセサリーを付け替えては「これどう思う?」とわたしに聞いてきました。

いつもは動きやすい服装しかしていない母ですので、こうしてオシャレするのはいい刺激になりますね。



コンサートをホクホク顔で後にして、興奮冷めやらぬまま夕飯に、オシャレなレストランへと入りました。

母は、生まれて初めて食べるバーニャカウダのおいしさに驚いていました。

「今度から、外食するときはいつもこうやってオシャレしようか。」

わたしの提案に、母も賛成☆

いくつになっても、女ですもの☆☆ ね。



近いうちに東京のあの店に行こう、と決めました。

いつも行っていたジャズクラブ。

そして、行きつけのジャズバー。

大好きなあの街、わたしの暮らしていた素敵な場所を思い出しました。








posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 07:35| Comment(0) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月13日

平山郁夫シルクロード美術館

秋晴れの晴天の今日。

車の後部座席にて。

前に乗る、両親ふたりを観察する。

運転する父に、母はあちこち、目に入る景色を指さしながらなにやら話しかけている。

思いつきでコロコロ話題が変わる母の言葉が、ふわふわと宙に浮いている。

それをわたしたちはなんとかキャッチして、そしてコミュニケーションの糸を紡いでいく。

母との会話は、あちこち飛躍するので、私と父は、想像力を豊かにして聞かなければならない。

さっきコンビニで買ったフルーツオレのペットボトルを開けた母。

ふわり・・・と果物の甘い匂いが、後部座席まで広がってくる。

コレステロールと体脂肪を気にして、いつもはお茶ばかり飲む母だが、今日は開放的になっているらしい。




スピーカーから父の好きなサザンが聞こえる。

母の後頭部がリズムに乗って左右にゆらゆら揺れ、鼻歌が聞こえる。

楽しそうだ。よかった。

わたしは後部座席に沈みこみ、窓の外を眺める。

ここ最近の趣味、「親孝行」はとても気持ちが良い。



小淵沢・野辺山1




真っ青な空の下、小淵沢「平山郁夫シルクロード美術館」からの帰り道。






平山郁夫氏は仏陀と、シルクロードの絵画で有名な、わたしの好きな画家だ。






平山郁夫1

















平山郁夫3

















平山郁夫2

















以前、東京にいたころ、国立近代美術館で初めて彼の作品を見たとき、仏陀好きの母にもみせてあげたい、と強く思った。




シルクロード美術館では、同時開催でガンダーラの仏像展も開かれていた。

母は、どちらかというと、絵画よりも仏像が好きらしく、長い時間をかけてじっくりと鑑賞していた。

わたしものんびりと時間をかけて芸術鑑賞するタイプだが、わたしがすべての作品を観終わったあと、

母の姿を探すと、彼女はある、ひとつの仏像の前に釘づけになっていた。

母は10分前にも、まったく同じ姿でそこにいた。

あの一体の仏像に、強く惹かれたらしい。

彼女もわたしと同じく感受性が強いので、なにかを感じたのだろう。




ランチに入った信州蕎麦屋にて。

母は、さきほど美術館で買った写真集を嬉しそうに眺めている。

あの仏像がとても気に入り、どうしても持って帰りたい、と言いだして、売店で売っていた写真集の中にそれを見つけたのだ。

ニコニコしながら、本当に幸せそうな顔をして仏像を見つめる母。

わたしは母の表情を観察する。

年老いた・・・・・のは、完全に私のせいだ。

今まで、東京、海外と飛び歩いて、ずいぶん心配をかけたから。

ごめんなさい、と、ありがとう、と、大好きです

が、ぐちゃぐちゃに入り混じった気持ちになる。




よかったな。

小淵沢に来て。

海外から戻ってきて。

しばらく、一緒に住むことになって。




蕎麦屋を出たら、





びっくり市







びっくり市






野辺山アンテナ





野辺山 電波アンテナ









清里 清泉寮





アリコヴェール





明野 アリコヴェール








甲府岡島デパート北海道物産



のコースだ。

今月は、丸一日お休みの日がたったの一日、今日だけしかない私に合わせて、

つめつめのスケジュールになってしまった。

そんなに忙しくして、両親二人の明日の体調が心配だ。




家族と一緒にいれて、本当にうれしい。

そんな、暖かな休日だった。






posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 01:09| Comment(2) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする