2021年12月28日

未来はこの手で創られる


手探りでスイッチを探してるのなら

急いじゃいけない

ゆっくりゆっくりと

一本の糸を辿って

目隠しでジリジリと手繰り寄せるように

指に触れる繊細な感触に集中して

味わいながら探していくんだ

未来はまだ存在していないからね

君が探しているスイッチも

実はまだ存在していないからね

今この瞬間の積み重ねが

まだ見ぬそのスイッチを創っている

だから

焦っちゃいけない

焦れば、それなりの未来を創ってしまうからね

一瞬一瞬を

丁寧に生きることで

未来は君の夢に描くものへと

創られていくんだ



未来はこの手で創られる.jpg


posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 19:01| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月20日

冬至の満月とワタシ2021


一年で一番

夜が長いこの時期の満月は

一年で一番長い時間

闇の中で輝く





「秘密を教えようか?」



トントン、と私の肩を叩かれ

振り返ると月が微笑んでいた



「すべてがメッセージなんだよ。

それこそ何もかも、起きること、目に入ること、見るもの、すべて。

すべてがメッセージなんだよ。

一瞬一瞬ごとに、

もうすでに与えられてるから

あとは、それに気づくための

スペースを自分に許可するだけ。」



私は、たくさんの引き出しを

自分の中に持っているのを感じた。

あとは、それを引き出すだけ。

もうすでに与えられてるから、

あとは、それに気づくだけ。



光ってるぞ、お月様。

照らされて、ナンボだね、あなたは。

受け取り上手なんだな。







「秘密を教えようかニャン?」



夜の闇にチョコンと座る

緑に光る目の猫が言った。

長い尻尾がユラユラと、波のように戯れていた。



「厄介だったり、邪魔だったり、障害だったり、

そう感じるものや出来事っていうのはね、

見方を変えると助けだったりするんだよニャ。

ゲームだよ。ゲーム。

勝ちゲームにするには、何事も深刻になっちゃいかんニョ。

すると、スルリスルリ、キャットウォークで優雅にかわせるんだニャ。

だから、それに気づくことだニャ。

気づくためのスペースを自分に与えることだニャ。」



私は、無性に歌いたくなった。

眉間にしわを寄せる、出来事のすべてのすべてが

アホらしくなってクソクラエになった。

どうせゲームなら、遊ばにゃソン、ソン。



障害物が障害物に見えないその身のこなし。

師匠と呼ばせていただきます。ニャンコ先生!







「秘密を知りたい?」



休眠しているアマリリスが、コホン、と咳払いした。

葉はすっかり無くなって球根だけの姿に戻って、

新たに葉を延ばす準備をしているのだそう。



「自分と違う者っていうのはね、

敵じゃなくてさ、自分のキャパを広げるための、

肥料みたいなものなんだよね。

最初はちょっとビックリするけど、

受け入れて違いを許すとさ、

楽々、成長できるんだよね。

すると自然に調和するんだよね。

そうわかってたら、受け入れやすいよね。

それに気づくスペースを持っとかないとだね。」



カツーン。頭に一撃。

それが簡単にできたら、なんて軽やかなんだろ。

周りも否定しないし、自分もあるがままでいる。

異なるもの同士、養いあって成長できるって、

地球賛歌じゃん。



いやーアマリリスさん、

あなた、悟ってますね。

毎年、一年ごとに死んで生まれ変わっているのは伊達じゃないですね。







そんな、

2021年最後の満月

とワタシ。



マルハダカで堂々とイキテイキタイ。




12/22水曜20:00日本時間
冬至スペシャル
「オンライン・シヴァナンダヨーガ+マントラチャンティング」



冬至の満月とワタシ2021.jpg


posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 01:09| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月28日

海の風と繊細さへの抱擁(エッセイ)

《海の風と繊細さへの抱擁(エッセイ)》

シェアリングすることで、ハートで繋がる、本当に愛が開かれる時間だった。



大きく開けた窓から、連なる山々と広々とした海が見える。

海からの風が心地良いこのベッドルームを、大切なことをシェアするために指定したのは彼だった。

彼は、一週間のシャーマニックヒーリングのワークショップが終わり、

感動さめやらぬまま私と合流して、私たちはこの海沿いの崖の斜面にある集落へとやってきた。

ともに時間を過ごしていて、彼の真っ直ぐな眼差しから、そして、深みのある一言一言から、

ワークショップのセレモニーの中で、大きな癒しがあったのだな、と私は感じていた。

そのプロセスを私にシェアしたい、と彼が言ってから、実際に話しをするまでに、丸々4日間かかったのは、

本当に彼の人生にとって重要な癒しが起こって、それがとても大切であり、

きちんとしっかりと聞いてもらうことが必要だったからこそ、

彼の繊細さと恐れにとって、4日間という準備期間が必要だったのだと、私は理解していた。

だから、

私のほうから聞き出そうとはせず、共に時間を過ごしながら、

彼の様子やエネルギーから、セレモニーでの恩恵を察しつつ、

彼がシェアリングする準備ができるのを静かに待っていた。



テラスに座って朝食を摂っていたとき、彼は「I think I am ready to share now. シェアする準備ができたと思う」と言った。

私は「That is good. I am also ready.うん、いいよ、どうぞ」と彼を促したけれど、

テラスでは、feeling safe 安心して安全な気持ちで話ができないから、ベッドルームに行こう、と彼は言った。

そう。安心して安全で守られた気持ちを持つことが、ハートを開くのには一番大事。

私たちはそれを知っているから、お互い感じる「安心と安全」をいつでも、尊重するようにしている。

「安心と安全」は人それぞれ違うのを私たちは知っているから、

自分の枠に相手をはめようとせず、お互いの繊細さを尊重している。

余談だけれど、

彼と初めて出会ったヒマラヤの上で、彼から一番最初に受けた印象は

「私を変えようとせずに、私の安心と安全を尊重してくれる」

という、これまでの男性からはあまり感じられなかった大きな受容に(大抵の男性はアドバイスしたり、従わせようとしたりする)、

私はあの時、驚きにも似た深い感動を覚えた。



ベッドルームの窓からの爽やかな光を感じながら、しばらく私たちはたっぷりの愛を込めてハグをした後、

向かい合わせにベッドの上に座った。

彼はノートを手に持ち(私たちは重要なプロセスやキーワードをノートに書き留めることを日常的にしている)、

私は温かいほうじ茶の入ったマグカップを手に持っていた。

明るい窓からイタリアのカラフルな海風が心地よく流れてきて、繊細さを理解し合う私たち二人を祝福した。



一週間のワークショップの中でのセレモニーで起こった、彼のヒーリングプロセスは、とてもとても深いものだった。

彼のカルマと家系のカルマだけではなく、戦争のトラウマが絡んでいた。

私は、「聞く力」を使って、心から愛を持って聞いた。

彼は2時間以上、躊躇ったり、思い出したり、目を閉じたり、目を潤ませたりしながら話し続け、

私は、私の持つリスニングの技術の恩恵に感謝しながら、話すことで、彼の大事なプロセスが統合していくように、「聞く力」で聞いていた。

魂のご縁の深い彼の癒しのプロセスは、私自身の魂にも共鳴して、

私の気づきにも繋がり、私自身の癒しも起こった。

彼の人生を聞かせてもらったことで、彼のことをより深く理解し、

彼が私にしているであろう彼のトラウマからのプロジェクションが理解できたので、

それは私に向けてではなく、過去のトラウマの投影を見ているだけなのだ、ということが理解でき、

私の中で大きな許しと受容が生まれた。

すると、さらに愛への信頼が深まった。

それは、「理解し合うこと」で生まれる、恩恵だと感じた。

人間と人間の間でしか経験できないこの素敵な経験をさせてもらえる、

彼との繋がりに、心から感謝が湧き上がった。



大抵の人間関係の歪みや亀裂は、誤解から生まれると私は感じている。

誤解をしてることに気づかずにいたり、誤解されたままで悲しかったり、
理解してもらえないと感じたり、
理解できないと拒絶したり、

そういった、自分のフィルターで見たものを真実と思いこんでしまって、歩み寄ろう、理解し合おう、としないとき、人間関係から愛を学ぶことが難しくなってしまう。

だから、きちんと話し合うことがとても重要なのだけれど(日本文化ではいつも難しく感じるし、文字での交流だけでも難しい)、

話すためには、安心して安全な気持ちで話せる心の状態が必要で(否定、ジャッジ、アドバイスされる恐れ無しで)、

そのためには、聞く人が「聞く力」を持つことがとても大事だと思う。

そして「聞く力」を持つことは、「真実を話す信頼」を培うと私は感じるし、

人間は「思い込み」で物事を見る、ということを理解していれば、自分自身の「思い込み」にも気づきやすく、

そうすると、真実だけを信頼して話をすること・聞くこと、の意味がわかってくる。

近いうちに、準備が整ったら「聞く力」のワークショップをしようと考えている。

本当に、役に立つ技術で、私の人生の人間関係をより豊かにしてくれるものだから、響くかたがたにシェアしたい。



シェアリングの後、

私たちは心を込めて長いハグをして、そして一緒にランチを作って、テラスに座った。

この民泊宿の周りを住処にしている二匹の野良猫(トラ猫と黒猫)が、いつものようにやってきて、可愛い声でニャア、と食べ物をねだる。(命名ススとキキ)

私たち2人のランチと、猫二匹のランチが終わると、

ススとキキは、足元にゆったりと寛いで、

それを見ている私もとても寛いだ気持ちになって、

猫たちの「安心して安全な気持ち」の、あまりの上手さに、私は感心した。

まだ繊細なハートでいる彼を察して、私は静けさと共に目線で彼を抱擁した。

私たち人間は、共鳴しあい、愛を送りあうことで、支え合って生きている。

崖の斜面に立つこの集落の、眼下にある教会から、美しい鐘が風に乗ってきた。

鐘の音は、近隣の村すべての人々に祝福を届けている。

時折、小さくなったり大きくなったりすることで、

そこに風があり、風の流れがあることが感じられる。

風は目には見えないけれど、

地球のすべての命を通り過ぎてきたこの風は、

私たちを撫で、触れて、愛撫し、またほかの命へと旅をして、

世界をひとつに繋げている。

愛は風に似ていると思う。

愛は風にように、目には見えないし掴むことはできないけれど、確実に存在して、私たち、そして世界をひとつに繋げている。

私の長い髪は風になびき、風が肌を撫で額に触れる感触を味わいながら、

私は目を閉じて、愛を受け取っていた。

そしてこの風が、私たちの愛も、世界に届けてくれますように、

と、願いながら。

私の命に、
すべての大切なご縁に、
響きあう魂たちひとつひとつに、
宇宙の無条件の愛に、
感謝が溢れている。



9月Movement Medicine オンライン・リサーチコース
「背骨・中心と繋がる/から開く」
http://yukismyogaism.seesaa.net/article/482976352.html

動画でリサーチコースへの思いを語ってます。
https://youtu.be/XllG_xWReLI




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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 23:58| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月15日

許しについて瞑想


許しについて瞑想.jpg




不本意な言葉で

大切な人を傷つけてしまったり

言わなくてもよい言葉で

相手を怒らせてしまったり

よかれと思ったら

反対の結果になってしまった言葉だったり



「言葉」は しばしば

真意ではないところから

勝手にでてしまうから

「真実だけを語る」ことを意識して

ゆっくりと瞑想的に生きよう



そして



もう済んでしまった言葉たちのことは

ひとつひとつ 許します




間違えることで

真実に近づくのだから

間違いも必要なプロセスだ

いつまでも

自分を攻撃しても

幸福から遠ざかるだけだから

わたしは私を許します



教会でクリスチャンの人々が懺悔をするのは

自分で自分を許せないからではないだろうか



だから

ジーザスに許しを乞うことは

自分自身を許すための

道のりなのではないか



一番身近にいる「わたし」が私を許せない

という心理状態は

24時間 攻撃されているようなものだ

逃げ場がない

なによりもつらい




そして

自分で自分を許すのは

そう簡単ではない

教会で懺悔をする意味は

神という存在と共に

許しのプロセスへの

儀式なのではないか



私はクリスチャンではないからわからないけれど



そんなことを感じながら

町の小さな教会で

瞑想をしていた



教会の鐘が いまちょうど

ふたつ 長く美しく響き

私へのアンサーのように感じた




posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 19:44| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月23日

(詩)小さな鳥が歌いながら言った



小さな鳥が歌いながら言った

命のミステリーはね

いつでもあなたの足もとと

そして

頭上に広がっているの



黄金色の輝く毛を持つ優しい目をした犬が言った

人生の恵みはね

あなたの周りにある優しい手と

そして

あなたのハートに響く

音のない音



黄と赤のグラデーションを持つ、若く可愛いチューリップが言った

「見て!よく見て!目を開いて!感じて!感じて!
あなたはどこにいる?あなたはここで、なんなのか、よく見て!
命の美しさを、
人生の美しさを!
よく見て!感じて!
あなたの美しさを!」



今日の夕暮れ時に。



インスタ: yukilakshminarayani



小さな鳥が歌いながら言った.jpg


posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 07:42| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月07日

(エッセイ)雪の深夜、青い水槽の中で



ゆっくりと音を立てないように起き上がった。

できるだけシーツがこすれる音がしないように、羽毛布団を胸から膝元にサラリと折り返した。

窓の外から青白い光が寝室の中に浸透していて、まるでここが水槽の中のように静かでひんやりとして見える。

外は、深い雪。

昨日の夜から降り始め、今日は一日やむことなく、そして、深夜まで雪が風に流れ続けている。

今日は、何度か雪かきをしたから体が疲れているに違いないというのに、どうしても瞼が重くならず、私は何度も何度も寝返りを打ってはため息をつき、とうとう諦めて起き上がってみた。

しばらく、ベッドの上から窓の外を見つめる。

天から降る白い魔法が作り出すこの世界は、まるで時間が止まってしまったかのように特別なものに見える。

なにもかもが、白い結晶の中で、じっと目を閉じているような。

ベットの上に座って、私は隣に寝ている夫の寝息に耳を傾けた。

いつでも彼は、ベッドに入るとまず、私の枕のほうに体をずるずると移動してきて、しばらくのあいだ、手をつないだり、私の肩に頭を載せたり、足を絡ませたり、腕を背中に回してきたりする。

彼は、そうやって触れ合ったまま10分ほど眠る心の準備をしてから、いつもおもむろにキスをし、すっ・・・と離れて「Sleep well」と言いながら自分の枕に戻り、安心したように眠りにつく。

私はいつも、彼にとっての、一日が終わる安らかな瞬間を邪魔しないように、彼が気が済むまでじっとして、私も彼の痩せてゴツゴツした身体の足や手や肩に体を重ね、彼の皮膚と呼吸と体温を感じている。

私はこの一日の終わりの「二人の儀式」を、とても柔らかな気持ちで過ごしているのと同時に、動かないようにじっとしていることで、実は体が少し緊張しているというのも本音ではある。

だから、彼が眠りに落ちる直前、するりと身体を引いて離れていくときは、ホッとした解放感と、急に一人になる寂しさを同時に感じるのだ。



今夜は、その儀式が終わり、一人でシーツの中でしばらくたっても、まったく目が重たくならなかった。

無理やり目を閉じて眉間にしわを寄せているくらいなら、むしろ、目を開けて、青い水槽のような部屋で泳ぐ熱帯魚の妄想でもしていたほうがしっくりくる。

そう決めた私は、ベッドの上に座ったまま、しん、と静まり返った夜の音を聞いてた。

夫の寝息は聞こえてこないから、きっと彼はまだ眠りにつく前のまどろみ状態なのだろう。

敏感な彼のことだから、私がこうして起き上がっていることは気づいているはず。

私は、この静寂をかき乱さぬように、できるだけゆっくりと左足を羽毛布団の下から滑らせて、床へと着地した。

窓際に立った私の身体が、雪の光を借りて青白くぼんやりと光を帯びた。

魚のように忍び足でドアまで泳ぎ、ハンドル型のドアノブに手を置くと、小さく、キイ、と音がしてドアが開いた。

滑るようにしてすり抜け、真っ暗な廊下に出て、寝室のドアを慎重に、コトン、と閉めたら、密やかに静かに長い息を吐いた。



今日は、朝からずっと、胸がうずうずしている。

それは、ある事実について。

私が気づいてしまった、その事実。

「人間は、年齢を重ねると臆病になっていく」ということ。

新しいこと、初めての挑戦、または、初めてではないけれど久しぶりのことや、または前回の経験が痛かった記憶があることなど・・・・、それらを実行に移すまでに、昔よりも時間がかかっている自分に気づいた。

大人になるということは、自分を理解していくことだと思う。

そして、理解するにつれ自分の大切ななにか・・・守ろうとするなにかが増えることでもあり、ひょっとしたら人間が年齢を重ねるということは、それらを失ってしまうかもしれないリスクを選べなくなっていくものなのかもしれない。

私はこれまで、無鉄砲、と書いた大きな看板を背負って、大アピールしながら生きていたような人生だったから、こんなふうに守りに入って臆病な姿を自分自身に発見したことは、かなりな驚きと、ショックだった。

いや、何かの間違いだろ、まさかこの我武者羅気質の私がそんなわけない・・・・と何度も違う視線で見ようとしてみたけれど、いや、どれだけ見つめてみても、やはり私は以前よりも「臆病」になっている自分に出会う。

そんなバカな・・・・と受け入れがたい気持ちではあるが、現行犯逮捕状態で発見してしまったので、なんの言い逃れもできない。



なるほど、私はいつから「開拓者」から「保守の人」になったのだろう。

いま私がどうしても守りたいものとは、なんだろう。

すぐにピンとくる。それは「安全な居場所」。

私がわたしらしくいられて、すべてから愛され歓迎されると、心底信じることができる環境。

そこには、愛するものだったり、家族だったり、友人だったり、仕事だったり、夢だったり、野望だったりが、バランスよく配合されている。

その「安全な居場所」が侵されそうになると、火災報知器みたいに急にアラームが鳴りだして、「ちょっと待て、危ないぞ!」と私に知らせてくれるのだ。

すると私は、立ちすくんでしまったり、はたまた時には、怒った狼のように牙を向き、唸り声をあげて威嚇したりする。

ここ最近、そのアラームが鳴る頻度が増えてきているのだと感じる。



キッチンに入り電気をつけると、正面の窓ガラスに眼鏡をかけた黒髪の女性が立っていた。

コットンのグレーのパジャマ姿の彼女は、なんだか頼りなく、所在なさげに斜め下に首を傾けて憂う、思春期の少女のようだ。

電気ケトルに浄水器からお水を満たし、スイッチを入れた。

お茶好きのわたしの数えきれないほどあるハーブティーのラインナップの中から、少しスパイスが効いたアーユルヴェーダのハーブティーの箱を手に取った。

ティーバッグを、紙の個包装から取り出すときのカサカサという音が好きだ。

まるで、そよ風に吹かれている野の花みたいな音。

クスクスと笑っている、小人のような音。



電気ケトルが沸騰を知らせてくれるまでの間、カウンターに両手をついて、キッチンの窓に立っている半透明の女性と向き合った。

長く美しい黒髪、ふっくらした丸い頬、しっかりとした肩のライン、きょとんとした子供のような目。

ドイツにいるわたし。

ドイツでの暮らし、ヨーロッパでの生活は私にとって、新しい家族から愛されて幸せで満たされていた反面、ある側面ではこれまでとても不安定なものであったし、今まで日本やアジアで成功していた生き方が、まったく通用しない経験だった。

それは、苦しかったプロセスではあったけれど、でも失敗したりうまくいかなかったりしたことで、私がわたしらしく生きていくために本当に必要なものはなんなのか、という重要なことを学んだ貴重な経験だった。

これまでのように、日本やアジアに住んでいたら、永遠に気づくことはなかっただろう。

成長するものなんだ、人間は。

だから、ここからまた、始まっていくんだな。

人間の人生には、何度でも始まりがあると思う。

それは、人間は積み上げてきたもの=信じてきたものを、崩壊させていくことで、より一層、成長していくからだ。

だから、何度でもやり直せるし、それにやり直したときには以前とは必ず違うことになっているはずだから、「やり直し」とは呼ばずにその都度「始まり」と呼んだほうがピタリとはまる。



1.5リットルくらい入りそうな大きな陶器の急須(意外にもミュンヘンで見つけた!)にティーバッグを落とし、その上からお湯を入れる。

このお湯を注ぐときの、コポコポコポ・・・という音も好きだ。

まるで、耳から全身をマッサージされているような心地よい気分になる。

急須とエメラルドグリーンの海みたいな色のキレイな湯飲み茶わんを持ってリビングに移動する。

足音がしないように、しなりしなり、とスリッパを進める。

ソファーにふわりと座ると、柔らかいコットンのパジャマが、肌にとても優しく触れて、気持ちが安らかになる。

テーブルの上にはクリスマスに私が送ったカードと、去年の誕生日に私が送ったカード、そして、結婚記念日に送ったカードまで飾ってある。

よっぽど、あの人は私を大切にしてくれているんだなぁ、とふいに感じて、感謝でしみじみとハートが温かくなる。

急須から、アーユルヴェーダのハーブティーを湯飲み茶わんに注ぎ(コポコポコポ・・・)、熱くて持てないので、しばらく両手で包むように擦って、冷えた指先を温める。

雪の夜が静寂のベールを引いているので、陶器をさするスリスリという音さえも、部屋に響いて聞こえるようだ。

この湯飲み茶わんは、確か数年前に西表島を訪れた時に買った手作り陶器で、マングローブの絵が描いてあるお気に入りのもの。

ハーブティーのスパイスの香りがほんのりと鼻をかすめていき、その香りと指の温かさと、手作り陶器の親しみある土の触り心地で、ますます安らいだ気持ちになる。

湯飲み茶わんをしげしげと見ながら、西表島に一人旅したときの私は、どうだっただろうか、と記憶をたどる。

「開拓者」だったか、「保守の人」だったか。

あのころは「開拓者」だった。間違いなく。

やはり、思い当たるところは、この流行りのウイルスで牢獄に閉じ込められたような生活を強いられてからだ。

元来、旅人の私が、旅ができなくなってしまって、旅をしないで生きるって、どうやって生きたらいいのかわからなくなってしまった。



数か月前に会ったある友人が言った言葉が、ふいに響いた。

ずっと胸に残っていたのだろう。

「いつかやろういつかやろう、ってずっと思ってたことあるよね。でも、今の年齢考えると、その「いつか」ってもう来てると思うし、その「いつか」ってもうすぐ過ぎちゃうとも思う。だから、今しかないよね、いつかやろうと思っていたことをやるのは。」

本当にその通りだ。

そう言った彼女のバンダナ頭の背後に広がる、美しい巨石と清らかな渓流のうねりと音、そして太陽の眩しさと影が作る冷たさまでもはっきりと覚えている。

本当、その通りだわ。

私が、「いつかやろう」と思っていたことはなんだろう。

基本的に、やりたいことはやってきたけれど、それでも、まだまだ、たくさんある。

今のこの、内と向き合う時期に、これまでの生き方から変えていくチャンスが来ている。

これまでと違う生き方を選択するのだとしたら、私はなにを選ぶのか。

方向を定めて進んだ夢はすべて手に入れてきたし、そして、夢は必ず実現するものだと信じてる。

だから、いま、この地球の上で、なにを夢みたいのか。

かつて、後回しにしていた夢。

いつかやろう、と先送りにしていた夢。

それを、今やらずして、いつチャンスが来るというのだろう。

人生はいつだって、変えることができる。

だからといって、すべてを壊さなくってもいいんだ。

自分にとって、自分らしくあるために、本当に大切なものはいつも大事に持っていたらいい。

そして気づくことだ。

チャンスはいつだって与えられている、ということに。

あとは、自分の選択なのだ。



私はソファーから立ち上がり、電気のスイッチを消した。

しばらく目が慣れるまでそこに立ったまま、私と同じように暗い部屋の中に立っている、植木の大きな葉を見ていた。

目が慣れてきたのだろう、窓の外の雪が徐々に発光してくるように、部屋を青くしていく。

自分のハートをこのほの暗い水槽の部屋に泳がせてみる。

ゆらゆらと、背骨が揺れ、私は自分自身から自由になる。

引き寄せられるようにベランダに続く窓に向かった。

隣家の屋根の白い雪、木々の上に重なる雪が、黒い夜に生き生きと光っている。

向かいの家の一つの部屋に、淡い光が灯っていて、私と同じように眠れぬ夜を過ごしているであろう人を想像する。

ふと、ベランダになにか気配があった。

窓にもっと近づいてよく見てみると、ベランダの手すりの上に小さな白い妖精のようなものが立っていた。

それは、手のひらサイズくらいの雪だるまで、両手を大きく広げてニコニコと笑っていた。
いや、きっとこれは雪天使だな。

両腕に見えたのは、大きく開いた翼なのだろう。

小さな手で固めた跡も愛らしい。
小さな白い雪の天使が、ニコニコしながらベランダから我が家のリビングルームを覗いている。

私は思わずニッコリと微笑み、寝室で眠っている愛する人を想う。

もう一杯だけ、ハーブティーを飲んで温まったら、寝室に戻ろう。

彼の寝息と優しさに包まれながら眠れそうだ。

雪はまだ、ゆっくりと空から流れ続け、黒い夜に光を送り続けている。



雪の夜、青い水槽の中で.jpg














posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 02:45| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月20日

(詩)地球のマントラ




自然の奏でる音は

地球のマントラ



木々の囁き、雨音のリズム、

海辺の波の音、虫の歌う声、

風の口笛、薪のクスクス笑い、

落ち葉を踏みしめる音の感触、



自然の中で聞こえるすべては

地球のマントラ



この母なる地球でいつでも瞑想の中に生きる

そして、自分という自然に還る


地球のマントラ.jpg




posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 23:51| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月23日

(詩)もうすぐ 雨が降るだろう


「(詩)もうすぐ 雨が降るだろう」



空が突然 暗くなり

雲がみるみるうちに 厚くなっていき

麗らかに満ちていた 初夏の光たちが 

一瞬にして 閉ざされた

もうすぐ 雨が降るだろう



日よけの虹色パラソルが 大きくグラグラグラグラ揺れはじめ

まるで 今にも ふわりと浮いて 飛んでいきそうだ

One day I'll fly away.

彼女は パラソルの代わりに 歌った

さっきまで 我が物顔で飛んでいた たくさんの蜂たちも

どこかに 隠れてしまったようだ




風の性質が変わったのを 彼女の肌と髪が感知している

鼻腔に入る 空気の匂いが ガラリと変化した

ひんやりとした雰囲気が 空からゆっくりと降りてくる

もうすぐ 雨が降るだろう



ゴロゴロと遠くで 空が 唸っている

顔を上げて 彼女は 遠くをみつめ その音の出所を探している

大きく閃光が走り 大空を次なるアートへといざなう

一瞬の出来事すぎて あれは 幻だったのか現実だったのか

確かめたくて もう一度光ることを 期待してじっとみつめる

雨が ポツポツと降り始めてきた




窓を閉めようと 近寄ってみたが

嵐が近づいてくることに 

大地が喜び 木々が興奮し

空気が準備をしているのを感じると

胸と身体が 躍った

分離などせずに このまま 窓を開けたままにしておこう

気まぐれな雨粒が 窓際に立つ 彼女の頬や腕にも 小さく飛びこみ

彼女の肌を 少しずつ しっとり潤わせていく




木々が ゴウゴウと音を立て 大きくダイナミックに 

不規則を極めて 揺れているのを見ると

この雨が一緒に連れてきた この風の 奔放さと 豪快さに

潔くも 清々しい気持ちになる

いいぞ もっと吹け もっと揺らせ もっと大きく

木々たちよ 踊れ 踊れ 踊れ 




雨が屋根を打ち付けるリズムが 早くなってきた

この雨を この肌で 全身で 浴びているのだ・・・

という 妄想をしながら 窓の外をみつめていると

天から降りてくる水の 果てしのない祝福の歌として

深く 深く 彼女の奥まで響いていく




鼻から吸い込む空気から 

たっぷりと 水を感じる

そして 土と植物からの 

命の匂いを 受け取る

生きている 匂い

地球の 匂い

生命の証




大地から 天からの 命の祝福に

身体の細胞のすべてが 歓喜に震えている

強くなる 雨のビート

少し 寒くなってきた

掌で 腕をさする

上着を着ようか いや このまま肌で感じたい

地球と 共にいたい




彼女は ゆっくりと 大事な話を し始めた

そうそうは 言えないけれど とても大切な真実

言葉にならない 大切な想いを

声にして 話したくなった

雨の不規則なリズムが 

出てくる言葉の ひとつひとつの間に入り込み

バラバラな文字を 紡ぎ合わせていった




鳥が控えめに歌っているのが聞こえ 嵐が通り過ぎたことに気がづいた

ずいぶん たくさんの 真実の言葉が出てきたようだ

本当に 本当のことを話すときは いつも

わずかに ときに 大量に

罪悪感も生まれてくることを 改めて 実感していた

雨がやみ 彼女も口を閉じた

まだ強い風が 窓をガタガタときしませている

まるで 飛ばされないように ここにしがみついているかのようだ




窓の外の 木々のダンスに目を向ける

ハードロックから ワルツくらいになったか

去っていった嵐に 想いを向ける

今頃 どのあたりにいるのだろうか

どこから来て どこに向かっていったのだろう




静寂と 確かな強さだけが ここに残る

美しい鳥の歌声が この静かな空間を埋めていく

呼吸の感覚が やけに生々しく感じる

片手を胸に当て 中心から 深く息を吐いた

このティーカップが空になったら 散歩に出かけようか

嵐の去った 新しい大地に 

挨拶をしに 


もうすぐ雨が降るだろう.jpg



posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 23:28| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月13日

(詩)水の恩恵






水は

水道の蛇口から?

いいえ、違うよ。

山から流れてくるんだよ。



水を

与えてるのは水道局?

いいえ、違うよ。

天からの恵なんだよ。



水の

供給は政府の責任?

いいえ、違うよ。

私たちが森を守り、自然を守れば、

水も守られる。

だから私たちの責任。



水が

なくなるとどうなるの?

うん、私たちは

生きてはいけなくなるね。

水は私たちの命を守っているのよ。



地球に愛を。

私たちが地球からいただいている恩恵と

同じだけの愛を。


posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 12:00| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月12日

(詩)ウェルカム・・・



地球はなんて美しいんだろう。


息を吸って


深く吐いて


また大きく吸って


受け取る 与えられる


開いていく 力を抜く


迎え入れる 溶けていく


ウェルカム・・・


ウェルカム・・・.jpg



posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 19:00| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月16日

(詩)相談にのるよ!



ベストカウンセラー.jpg



どうした

そんなにションボリして

途方に暮れた顔して



生きるっていうのはさ

間違いから 学んでいくものなのさ

間違うから 成長できるってことなんだな



だからそんなに落ち込まないで

そんなに自分を責めるなって

間違えたからって 自分を嫌いになったりしたら

そりゃ自分が可哀想だ



もちろん

間違えたことは取り返しがつかないけどさ

これから

取り返していく機会があるんだよ きっと



だから

そんなに落ち込まないで

大丈夫

間違いに気づいたってことは

もっと良くなることに気づいたってことさ



さあ散歩に行こう

風を切って歩こう

草と土のいい匂いを嗅ごう

あの川にザブンしよう

空に向かって吠えようよ

人間やるって大変だよな!

わかるよ、マイフレンド!

いつでも相談にのるよ

ワン!







posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 18:09| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月27日

(詩)芽は強くなる



間違えること

間違いに気づくこと



許すこと

許し合うこと



最善を祈ること

守られていること

それを疑わないこと



太陽が昇り

雨が降って

風が吹いて

芽は強くなって



そして

成長していく

私もあなたも

生きて

生かされている


芽は強くなる.jpg







posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 09:31| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月02日

(詩)連なる波


世界のすべて

繋がっている



ただ あるがままで

明け渡して

人生を 微笑みながら

みつめていたらいい



緩やかに

狂いなく

すべて 繋がっていく


連なる波.jpg




posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 01:40| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月24日

(詩)世界を楽しく塗り替える



待ってるだけじゃ つまんない

なにか おもしろいこと起こらないかな〜

って 待ってるだけじゃ

ずっと つまんない

目玉を グルリと変えて

どうやったら 見えてるこの世界が

楽しくなるのか

ワクワクするのか

自分で 創り出すんだ

楽しい世界!


世界を楽しく塗り替える.jpg



posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 00:44| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月17日

詩「夜明け」



夜明け

天よ

どうぞ 私をお使いください

今日という 

昨日でも明日でもない 

この今日というかけがえのない日に

私が持つ叡智が 世界に役立つ瞬間を

どうぞ 与えてください

太陽よ

生きている 生かされている

この喜びを 私のダンスで捧げます

地球のどこにいても

自然と繋がっている このエクスタシーを

私は 世界の どこの空の下でも

踊り 祝福し続けます

すべての愛と命とともに

ご縁のあるすべての命へ


夜明け.jpg




posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 19:52| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月26日

詩「光と闇のダンス」


生命とは まるで

光と 闇が 織りなす

ダンスのよう



常に 形を変えて 

流れを作り直して

お互いのステップを感じながら

コンステレーション(星座)を作る



ときに激しく

ときに柔らかく

光と闇の

愛とカオスのダンス


光と闇のダンス.jpg



posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 02:27| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月21日

詩「生命の匂い」



刈ったばかりの

草むらの匂いが好きだ

猛々しい

生命のパワーを感じる

その匂いに反応している

自分の中の

生きる力を感じる

伸びよう 進もうとするパワー


詩「生命の匂い」.jpg



posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 22:42| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月19日

詩「雨上がりの光」




雨上がりの太陽に

向かい合って立ち

光を吸い込み

・・・・満ちる

そして

私の光を吐き出し

この世界に与える


メッセージ「雨上がりの光」.jpg



posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 02:29| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月31日

「静けさ」



瞑想的に生きる。


自分の中の「静けさ」と繋がっていること。


どんな状況でも。どんな瞬間でも。


静けさ.jpg



posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 19:45| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月24日

(詩的なもの)それぞれの花



それぞれの花.jpg



誰かのようになるのではなく

ワタシの個性を生かしていこう

誰かのまねではなく

それを参考にした上で

自分のカラーで生きていこう

「わたし」という

色とりどりの 傘を開こう

それぞれが それぞれ 美しい

比べることなんてできない

みんな それぞれ 良さがある

それを 認める

すると

劣等感も 優越感もなくなって

心の中の 競争はやむ

誰が上でもなく 下でもなく

それぞれの 個性の花

心の内側で起こる 競争はやむ

すると

心の外側での争いもやむ

みんなそれぞれ

美しいオリジナルな人生を 

精一杯生きているんだ

愛してるよ 日本

誰とも 比べなくていいんだ

あなたのままで いてください



posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 07:32| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月18日

(詩的なもの)丸っこくてモコモコしたちっちゃな生物さんへ


子供の頃に ちっちゃな生物と一緒に遊んでいた
丸っこくて モコモコしているやつ


現れたり 消えたり 
私の中にいたり 外にいたりしていたやつ


多分 わたしが10歳にもならない頃
だから レンゲ畑に寝転んで
空に浮かぶ雲を 
ワクワクしながら 
何時間も眺めていた頃のわたし


そのちっちゃい生物と
一緒に寄り添って 過ごしていた


いま
その生物が また現れて
わたしと一緒にいる


そいつは いまはわたしの中にいて
ちっちゃな私と手をつないでいるのがわかる


ありがたいな
もう いなくなったと思っていたけれど
まだ 一緒にいてくれていたんだな


丸っこくって モコモコしていて
ふわふわ浮かんだり ビヨンビヨン転がったりするやつ


少女の頃 一緒に走ったり 踊ったり 絵を描いたり ロッキー(愛犬)と遊んだりしたんだ


いまは 私の中にいて
少し ゆらゆら揺れながら
じっとして
何かを 待っているようだ


もう いなくなったのかと思っていたよ
まだ いてくれてるんだね
ありがとう


丸っこくてモコモコしたちっちゃい生物へ.jpg






posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 07:43| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月01日

ラブパラドックス



恐れは、愛から生まれて、愛が起源となることがある。

誰しも、愛されたいし、愛したい。



でも、失うことが怖くて、

愛することも、愛されることも、拒んでしまう。



それは防衛本能なのか。

拒んでいるのは自分なのに、

愛がほしいと、叫び続けている。



愛がほしい。

でも、もしも失ってしまったときの「痛み」への恐れも増幅する。

そして、自分を守るために、愛に気づかない振りをする。

失うのが怖いからの受け取らない、という選択をする。

そして、

愛がほしいと、願い続ける。

無意識に拒んでいるというのに。




愛って厄介だ。

愛そのものはとてもシンプルなのに、

人生というやつはそれをわざと複雑にしている。



小さな子供から、愛を学ぼう。

彼らはとてもシンプルに、愛と接している。



動物たちから、愛を学ぼう。

彼らは裏も表も、エゴも期待もない。



植物・鉱物たちから、愛を学ぼう。

彼らは存在するだけで、愛そのもの。



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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 11:16| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月04日

(詩)あなたを感じています



あなたの痛みを、私はいま感じています。

あなたの悲しみに私は気づいています。

あなたの苦しさと忍耐強さに、私は感謝で手を合わせます。

わたしは、泣いています。

あなたの切なさが、わたしは痛いほどわかるから、

わたしは涙を流しています。

泣きたくても泣くことのできないあなたの代わりに、

わたしは、あなたの代わりに泣いています。

その痛みを、前向きに呑み込み、頑張ろうとしている、

あなたの代わりに、泣いています。

わたしは、あなたの痛みそのものを、感じることを許して

泣くことが許されない、あなたの代わりに涙を流しています。

わたしは、いま泣いています。

わたしが泣くことで、あなたが癒されます。

そして、関連するわたしの痛みも癒され、

その美しい癒しがたくさんのスピリットたちに影響し、

すべての、痛みを抱える人たちが癒されて行くでしょう。

だから、

わたしは、泣いています。

あなたの痛みと、そして、幸せが、とても美しいから、

わたしは、あなたのために泣いています。

どうぞ、わたしの魂も、あなたの魂も、

この涙と共に癒されますように。

この涙は、癒し。

すべてのあなたの代わりに、わたしの涙は流れます。

ただ、涙が流れ、あなたの痛みと向き合っています。

そして、それは、溢れ、流れ、癒されて行きます。

すべてのあなたへ。



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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 00:05| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月25日

Natural Medicine


Forest is a great therapist,

nature is a best medicine,

and silence is a wonderful teacher for healing.


森は偉大なるセラピスト

自然は最高のお薬

そして

沈黙は「癒し」の素晴らしい教師

地球から学ぼう

自然に還ろう



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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 14:23| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月20日

「シャドウ(影)」と「シード(種)」」



「シャドウ(影)」は 


「光」になるための 可能性を持っている


その「光」は 「開花」へと繋がる 扉を開く


「シャドウ(影)」を 否定や 自己憐憫を抜きにして よーく見つめてみると


それは 無限の可能性を秘めた


「開花」への「シード(種)」となる


あなたのこれまでの人生が


難しくて 傷つきやすく 苦しんだものだとしたら


あなたは たくさんの「シード(種)」を持っているということ


おめでとう!


ぜひとも 「開花」させようではないか!



セッションご予約可能日程
http://yukismyogaism.seesaa.net/article/445301608.html



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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 01:47| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月17日

息を呑んだ静寂の瞬間



なんて 美しいんだ


昼と 夜の あいだ


ヒカリと 闇の コンタクト


「静寂」のみが 存在する


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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 00:27| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月14日

(詩)宇宙への招待状



大空に、黄金のドラゴンが現れた、その夜。

わたしは、宇宙にいた。

わたしがそこで経験したことは、

「絶対的なアロンネス(独り)」だった。



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「独りでいること」 と 「孤独感」 は、まったく違う。



「アロンネス(独り)」は、すべてと溶け合って、ひとつになっているときに、

本当の意味で感じることができる。

すべてとは「すべて」だ。

完全なる愛そのものの状態でいるときに、

すべてと一体なのだということが理解できる。

そして、この世界にはなにもないということがわかる。

「なにもない」ということは、「愛だけが存在する」と言い換えられる。

そしてそれは、「絶対的なアロンネス(独り)」なのだ。



わたしは、宇宙を見ていた。

そのわたしは、まさに、宇宙そのものだった。

それは、だれが何と言おうと、間違いのない「真実」だった。




地球に戻ってから、人間同士の中から発生する、くるくると目まぐるしいさまざまな感情と、心の色とりどりの彩りの中で、

「地球でのわたし」・・・・・というものを知った。

なるほど。

「地球でのわたし」は、愛すべき価値ある未成熟者であり、不完全なままであることで、すべてが完全で完璧な「曼荼羅」を形作っていた。

それを、「宇宙のわたし」が、すべてみていたし、

すべては、承知の上だった。




「宇宙のわたし」目線で見た、「地球のわたし」は、

痛快でドラマティックな演劇に過ぎない。

笑っちゃう。

結局、そういうことだ。

深刻になる、必要なんか、どこにもない。

笑っちゃう、これは。 力んで、力入れて生きても、仕方ない。 

「地球のわたし」のドラマの、ひとりのファンになろうじゃないか。

応援しているから、大いに演じたまえ、「地球のわたし」よ!





posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 20:15| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月09日

(詩)泣いてもいいんだよ



呼吸を止めて 唇をかみしめて 

顔を歪めている キミ



ギュッと こぶしを握り締めて

キミは ふいに空を見上げ

次の言葉を 呑み込んでいる 



目を閉じた キミの唇が 細かく 微かに震えている

胸の奥からこみあげてくるものを

喉のあたりで 押し殺している
 


我慢しなくて いいんだよ

好きなだけ 泣いたらいい




「泣いてはいけない、泣かないほうがいい」

そう 言い聞かせている キミの心の声が聞こえる





きっと キミは 「泣いてはいけない」・・・と どこかで学んだんだね

「泣かないほうがいい」・・・・?

ばかだな そんなわけが ないじゃないか

好きなだけ 泣いていいよ

キミの涙は キミの持つ美しい「自然」だ

それは「自然」のままに 湧き出てくるんだ

それを 押し殺したら キミは 不自然に歪んでしまうのかもしれないよ




誰かが「泣かないほうがいい」 とキミに教えたんだろう

いや もしかしたら キミ自身が そう 自分に教えこんだのかもしれない

でも なぜキミは そんな不自然なことに 

いつまでも 従っているんだい?




泣いたらいいよ

涙を 流しなさい

キミは 美しい

自然のままに 洗い流しなさい

泣いている キミは とても 美しい

キミの 自然な涙に どれだけのひとが 心 動かされるか・・・

不必要なものは なにもない

涙が 必要だから キミは それを持っているのだよ




悲しいときは 「悲しみ」を表現していい

苦しいときは 「苦しい」とぼやいている自分を 許してあげていいんだよ

そして

すべての感情を認めたら 

前に 進んでいくんだ





さあ 力を抜いてごらん

そんなに 力んで 

ハートをぴったりと塞いで 

そして キミは おもむろに 髪をかき上げている

まるで 気持ちを 切り替えるかのように

涙の感情を なかったことに 塗り替えるかのように





胸の重さ 

喉の息苦しさ

ハートからこみ上げる あなたの自然な感情を

もっと 歓迎していいんだよ




知ってるかい?

押し殺しても 消滅しないんだよ

いつまでも 溜まっていくんだよ

涙の湖は どんどん 大きく 深く 広がっていくんだ




泣いても いいんだよ

自然のままに 洗い流すんだ

泣いても いいんだよ

ハートを 溶かして


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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 20:02| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月28日

(詩)いのち


宇宙の瞬間

咲くために 生まれるの

生きているだけで 咲いているの

そして 潔く散ることで また

咲くために 生まれ変わるの

あなたの命は 奇跡の瞬間


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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 10:04| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月24日

愛をこめて


Spring. Light. Blessing. Love. For you.

本当にその人に必要なことを 教えてあげても

すぐには変われないんだよね

信じられないし 受け取れない・・・

それぞれの スピードがあるからね

だから わたしは ギリギリまで伝えたら

あとは 口を閉じて 

その代わり 大きくハートを開いて

愛を込めて 見つめ 見守り 祈るのみです

ああ 春が優しいね

ああ 日本


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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 20:48| 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月13日

キャンドルライト



キャンドルライトが、たまらなく好き。


目を閉じて、愛を祈り、深める。


チラチラと、


優しく、赤く、温かく。


夜が光を輝かせる。


キャンドルライト.jpg





posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 15:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月03日

(詩)おとしもの



落とし物がありますよ。


幸せを拾い集めなさい。


そんなに深刻に「苦しみ」にフォーカスせず


幸福を選択しなさい。


内なる静けさを楽しんでごらん。


あなたはいつも祝福されています。


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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月09日

(詩)ひとつのコイン



「愛」と「憎しみ」は

背中合わせのひとつのコイン。

握りしめない。

天に投げる。

対極は空(くう)に溶ける。


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2016年09月17日

(詩)アイヨヒラケ




愛することを、恐れている

愛を、受け取ることを、恐れている

愛してしまうと、それを、失ってしまうときがくる

愛を受け取ってしまうと、裏切られるのが怖いから




信じることを、恐れている

愛を、信じることを恐れている

愛は、目に見えないもの

だから、本当の意味で

失うことはないのだけれど

目の前にいる「誰か」を失ってしまうことで

愛そのものを失ってしまうと思ってしまう




でも、

だからといって、

愛することも、愛を受け取ることも

諦めなくてもよいではないか



愛しあおう

恐れることなく

愛を受け取ろう

ためらわずに




愛は自然に湧き出るもの

人間にも、地球にも、ものにも、なんにでも

恥ずかしがらずに

与えたらいい




好きなものに、好きだと言おう

もしも、手に入らなくても気にしなくていい

好きな気持ちは変わらない

ひねくれずに受け取ったらいい

あなたには愛される価値があるのだから




人生は短いのだ

すぐに終わりが近づいてくる

日本人よ

愛しあおう

愛しあおうよ


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2016年09月11日

あなたはなにを恐れているの




あなたは・・・・・なぜ、そんなに、ためらっているの・・・・・・・。




失うのが恐いのね・・・・・?

失うのが怖いから、それに、向かうのが恐いのね・・・・・?

一度、手に入れてしまうと、いつか必ず、失う時がくるから。

失ったときの悲しさが、きっと、あまりにも大きいだろうから。

もしも失ったなら、どれだけ心を痛めるか、わかっているから。

だから、

心惹かれている「それ」に、向き合うのが恐いのね。




なんて、せつないんだろう。

ハートが求める真実って・・・・・・・受け入れるのが、恐いときがあるよね。

大切すぎて、愛しすぎて、求めすぎて、

それが、もしも離れていってしまったら・・・・・恐い。

だから、近づくのが・・・・・・恐い。




なんて、美しいんだろう。

そんな、恐れも含めて

すべてが、愛のかたちとなる。




だから、恐れてもいいんだよ。

でも、

進んだらいい。

向かっていったらいい。

失うのが恐くて、進めない。

でも、手に入れてからも、失うのが恐くなるのだったら、

結局、恐いのだから、同じこと。

だったら、

触れてみたらいい。

抱きしめてみたらいい。

想像していたよりも、実は、違うかもしれない。

その後は・・・・・

そのときにまた、感じて、考えて、折り合いをつけていけばいい。

人生は短い。

いずれ、必ず終わる。

あなたは、世界でたったひとりの、あなた。

恐れさえも、抱きしめて、前に、進んだらいい。



(イタリア・ベネチアにて)



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2016年04月30日

(詩)交わり



「(詩)交わり」



指先でなぞる・・・・かすかにざらついてる。

指の腹でゆっくりと円を描くように愛撫・・・、シュルシュルシュル・・・という音を立てて、わたしの指紋がそれと交わる。

目を閉じ・・・その感触を吐息とともに味わう。

分厚い背表紙に、手を、そっ・・・とかぶせる。

これまで、何度も、何度も、こうして、わたしの右手の皺は、この紙の束の上に重ねられてきた。

手のひらから無数の触角が伸び、背表紙に記憶されている、かつての私の「波の動き」を拾い集める。

繊細な感覚と、香しい遠くの一粒一粒のそれらと、

瞼の裏側で、「いま」を知らせあう。






こげ茶色の背表紙をゆっくりと開く。

ふわりと・・・・・この匂いが好きだ。

年輪を重ねた、古本でしか醸し出せない、この年老いて熟成された匂い。

味わいながらページをめくる。

中指の先で、やさしく文字をなぞる。

何度も、何度も、わたしの熱いまなざしが、ここにあるラインを通り過ぎた。

そして、

わたし以前に、所有していたかつての誰かのまなざしも、この文字の配列を通り過ぎたはず。

いったい、何人の瞳の色との交わりを、この文字たちは経験してきたのか。

まなざしで熱く清められたその一文字一文字は、一行のラインとなり、そして、ほかのラインと腕を絡めあわせて、わたしのコアを震わせ、感動を与える。






かつてのわたしの、走り書きが飛び込んでくる。

走り書きは、まさに、駆け足で過ぎていくかのように、その時代のわたしを慌ただしく引き連れて、

そして、あっという間に・・・尾を引きながら走り去っていく。

取り残されたのは、ノスタルジーを祝う、口元の微笑み・・・・

若かりし日のわたしを、何度でも何度でも、受け入れる。

懐かしい揺らぎとともに思い出す、かつての、その時代、時代に存在した、寄り添う「気配」が・・・・、

いま、ここにいる、わたしを優しい目で楽しませる。

背中から感じる温かく緩やかな流れが、わたしの肉体をゆらゆらと心地よく揺らす。

ああ・・・・歴史は刻まれ、円となり、還っていく・・・・。






パフン・・・・・本を閉じた音が、好きだ。

この、重たく分厚い背表紙でなければ作り出せない、愛すべき振動。

もう一度、重たいドアを開いてみる、そして・・・

パフン・・・・・何度でも感じたい。

かつてのわたしと、わたし以前の誰かが、この中には生き生きと存在している、

この本の、重厚なドアを閉めたときだけに発せられる、途切れ途切れの細かな沈黙の記憶を

ひとつひとつ、丁寧にすくい上げては、語りかけながら紡ぎ合わせる。





いつかの記憶の火花に、安らぎの香りを差し出そう。

眠りに落ちる直前のような、くつろぎを与えよう。

一瞬、一瞬を、色とりどりのフレームで美しく飾ろう。

そして、「いまのわたし」の吐息を吹きかけ、魔法をかけよう。





愛しているよ。

ひとときの、夢のような幻影の真実。

愛しています。

瞬きすることさえ、ためらうほどの、

美しき、生と死の円環・・・・・・。






まなざしで蘇る、一文字、一文字の生命は、

わたしの視線によって息を吹き返し、そして、同じ視線によって再び、滅せられていく。

だからわたしは、

ただ・・・、ただ・・・、

すべての生と死の歓喜の歌声に身をくゆらせ、

「いま」という瞬間を、ただの「わたし」のままで愛するのみ・・・・・。






ぎっしりと詰まったその本を、柔らかな胸で抱きしめた。

そして、目を閉じ、

わたしはわたしで在る喜びを、

突き抜け、飛翔する鳥のように、

高らかに誓った。


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2016年04月13日



私は「キレイだね」とお花に言った。


お花たちはニコニコしながら「ユキちゃんも、とてもキレイだよ」と言った。




アリガトウ・アリガトウ・・・ア**リ**ガ**ト**ウ


文字のひとつひとつの間に、愛を滑り込ませる。


本当にありがとう。


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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 08:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月08日

(詩)風のように


わたしは「風のようになりたい」と言った。

ある人が「人間は風にはなれないんですよ」と私を諭した。

でも・・・・・、

わたしは、なれると思うのです。

あるがままで。

こだわりなく。

問うこともなく、疑うこともなく。

そよ風のように、ふんわりと愛を運び

チリを吹き払う、強い突風にもなり

華やかな花の香りをやさしく届け

こぼれ落ちる涙を、無言で乾かし

向かってくる障害を、鼻歌を歌いながら、

するり・・・するり・・・とかわし

目にはみえないけれど

あらゆる人の頬に、キスをする。

わたしは、

風のようになれると、思うのです。



新宿御苑 桜1.jpg



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2016年03月10日

(詩)生命のダンス


生命とは 静寂・・・・

静かに鳴り響く 祝福の音の波

常に動き続けるということによって

不変であるという 神の微笑み




生命とは 歓びそのもの

本来の振動なるところには 至福のみが存在する

動きから生じる熱が 炎となり 変化を誕生させる

痛みを経て 死と再生の歓喜がやってくる



わたしは

個でありながらにして 全体として存在し

我を持つものとして 神なる眼力を宿す




そして

生命とは

すべての静寂を 光でまとい

そのエクスタシーに 身をくゆらせる


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2016年02月15日

(詩)「わたしとワタシ」



いつでも どんな瞬間でも

わたしは宇宙の音を聞いている

それは

ダイレクトに響く旋律・・・音楽・・・バイブレーション

たとえもし 誰も信じなかったとしても

これが真実

「わたし」の肉体はここにいる

しかし

大きな大きな「ワタシ」は

地球を抱きしめている どんなときも・・・・

「わたし」はここにいる

でも 「ワタシ」は ここにはいない

宇宙の愛に どっぷりと 深く深く 溶けている

いつ「わたし」が消えても 構わない・・・



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2016年01月31日

(詩)いま在る私



私はなにも手にせずして、すべてに存在する。


知識などなくていい。「それ」は経験でのみ得られる。


私は毎瞬、死に、そして、一息ごとに生まれている。


わたしの愛する「孤独」は、自分自身の「純粋さ」とともに過ごす大切な時間。


世界はとてもシンプル。


愛がある。 愛が在る。  ただそれのみ。



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2015年11月28日

真実とは




本当の意味で・・・「真実」は存在しないのだと思う。

なぜなら

「真」とは、一瞬、一瞬・・・・それのみであり、

それに触れた瞬間、目を向けた途端に、それは消えてしまうのだから。

そしてまた、新たな真実が瞬きとともに現れ、

そのスパークは、余韻もなく、また消えていく。

「生きる」ということは、「毎瞬」ということであり、

そして「毎瞬」は、「永遠」であり、

「永遠」は、まさに「無」である。



現実の世界で人として生き、

火の無いところに煙が立つこともあり、

まったくの濡れ衣を着せられることもあり、

恐れや妄想で、世界が歪められ、誤解が生まれたとしても、

「真実」はどこにもない。



私は私という「無」であり続けること。

それは、毎瞬ごとに「死」が訪れ、「わたし」と共に在る「生」であるということ。



だから、わたしは強くなりたい。

すべての不条理や、理不尽さを、

ジャッジせず、鼻歌を歌いながら許せるくらいの

緩やかで、たおやかな、強さを持とう。

傷ついても、その傷を、愛せるほどの「無限性」でいよう。

わたしの「無」であるところの「真実」に、誠実に、真っ直ぐにいよう。

大丈夫。

きっと、理解してくれる人はいるはず。

愛しているよ、わたし。

わたし自身を愛することは、あなたを愛すること。

宇宙全体、世界全体を愛すること。

合掌


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2015年09月24日

(詩)『世界の破片』



天空に 大きく両腕を広げているあなたは 

破片となって ひとつひとつ 剥がれ落ち

ぱらり ぱらり とわたしの前に 落ちてくる

かつてはあなたの一部だったものが 

私の前で みるみる 形を変え 質を変え

砂になり 水になり 風となり 音となって

この世界を 色づけていく



鈴の音が響く川の流れように 指先がしなやかに踊る 

わたしはそれらを 丁寧に 丁寧に 愛しく指先で掬い上げ

柔らかな眼差しと 艶やかな吐息で ひとつひとつの順列を諭し

そして 

すべての破片は あるべくところへと 自発的に緩やかに収まっていく



深い深い 鳴りやまぬ 宇宙の神秘の音の中で

形状も名称も 善や悪であるところのジャッジメントや

わたしを型どっていた あらゆるすべては用をなさず

無であり 有である 繊細な旋律の調べに 長い髪をくゆらせながら

力を抜いて ゆっくりと 瞼を開くと 

完璧な姿で あなたはそこにいた



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2015年09月05日

心の豊かさ


一瞬 一瞬が 宝物

真実は この瞬間 瞬間のみ

悩むよりも 味わって生きよう

苦も 楽も BGMになる

「トキメキ」は 生命の原動力

その 一瞬が真実

それを 信じて




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2015年09月01日

(詩)HOME




わたしは 旅をするもの

見知らぬ土地に 腰をおろして

ゆったりと寛いで 歌っている

風とともに ひらひらと舞っている


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知ってるさ

「自分の居場所」なんて 世界中探したって

どこにもないこと

ふふ わたしは 探しているわけではないのだよ

だって もう 持っているからね

旅は 探しものをするものではないの

自分との 信頼を深めるもの




スウィートホームは どこにある?

わたしにとって

世界中の どこにいたって

わたしのスィートホーム(居場所)は

いつだって ここ(ハート)にある




だから 旅をするのさ

波打ち際に座って 夏が過ぎるのをみつめ 

遠くから旅をして来た 風と語り合い

晴れの日は 太陽と手をつないで

雨の日は 裸足で水たまりを歩く

わたしという「生命」と 共に

宇宙のすべてと 共に



見えているのか 消えてしまうのか

その狭間を いったり きたり


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2015年07月25日

(詩)古代楽器の宴にて

(詩)
「古代楽器の宴にて」




古代から 引き継がれし音が

選ばれしものの手と 息吹によって 奏でられ

潮騒と戯れ ヒグラシを刺激し 

爽やかな潮の香りと 猛々しい土の匂いが 共存する森の中で

地球の核であるところの 地響き・・・・・低いうなり声を誘発し

わたしの クンダリーニを目覚めさせる




こんなにも ただ「舞う」ことが望みであったのか

わたしを舞いに駆らせるものよ

あなたが 炎を蘇らせる そこには わたしの命

この「生命の歓喜」を 私の持つあらん限りの 「わたし」で

凛とした 光と灰になって 燃え尽きたもう

天空と大地の間で 

そのいずれもの彼方へ・・・・深淵へ・・・・・

深みから ひっそりとやってくる 天女の風へ

手を差し伸べて 歓迎を伝えようぞ



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2015年07月07日

(詩)ここという宇宙の片隅で


(詩)「ここという宇宙の片隅で」



すでに、そこにある。 

いつも、ここにある。 



ガラスに映った景色があって、その向こうにも違う景色があるように。
  
沈んでいることと、上昇していることが、同時に起こっている。 




空間は、非空間であり、

そこにはぎっしり、詰まっていながらにして、

実はなにも存在していない。
 


あなたの涙が流れることで、

一粒の星が瞬く。

誰かが小さなため息をつくことで、

宇宙の片隅にわずかな動きが生まれる。



なにを見つめるのか。

その眼差しは

いったいなにを見つめているのか。



この目に映るものは、すべて、幻。

しかし、

幻は、幻として、存在する役割がある。



吐き出す息が、息吹となり

森の木々が、ざわめく。



言葉にならない唄が、空気を震わせて広がり

誰かの瞳を潤ませる。



ひとつであるところの、わたしが、

すべてとともに在る。



永遠という、「無限」を

有限の中で、切ないほど感じている。



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2015年07月06日

(詩)(生きていること



(つぶやき)

生きていること と

死ぬこと について

ぽつぽつ と感じている



わたしにとって その両方は

等しい

終わりがあるから「いま」がある

どちらも 尊いこと



今日は なにもしたくない

「生きること」 以外は

なにもしたくないんだ

と 私の中にいる 虫みたいなわたしが

もぞもぞ いっているんだよ



でも 現代に生きるって

純粋に

「生きること」 

それ 以外のことばかりを

している気がする



どうして

「ただ 生きる」ことが

許されないのかな



お月さまを 見上げて

ゆらゆら 海の波と 歌い

風に髪をすかれて 舞い

太陽に 温かく微笑みを返し

鳥からの情報に 耳を傾けて

虫たちに めいっぱいの慈愛を向けて

森に 大地に 溢れる感謝と愛を伝え

父なる天に ハートと両腕を大きく開いて



じんじんじん・・・と

ただ 生きていることを

愛したい

愛し尽くしたい

それだけなのに




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2015年06月06日

(詩)生きること 祈ること 愛すること


この想いをどう表現したらいいのだろう。

わたしの愛はどこまで行くのだろう。

世界中の苦しみの中にいる、見たこともないかたたちへ

こんなにも愛を届けたくて。

私は風になって空を舞い、世界の天空を流れながら、

世界中の悲しみと孤独を拾い集めて

黄金の粉(ビブーティ)にして地球にひらひらと振り撒いている。

わたしの声は波となり、ゆるやかな大河の中へと誘う。

わたしの息吹は光のシャワーとなり、すべての生命を活かす。

わたしの動きは時空の間となり、豊かな旋律を奏でる。



ああ、理解されたいと、思うことすら無意味なのなら

人知れず身を隠し、肉体を終わらせてしまおうか。

そうしたならば、風になって、愛を吹き広げることができるだろうか。

今は、目を反らし、受け入れられない人々にも、

風となり、香りとなり、彼らの肌を抱きしめることができるだろうか。



祈ることは、何かにすがることではない。

祈りは、愛すること。

愛されたいから、愛するのではなく、

愛することが喜びであるから、ただ、愛する。



ああ、わたしはいまここにいる

古代より引き継ぐ、大きな神殿の領域の中で

わたしは、今を生きている。

日本の地へ降り、わたしはせつないほど、「命」を生きている。

喜びと共に。



すべてのかたの人生の学びが、最善になりますように。



生きているって、なんて楽しいことなんだろう。

生きているって、なんて尊いんだろう。

人生の学びは、なんて美しんだろう。

生と死は、別のようでありながら、実は、同じでもある。

この地球に、形として存在していることは、

有限でありながらにして、無限を表現している。

なんて、素晴らしいんだろう、この「生」は。

不完全であることが、完璧である。


合掌

ラクシュミナラヤニ ユキ



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2015年04月26日

詩「サクラ舞う森」


詩 『サクラ舞う森』


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森の中

もう 歩けなかった

体力は問題ない でも 歩く気持ちが 枯れていた



大きな岩にようやく座り 

バッグから抜き出した インディアンフルートを吹いた

弱く そして 強く 

木楽器から奏でられる 大地の音色が 

波のように 空気を震わせる




鳥たちが せわしくなり

森が ざわざわと 揺らいだ

天が ゆっくりと開き 

ニッコリ微笑んで「おかえり」と言った




森の向こうから 風が ぞろぞろ 増えてきた

私の耳元で 風の歌が聞こえる

木製のフルートの音ともに 

風が 囁くように歌っている

地球よ どうか

わたしの耳を 浄めておくれ

わたしが聞き入れる 何もかもが 清らかに聞こえる

知性となるように




一陣の風が 一気に駆け抜け

今年最後の桜吹雪ショーを 見せてくれる

薄桃色の花びらが 撒き散らかされ

まるで川の流れのように 流れゆき

五線紙の上を舞う メロディーのように

くるくると わたしを包む

地球よ どうか

わたしの身体を 浄めておくれ

わたしの受け入れる 何もかもが 清らかに感じる

感性が持てるように




驚いた蝶が まっすぐに わたしに向かって飛んでくる

ブンブンと 虫たちが わたしを取り囲むように飛ぶ

桜吹雪を舞わせる その風が 

わたしの開いた両目を刺激して 

いつの間にやら 涙が招待されている

あとから あとから 溢れてくる

地球よ どうか

わたしの瞳を 浄めておくれ

わたしの見つめる すべてが 清らかに見える

創造性が持てるように



あたたかい滴が ほほを 滑り落ち

その溝を 風が撫でる

目から溢れると 同じだけ

内から溢れると 同じだけ

わたしという 人間が 故郷に沁みわたっていく

ああ 母なる地球よ

どうか わたしを 抱きしめておくれ

あなたの愛で わたしは勇気が持てるから


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