2020年12月10日

いま、浜に座って、波の調べを聞いている



海は、留まることなく、常に動いている。

水は、こだわることなく、常にかたちを変えていく。

山は、動じることなく、常に瞑想して生きている。

森は、拒むことなく、全ての命を育んでいる。

生き物たちは、絶えることなく、循環していく。




島は感染者が突然、急激に増えている。

島の男性が言った。

「こんな小さな島にコロナが広まったんじゃ、まるで航海中のクルーズ船と同じなんだ。逃げ場がないんだ。だから島に住む俺らは、必要以上に怖がりで、俺らは怖くて仕方ないんだ」

私はそれを聞いて、眉をしかめてから目を閉じ、彼らの恐れがジンジン感じられて、本当に心が痛かった。

守られている、と、逃げられない、は、同じコインの表と裏。



いま、浜に座って、お祈りをしている。

地球全体でのアウトブレイク。

地球もいわばクルーズ船で、地球に住む私達は、どこにも逃げ場はないのだ。

だからこそ、地球全体で助け合って、愛し合って、どう生きていくのか。

私が怖いのは、恐れに支配された人間たちが、愛から遠ざかっていくこと。分離されていくこと。

それは、完全なる不調和の種となる。



いま、浜に座って、波の調べを聞いている。

長い髪が風の流れを受け、驚いたようにジタバタと泳いでいる。

砂浜に長く遠く向こうの方から、いま座っているここまで延びて来ている、自分の足跡をじっと見つめる。

ここまでやってきて、ここから新しい足跡を作っていく。

私たちは、どんな足跡をつけて、この先に歩いていくのか。

それは、かけがえのない一歩一歩、にかかっている。

物事のひとつひとつの、些細なことから重要なことまで、人生の中でのすべての選択肢を

どう選んで、なにを見つめて、どれを信頼していくのか、

それによって、未来は違うドラマとなっていく。



だから、いま。

いま、自分がなにを選択して、どう決断していくのか。

地球に住む住民として。

ボンヤリと生きてる場合じゃない。

情報に埋もれてモヤモヤしてる場合じゃない。

試されているんだよ。

どう生きるか。

いったい自分はどう生きたいのか。

それを根底に置いて、すべての選択を見つめていくんだ。

それが、地球の未来への一歩一歩となる。

合掌



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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 10:56| スピリチュアルメッセージのシェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする