「つぶやき・奄美ナイトブルー」
雨が降っているというのに、でもなんて美しい青。
この雨じゃ加計呂麻グレーなんじゃない?とつぶやきながら車を走らせて来たら、
いやいや、雨でもちゃんと「加計呂麻ブルー」だった。感動。
晴れていたら、どれほど「ブルー」なのだろうか・・・と想像してまた、感動。
ここは奄美大島・瀬戸内町。加計呂麻島に寄り添う玄関口。
徳之島での1週間のライトワーク・シャーマンお仕事を終了し、昨日、フェリーで奄美大島に移動してきた。
この一ヶ月余り、無視できないほど強烈に徳之島に呼ばれ、ビジョンも声もバンバンやってきて、
もう腹をくくって、一週間程前に、空を飛んできたのだった。
理屈での理由もわからず予備知識もなく、スピリットの声だけを信頼して。
ノープランの真っ白な台本だったわたしの旅は、
一瞬ごとに点と点が繋がっていき、
糸と糸が紬ぎあい、
すべてが一つの誤差もなくピタリとはまったら、
豪華な大輪の華となって、
そしてわたしは、なるほど。
今回の奄美群島でのお役目の意味が分かったのだった。
昨日、発つとき、徳之島にも引き留められ、あわやフェリーに乗り遅れるか、のハプニングのあと、出港数分前にギリギリ滑り込み乗れた。汗かいた。
かと思ったら、本当は今日、羽田に飛び帰るつもりだったけれど、いやどうしても瀬戸内に行けと、体を張って止められた。スピリットに。
そして、飛行機に乗る代わりにレンタカーを借りて、ワイパーのリズムをBGMに、南へ南へハンドルを握った。
いま、
古民家を改築したオシャレで心地よいゲストハウスに一人座って、あちこちの窓からの雨の音と、軋む古民家の声を聞いている。(この町は自粛中で他に宿泊客はいないので貸切だ)
こういうの、最高に楽しい。これだから、ノープランのひとり旅はやめられない。
計画を立ててしまったら、なにも聞こえない、なにも見えない、旅の本当のギフトを受け取ることはできない。
そして、この奇跡のような旅は、一人じゃないとできないんだ。
最近私は、日本人の20代30代の若い子たちと話をする機会が度重なってあり、若者たちをとても見直している。
この旅でも、若く真っ直ぐな人たちと何人か出会い関わった。
この古民家ゲストハウスのオーナーも、若く純粋な青年で、話をすればするほど、そのひたむきさと、恐れなく変化を起こしていく創造性と、
ただ一歩一歩を切ないくらいに楽しんでいる、その姿に頭が下がる思いだ。
日本の若者、いいねいいね。
彼らから、新鮮さのかけがえのなさと、リスクを恐れない人生への信頼は、未来の自分の自画像を描くための絵の具集めなのだ、(色はたくさん集まったほうが、楽しいものが描けるに違いない!)というような「希望」をたくさん学ばせていただいている。
そして、スピリットたちのガイド。スゴかったな、今回の旅も。
かなりミステリアスで面白いドラマだった。
近いうちに、文章を書く練習のため、エッセイにして書こうかな、と思っている。
奄美・徳之島での9日間の私のスピリチュアルアドベンチャー。
出会った人々、起こったすべての出来事、感じたわたしのパワーアップした感受性、シャーマニックヒーラーとしての成長、私の個性と秘めたる魅力に、
ありがとう。ありがとう。ありがとう。
でもタイムアップ。まだ続けたいけれどもう帰らなきゃ。
病気の母が、首を長くして私を待っている。
母との限られた貴重な時間も大切だ。
奄美での最後の夜が、柔らかな雨と逞しい波の音と共にゆっくりと暮れていき、
闇と静けさが、私の持つ一秒一秒の間と、島の持つ一息一息の隙間を、濃く、揺らめきながら、密やかに埋めていく。