2020年12月09日

(ぶらり旅)奄美ナイトブルー



「つぶやき・奄美ナイトブルー」


雨が降っているというのに、でもなんて美しい青。

この雨じゃ加計呂麻グレーなんじゃない?とつぶやきながら車を走らせて来たら、

いやいや、雨でもちゃんと「加計呂麻ブルー」だった。感動。

晴れていたら、どれほど「ブルー」なのだろうか・・・と想像してまた、感動。



奄美ナイトブルー.jpg



ここは奄美大島・瀬戸内町。加計呂麻島に寄り添う玄関口。

徳之島での1週間のライトワーク・シャーマンお仕事を終了し、昨日、フェリーで奄美大島に移動してきた。

この一ヶ月余り、無視できないほど強烈に徳之島に呼ばれ、ビジョンも声もバンバンやってきて、

もう腹をくくって、一週間程前に、空を飛んできたのだった。

理屈での理由もわからず予備知識もなく、スピリットの声だけを信頼して。



ノープランの真っ白な台本だったわたしの旅は、

一瞬ごとに点と点が繋がっていき、

糸と糸が紬ぎあい、

すべてが一つの誤差もなくピタリとはまったら、

豪華な大輪の華となって、

そしてわたしは、なるほど。

今回の奄美群島でのお役目の意味が分かったのだった。



昨日、発つとき、徳之島にも引き留められ、あわやフェリーに乗り遅れるか、のハプニングのあと、出港数分前にギリギリ滑り込み乗れた。汗かいた。

かと思ったら、本当は今日、羽田に飛び帰るつもりだったけれど、いやどうしても瀬戸内に行けと、体を張って止められた。スピリットに。

そして、飛行機に乗る代わりにレンタカーを借りて、ワイパーのリズムをBGMに、南へ南へハンドルを握った。

いま、

古民家を改築したオシャレで心地よいゲストハウスに一人座って、あちこちの窓からの雨の音と、軋む古民家の声を聞いている。(この町は自粛中で他に宿泊客はいないので貸切だ)



こういうの、最高に楽しい。これだから、ノープランのひとり旅はやめられない。

計画を立ててしまったら、なにも聞こえない、なにも見えない、旅の本当のギフトを受け取ることはできない。

そして、この奇跡のような旅は、一人じゃないとできないんだ。



最近私は、日本人の20代30代の若い子たちと話をする機会が度重なってあり、若者たちをとても見直している。

この旅でも、若く真っ直ぐな人たちと何人か出会い関わった。

この古民家ゲストハウスのオーナーも、若く純粋な青年で、話をすればするほど、そのひたむきさと、恐れなく変化を起こしていく創造性と、

ただ一歩一歩を切ないくらいに楽しんでいる、その姿に頭が下がる思いだ。

日本の若者、いいねいいね。

彼らから、新鮮さのかけがえのなさと、リスクを恐れない人生への信頼は、未来の自分の自画像を描くための絵の具集めなのだ、(色はたくさん集まったほうが、楽しいものが描けるに違いない!)というような「希望」をたくさん学ばせていただいている。



そして、スピリットたちのガイド。スゴかったな、今回の旅も。

かなりミステリアスで面白いドラマだった。

近いうちに、文章を書く練習のため、エッセイにして書こうかな、と思っている。

奄美・徳之島での9日間の私のスピリチュアルアドベンチャー。

出会った人々、起こったすべての出来事、感じたわたしのパワーアップした感受性、シャーマニックヒーラーとしての成長、私の個性と秘めたる魅力に、

ありがとう。ありがとう。ありがとう。



でもタイムアップ。まだ続けたいけれどもう帰らなきゃ。

病気の母が、首を長くして私を待っている。

母との限られた貴重な時間も大切だ。

奄美での最後の夜が、柔らかな雨と逞しい波の音と共にゆっくりと暮れていき、

闇と静けさが、私の持つ一秒一秒の間と、島の持つ一息一息の隙間を、濃く、揺らめきながら、密やかに埋めていく。




posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 20:07| ぶらり途中下車(日本) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする