ミュンヘンは昨日、雪が降りました。
クリスマスマーケットも始まり、外はとっても寒いけれど美しい冬がやってきました。
わたしのサロンの近くにも、毎年恒例の「ピンククリスマス」が設置されて、屋台で軽食やホットワインなどをみんな楽しんでいるのを、微笑みながら見て通り過ぎています。
寒い時は、人と人が自然に近づきますね。
ここ2週間ほど、朝食を変えてみたら、とても体と心の調子が良いので、ここで皆さんにシェアさせてください。
私は、忘れたくらい何年も前から「午前中は排泄の時間」と重視しているので(午前中はすごい頻度で何度もトイレに行きます)、いつも、消化のよいものを朝食に摂るようにしています。(自宅を離れて海外で宿暮らしのときは、その国の文化に合わせていますが、きちんとキッチンがあって自炊できるときは、心がけています)
ですので、大抵、ここ数ヶ月?何年?かの朝食は、季節のフルーツ2〜3種類にオーツミルクとアガベシロップと砕いたヘンプシードをかけて、(時々、体が必要だと感じるときは、少しミューズリーやナッツや豆乳ヨーグルトをかけて。私ビーガンなので)頂きます。
牛乳は私の体に合わないのと、豆乳は朝には刺激が強すぎるのでオーツミルク、そして、砂糖は午前中にたくさん摂りすぎると(少しならよいのですが)ダルクて仕方なくなるので(午前中いっぱい死んでしまう!)、アガベシロップが私の体にはよいです。
春から夏にかけてはそんな朝食でしたが、だんだん、寒くなってきて、身体が「温泉」と「コタツ」(日本恋しいです〜)を恋しがっているのが感じられて、朝食を変えて、よしよし、と体をかわいがることにしました。
毎朝、野菜スープに変えたら、身体がとっても喜んでいるんです。
これは、本当にすごくよい!
どうやって作っているかのシェア。
基本的には、冷蔵庫にあるお野菜でよいと思うのですが、私がいつも入れるようにしているものは、
セロリ、キャベツ、生姜。
あとは、人参とかピーマンとかネギとかサツマイモとか緑の葉っぱものとか、あるもの。
時々、キノコ類も入れると、また違った味で楽しいです。
作り方は簡単で、全部小さく刻んで、茹でて、柔らかくなったら、冷まします。
冷えたらミキサーして、味付けしながら温め直すだけです。
手順はシンプルですが、その過程には、ちょっとしたこだわりがあります。
野菜を刻む前に、まず、野菜をよく見つめる・どんな表情をしている子なのか興味を持つ・小さな傷や歪みなんかも可愛いなあ、というフレンドリーな目線で触れ合ってから、丁寧に刻む。
カンカン、暴力的に刻むのではなく、丁寧に、サクッサクッ、と野菜を尊重しながら刻む。
どの方向に切ると、このお野菜にとって自然なのかな(不自然に切ると野菜の良さが活かせないだろうと思う)と、野菜の土から生えてくる・または枝から伸びてくる方向をみて、繊維の線の模様の流れをみて、できるだけ自然だと感じる方向に切る。
早く煮えるように、できるだけ小さく刻みます。
そして、
エネルギーが強そうな野菜から先に鍋底に、順に入れていく。
よく、マクロビ(?でしたっけ)を実践している人は「重ね煮」というのをやっているようですね。そんな感じです。
でも私はどんな型にも捕らわれるのは性に合わないので、「重ね煮の法則」は知らないですが、自分の感性で、火のエネルギーの近くにおくとより他の野菜のサポートになるであろうと感じる野菜から順に置きます。
そして、最後の締め?の、一番上の野菜は、この野菜たちのエネルギーを総指揮するであろう野菜を置きます。
よくわからないかたは、「重ね煮の法則」を参考にしたらよいと思います。
そして、ゆっくりじっくり、柔らかくなるまで、ただ煮て、そして、冷まします。
かきまわさずに、その野菜の層のまま、最後までじっとさせておきます。
私は前の日に準備して、一晩寝かせて冷ますことが多いです。
手間暇かけてる感も、身体は喜んでいるように感じます。
実際、自分の食事を作るときって、誰かにお料理を作るときほど、気持ちを込めずに、適当にチャチャッとしてしまうことが多いけれど、
こうやって、丁寧に準備していることで、それを身体は見ているし、野菜も見ているので、それを食べることでさらに身体が喜ぶ感じがわかります。
野菜が冷えた後に、鍋の中の水分も一緒にミキサーにかけます。
そして、離乳食みたいな状態のスープを、今日食べる分だけ鍋に入れて、今日の味付けをします。
味付け前に一口味見をして、生姜の効き具合や野菜の甘み具合が毎回違うので、それに、ピンとくるハーブやスパイスを、ただ入れるだけです。(ときには、豆乳やアーモンドミルクやオーツミルクもちょこっと)
塩もその日によって、海の塩にしてみたり、岩塩にしてみたり、塩の質で、スープの味がゼーンゼン変わってきますので面白いです。
ときには、南フランス?風、ときには、インド風、ときには、和風、ときには、スパイシー系などなど、自由です。
スパイスやハーブは自然で質のよいものを絶対に使います。
皆さんは、当然ご存じだと思いますが、「食卓塩」や「味の素」などなど、不自然な科学調味料を使ってしまっては、野菜も身体もかわいそうです。
そして、ハーブやスパイスを入れるときは、そのまま鍋に振り入れるのではなく、一度、手のひらに置いてから、入れます。
その方が、手のひらのエネルギーにハーブが喜んで、味が違うんですよ。
スープだけで足りなければ、茶色いパンを1〜2切れ、スープに浸して食べます。
朝食だけではなくて、夕飯もこのスープにするときもあります。
足りなければ、プラス、サラダやご飯やおかずもつけます。
「絶対こうするべき!」という、食事療法的な拘束は、自分の感性をまず一番大事に信じる私には向かないので、そのときの体に聞いてすべて感性を信じます。(だから、マクロビやってるんですか?ビーガンやってるんですか?という質問には困ってしまう。やってるつもりはないからね。自分の身体に必要なものを与えているだけ)
これは、特別なことではなく、本当は誰でもできることだと思います。
ヨーガやムーブメントメディスンやその他、身体の動きの中で瞑想するワークで、身体を感じる練習をしたらよいです。
こんな感じで、簡単なコツで、私の身体が大喜びしています。
雪が降るほど寒いというのに、身体はポカポカで、お通じも面白いくらいに快調で(もともと良いのですけどさらに)、なにより、気持ちがすっごい充実してポジティブ、そして、ハッピーなのです。
無敵感。 なにもかも、うまくいくに違いない感。
身体が求めるまで、この食事を続けていこうと思っていますし、身体が必要だと感じたら随時、改良していきます。
最後に、基本中の基本ですが、お野菜は無農薬のみですよ。
周りの噂や、テレビのネタや、他人の言動に捕らわれず、自分の体と心にとって、本当によいと感じるものだけ!を選択しましょう。
そのためには、自分の身体の声をきちんと聞いてあげる練習をしてください。
私の生活のシェアリングでした。
聞いてくれてありがとう💛
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