人間のマインドについて不思議なことがある。
とってもお世話になった人がいて
深く感謝していて
すっごく大切に思っていたのに
なにか一つ、カチンとくることや
ムカッとすることや
こちらの期待通りの態度じゃなくてガッカリすることなんかがあると
急に、イヤになったり、
怒りや嫌悪に変わってしまったりするのは、
なぜだろう。
不思議で仕方がない。
それまで、どれだけ、いただいた愛と親切へ感謝していたとしても、
たったひとつの出来事で、
急に、気持ちが変わってしまうのは
人間のマインドの不思議・罠だ。
愛と憎しみは、同じコインの表と裏なんだな。
これまで、わたしの経験の中で、
そんな感じで、急に去っていった人びとを、わたしは許します。
なぜなら、わたしも、そのマインドの罠を、同じように持っていて、きっと誰かに対して知らずにやっているから。
そして、
自分自身が、そのマインドの罠にはまってしまっていると気づいたら、
それは、テストされているのだと気づこうと思う。
「ユキ、お前のあのひとへの感謝は本物かい?本気で感謝してるのかい?」というテスト。
これまで、心底、感謝して慕っていた人への気持ちが、
急に、あれっ?って、どうでもよくなって、むしろ疑いや怒りに変わったら、
それは、テストされているのだと気づこうと思う。
結局のところ、
すべての感情や思想いや情熱は、
その方向がポジティブであれ、ネガティブであれ、何であれ、
すべては愛が絡んでいるのだから、
どうせだったら、
ハートが満たされるほうに変換してみつめたほうが
断然、よいに決まってる。
だから、
マインドの罠にはまりそうになっている自分自身をみたら、
その人へのこれまでの感謝を思い出そうと思う。
そして、
罠にはまってしまった後に気づいてしまい、テスト落ちてしまったときは、
そんな自分も許す。
罠にはまることもあるさ。
そして、気付いたことすべて、気づきに関わったすべての人へ、
愛と感謝を
祈りとして送ろうと思う。
そんなことを感じながら
ひとり
砂浜に座って
湿った風を受けながら
見つめている
スリランカの夕陽。