地球というお家に生き、自然と共に共存する私たち。
自然を尊重することは、とてもシンプル。
Protect(守る)、Restore(復興)、Fund(資金提供)。
そして、自然環境を守る活動をしている人々をサポート・応援すること。情報をシェアすること。
そして、自然環境を守る活動に参加すること。
そして、わたしが心掛けているのは、日常の小さなことから、実践していくこと。
(ビデオはたった3分40秒です。ぜひ見てください。シンプルな英語です。英語字幕もついてるので見やすいです。全部英語の意味がわからなくても、なんとなくはわかるはず)
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例えば、わたしがやっている、地球に向けての小さな実践は・・・
@割り箸をできるだけ使わないこと。
わたしは、お箸やフォークを持ち歩いて、できるだけ使い捨ての割り箸を使わないようにしている。
割り箸は日本の文化で、お蕎麦屋さんやラーメン屋さんにいくと、プラスティックのお箸の横にわざわざ、木の割り箸が置いてあるときがある。
麺を食べやすいように、という「おもてなし」の気遣いなのだと思うけれど、私は、日本の文化はこの「おもてなし」の気遣いが間違った方向に向いていることが多いなあ、と感じる。
その気遣いは、お客様が居心地が良いように・・・という配慮なのかもしれないけれど、そこに、地球規模で見た目線は全くなくて、結局は、ビジネスのためなんじゃないか?とその気遣いを疑ってしまう。
割り箸はなにからできているか。 木ですね。 森からできている。
そして、日本の割り箸は、90%以上が中国からの輸入で、いろんな科学液体を使って白く漂泊している。
割り箸の匂いを嗅ぐと、自然の木本来の匂いとは程遠い。
世界はビジネスばかりの観点だから、使う人がいるから生産されて行く。
だから、わたしは、使わないという選択をして、森林を守りたい。
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A紙ナフキンを使わないこと。
ヨーロッパにいると、食事の時に立派で厚い紙ナフキンが出てくる。みんな、ちょこっと口を拭いただけで、テーブルに置いて帰っているけれど、わたしは賛成しない。
自然保護の活動を情熱的にしていてる人々は、「必ず紙を分別してリサイクルに!」とみなに言っているけれど、結局ヨーロッパの文化は変えようとせず、食事の時は必ず絶対に紙ナフキンを使っている。
わたしからしていると、それより以前に、紙ナフキンを使わなければいいじゃないか、と思う。
だからわたしは、できるだけ、家では紙ではない布のナフキンを使うし、外食したときにテーブルに出てくる紙ナフキンは、わたしが使っても使わなくても、きっと捨てられるのだと思うから、使っても使わなくても家に持って帰って、生理の時に使ったり、お掃除に使ったり、メイクアップに使ったり、山登りをした時のトイレ用にしたりして、必ず再利用している。
ヨーロッパだけではなく、日本も同じだ。
あとは、トイレで手を洗った後に、備え付けの紙を使って手を拭かず、必ず、ハンカチで手を拭く。
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Bトイレットペーパーを使わない。
これは驚かれることが多いけれど、インドやネパールでは普通のこと。
でも、トイレでお尻を拭かない、ということではなくて、一回一回、水で洗って(またはウォシュレットで洗って)タオルで拭く、という意味。
だから、スーパー清潔だ。
よくジョークで、「インドでは手でお尻を拭く」という言葉を聞くことがあるが、それはまったくの間違いで、インドでは、必ずお尻を洗うシャワーみたいなのがトイレに設置してあって、(それがない場合は、蛇口があってそこに手桶があったりする)紙を使わず、みんな一回トイレをするごとにお尻を洗っている(と思う。インド人のトイレの様子を見たことないけど(笑))
だから、ただトイレットペーパーだけで拭くよりも、断然清潔なのだ。
それに、無駄にトイレットペーパーを使わないで済む。
わたしは、生理の時だけ紙を使うけれど(Aのように外食で集めてきた使用済みの紙ナフキンとかも使う)、それ以外は、洗ってタオルで拭く。
日本にはウォシュレットトイレがあるから便利だけれど、それがないときは、トイレにコップとタオルを常備しておいて、コップに水を汲んで毎回洗う。
すごい清潔で気持ちがいい。
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それ以外にも、たくさん気を付けていることがある。
本当に、小さなことだらけで、あえて伝える必要もないことばかりかもしれないけれど、その小さなことを、とっても大切に気を付けている。
世界を変えたいのならば、まずは自分自身から。
紙に関して言えば、例えば、リサイクルペーパーを使うとか、使用済みの紙は裏が白ければメモ用紙にするとか、できるだけ無駄にチラシを持って行かない・もらわない(写メする)とか、でも、きっと、これは誰しも気をつけていることだと思う。
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紙以外でいえば、
できるだけ、環境に配慮している会社にお金を使うこと。
同じような質で、同じような製品だったとしたら、ちょっとお値段が高いくらいならば、環境に配慮している会社にお金を使いたい。
それが、その会社へのサポートにもなり環境へのサポートにもなるから。
例えば、お買い物をするとしたならば、ビジネス戦略の大手のお店ではなくて、小さいけれどお野菜や販売しているものを厳選して、愛を注いでいるお店を選ぶとか。
あとは、フェアトレードのものを選ぶとか、地球を配慮しているエコ包装のものを選ぶとか。とか、とか、とか。
少しくらいお値段が高いかもしれないけれど、そこに支払う価値がある。
お金もエネルギーで、(自分にとってエネルギー的に)良いものは、値段が高い=エネルギーが高い、というのは当たり前だと思うから、支払う価値があるものだけに、お金というエネルギーを注ぎたい。
だから、たとえ100円だとしても、それが自分にとって価値あるエネルギーでなければ必要ないし、たとえ10,000円だとしても、それが絶対に自分にとって(地球にとって)価値がある、と思えばそこにお金を注ぎたい。
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あとは、
例えば、わたしは旅をすることがしょっちゅうで、いまは、落ち着いてミュンヘンにいることが少ないのだけれど、飛行機や電車を選択するときに、どの会社にこのお金(というエネルギー)を使いたいか・・・と考える。
例えば、ドイツから日本へ行く飛行機のチケットを探すときには、ドイツ、日本、中国、ロシア、イタリア、オランダ、フランス、中東の国、などなど、いろいろな国が日本への飛行機を飛ばしている。そこで、値段が安いというだけで選択をせずに、どの国に、渡航費という高額な値段(ドイツ・日本の航空券、結構高いからね)を投資したいか・・・という目線で選択をする。
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そして、プラスティック。
これはいつか、近いうちに、記事にしようと思っているけれど、日本は無駄なプラスティックが多すぎる。
レストランの紙ナフキンの話題を先にAでしたけれど、日本では、紙の濡れナフキンがビニール袋に入って出てきたりするし、コンビニでは頼んでもいないのに無駄にビニール袋にせっせと入れてしまうし(熱いものと文房具と分けられたりして!)、スーパーではせっかくのお野菜もプラスティックの袋に入ってしまっているし、お菓子なんかも大きな袋の中に一個一個プラスティックで個包装されていたりする。そして、山ほど自動販売機があって、山ほどコンビニがあって、ペットボトルやお弁当の容器が使い捨てでポイポイ捨てられている。
意味がわからない。
日本人は本気で環境問題のことを考慮しているのか?
わたしには、日本は環境問題に本気ではなく、ただ「ふり」だけしているとしか見えない。
とはいえ、このポイントに、ひとつひとつ腹を立てていたら、わたしの健康に良くないし、相手(社会)を変えようとする怒りのエネルギーは戦争のエネルギーと同じなので、怒りではない方法で伝えていきたい。
日本社会のこういったことへの無知は、知らないのだから仕方がない、と理解して、だとしたら、知らないだけならば世界はどんなふうにプラスティックについて気を付けているのかを教えてあげたい。
そうしたらきっと、日本からもプラスティックを減らす波が起こっていくだろう、と信じて、未来へ期待している。
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あとは、森や自然に行ったとき(しょっちゅう行く)は必ず、自然たちにオファーリング(捧げもの)をする。たいていは、歌や楽器や踊りを捧げる。
「愛」の正反対は「無関心」だから、ちっぽけな私はなにか社会的に大きなことができなかったとしても、「関心」を向けて、感謝と愛と祝福を自然と共に分かち合うことで、エネルギー的な環境保護に繋がっている、とわたしは信じている。
まだまだ、気を付けていることは、たーくさん、たーくさんあるけれど、書ききれないので、また今度。
一緒にわたしと時間を過ごしていただければ、その生活の中でそれを見て、感じていただけると思うけれど。
インターネットの文字だけの世界よりも、生の関係性のなかで伝えていきたいというのが、わたしの本当の願い。
でも、また、気が向いたら文字にしようと思う。
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日本は、自然災害の多い国だ。
そこには、地球からのメッセージがあると思う。
なにを選択して、どう、地球を守っていくのか、今までからどう、より自然とともに生きていくのか。
日常の中で何も考えずにただ繰り返されている生活のパターンや文化が、本当に、地球にとって幸せなのか?と疑問を持つこと。
地球を、自分の身体のように感じた視点で見たときに、なにを選択するか。自分の(地球という)身体へなにが喜ばしいことで、なにが毒になるのか。
ひとつひとつの、小さな選択(なにを買うのか、なにを選ぶのか、どう行動するのか)に、地球の未来への大きな責任がかかっているのだと想像したら、自分はいったいなにを選択するか。
すべての選択や言動を、「愛からであるもの」とすること。
日本人として生まれ育ち、いくつかの外国の国に住み、たくさんの国の文化を旅して学んで吸収して成長してきて、でも、日本を心から誇りに思う私が、日本人として日本と繋がる存在として、日々、気を付けていることです。
わたしは、ただの人間なので、個人として実践していることは小さな事ばかりですが、でも、地球には伝わっていると思う。
「わたしはあなたのことを愛しているよ。関心を持っているよ。守りたいと思っているんだよ」って。
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長くなってしまった。
まだまだ書けるけど、でも、このへんで。
読んでくださって、ありがとう。
ユキ
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