ドイツのフリッツ・リーマンという精神分析家が書いた、有名な著書「Grundformen der Angst(日本語だと:人間が持つ基本的な4つの恐れの形)」の中で説かれている内容が、とても腑に落ちたのでシェアします。
(残念ながらドイツ語または英語の翻訳しかないようですが、すごくためになるので読める方はぜひ読んでみてください。)
彼は、精神分析だけに囚われず、スピリチュアルな観点からも人間を見つめているところが、わたしは共鳴します。
下記は、わたしの日本語の簡単な要約です。
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人間というのは「不安・怖れ」を持つものである。
それがない動物はいないし、あるからこそ人間であり、自然なことなのだ。
その「不安・不公平と感じること」を、自身で気づいてい行くことが、自分自身への理解に繋がる。
人生の中で直面するさまざまな問題とは、これまで隠れていたものが潜在意識にあげられてきたものであり、それを理解していくことで、自分という人生(人間)をよりよく生きていく学びと智慧につながっていく。
自分自身の不安を認め、知覚し、受け入れていく・・・・なんという美しい人間としての芸術なのだろう・・・・それをみつめ、そして、それらを、苦悩として持ち続けるのではなく、もっと生産性のある方向へと創り変えていくことを、この本では、応援している。
この本の内容の中では、4つの「不安・怖れ」を例に挙げていて、その4つは、それぞれ、二つずつ対になっている相対した側面である。
この相対は、わたしにとって、とても腑に落ちるし、素晴らしい「陰と陽のバランスのアート」だなぁ、と、
つくづく、人間の身体と心と魂の、素晴らしい芸術トリックに、納得・感嘆させられた。
やはり、人間は、すべてにおいて「陰と陽のバランス」であり、その調和を探すことが人生の学びなのだ、と改めて、わたしの使命に大きくうなづいている。
【不安・恐れの性質とその相対性】
@どこか・なにか・誰かに属する・縛られることの恐れ(保障、しかし不自由) ←→ A独立・自由になる・独り立ちすることへの恐れ(孤独、しかし自由)
B今の状況から変わることへの恐れ(未知なることへの恐れ) ←→ C今の状況へ根付くことへの恐れ(変わらないことへの恐れ)
そして、この不安・恐れは、人間が持っている「自然」なことだから、削除しよう!ともがいてもそれは不可能なことに悩むだけで、
そうではなく、理解していこうとすることで、より生産的な方向へと人生を導くことができるのだと感じる。
それには、
自分をみつめること、感じること、理解すること、受け入れること、抱きしめること、愛すること。
上記の相対性から、スピリチュアルな観点も感じる。
@コミュニティの中の一部になる(地球がおうち・ワンネス) ←→ A個人の人生を生きる・アイデンティティ(地球の上に立つひとつの人生の責任を持つ)
Bより成長した魂を目指す(宇宙へ開かれる) ←→ C地に足をつけて生きる(現実的な生活への義務)
なにが良いでも悪いでもなく、どれかを、削除しようとか、消し去ろうとするのではなく、
すべてのバランスが必要なのだ。
そのバランスは、その人、それぞれが、それぞれ、違うさじ加減でバランスされているから、
人生の中では、それを、感じて、理解して、受け入れて、愛して、調和していくことなんだ。
まさにこれは、
わたしが、伝えたい・伝えていることなんだ。
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