4/28メッセージ 「天と地のあいだ」
私たちはみな、
地に向かっての信頼と、
天に延びようとする活力を、
同時に併せ持つ
「命の木」という生命の力の塊だ。
ある日、彼女は言った。
「風になりたい」
「鳥になりたい」
「光になりたい」
それは、夢のように自由で美しく見える。
きっと、軽やかで、ふわふわして、妖精のようで、明るさに溢れているだろう。
しかし、
足を持ち、それが大地に着く形をしている、わたしたち人間は、
まず、この「足で歩く」という、自然なことを学ばずして、どうやって空を飛ぼうという夢が持てるだろう。
足元の1段目、2段目を踏まずして、
どうやって、100段を登ることができるだろう。
瞑想もそう。
この肉体の声を聞いて、身体に意識を繋げることを学ばずして、
どうやって、肉体を越えた高次元に繋がれることができるだろう。
木も花もハーブもすべての植物は、
大地に根を張っていることで、上へ上へと育っていく。
まずは、人間としての根。
地に足をつけることを無視して、天のエネルギーをしっかりと受け取るのは難しいだろうし、
大地との繋がり=命への信頼、が弱っていると、
感性は「傷つきやすさ」ばかりが豊かになっていきがちだ。
人に癒しを与えたい、人のためになることをしたい人も、
自分の人生のプロセスに責任を持つ者が、
他人をケアするための叡智へと開かれるだろう。
木に学ぶ。
上に・・・光のほうへと伸びるだけではなく、
大地に根付いて、自分の幹や枝との信頼関係が深まってこそ、
どんな大雨でも強風でも、堂々と大きく葉を広げることができる。
そして、
空と大地を繋ぐ、豊かなる中心軸を信じ、なにが起こってもどっしりと寛いで生きているからこそ、
その木に惹かれ、人々は安心して、憩いにやってくるのだ。
大地と天に守られ、その木そのものが光として存在し、鳥にも、風にも、感性を分かち合うことができるだろう。
「わたし」という人生の「命の木」を、味わい、信じ、繋がれて、豊かさの糧として生きる。
すべてへの祝福とともに。

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