スロベニアの首都リュブリャナからバスで1時間ほど。
ブレッド湖。
ここは、観光の地としてにぎわっている場所ではありますが、
わたしの目的は「巡礼」。
まずは、バスから降りた先の高台にある、ブレッド城へ登り、全貌を眺める。
絶景。
そして、
湖の真ん中に浮かぶ島にある「マリア教会」
このマリア教会にご挨拶するのが目的の今回の巡礼の旅。
ボートに乗って、島へと向かう。
湖の真ん中のマリア教会から、ブレッド城と背景の美しい山々に感動。
地球という星は、なんて美しい。 合掌。
韓国からの観光客がたーーーくさんいて、敬意も感謝も現さず、教会内でただ、ワアワア写真を撮って、大はしゃぎで鐘を鳴らして、大騒ぎをして、嵐のような彼らは、あっという間に去っていく。
お辞儀も、なんらかのご挨拶もせずに、座って瞑想も、お祈りもせずに、教会が存在する意味も考えずに。
わたしは、それを、じっと見つめて、彼らの「観光騒ぎ」が終わるまで、辛抱強く待っていた。
彼らのような行動も「現実の世界」であることは間違いない。
それは、仕方がないことだ。
意識の持ちかたの違いであって、彼らはただ、彼らのやりかたで楽しんでいるだけなのだ。
きっと、彼らなりにこの旅行の経緯があるのだろう。
理解しよう。 怒りで否定するのではなく、理解をしよう。
彼らのやりかたも、実存する現実の社会。
ただ、わたしの好むやり方と違うだけであって、ひょっとして同様に、彼らには、きっとわたしの行動は「特異」と見えるのかもしれない。
彼らも、ここに来るご縁となったのだから、どうか「祝福」を受け取りますように。
わたしは、彼らの無礼を、マリア様にお詫びし、うやうやしく、感謝と祈りを捧げる。
巡礼地ではあるものの、
巡礼が目的で訪れる人々は見られず、そして、商売的な匂いもたくさん感じられるこの教会ではありましたが、
古くからの人々の、祈りと信仰の波動がいまだに残っているのが感じられて、
それは、この湖の女神に守られながら、水と太陽からの反射、そして、山々からの風に浄化されているからなのだと感じました。
わたし・地球巡礼者として、美しいこの地に、訪れる機会に感謝します。合掌。
そして、
この湖の周りの木々たちの、無邪気でダンシングなエネルギーに恋しました。
人間も、ただ無邪気に、身体に「自由に表現」することを許可したら、さらに人生の中での「自分の存在」の意味が見えてくる。
【関連する記事】
- コルフ島の夕陽と祈り
- ポーランドでのことを少しだけ
- エッセイ•人との出会いが好きだ•イタリア編
- 朽ちた僧院で生きた学びを受け取った、平和の祈り
- 農家さんは地球のマッサージ師だよね
- ガルダ湖の新月の龍
- 黒い森での素敵な出会い
- 羊飼いの小屋、そしてロックダウン再び
- (ぶらり旅)ウィーン2020.10
- (ぶらり旅)ドイツ南部Wörthsee
- アマゾンの音からパワーと癒しを受け取ってください
- (旅)スリランカ・キャンディ 佛歯寺
- ぶらり・バルセロナ近郊・モンセラート
- ぶらり旅・イギリス・セブンシスターズ
- ぶらり・オーストリア ザルツブルグ
- ぶらり旅・イギリス ブリストル
- ぶらり・スロベニア・ポストイナ鍾乳洞
- ぶらり・リュブリャナ in スロベニア
- ぶらり・ウィーン
- ぶらり途中下車・イタリア Bozen