(NEWヒーリングルームの準備 その5)
そんなわけで〜、
前回の記事にも書きましたように、毎日毎日、病院に行っては入院中の近しい親族のお世話をしています。
そして、その合間を縫って、オフィスに行って、コツコツとNEWヒーリングルームの準備を進めています。
私が使わない日には、ほかのセラピストさんに貸すことにしていますので、そのかたの希望で、どうしても1月中旬までにひとまず部屋が使えるようにしておかなければならない!・・・・ということで、
少し、急がなければならない状況。
病院との行ったり来たりの中で、かなり緊張状態が続いていますが、それも味わいながら、
ひとつひとつの出来事と、一足ごとのステップと、すべてのプロセスを、
「自分という中心」から感じている、(大変だけど)よい学びとなっています。
さて、
昨日は、この棚を3つ、組み立てました。

2mあるこの棚は、部屋の角に置くことになります。
これを仕上げるのに、半日がかりでした。
そして、今日は、昨日組み立てたこの棚に扉をつけましたよ。

簡単そうにみえますが、この2個の扉をつけるだけでも、相当時間がかかった。
うまくいかなくて、何度かやり直したりして。初心者なので。
そして、控室の棚は入り組んでいてプロ級なので、もっと難解でかなり時間がかかるので、今日はここまで。

3日前からペンキ屋さんが来ているのですが、仕事がスーパー遅くて遅くて・・・・!
ペンキを塗る前の下準備(床にビニールを張ったり、ドアのノブに紙テープを張ってカバーしたり)するだけで、2日もかかっていて・・・!(たった2部屋なのに!)
3日目の今日にやっと、チョイチョイっと、ペンキっぽいものを準備し始めたなぁ・・・・と思ったら、
20歳くらいの孫娘さんが訪ねてきて(わたしのオフィスなのに!)、そして、娘とサンドイッチを食べながら小一時間くらい談笑が始まる・・・・という・・・・。
その娘さんも、ペンキ塗りのお手伝いにきたらしいのですが、喋ってばかりで働かないっていうのは、なんなんだ!?
日本人ならきっと、パパっと1〜2日で終わる仕事なのになぁ・・・・と、改めて、日本人の勤勉さは素晴らしいな、と思ったりしました。
わたしは、無駄にしゃべらず黙々と仕事をする派の日本人なので(もちろん!)、やるべきことを淡々と片づけているのですが、
そのわたしの目の前でも、リラックスしてコーヒーとサンドイッチで談笑しているこのおじいちゃんと孫娘は、わたしの存在はまったく気にしていない様子。(時々、視線でアピールしてるのに!(笑))
この状況でプレッシャーや、自分たちだけ休んでて悪いな、って感じるのは、日本の文化だけなんだろうな。
日本人のペンキ屋さんなら、わたしを気にして仕事に取り掛かるだろうに・・・・ということは、ドイツという国では、このマイペースが普通なんだな、きっと。
ほんと、「自分」が主体だよな〜。文化の違いだよな〜。日本文化は「相手が主体」だもんな〜。
このドイツ人のペンキ屋さんは、まったく気にせず、まったく悪びれていないから、ドイツではこれで良いのだろうな。(日本ではあり得ないけど!)
(とはいえ、ペンキは明日の夕方までには全部終わっててもらう約束・契約なのだけれど、果たして、終わるのか? ペンキが終わらないと家具の取り付けができないから、仕事が進まない!)
「わたしの尺度」である「こうあるべき!」という目線で見て、「ちょっと!仕事遅すぎ!もっとちゃんと仕事して!」って思っている自分を発見したことで、
そして、イライラも、フラストレーションも、自分の中の「こうあるべき!」というものに沿わない何かに対して、自分の中から発生してきていることも発見。
この国ではこれが普通なのだとしたら、きっとドイツ人なら「こうあるべき!」というのが私と違うから、この状況ではイライラしないのだろう。
だとしたら、自分の気持ちを居心地悪くしているものは、このペンキ屋さんではなくて、私の中にある「こうあるべき!・観念」だということ。
ははは、
現行犯逮捕的に、自分を不自由にする「観念」を捕まえた気分、なるほど、まったく、世界は自分の内面の合わせ鏡だ。
誰も悪くないね、不幸せとフラストレーションは、他人の言動に対して、「なんで!?」って感じる「自分の尺度」の罠だね。
ははは、
力んでも仕方がないんだ。
脱力、脱力。
こうして、「気づき」もコツコツと積み重ねていくことで、本当の意味で自分を不自由にしているものは、自分自身の中の「観念」なのだ、ということが、どんどん確かになっていく。
それが、確信されて行くことで、一個一個の気づきから、コツコツとそれらの「観念」を手放していく。
そして、本当の意味で「自由」になっていくのだな。
毎日、毎瞬間、気づきと学びは、意識次第でどこにでも存在する。
人生は素晴らしい、成長の種であり、開花の希望的プロセスだ。

慣れない作業をがんばった、ご褒美ランチに、新しいカフェを開拓。
ヨーロッパはビーガンやベジタリアンのメニューが大抵のカフェにあるからとても助かる。