2018年12月31日

ダライ・ラマのお言葉



人生の重荷を背負って死の扉の向こうに行く時が来たら、

人は、親類も友人も召使も財産も持っていくことはできない。

執着する心は動物の心である。

執着を捨てなさい。



この世の幻想の頂点で、どんな激しい喜びを体験しようとも、

再び無明の車輪の上できりきり舞いし、避難場所もなく、苦しみに落ちるであろう。

貪欲を捨てなさい。



我々を取り巻く無限の存在者たち、われわれを親切に育んでくれた親たちは、

ただ幸福だけを求める存在者である。

冷酷な心を捨てなさい。



五官に現れてくる一切は、究極的には無である。

にもかかわらず、われわれは、偽りと惑わしの表象の中で、心理をつかもうと追い求め続けている。

自己呪縛を捨てなさい。



死の瞬間がやってきたときは、心を混乱・怖れ・迷信から引き離しなさい。

偽りの希望やもろもろの恐怖を避けなさい・・・・・

肉体の微細なエネルギーが次第に溶けて行った後に、死の霊妙な心が現れる。

それを清らかな光の道の神髄に変え、そこに微動だににせずに留まりなさい。


ダライ・ラマ



ダライラマ.jpg



posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 21:34| ハートに共鳴する「お言葉集」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする