静けさ。
天空の森での最後の夜。
星が瞬く夜空と甲府の町の輝き。
小川のせせらぎと虫たちの声。
裏の森で、夜の鳥が穏やかに歌う。
なんて満たされた夜。
ここが大好きだ。大好きすぎる。愛してる。
新たなステージへ上がることは自分自身の選択だった。
私の望みだし夢が叶ったわけだ。
ステージアップには、必ず離れていくものがある。
何かの始まりは、何かの終わり。
それは、旅人の私のベースであるし、これまでも、「Hello」と「Goodbye」の繰り返しを楽しんできた。
でも、どうしよう、胸が一杯で涙がとまらないな。
今回の場所はわたしにピッタリだった。
最高だった。
いや、最高よりももっと上だった。
この2週間、いろんな思い出がいっぱい蘇ってきて、胸が熱い。
寂しい、と、感謝、がゴチャマゼ。
6年間。
数えてみたら、これまでの人生で18回も引っ越し・・・メイン住居の転移・・・している。
親元を離れてから、一番長くひとつの場所にいたんだな。6年間。
たくさんのたくさんのたーくさんの人たちがここに来てくれて、癒しを受け取っていった。
片付けながら家に中に見るもの、ひとつひとつに思い出がギッシリで、なかなか片づけられない。
人からいただいたものもたーくさんあって、愛されていたんだ、とまた胸がいっぱいに。
そして、旅人のわたしが世界のアチコチで集めたお気に入りたちに囲まれて暮らしていたんだなあ、とそのひとつひとつを手にとってゆっくり味わう。
この2週間、家具や本やオーナメントや植物やその他イロイロ、たくさんのわたしの家族たちが、たくさんの人たちのもとへお嫁にいった。
仲のよい人、よく知らない人、いろんな人の元に。
どうかどうか、可愛がってもらえますように。
中には10年以上、一緒に暮らしたものもあった。
どうかどうか、家族たちが幸せでありますように。
今回の日本。
帰国して16日間。10分の隙間もないくらい、スケジュールがパンパンだった。
この愛する空間を、じっくりと味わう時間もなかった。
明日の昼には退去だというのに、実はまだ準備ができていない。
かなり焦る。
今夜は徹夜かな。
でも、いまは、あと少しの間だけ、
こうして夜の森の気配を感じてテラスに座り、
6年間、一緒に過ごした、この景色と、愛する自然とともに、
愛と感謝の涙を交わそうと思う。
本当にどうもありがとう。
わたしの森。
たくさんの愛と癒しをありがとう。
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日本での活動は続きます。
次の日本帰国は秋。

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