2017年07月22日
ディナー・インザ・ダーク
ドイツで、ディナー・インザ・ダークという催しに参加しました。
真っ暗闇の中で、ディナーのコースをいただくという企画です。
日本でやっている、ダイローグインザダークのディナー版ですね。
本当に、真っ暗闇でした。
真っ暗な時って、自然と、目をめいっぱい大きく見開いている、自分に気づきました。
そして、視覚からの情報が得られない分、ほかの感覚で感じ取ろうとしているのがとてもよくわかりました。
まるで、スウェッドロッヂの中みたいだな、というのが第一印象。
スウェッドロッヂは、ネイティブアメリカンの祈りの儀式の一つです。
わたしの大好きな儀式なので、チャンスがあるたびに参加します。
その儀式も真っ暗闇の中で行うので、ものすごくいろいろな感覚が冴えてきます。
人間の外側からの情報を収集する感覚の中で、80%は視覚からの情報で、わたしたちはいろいろと判断しているのだそう。
その、ほとんどの割合を占める視覚を遮断することによって、ほかの眠っていた感性が目覚めてくる。
目で見えない分、すごく意識的に体を使って、フォークとナイフを探したり、
こぼさないように水を注いだり、パンの感触で種類を判断したり、
普段なら、なにも考えずにする行動を、本当に意識的に行いました。
自然と動きもゆっくりになって、思考もゆっくりになり、とても、瞑想的な時間を過ごしました。
これは、わたしが、意識的にヨーガアーサナを行うときや、意識的なダンス瞑想を行う時と同じ感覚だな、と感じました。
なんであれ、どんな行動であれ、意識的に行うことは瞑想になりうるということ。
体の内側から感じようとすると、それは、瞑想的になるということですね。
素晴らしい体験でした。
今回の体験は、これからの自分の活動にも、つながっていくと思います。