またまた、ドイツで日本映画を観に行ってきました。
期間限定で7日間だけの日本映画イベントでしたので、続けて行っちゃいました。
「誰も知らない」(英語名 Nobody Knows)
http://www.kore-eda.com/daremoshiranai/index.htm
これも、是枝監督の映画だそうです。
日本語で映画が見れると、楽でよいです。
今回のこの映画は、ノンフィクションのストーリー。
とてもせつないです。
どうしようもないんです。
この子供たちは、どうすることもできない。
見ていてとても苦しいけれど、
でも、淡々と困難な状況を、ただ受け止めて、ただ受け入れて、ただ淡々と過ごしていく子供たちをみて、なんだか、とても「悟り」を感じました。
あるドイツ人は「ああ、これはある意味、ラブストーリーだね」と言いました。
確かに。
兄弟姉妹、コンビニの店員さん、中学生のお姉さん、静かに愛が交歓されているのが見えます。
母親役のYOUがベストキャラで、ピッタリのはまり役だったので、余計にだらしない母親への嫌悪と、淡々と苦難を過ごしている長男の冷静さへの同情が、比例して起こります。
誰も気づかない社会の大人たちへの憤りや、母親や父親や、簡単に子供を作ってしまう人々、そして、捨ててしまう人々への怒りなど・・・・
そういったものは、当然のこととして起こるわけですので、それは、説明を省くとして、
それ以上にわたしが大切だと感じたのは・・・・・、
子供は神とつながっているということ・・・・・。
よい映画でした。
合掌