雪が舞う、ヴェルサイユ宮殿。
入場するまでの長蛇の列で、マイナスの気温の中、90分くらい雪に降られ、凍えながら待ち、やっと中に入ることが出来ました。
豪華で、広大で、贅を尽くした世界遺産。
でも、わたしは・・・・・
はしゃげませんでした・・・・・。
本当に、とってもとっても豪華で美しいのですが、みれば見るほど、どんどん、気持ちが落ちていってしまった。
特に、「戦争の間」。 苦しかったです。
なぜ、「勝った戦」を、こんなに誇って、高額なお金を使って、画家に絵を描かせ、これほど豪華な部屋をわざわざ作ったのだろう。
ヨーロッパの絵画は、戦いや殺し合いの場面が多すぎます。(それと同時に、神聖な場面の絵画も多いですが・・・)
どうして、人間は戦うのだろう・・・。
「強さ」をみせつけようとするのだろう・・・。
「勝つ」ということに誇りを持ち、なぜ、「負かした」という罪に目を向けないのだろう・・・。
「支配」と「権力」は、「絶対」だと信じ込んでしまうのだろう・・・・・。
あんなに、ものすごい豪華で、華やかで、広大で、贅沢の極みの宮殿でも、
とても、とても、窮屈に感じてしまった。
フランスの歴史の・・・・
重たく、苦しく、黒い、いろいろなことを感じすぎてしまって、
観光客のように、単純に「すごーい!きれーい!」・・・・なんて、はしゃぐことができなかったなあ。
その「いろいろ」はここには書かないけれど・・・・
そして、宿に戻ると、熱が出て寝込んだ。
ヨーロッパの歴史って、壮絶だから、いろんなことを、感じすぎました。
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