2017年01月25日

フランス1「ヴェルサイユ宮殿」



雪が舞う、ヴェルサイユ宮殿。

入場するまでの長蛇の列で、マイナスの気温の中、90分くらい雪に降られ、凍えながら待ち、やっと中に入ることが出来ました。


ヴェルサイユ宮殿2.jpg



豪華で、広大で、贅を尽くした世界遺産。

でも、わたしは・・・・・

はしゃげませんでした・・・・・。

本当に、とってもとっても豪華で美しいのですが、みれば見るほど、どんどん、気持ちが落ちていってしまった。

特に、「戦争の間」。 苦しかったです。

なぜ、「勝った戦」を、こんなに誇って、高額なお金を使って、画家に絵を描かせ、これほど豪華な部屋をわざわざ作ったのだろう。

ヨーロッパの絵画は、戦いや殺し合いの場面が多すぎます。(それと同時に、神聖な場面の絵画も多いですが・・・)



ヴェルサイユ宮殿3.jpg



どうして、人間は戦うのだろう・・・。

「強さ」をみせつけようとするのだろう・・・。

「勝つ」ということに誇りを持ち、なぜ、「負かした」という罪に目を向けないのだろう・・・。

「支配」と「権力」は、「絶対」だと信じ込んでしまうのだろう・・・・・。

あんなに、ものすごい豪華で、華やかで、広大で、贅沢の極みの宮殿でも、

とても、とても、窮屈に感じてしまった。


ヴェルサイユ宮殿1.jpg


フランスの歴史の・・・・

重たく、苦しく、黒い、いろいろなことを感じすぎてしまって、

観光客のように、単純に「すごーい!きれーい!」・・・・なんて、はしゃぐことができなかったなあ。

その「いろいろ」はここには書かないけれど・・・・

そして、宿に戻ると、熱が出て寝込んだ。

ヨーロッパの歴史って、壮絶だから、いろんなことを、感じすぎました。









posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 05:06| 《旅》ヨーロッパ2016.12-2017.3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする