2016年10月14日

映画鑑賞「LISTEN」




ずっと気になっていた映画を観に行ってきました。

「LISTEN」


Listen.jpg



聾者のかたがたが身体で音楽を表現していくドキュメンタリー映画。

映画は、完全なる無音の58分間で、チケットカウンターで渡された耳栓をして、

空調の音や、周りの人の咳払いなどのあれこれさえも、まったく聞こえない世界で、

「無音」を体感しながら入りこんでいく時間でした。

自分の心臓のバイブレーションが感じられ、そして、自分の呼吸のリズムに寄り添い、

生々しく「生きる」という感触に浸りながら、

映画の中で踊る聾のかたがたの「無音の音楽」と、共鳴して胸が震えました。

すごいインスピレーショナル。

音が聞こえないことは、ほかの素晴らしい感性が聞こえることなのだ、と感動しました。

そして、

「生きること」は「表現すること」だと、強く、強く感じました。

posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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