あなたは・・・・・なぜ、そんなに、ためらっているの・・・・・・・。
失うのが恐いのね・・・・・?
失うのが怖いから、それに、向かうのが恐いのね・・・・・?
一度、手に入れてしまうと、いつか必ず、失う時がくるから。
失ったときの悲しさが、きっと、あまりにも大きいだろうから。
もしも失ったなら、どれだけ心を痛めるか、わかっているから。
だから、
心惹かれている「それ」に、向き合うのが恐いのね。
なんて、せつないんだろう。
ハートが求める真実って・・・・・・・受け入れるのが、恐いときがあるよね。
大切すぎて、愛しすぎて、求めすぎて、
それが、もしも離れていってしまったら・・・・・恐い。
だから、近づくのが・・・・・・恐い。
なんて、美しいんだろう。
そんな、恐れも含めて
すべてが、愛のかたちとなる。
だから、恐れてもいいんだよ。
でも、
進んだらいい。
向かっていったらいい。
失うのが恐くて、進めない。
でも、手に入れてからも、失うのが恐くなるのだったら、
結局、恐いのだから、同じこと。
だったら、
触れてみたらいい。
抱きしめてみたらいい。
想像していたよりも、実は、違うかもしれない。
その後は・・・・・
そのときにまた、感じて、考えて、折り合いをつけていけばいい。
人生は短い。
いずれ、必ず終わる。
あなたは、世界でたったひとりの、あなた。
恐れさえも、抱きしめて、前に、進んだらいい。
*
(イタリア・ベネチアにて)