ドイツに戻り、だんだん、ドイツでの残された時間が短くなってきましたので、ちょろっと観光に・・・・・。
ノイシュウェインシュタイン城は、日本語のガイドブックにも載っている有名な観光ポイントです。
城に入るには必ず予約が必要で、限られた時間で区切られていました。
なんだかとても居心地が悪かったけれど、多くの観光客を整理するのには必要なのでしょうね。
日本の観光客もいて、日本語が聞こえてきて、なんだか、懐かしくて嬉しかったです。
お城は、と・に・か・く! すごかった!
ひょえぇぇぇ〜〜〜〜〜!!
王様って、こんな、すんごいところに住んでたんだぁ〜〜〜!!
と、口が空きっぱなしでした。
豪華! 豪華! 豪華!!!
お城の中は撮影禁止でしたので撮れませんでしたが・・・・

興味深かったのが、壁に施されている絵が、ほとんどすべて、人間の絵というところ。
宗教的な人物の絵だったり、偉人の姿だったり、その時代の人々を現している絵だったり、
とにかく、四方八方の壁に、リアルな人間の絵がた〜くさん、描いてあるのです。
きっと、中世のヨーロッパって、こういう文化だったのだろうけれど、
なんだか、いつでも、周りに人がウジャウジャいるみたいで、もし、ここに住んだら落ち着かないなぁ〜、と感じました。
反対に、昔の日本は・・・・
文化財などの立派な家屋などを見ると、人物の絵ではなくて、木とか川とか鳥とか動物とか・・・・
自然をモチーフにした絵を壁や屏風や襖に描くことが多いなぁ、と思いだしました。
こんなところからも、日本人は、自然とともに生き、自然の中に神聖を見ていたのがわかります。
異文化に触れてみて、やっぱり日本って、素敵だなぁ、と改めて、思ってしまいます。

小高い丘に立っていますので、とにかく眺望が素晴らしい。
うわぁ〜〜〜〜・・・・と感嘆の溜息が漏れてしまいます。

このお城の王様は、とてもクレイジーな人だったそうで、
最後は、湖で自殺をしたそうな・・・。
ヒトラーもそうですが、歴史に残るドイツの「狂人」と呼ばれる人の最期・・・。
うーん、ドイツ・・・・興味深い・・・。 もっと調べてみたい・・・・・。

お城の近くの湖をお散歩して、佇んでいましたら、
真っ直ぐに、まっしぐらに、白鳥の家族がわたしめがけて泳いで来ました。

鳥や虫や犬が、近づいてくることは、しょっちゅうですが、
こんなふうに、遠くの遠〜〜〜い湖の真ん中あたりから、一直線にわたしめがけて泳いでくる白鳥の家族は、初めてみました。

なんだ、なんだ?どうした? そんなにお腹がすいているのか?
お父さん白鳥(多分)が、ノソノソ、陸にあがってきて、私に近づいてきます。
「ユキちゃん、なんか食べるものちょうだい」
と、言っているかのように、首を伸ばして私にくちばしをパクパクしてきます。
あら、かわいい〜〜〜、という気持ちと、噛まれそう〜、という気持ちが半分ずつ・・・・。
そうしたら、バクッ!と、わたしのスカートを噛んで、グイグイ、引っ張るのです。
きゃー、どうしたものか。
なんて、積極的な白鳥なんでしょう!
相当、人間に美味しいものをもらってきたんでしょうね。
かわいいけれど、「噛むのはルール違反でしょ!」と、わたしは、白鳥に説教しましたら、
「シュン・・・」として、申し訳なさそうに首を垂れて、
家族全員引き連れて、トボトボ、また、湖の中へと戻っていきました。

ションボリ・・・している白鳥の姿が、本当にわかりやすくて、ちょっとかわいそうになりました。
印象深い、思い出の一場面となりました・・・・・。
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