2016年06月24日

インド23「夜空を見上げて・・・」




今回のインドでも、わたしはさらに、霊性の向上の学びが進み、大きくなっています。

行きつくところはやはり、「自分という人間・人生を学びきること」に尽きます。

世界の平和を心から願いますし、苦しんでいるかたの助けになりたいと心から思います。

そして、それがわたしの喜びです。

それを踏まえて、他者への犠牲的な施しをするよりも、まず、一番学ぶべきは「わたしについて」なのです。

「わたし」という宇宙を理解する、受け入れる、愛することを抜きにして、周りに慈愛を向けることはできないと思います。

犠牲的な愛は、エゴである・・・・・・。

自分としっかり向き合うことで、他者と向き合い、・・・うわべだけではなく、本当の意味で・・・周りへの思いやりを持つことができると思います。

自分を愛することができて初めて、エゴを超えたところで、他者を愛することができる・・・。




毎回、インドに来るたびに思うのですが、「世界は自分の合わせ鏡」・・・・ということが、本当にこのインドではよく理解できます。

瞬間、瞬間・・・・起こる出来事のすべてがすべて、意味のあることであり、

それを敏感にキャッチできるかどうか・・・・は、わたし次第で、それをキャッチできるかどうかで、霊性の向上・魂の学びが変わってきます。


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先日・・・・、満月の夜の2日前のことでした・・・・・

その夜、孤独にどっぷり浸かっている自分を感じ・・・・そんな自分を赦し、愛し、受け入れながら・・・

ひとり、夜空を見上げていました。

満月の前の、少しだけ欠けている月は、美しい光を発して、空に浮かぶ雲に反射して、雲が動くたびにその光の陰影が美しく変化し、夜空に素晴らしい芸術を生み出していました。

わたしは、とても静かな思いで、ただただ、無心でそれを見上げていました。

ある男性がわたしに話しかけました。「How are you?」

わたしは、少し一人になりたい気分でしたの、軽く返事をしただけで、すぐに月が輝く夜空に顔を戻しました。

その男性は、ゲストグループの車のドライバーで、インドの中の違う州の土地から来たインド人だと思います。

わたしが、あまり話をしたいモードではないと知り、彼は一度通りすぎましたが、またすぐに戻ってきて、

たどたどしい英語で、夜空を見上げるわたしに彼は語りかけました。




「見ているものは月ですか?美しいね。このヒマラヤに囲まれた地で、美しい地球に感謝ですね。

とても美しい、自然はとても美しい。人々は自然や地球に感謝しますね。

でも、感謝するべきもっと大切なところがあるんだよ。わかりますか。

地球よりも自然よりも、もっと美しいものがあるんだよ。わかりますか。

それは、あなた自身です。あなたこそが最も重要な美しさなのです。

人間・・・・・?

いや、違う・・・・人間という意味ではないのです。

人間なんて、犬や牛やほかの生き物と同じなんだよ。ただの存在。

人間というくくりではなくて、「あなた」なのだよ。

世界で一番美しいものは、「あなた」あなた自身。

「あなた」の美しさを受け入れなさい。

ほかのなにか美しいものに感謝する前に、「あなた」の美しさに感謝したらいい・・・・

あなたは本当に美しい。

あなたのその美しい恩恵を受け入れたらいい。」




彼は、たどたどしい英語で、しかも、少し緊張しながら・・・少し唇を震わせながら・・・・わたしに語りました。

わたしは、とても感動しました。

彼はとくに綺麗な恰好をしているわけでもなく、カーストが高いわけでもなく、

そして、ちらりとしか見たことがないかたでしたので、これが初めての会話でした。

なんのエゴもなく、なんの下心もなく、彼は、ただただ、わたしに語りました。

わたしは、神からのギフトだ・・・と感じました。



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本当に、わたしに必要な言葉でした。

今回のインドでは、「自分の(魂の)美しさに気づき、受け入れ、それを世界で使っていきなさい」というメッセージを、

至るところで、何度も、何度も、いただきます。

それは、いつものような天からわたしの意識に降りてくるメッセージではなくて、

他者の言葉を借りて、天からわたしに語りかけてきます。




わたしは、小さなころから、いつでも「ユキはぶさいくだ」と言われ続けてきました。

なので、わたしは自分がぶさいくなのだという認識でこれまで生きてきましたので、大人になったいまも「きれい」とか「美しい」と人から言われても、まったく、全然、信じられませんでした。

子供のころから刷り込まれてきたので、なかなか、その間違った認知に気づくことができませんでした。

でも、いまわたしは、その両親の言葉も愛情の表現のひとつだったのだ、ということに気づいていますので、

それをすべて赦し、傷ついていた自分を癒し、自分自身の魂の美しさを認め、ひたむきで繊細な自分をたっぷりと愛していくこと・・・・

きちんと自分をみつめてわたしの人生を愛に溢れて生きていくことが、

宇宙のバランスに繋がるのだということ・・・・

わたしは本当に、特別でスペシャルなこの人生を生き抜くのだ・・・・・、感動で胸が震えます。

ちょっと自分にことを語ってしまって恥ずかしいですが・・・。




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素晴らしいです。

毎日が、素晴らしい奇跡です。

すべての瞬間、出来事は、神様からの贈り物だ・・・・・と、本当に感じました。

このヒマラヤのてっぺんで・・・・宇宙にほど近いこの地で・・・・

毎瞬、毎瞬が、美しいギフトです。

ありがとう。

ありがとう。

ありがとう。

わたしの人生に・・・・わたしの魂の美しさに・・・・本当に感謝します。


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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド・ネパール2016.5-7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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