2016年06月07日

インド9「アーミー隊員たちへのヨーガ」



面白い展開がありまして、アーミー(自衛隊)のかたがたにヨーガ指導させていただきました。

このラダック地方は、アーミーの基地があちこちにあります。

チベットとの国境が近いからでしょうか。



迷彩服を着て銃を抱えたアーミーのインド人が、わたしの滞在する瞑想センターの寮まで、アーミーの濃い緑色のジープで迎えに来てくれました。

ワオ! なんて、レアなお迎えなんでしょう!

初めてのインドのアーミー体験に、わたしはワクワクです。



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生徒さんたちは、110名のアーミーのおじさまたち。

すごいなぁ〜!

こんなシチュエーションでヨーガを教える日本人って、ほかにいるのかしら?

わたしってば、光栄だなぁ〜。



アーミー3.jpg



そして、こんなシチュエーションでも、わたしは、まったく緊張しないのです。

日本でも、警察庁で教えたことがありましたが、

ヨーガ指導の時は、アーミーだろうと、警察官だろうと、わたしにとっては、「愛を注ぐ対象」として接します。

本当に、本当に、わたしはヨーガ指導を愛しています・・・・。


アーミー2.jpg





アーミーのおじさまたち。

ちょろっと、ジョークを言っても、あまり笑わないの。

いつもなら、普通のインド人は、ちょこっと辛口ジョークを言えば、ゲラゲラと勝手に盛り上がって笑ってくれるのに(辛口ジョーク!というのがポイント)、

やはり、自衛隊の人たちはお堅いのねぇ〜。

全然、笑わないのです。 すごい、真剣!



アーミー4.jpg



なので、指導の姿勢を方向転換して、ひたすら「癒す・癒す・癒す」という女性的なナビゲーションにさせていただきました。

18年の指導歴を持つ私は、いろんな引き出しを持っていて、いろいろスイッチ切り替えができますのよぉ〜。



アーミー9.jpg




感じたことは、とにかく、アーミーの人たちはリラックスが苦手です。

シャバアーサナも、直立不動のまま、バタンと倒れちゃった感じで、硬直状態です。

号令をかけると、ものすごい美しく、それに従ってくれるのだけれど、

「リラァ〜〜〜ックス」と声をかけると、キョロキョロしたり、また、カチンコチンになったり、

とにかく、リラックスできないのです。

職業柄、仕方がないのでしょうね。

リラックスしていたら、お仕事にならないですものね。



アーミー8.jpg




それと、

クラスの前に、「どこか体に問題のあるかたー?」と手を上げてもらうように声をかけました。

「腰痛のかたー? 肩が痛いかたー? 首はー? 膝はー?」と・・・・。

でもね、誰も手を上げないのです。

そんなわけないでしょ、わたし、見ればわかるもの。感じるもの、その人の体の問題点を。

痛いところ、い〜っぱいなはず、です。

でも、言えないんでしょうね。弱音を吐いちゃダメだと、教育されているんでしょうね。

だから、身体は不調を訴えていても、それを感じていないのでしょうね。

なんだか、せつないなぁ。



アーミー6.jpg




心をこめて、愛をこめて、おじさまたちに指導させていただきました。

わたしは女神になったつもりで・・・・、おじさまたちが癒されますように・・・・・と。



アーミー7.jpg




アーミーのかたがた、とても喜んでくださいまして、

とくに、重役のかたも参加してくださっていて(そうとは知らず、わたし、偉そうに体の指導を直接してしまいましたが)

わたしをとてもとても気に入ってくださったようです。

「ぜひ、今週もう一回、来てください。ほかのひとじゃなくて、あなたがいい!」と、絶賛してくださいました。

次回は今回よりももっと多い、150名の指導をヨロシク!とのこと。




アーミー5.jpg




わあ!嬉しいなぁ〜〜〜〜。

わたしの喜びです。

コツコツと、わたしはわたしの生きかたで、愛と平和を伝道していきます・・・・。


※アーミーエリアはすごく厳しく写真撮影を禁止しているので、きちんと「この写真をインターネットで使っていいか?」と聞いて(2回も!)、承諾を得て掲載しています。




posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 16:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド・ネパール2016.5-7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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