わたしにとってインドは、第二の故郷。
もう、こう、しょっちゅう来ていると、外国という感じがしません。
でも、たまに、日本から一緒にお連れするかたがいたり、また、町で恐らくインドが初めてであろう観光客を見ていると、
道を歩いていても、目に入るもの、人、行動、出来事、建物、事件? すべてに
「わー、すごいーい!」
と、毎秒ごとに感動しているので、
「ああ、そうか、こういう感動忘れてたなぁ」
なんて、改めて、異国文化を再確認したりします。
とはいえ、インドエキスパートのわたしでも、気を付けなければいけません。
インドは、知らない人が噂するような、極悪の国ではなくて、いい人もたくさんいます。
でも、悪い人ばかりではないけれど、でも、いい人ばかりではない、というのも真実。

今回で14回目のインド。
これまで、絶対に避けていたデリーに、なんと今回は、一番長く滞在することになっています。
というのも、いろいろと、将来のことでミーティングしたり、いろいろなところに訪問したりするので、どうしてもデリーに滞在せざるを得ない・・・・。
デリーは、「世界で一番空気の悪い都市」という、称号をいただいた都市(笑)
PM2.5(だっけ?)が、世界でワーストワン。
そして、年間、呼吸器系の病気が多発して、肺がんで亡くなる人がたくさんいる・・・・・。
そんなデリーの空気や空は、いつも、煙っているような感じです。

先日、デリーの観光客が一番滞在すると言われている、パハールガンジのマーケットエリアを歩いていたら・・・・・
ひとりのインド人青年がなにやら、ヒンズー語で叫びました。
すると、わたしの後ろを歩いていたインド人男性が、するり、とわたしを追い越して、オートリクシャー(バイクタクシー)にストン、と乗りこみました。
さっき叫んだインド人青年は、そのオートリクシャーに乗りこんだ男性に、指さしながら、なにやら強い口調で怒鳴りました。
わたしは、ヒンズー語がわからないので、なんのこっちゃ?という感じで、見ていましたが、
その青年が、くるりと私のほうを向いて、わたしには英語で話しかけました。
「いまの男は、君の後ろからついてきていたんだよ。そして、君のバッグを狙っていたんだよ。だから、追い払ったんだ。この辺は観光客目当ての悪い人がいっぱいいるから、気を付けなければいけないよ。外国から来た人は、僕たちのゲストだから、こうやって、僕はできる限りゲストを守る必要があるんだ。」
そう言って、真剣に、「気を付けなさい」と言ってくれました。
「どこにいくんだ?こっちの道は危ないエリアだから、向こうの道を通ったらいい。女性一人だから気を付けて」
そういって、気遣ってくれました。
なんて、親切なんだろう〜〜〜。 じーん
わたしは、感動しました。
デリーは、悪い人がたくさんいるけれど、いい人はとてもいい人なんだなぁ。
ありがたいことだなぁ。
そのインド人青年にお礼を言って、立ち去ろうとしましたら、
「なにを探しているの?一緒に行ってあげるよ。どこに行きたいの?教えてあげるよ」
と、わたしについてきました。
あれ? なんか、面倒くさいぞ。
「わたしはひとりで大丈夫だから」と言っても、しつこくついてくる。
ん? なんか、おかしいぞ?
その後、ちょうど、わたしの電話に着信があったので、その電話で話しているあいだに、その青年はどこかに行ってしまいました。
あー、よかった、面倒くさいことにならなくて・・・・。
マーケットで用事を済ませ、また、来た道を戻って宿に帰ろうとすると、その青年がたまたま、またそこにいました。
「お!ちゃんと用事は済ませたかい? あっちに、君の求めてるお店があったよ!」
そう、また、親切にも力になってくれようとしました。
わたしは丁寧にお礼を言って、もう、用事が済んだことを伝えました。
「よかったら、お茶でもどう?ひとりなの?友達にならない?これもなにかの始まりだよ」
なーんて、言いだして
あれー、なんだか、面倒くさい。
わたしは、さっぱり、興味がないです。
しかも、インド人は、とてもしつこい。
断っても、断っても、めげない。
んーーーーー? このひと、最初からナンパ目当てで、嘘ついたんじゃないでしょうね〜
なんて、疑ってしまったりして。
本当に、インド人のナンパは面倒くさいのです。
何度断ってもしつこいうえに、最後は逆切れされる。
うっかり、FBなんて教えてしまうと、一時間おきにメッセージが来る(笑)
返事をしないでいると、10分おきにメッセージが来る(笑)
おもしろいなぁ、インド人。
いろんな人が、自由に、ごちゃまぜだ。
ははは。
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