2016年02月09日

インド20(インド文化での人との交流)



インドの人々は、人間と人間の距離がとても近いです。

人と人との間にある、信頼関係の絆が、とてもとても強いです。




昨日、インド人の友人が、

「これから息子に電話するんだ。3日も電話していないから・・・」

と言いました。

わたしは驚いて、「え?もしかして毎日、家族に電話するの?」と聞きました。

「そうだよ、インドではそれが普通だよ」

彼の返答にも驚きました。

家族の全員に、毎日電話をして、コミュニケーションをとっているようです。



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いや、

家族の間だけではなく、友人同士のあいだの距離も、とても近いのです。

友人同士のあいだでも、常に、連絡を取り合っていて、なんの用事がなくても、電話をかけあっています。

インド人の友人たちには、ひっきりなしに電話やメールが来ますが、それを、面倒くさいとも、ストレスとも思わずに、インド人たちは受け止めています。

最初わたしは、そんな友人たちを見て、「お仕事が忙しいのねぇ。大変ねぇ。」と思っていたのですが、

全然、ストレスに感じているふうでもなく、むしろ、当然のこととしている友人たちを見て、

「そうか、こういう形で、他人を気遣い、交流をしているんだな」と、日本との違いを理解しました。




日本人であるわたしは、用事がなければ電話をしませんし、メールもしませんし、

そして、ひとりでいることが好きなわたしは、インドの友人たちと群れずに、一緒に行動をしていても、いつも少し離れたところでひとりで、地球と会話をして楽しんでいます。

そんな、クールすぎるわたしをみて、インド人の友人は、「日本人はドライすぎる!」と、笑いながら冗談を言います。

とくに、わたしは一人でいることを好む性質なので、なおさら、インド人の目から見るとおかしな人に見えるのでしょうね〜。

「ユキ、大丈夫?楽しんでいる?」としょっちゅう聞かれます。

わたしは、木とも動物とも、自然の精霊とも会話をして過ごしていますので、ちょっと、普通とは時間を過ごす楽しみ方が違うのですけれどもね・・・・。



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人間との距離が近いのは、インドの文化の素敵なところですね。

そして、インド人の良いところは、とても無邪気なこと。

たとえば・・・・・

私なんかは、日本人なので、誰かの声が聞きたいな、電話したいな、なんて思ったとしても、

「用事もないのに電話したら悪いかな? いま、きっと忙しいだろうから迷惑かな? 面倒くさいと思われちゃうかな?」

なーんて、相手の反応を気にしちゃって、できるだけ、迷惑をかけないように考えてしまいます。

でも、インド人は、そういうの全然考えないのですね。

悪いかな?とか、迷惑かな?とか、考えないのです。

ただ、子供のように無邪気に、交流をしてきます。

それは、許し許される関係だからでしょうね。




それってね、日本だったとしたら、非常識とか、空気読めないとか、そういう人と思われてしまうと思うのですが、

インドではそれが普通なのです。

なぜかというと、インド人たちは、お互いが許しあいながら生きているから。

そして、インド人はきちんと自分の思っていることを伝えられるからだな、とわたしは感じました。

たとえば、「いま、無理!」だったら、そうちゃんと伝えられるし、

日本人の私なんかは、「いま、無理!」なんて伝えてしまったら、相手を傷つけてしまうかな?なんて気遣っちゃうけど、

インド人は、人間への信頼が深いので、そう言われても別に傷つかないし、そう相手に言っても、傷つかないことを知っているから、きちんと伝えられる。

たとえ、迷惑をかけたとしても、たとえ、ちょこっと傷つけてしまったとしても、きちんと許しあえるということを学んでいるから。



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以前も、ブログに書いたかもしれませんが、わたしがとても、大きく心を動かされた言葉があります。






日本では、子供のころから「人に迷惑をかけないように」と、

教えられて、育てられるけれど

インドでは、「人間同士、迷惑をかけあって支えあって生きているのだから、人を許すように」と、

教えられて、育てられる。





なんて、理に適っているんだろう、と感動しました。




迷惑をかけないように生きていると、周りに迷惑な人がいるときに、それを許すことができなくでしょう。。

なぜなら、自分の観念と違うひとを、人は、認めることが難しいからです。

そして、迷惑をかけないように気を付けながら生きることで、本当の意味で、自分のしたいこと、するべきことが、見えなくなってしまうのですね。

なるほど、日本て、まったく、そうだよなぁ、と思いました。



ナグプール18.jpg




とにかく、今回のインド滞在は、なんの心配もありません。

友人が、すべて、わたしの面倒を見てくれます。

そして、それを、心から喜びと感じてくれていて、友人たちはまったく迷惑と思っていません。

これは、すごいことだなぁ、と感心します。

どんなに、忙しくても、予定が詰まっていても、なんとか、わたしをお世話するために時間を割いてくれます。

そして、お食事や宿など、おもてなしをしてくれます。

日本人の私は、悪くて、悪くて・・・・申し訳なくて、申し訳なくて・・・・・。

忙しいのに、ごめんね、本当に、どうもありがとう・・・・、と、何度も言うのですが、

それを言うたびに、「そんなこと言う必要ない!もう、言わなくていい!これは当然のことなんだから!」と、真顔で真剣に言われます。

これだけ、やってあげてるんだから・・・!という、エゴがひとかけらもないのが、すごい。




さすが、スピリチュアルな国だなぁ・・・・・・。

そんなインドを、心からリスペクトします。



まだまだ、書き足りないのですが、

あとでまた、まとまって書ける時に書きたいと思います〜〜





posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 15:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》ネパール・インド2015.11-2016.2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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