2015年06月10日

映画「あん」


素晴らしい映画でした!

映画 「あん」



樹木希林さん、永瀬正敏さん、本当にいい役者です。

中学生役の女の子も、憎たらしい浅田美代子さんも、市原悦子さんも、とても素晴らしい。

きっと、ほとんどアドリブなんだろうと思いました。

素晴らしい役者さんたち。

なにより、人間を身近に感じさせる、カメラワークが最高に盛り上げてくれました。

様々な人生の、様々な人間的苦悩を描きつつ、それでもなお、人と人の支えや温かさ、人を信じること、自分を信じること、、、、、ハートに響くことがたくさんありました。

家出をした中学生の少女は、かつての自分とかぶって、切なくなりました。

いろんなシーンで泣きました。

でも、泣くポイントが人と違ってたから、みんなそれぞれの響きがあるんだな、と思いましたし、 どんなかたにも響かせるように、いろいろな方面から、多岐にわたり、ハートを揺さぶるポイントを作っていることに、感心しました。

それから、日本映画特有の「曖昧さ」というか、「想像させる」というか、「全部言わないけどわかるだろ」というか、そのとても繊細な感性は、日本人にしか作れないし、また、日本人にしか感じ取れないだろうなぁ、としみじみ思いました。

日本人って、すごいです。世界一ですよ。

そして、やはり、女性の監督でないとこういう、繊細で奥深い、向けば向くほど・・・・・的な映画は作れないし、男性だと、こう演出はできないだろうなぁ、と思いました。

いや、本当によかった!

樹木希林さんが演じたように、風のような、空気のような、愛。 

本当に、素敵です。

感性豊かな方は、ぜひ、見てみてください。

甲府では、6/12金曜までだそうです。

ほかの地域はどうかな?

このサイトでチェックしてください。

http://an-movie.com/sp/






posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | アート鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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