素晴らしい映画でした!
映画 「あん」
樹木希林さん、永瀬正敏さん、本当にいい役者です。
中学生役の女の子も、憎たらしい浅田美代子さんも、市原悦子さんも、とても素晴らしい。
きっと、ほとんどアドリブなんだろうと思いました。
素晴らしい役者さんたち。
なにより、人間を身近に感じさせる、カメラワークが最高に盛り上げてくれました。
様々な人生の、様々な人間的苦悩を描きつつ、それでもなお、人と人の支えや温かさ、人を信じること、自分を信じること、、、、、ハートに響くことがたくさんありました。
家出をした中学生の少女は、かつての自分とかぶって、切なくなりました。
いろんなシーンで泣きました。
でも、泣くポイントが人と違ってたから、みんなそれぞれの響きがあるんだな、と思いましたし、 どんなかたにも響かせるように、いろいろな方面から、多岐にわたり、ハートを揺さぶるポイントを作っていることに、感心しました。
それから、日本映画特有の「曖昧さ」というか、「想像させる」というか、「全部言わないけどわかるだろ」というか、そのとても繊細な感性は、日本人にしか作れないし、また、日本人にしか感じ取れないだろうなぁ、としみじみ思いました。
日本人って、すごいです。世界一ですよ。
そして、やはり、女性の監督でないとこういう、繊細で奥深い、向けば向くほど・・・・・的な映画は作れないし、男性だと、こう演出はできないだろうなぁ、と思いました。
いや、本当によかった!
樹木希林さんが演じたように、風のような、空気のような、愛。
本当に、素敵です。
感性豊かな方は、ぜひ、見てみてください。
甲府では、6/12金曜までだそうです。
ほかの地域はどうかな?
このサイトでチェックしてください。
http://an-movie.com/sp/