2015年06月06日

(詩)生きること 祈ること 愛すること


この想いをどう表現したらいいのだろう。

わたしの愛はどこまで行くのだろう。

世界中の苦しみの中にいる、見たこともないかたたちへ

こんなにも愛を届けたくて。

私は風になって空を舞い、世界の天空を流れながら、

世界中の悲しみと孤独を拾い集めて

黄金の粉(ビブーティ)にして地球にひらひらと振り撒いている。

わたしの声は波となり、ゆるやかな大河の中へと誘う。

わたしの息吹は光のシャワーとなり、すべての生命を活かす。

わたしの動きは時空の間となり、豊かな旋律を奏でる。



ああ、理解されたいと、思うことすら無意味なのなら

人知れず身を隠し、肉体を終わらせてしまおうか。

そうしたならば、風になって、愛を吹き広げることができるだろうか。

今は、目を反らし、受け入れられない人々にも、

風となり、香りとなり、彼らの肌を抱きしめることができるだろうか。



祈ることは、何かにすがることではない。

祈りは、愛すること。

愛されたいから、愛するのではなく、

愛することが喜びであるから、ただ、愛する。



ああ、わたしはいまここにいる

古代より引き継ぐ、大きな神殿の領域の中で

わたしは、今を生きている。

日本の地へ降り、わたしはせつないほど、「命」を生きている。

喜びと共に。



すべてのかたの人生の学びが、最善になりますように。



生きているって、なんて楽しいことなんだろう。

生きているって、なんて尊いんだろう。

人生の学びは、なんて美しんだろう。

生と死は、別のようでありながら、実は、同じでもある。

この地球に、形として存在していることは、

有限でありながらにして、無限を表現している。

なんて、素晴らしいんだろう、この「生」は。

不完全であることが、完璧である。


合掌

ラクシュミナラヤニ ユキ



グアテマラ70.jpg


posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 14:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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