この想いをどう表現したらいいのだろう。
わたしの愛はどこまで行くのだろう。
世界中の苦しみの中にいる、見たこともないかたたちへ
こんなにも愛を届けたくて。
私は風になって空を舞い、世界の天空を流れながら、
世界中の悲しみと孤独を拾い集めて
黄金の粉(ビブーティ)にして地球にひらひらと振り撒いている。
わたしの声は波となり、ゆるやかな大河の中へと誘う。
わたしの息吹は光のシャワーとなり、すべての生命を活かす。
わたしの動きは時空の間となり、豊かな旋律を奏でる。
*
ああ、理解されたいと、思うことすら無意味なのなら
人知れず身を隠し、肉体を終わらせてしまおうか。
そうしたならば、風になって、愛を吹き広げることができるだろうか。
今は、目を反らし、受け入れられない人々にも、
風となり、香りとなり、彼らの肌を抱きしめることができるだろうか。
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祈ることは、何かにすがることではない。
祈りは、愛すること。
愛されたいから、愛するのではなく、
愛することが喜びであるから、ただ、愛する。
*
ああ、わたしはいまここにいる
古代より引き継ぐ、大きな神殿の領域の中で
わたしは、今を生きている。
日本の地へ降り、わたしはせつないほど、「命」を生きている。
喜びと共に。
*
すべてのかたの人生の学びが、最善になりますように。
生きているって、なんて楽しいことなんだろう。
生きているって、なんて尊いんだろう。
人生の学びは、なんて美しんだろう。
生と死は、別のようでありながら、実は、同じでもある。
この地球に、形として存在していることは、
有限でありながらにして、無限を表現している。
なんて、素晴らしいんだろう、この「生」は。
不完全であることが、完璧である。
合掌
ラクシュミナラヤニ ユキ
