2015年05月16日

「行き詰った時は・・・」



※いつも、ヒーリングワークの個人セッションなどでお話しさせていただいています、わたしなりの日々のテクニックを、これからブログでも少しだけ紹介させていただこうかな、と思います。
人それぞれだと思いますので、ご自分らしい生き方のご参考になさってください。もしよろしければ。※



「行き詰った時は・・・」


★「ここまで来れた『わたしの生き様』をやめてみる」



人生は旅路である。

ひとそれぞれ、景色や足元の環境や天候が違う、旅路。

晴天の日もあれば、嵐の日もある。

ときには行き止まりみたいな、袋小路に入ってしまう時もあります。

たくさんの葛藤と、焦り、苛立ち、自分のふがいなさ、周りの人たちへの妬みで、悶々、悶々・・・・。

自分はもっと、うまくできるはずだし、もっと、よくなりたいのだけれど、

どーーーーしても、ここから抜け出せない。 

抜け出そうとあれこれやってはみるものの、どーーーーーしても、無理。

ああ、もう、どうしたらいいんだ・・・・・。ガックリ・・・・・。

なんて、行き詰ること、ありますよね。

それは、その方の生き方が誠実であればあるほど、苦しいのだと思います。



そんなときは、

「ここまで来れた『わたしの生き様』をやめてみる」

やめてみます。 そう、やめてみる。

これこそが私なのだ!・・・・というところですよ。 

いまのわたしは、こんなわたしの生き様があってこそ、ここまでたどり着いているのだ、というところ。

たとえば・・・・・、

歯を食いしばって努力家とか、自己研磨の頑張り屋さんとか、コツコツ堅実家とか、ニコニコ平和主義とか、誰からも好かれる牧歌的系とか、ただ真っ直ぐに実直系とか、曲がったことは大嫌いの優等生とか、嫌と言えないいい人系とか、などなど・・・・

いろいろありますよね、それぞれ、”生き様”。

今の自分は、こういう自分の生き様が確立したのだ、と思っているところ、そこが、自分の利点でも長所でもあるのだ、と思うところ。

それを、いったん、やめてみるというのはどうでしょう。




たとえば・・・・・

とっても努力家の方で、これまで、あまり恵まれた境遇ではなかったけれど、とってもとっても、努力して、やっといまのここまで来たんだぜ〜、というかただったとします。

みんなはそのかたの過去の恵まれない境遇から、なんと、こんなに素晴らしい業績をあげたのか〜!とびっくり驚いて

「すごいですね〜。努力されたんですね〜。努力家ですね〜」と褒めてくれる。

そのかたは、それを言われて「いやいやいや・・・・」なんて照れたふりしながらも、心の中では「そうなんだよ、努力したんだよ〜。認められて、報われて、嬉しいなぁ〜」なんて思っていて、顔は謙遜していても、実はすごく気分がよかったりする。

そのかたにとって、「努力してきた」ということが、いまの自分のすべてを作り上げているステータスだと感じているわけです。

実際にそのかたは、これまで大変な努力をされて、立派にその位置まで来られたのだと思います。

「努力してきた自分」が、そのかたそのものだと、感じ、「努力する自分」こそが「自分の人生なのだ」となっているのですね。

そして、行き詰ってしまわれた・・・・・・。

いままで、努力して、苦労して、ここまで駆け上がって、這い上がってきて、

そして、行き詰ってしまった。

ここまで運んできたのは「努力したんだ、オレ、それが誇りなんだ」という、その方の土台です。

それまでは、良かったのです。 

それは、その地点までその方を運んでくれたのです。

でも、ここから先は、違う ”生き様” が運んで行くのです。

だからなんですよ、そのまま行こうとしたら、行き詰ってしまうのは。

何度も言いますが、人生の旅路の、その地点までは、その生き様でよかったのですよ。

だから、「なにが間違ったんだろう・・・」なんて、自分を否定することは、しなくていいんです。

その地点までは、全部、なーんの間違いもないのです。

だから、間違い探しをしなくてもいいし、自分を責めたり、周りを責めたりしなくてもいいんですね。

でも、いま、行き詰ったのならば、ここから先は、違う生き様が運んでいく地点なのだということを認め、「生き様チェンジ」する時期だということなのです。

なぜならば、その生き様は、その地点まで運ぶのに必要だったのだから、そこまで来て、それ以上、その先に運んでくれないのならば、違う生き様に、その先を運んでもらう、いまがそのとき、ということなのです。

変換期。 変容期。 と言いましょうか。

では、どうチェンジするか?

それは、これまで自分が「ここまでこれたのは、自分のこういうところがあったから」と思うところを、やめてみるんです。

だからといって、たとえば、努力することを全部、やめて、ただのぐうたら人間になる、ということではないのです。

真面目で真っすぐ信念を貫いて生きてきた方が、その信念を手放せ・・・・ということではないのです。

もちろん、きちんとやるべきことはやりますが、もう、それに「すがらない」ということ。

そう、「すがらない」ということなのですよ。

突然、強引に仕事を転職するとか、よしじゃあ引っ越すぞ!とか、そういう行動として、環境を変えることではないのですね。

もちろん、環境を変えると気持ちが変わるきっかけにはなりますから、それが可能であるならばしてもいいかもしれませんが、それが必須だということではないです。

大切なのは、これまで、ここまで来た「自分の生き様」に「すがらない」こと。

でも、まったく違う人間になるのではなくて、その「生き様」を経験として大事に保管しつつ、それにすがらないように生きること。

そういう意味で、「今までの "生き様" をやめてみる」と、自然と、必要なことが見えてきます。

逆を言うと、それにすがりつづけて、しがみつき続けると、必要なことが見えないということ。



たとえば、さっきの例でしたら、「努力してなんぼ!」みたいな、想いに、いつまでもすがらないということです。

難しいですよね。

だって、これまで、その自分の生き様のおかげで、ここまで来たんだもの。

いわば、「癖」みたいになっちゃってるかもしれません。

これから先も、同じように努力したら先に進めるはず!・・・・って、思ってしまうのだと思います。

でもねー、行き詰っているんですねー。

いままでのやりかたでは、先に進めないんですよ。

だから、いまこそ、「これが自分!」と思っているところを、やめてみるときなのだと思います。

だって、それでずっと来たら、行き詰ったのだから。

それに、ずっと、しがみついていたら、ぐるぐる、先には進めないのです。

「努力」というキーワードで言うのだったら、努力の仕方や、努力する視点を変えてみる、とかね。

どんな種類ものだとしても、今までのやり方、生き様を卒業するポイントが、「行き詰ったとき」とも言えますね。




例えて言うなら・・・・

電車で行けれるところまで行ったけど、ここから先は、電車では行けれないから、バスに乗り換えなきゃ・・・・・、って、そんな感じです。



んー、または、違う例でいえば・・・・・

ずっと、泳いできたから泳ぎが上手になってラクラク進めるようになったし、このままずっと泳いでいたいのに、いま、陸に到着してしまって、

それに気づいていないあなたは、なんとか泳いで陸を渡ろうとして、ジタバタやっているんだけど、そこは陸だし、今までのように泳いでも、前に進まなくて

ただ、焦っている。 もがいている。 体力消耗している、うう、苦しい・・・・・、ってそんな感じです。

そうしたら、

きちんと状況を見て、あ、ここはこのままではダメなのか、では、前進する方法を変えなければ、と泳ぐのをやめて、足で歩いていかなければいけない、と、まず気づくことが最善ですね。

でも、オレは、あんなに上手に泳いで来たのに〜〜〜〜、とちょっと寂しい気持ちもあったりすると思いますが、でも、それをやめなければ、先には進めないのですね。

泳いできたという ”生き様” は、その地点までは運んでくれたけれど、そこから先の道は、違う ”生き様”でなければ、あなたを運ぶことはできないのですね。

でも、こだわっちゃうんです。

ずっと、こうしてきたし、このままのほうがいいし、いまさら、変えられないし、実を言うと慣れているほうが楽だし。

「こだわり」は大変素晴らしい個性ですし、そのおかげで躍進しますが、ある地点まで運んでもらったら、上手に手放していくほうが先に進む、近道であったりします。




ずーーーっと、してきた「生き様」って、みんなそれぞれですね。

「わたしはこうだったおかげで、いまこうなんだ」とか、

「こんな経験がいまのわたしを作っているんだ」とか、

「人からこんなに認められているわたしの一面」とか

「人間って、こうあるべきだろぉ〜」と思うところとか

きりがないですが。

この部分は、ご自分にしかわからないところですね。

まずは「気づくこと」。

それがなければ、なにも始まりません。

では、「気づく」ためには、どうしたらいいか・・・・?・・・・ですね。


E5A495E999BD2015.4.30[1].jpg











posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | スピリチュアルメッセージのシェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック