2015年05月05日

ミャンマー26(完)「サヨナラ アリガト」



ミャンマーから帰国してきまして、2週間近くがたちました。

本当に素晴らしい学びを、たくさん、たくさん、させていただきました。

「ユキ、これで君は、ミャンマーにファミリーがたくさんできたんだよ。いつでも帰っておいで」

と、ミャンマー人の友人は、空港にわたしを送ってくれる車の中で、温かい言葉をくれました。


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わたしは、最終日、一日かけて、千羽鶴を折っていました。

たくさんの愛と学びをくれた、子供たちと先生たちに、心をこめて、祈りをこめて、鶴を折りました。

ピンポン、と寮のチャイムが鳴り、玄関のドアを開けると、

先生である友人の一人が立っていました。

「ユキ、君に聞かせたいものがあるんだ」

そういって、どこかに電話をかけて、なにやらミャンマー語で話した後、

おもむろに、わたしに電話を押し付けて、「いいから、耳に当てて!」というジェスチャー。

誰だろう??と、わたしが電話を耳に当てると・・・・・



「ユキサーーーーーーン!!!! コニチワーーーーー!! アリガトーーーーーー!!! マタネーーーーーー!!!」

と、ガールズホステルの少女たちが、大合唱してくれました。

わたしがそれまで教えた日本語を、みんながみんな、めちゃくちゃに電話に向かって叫んでいた。

「クルマー! ガッコウー! リンゴー! オヤスミナサイー! ゲンキデスー!」

わたしは、驚いて、みんなの笑顔と必死で叫んでる顔が目に浮かんで、涙が出た。


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友人は、感動で動けなくなっているわたしから電話を奪い、また、どこかに電話をかけてから、もう一度わたしに渡しました。

電話を耳に当てると・・・・・・


「ミスユキーーー!!  ヨロシクオネガイシマスーーーー!!  アリガトウーーーー!!  」

と、今度は、ボーイズホステルの男子たちが電話に向かって叫んでいた。

「ハロー? アイアム ラクシュマン サヨナラ アリガト」

「ハロー? ラムー ラムー」

「ユキサン アイシテルーーー」

かわるがわる、男子たちが電話口に出ます。

わたしは、全員の名前を覚えきれていないので、誰が誰だかわからなかったけれど、本当に嬉しくて、涙と笑いが同時進行です。


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その日はちょうど、学校が課外授業の日だったので、荷造りのため参加しなかったわたしは、先生たちと生徒たちに会うことができなかったので、電話をかけてくれたのですね。

先生たちからも、ひとりひとり、電話でお話しました。

本当に、本当に、なんてあたたかい人たちなんだろう。

ありがたくて、ありがたくて・・・・・・。


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毎日、日本語を教えていた、近所の17歳の少女は、

(ブログ記事はこちら→ http://yukismyogaism.seesaa.net/article/417778204.html )


お会いできた最後の日。

わたしを寮まで送ってくれました。

「サヨウナラ センセイ」と笑顔で言った後、手を振ってわたしたちは分かれ、

ふと、振り返ると、彼女は口元を手で押さえて泣いていました。

胸が、とても痛みました。

心を開いてくれていたんだな、なんて、純粋な子なんだろう。

「マタ アイマショウ ヤクソク ヤクソク」と彼女は繰り返し言っていました。



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ありがとう。


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100名の生徒たち、10名の先生たち、7名の食堂のかたがた、ガールズホステル・ボーイズホステルの3名のハウスキーパーさん、澄花さんという名前を私が付けたヤモンさん、ヤモンさんのお兄さんご両親、お寺の僧侶の方々、いろいろ助けてくれた近所の方々、ミャンマーで出会ったすべての方々。


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ありがとう。


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素晴らしいミャンマーのボランティア経験。

わたしは、わたしは・・・・・・・言葉になりません・・・・・。

生きていくって、人間同士が共鳴しあっていくことなんだ。

人と、人との交わりが、わたしを学ばせ、強くさせて、そこから、愛の力が増していった。

思うところ、感じるところが、たーくさん、たーくさん、たーーーーくさん、ありました。

でも、わたしは、言語化するのがへたくそなので、うまく、それを伝えることができないのですが、

この記事に、その波動をこめますので、どうぞ、ハートで受け取ってください。

わたしの経験したこの素晴らしい世界を、シェアできるよう、これを読むすべての人々のハートに波動として届きますように。


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読んでくださる方がいるから、わたしもこうして書くことができます。

本当に、どうもありがとうございます。

合掌
(完)


posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 12:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》ミャンマー2015.3-4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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