夕方、ご近所を歩いていると、ある建物の中に僧侶が入っていくのが見えました。
おっ! あの建物は、お寺に違いない!
神仏好きのわたしは、ワクワク♪
僧侶のあとについていきました。
そこは、奥まったところにあるパゴダ(お寺)でした。
道からは見えなかったのですが、結構立派なパゴダでびっくり

夕涼みをする母と赤ちゃん。
熱心に祈る、身なりの良い男性。
奥の小部屋で休む年配の女性たち。
ここは、町の人々の憩いの場なのですね。
穏やかな波動で、わたしもとても癒されます。

先日のウォーターフェスティバルでは、まるでギャングみたいな服装と髪型の若者たちが、
酔っぱらって、タバコを吸って、喧嘩をして、クラブミュージックで腰を振って踊り狂っていた、
わたしにとって、好きではない光景を見て、かなりなショックを受けていたのですが、
こうして、町はずれでは、きちんと昔ながらの穏やかさが息づいていて、ほっとします。

アメリカナイズされてきている、ミャンマーの若者たち。
若い人たちは、チンピラみたいな服装や態度が、かっこいいとされているみたいで、とても残念です。
(日本もそうですね。たまにテレビを見る機会があると、チンピラみたいな有名歌手グループや、明らかに悪そうな顔と雰囲気のタレントやコメディアンが流行っていてがっかりです)

どうか、変わらないで。ミャンマー。
あなたたちの持つ、愛をそのままで。

どうか、大事なものは残して、成長していって。
美しい宗教性を、陰らせないで。

どうか、豊かさを、はき違えないで。
何もないこと、手間がかかることにこそ、光が宿る。

どうか、世界の先進国の真似をしないで。
物質の便利さと交換に、宿された光の目を失い、なにもかも忘れてしまうから。

どうか、楽しみを外側に求めないで、仏教の教えの通り内側を満たして。
祈りの力をずっと、ずっと、信じて。

どうか、闇の勢力に負けず、ひとびとが、清く正しく、光とともにありますように。
ご縁を、どうもありがとう、ミャンマー。
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