2015年04月19日

ミャンマー21「シンプルな優しさと残酷さ」



午後は、ダンスか、楽器か、コンピュータか、選択制のホビーの教室です。

ダンスクラスを選択する子供が圧倒的です。


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みんな、本当に、楽しそうに体を動かしています。

でも、すぐに飽きちゃう子もいて、わきで、適当にさぼっていたりします。


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子供たちは、クラブミュージックが好きで、黒人の人たちが踊るっているようなダンスが好きみたい。

わたしが子供のころには、ありえない光景です。

わたしが小学校の時は、ラジオ体操くらいしか、踊りませんでしたから(笑)


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わたしも、ダンスクラスを担当しているのですが、わたしは、ちょこまかした、小さな動きのダンスや、

ラップミュージックのようなダンスは好きではない(踊れない)ので、子供たちの期待に応えられなくて・・・・。

私が好きな、ダイナミックの体を開いたり、閉じたり、ゆるやかに舞ったりするのは、子供はすぐに飽きてしまいます。

だから、昔、エアロビのインストラクターだったころを思い出して、エアロビチックなダンスを教えたりしてみたのですが、

それも、動きが大きくて、シンプルだから、飽きてしまうみたい。


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飽きると、子供は、とてもわかりやすく、離れていきます。

わたしは、これまで子供と接することがほとんどなかったので、この、露骨につまんなそうな態度が、結構ショックでした。

でも、彼らは、別に、わたしが嫌いになったわけじゃなく、ただ、その時間に飽きてしまっただけなんです。

ダンスクラスが終われば、また、嬉しそうに寄ってきてくれます。

なるほど、とてもシンプル。

この、シンプルがゆえの残酷さも、学びとなります。

わたしは、それに、揺さぶられずにいればいい。

どんなに、周りの人々が離れていったとしても、わたしはわたしでいればいい。


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そして、

楽器のクラスにお邪魔してみました。


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このクラスは人数は少ないけれど、真剣さがものすごいです。

とても一生懸命。


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わたしも興味津々で見ていると、「ギター弾ける?」と少年が聞いてきました。

「全然やったことない」と答えたら、

「やってみる?」と、いま、自分が練習していたギターとピックを渡してくれました。

わたし、感動・・・・・・。

そして、何人かの少年が、ギターの抱え方から、コードのひとつひとつ、手とり足とり、教えてくれました。


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わたし、本当に、感激・・・・・・。

なんて、優しい子たちなんだろう・・・・・。


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しかも、すごい自然。

なんの、下心もないし、作り笑顔もない。

仲間に入れてくれてどうもありがとう。

胸がじーん、といっぱいになりました。


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子供たちのシンプルさ。

本当に、感謝です。





posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》ミャンマー2015.3-4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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