午後は、ダンスか、楽器か、コンピュータか、選択制のホビーの教室です。
ダンスクラスを選択する子供が圧倒的です。

みんな、本当に、楽しそうに体を動かしています。
でも、すぐに飽きちゃう子もいて、わきで、適当にさぼっていたりします。

子供たちは、クラブミュージックが好きで、黒人の人たちが踊るっているようなダンスが好きみたい。
わたしが子供のころには、ありえない光景です。
わたしが小学校の時は、ラジオ体操くらいしか、踊りませんでしたから(笑)

わたしも、ダンスクラスを担当しているのですが、わたしは、ちょこまかした、小さな動きのダンスや、
ラップミュージックのようなダンスは好きではない(踊れない)ので、子供たちの期待に応えられなくて・・・・。
私が好きな、ダイナミックの体を開いたり、閉じたり、ゆるやかに舞ったりするのは、子供はすぐに飽きてしまいます。
だから、昔、エアロビのインストラクターだったころを思い出して、エアロビチックなダンスを教えたりしてみたのですが、
それも、動きが大きくて、シンプルだから、飽きてしまうみたい。

飽きると、子供は、とてもわかりやすく、離れていきます。
わたしは、これまで子供と接することがほとんどなかったので、この、露骨につまんなそうな態度が、結構ショックでした。
でも、彼らは、別に、わたしが嫌いになったわけじゃなく、ただ、その時間に飽きてしまっただけなんです。
ダンスクラスが終われば、また、嬉しそうに寄ってきてくれます。
なるほど、とてもシンプル。
この、シンプルがゆえの残酷さも、学びとなります。
わたしは、それに、揺さぶられずにいればいい。
どんなに、周りの人々が離れていったとしても、わたしはわたしでいればいい。

そして、
楽器のクラスにお邪魔してみました。

このクラスは人数は少ないけれど、真剣さがものすごいです。
とても一生懸命。

わたしも興味津々で見ていると、「ギター弾ける?」と少年が聞いてきました。
「全然やったことない」と答えたら、
「やってみる?」と、いま、自分が練習していたギターとピックを渡してくれました。
わたし、感動・・・・・・。
そして、何人かの少年が、ギターの抱え方から、コードのひとつひとつ、手とり足とり、教えてくれました。

わたし、本当に、感激・・・・・・。
なんて、優しい子たちなんだろう・・・・・。

しかも、すごい自然。
なんの、下心もないし、作り笑顔もない。
仲間に入れてくれてどうもありがとう。
胸がじーん、といっぱいになりました。

子供たちのシンプルさ。
本当に、感謝です。
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