今回の夏合宿は、子供たちは2か月間ともに過ごすのですが、
その、期間限定の夏合宿に、3年間の学校スタイルに通っている15歳の子供たちも、一緒に参加しています。
2か月間の期間限定の夏合宿には、9歳〜13歳くらいまでの子が多いのですが、
3年間の学校スタイルの子供たちは、みんな15歳です。
わたしは、なにも知らずに、なにも知らされずにミャンマーに来まして、
そして、こちらに来ましてからも、なにも説明などないので、
つい昨日、その話を聞きました。 もう、ボランティアを始めて3週間たつのですけれど(笑)
こちらでは、今日のプログラムも知らされません。
突然、寮に、ピンポンと来て、「Are you ready?(準備はいいですか?)」と聞かれます。
準備できているわけないじゃないか、といつも、突っ込みを入れます。
これがミャンマースタイルなのかもしれないけれど、きちんと時間厳守の日本人の私としては、毎日、学校に振り回されっぱなしで、いつ来るかもわからないお迎えに、いつでも自宅待機していなければならなくて、どこにも出かけられず、かなり窮屈ではあります。
文化が違うから、受け入れるしかないです。
はい、愚痴は終了(笑)
その、学校スタイルの子供たちの中のひとりが、昨日、お誕生日でした。
彼は、私に一番最初に「日本語を教えてください」と近寄ってきた生徒です。
ミャンマーのお誕生会は、おもしろい伝統で、大変、興味深かったです。
日本だと、お誕生日の人は、いわばプリンセスなので、チヤホヤ、される、というイメージがわたしにはあるのですが、
こちらは、お誕生日の人が、皆を招待して、来てくれた人のホストになって、ジュースを配ったり、ケーキを配ったり、ものすごい気を使っていました。
そして、年齢の数だけキャンドルをともして、ふーーーっ、と息を吹きかけて・・・・・というのは、日本と同じ。
みんなで、ハッピーバースデイの歌を、英語で歌った後に、ミャンマー語で歌いました。
そのあと、お誕生日の人が、ケーキを切り分けます。
まず、お皿に一山乗せて、一番年長の人、もしくは、一番ゲストのかたのところに行きます。
そして、招待されたそのゲストは、フォークでケーキを一口分すくって、お誕生日のその人に、アーン、をして食べさせてあげるのです。
お誕生日の人は、それを、集まっているひとりひとりのところにまわって、全員から、アーン、をしてもらいます。
おもしろーい、です。
その後、お誕生日の人は、周りから生クリームを顔につけられます。
そして、そのお誕生日の人が、今度は、出席してくれた人、ひとりひとりの顔に、生クリームを塗りに行きます。
「幸あれ」という意味なのだそう。
みんなで、幸せのシェアリングでそうです。
おもしろいです。
お国が違うと、週間も文化も違う。
みんないつも、ミャンマー語でしゃべっているので、正直、なんだかわからなくて、寂しかったりするけれど、
子供たちが幸せそうなので、わたしは、嬉しい気持ちになります。
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