この夏合宿の生徒たちは、9歳〜15歳まで、全部で100名近くいます。
ですので、年齢と理解度にわけて、3つのグループに分けてヨーガを教えています。
毎日、朝六時からヨーガクラスがあります。(わたしは、毎朝四時起きです。)
私が担当するクラスは中級クラス。
20名くらいかな?
一番、体的にも、精神的にも、理解力的にも、大人なクラスなので、
13〜15歳の子供たちが多くて、わりと言うことを聞いてくれるので助かっています。

ヨーガクラスの中でも、相当な数の日本語の単語を覚えて、真似されています。
というのは、わたしが、日本を交えて指導しているから(笑)
すると、子供たちの集中力がこちらに向くのです。
子供も、「はい!」とか「がんばって!」とか「できた?」とか「ありがとー」とか、真似して
とても楽しそうです。
子供たちもいろいろで、ヨーガをするにしても皆それぞれ、向き合い方が違って面白いです。
問題を抱えている子供は、みるとすぐにわかります。
様子が前日と、ガラッっと、変わりますから。
子供自身も、わけがわからないから、ストレスや問題に対して、どう対処していいのかわからないのでしょうね。
すると、吐いたりおなかが痛くなったり、頭痛がしたりする肉体的な不調になって、それだけではなく、
クラスへの意欲がなくなったり、不注意になったり、集中力がなくなったりします。
本当に、わかりやすいので、とても興味深いです。
それを、抑えつけて言うことをきかせるだけではなく、その子がその問題とどのように向き合っていくかを、導いてあげたいです。

とはいえ、集中力がないときもあります。
テストの日の朝とか、お休みの次の日の朝とか。
そういうときは、もう、仕方がないから、押さえつけるのをやめて、
自由にのびのび、楽しめて、そして、少しチャレンジ意欲がわくような、ポーズを練習させます。
ときには、ペアになって、サポートの練習もさせます。
意外にもミャンマーの子供たちは、以外にも、体がものすごい固いんです。
この国には、ダンスの授業はあっても、体育の授業がないので、体操をあまりしないのでしょうね。
だからダンスをするときや、スポーツをするときなども、ストレッチをしたことがないそうです。
子供は体が柔らかいものだと思っていたから、9歳~15歳までのほぼ、全員が体が硬くて、とても驚きました。
でも、「恐れ」がまったくないので、ヘッドスタンドは、もう、すぐにできちゃうんです。
大人は、なかなかできないかたが多いのですが、さすが、子供ですね〜。
ヨーガのアーサナは100%、そのかたのメンタル(精神)が現れます。
とくにバランスのポーズは顕著です。
「恐れ」がないと、こんなにも簡単にできちゃうのかぁ〜、と改めて納得。
アーサナは、本当、内面に持っているものがでます。
できるようになると、こんなことも、勝手にはじめちゃいます。

ある程度体が動かせる男の子たちは、いろいろ工夫して、勝手に遊んでくれます。

子供たちのクリエイティビティは素晴らしいですね。

わたしも楽しくなっちゃって、参加してみたりして。

黄色いシャツ(シヴァナンダヨーガのユニフォーム)がわたしです。

子供たちは、どんなストレス下にいても、いつでも、自分自身を楽しませる方法を見つけだします。
素晴らしいですね。
自分を喜ばす方法を、よく知っています。
大人は自分を喜ばせるために、すぐに物質に走ってしまう・・・・・お酒、買い物、チョコレート、食べ物、タバコ、セックス、旅行、ギャンブル、など・・・・・
でも、物質で得られる喜びは、本物ではありません。
子供たちは、全部知っているのですね。
大人も子供を見習うべきです。
子供から学ぶことが毎日たくさんあります。
素晴らしい教師です、子供たちは。
本当にありがとう。

愛しているよ〜!

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