バスに乗り継いで、1時間ちょっとかかる、わたしが滞在している寮から一番近くのパゴダまで行ってきました。
こちらの車は、たいてい日本の中古車なので、日本語表記がまだ残っています。
何台か乗り継いだバスも、全部、日本の中古車でした。


おもしろーい。
ニヤニヤしちゃう。 でもニヤニヤできるのは、日本語がわかるわたしだけ(笑)
町を走っていても、こんな感じで、日本語がかかれている車ばかり。

「なんとか工務店」とか、「なんとか株式会社」とか、10台に1台は、こんな感じです。

到着したスーレーパヤー。
ヤンゴンの市街地にあるパゴダです。
ミャンマーでは英語で「テンプル」と呼ばずに「パゴダ」と呼ぶのだそう。

背の高い塔がヤンゴンの町のシンボルとなっています。
こんなふうに、ゴールドのパゴダも、ミャンマー独特ですね。

普通、インド、スリランカなどでは、仏教の仏舎利塔(パゴダ)には、お釈迦様のお骨を保管しているのですが、
ここミャンマーでは、お骨ではなくて、お釈迦様の頭髪を保管しているのだそうです。
お骨だと、亡くなった後に焼いて、そしてそこから持ってきたのだと思うのだけれど、
頭髪ということは焼かれる前ということだから、生きていらっしゃるころにいただいたのかしら?
それとも、亡くなった後に、肉体を焼く前に?
謎と妄想が深まります。
人々は、熱心にお祈りをしています。
わたしは、祈りの場、が大好きです。

こんなふうに、自分の生まれ曜日の像に、祈りこめてお水をかけるのだそう。
皆、熱心に、祈りの言葉をつぶやきながらお水をかけています。

ミャンマーでは仏様にお供えする果物はこんな形に作ります。

ココナッツとバナナをお供えするのはインドと同じです。
でも、形式が違うけれど。
インドでは、神様像の前で、パコン!と叩き付けて割ります。
ココナッツは平和を意味するのだそうです。

ミャンマーのお釈迦様像は、とてもエレガント。
このスーレーパヤーでは、塔を中心にぐるっと円を描いて祈りの場が設けられているのですが、
東西南北、それぞれ四方に向いたお釈迦様像が設置されていました。
ひとつひとつ、個性的で、金ピカのもあったり、黒っぽいのもあったり。

わたしは、このお釈迦様が気に入りまして、こちらの前でずっと座ってお祈りさせていただきました。
とっても、綺麗。

帰り道。
マーケットを通り抜けてバスの乗り場まで行きます。

日本の100円均一ショップのお店を発見!
セリアとキャンドゥと、提携しているみたいです。

でも、お値段が1800キャッツだって。 日本円で200円くらいです。
二倍のお値段です〜〜。 きゃー。
それでも、日本製は人気があるから、売れるんでしょうね〜。
「日本」っていうブランドって、すごい。
美味しそう。

買い食い、つまみ食い。
ひととき、ヤンゴンの町歩き。

帰りのバスは、ちょっとトラブル発生で、バスとトラックがぶつかってしまい、
バスの乗務員(行先を叫んでいるひと)と、トラックの運転手が喧嘩を始めて、
最初は口喧嘩だったのだけれど、どんどん、エスカレートしていって、掴み合いになり、
果てには、木材を振りかざして殴りかかろうとして、それを、道行く男性たちが止めに入って、
ビンを割ったり、車のガラスに石を投げつけたり、なんだか、とても不穏でした。
怖かったです。
ミャンマーは穏やかな国だけど、やはり、こういう危険なこともあるのね。
つくづく、日本は平和でいい国だなぁ、と感じます。
そして、バスは突然、走るルートを変えてしまって、わたしが降りる場所に行かなくなってしまって、途中でその乗務員に「テンマイル行かないのか?」と聞いたら、
「あっ!しまった!忘れていた!」という顔をして、ヘヘヘ、と笑ってごまかした。
おいおい〜〜〜、ちょっと待ってよー。
笑ってごまかす、っていう裏技やめてくれる〜〜。
勝手にルートを変えて、やめてよーもー。
とりあえず、そこで降りろといわれて、降りたはいいけどそこがどこだかわからないし、英語が通じる人が周りに誰もいない。
ほかのバスが来て、行先を告げたけれど、「それは97番のバスだ」とそこに乗っている乗客の女性が教えてくれたけれど、
バスのフロントに書かれている、行先も、番号も、ミャンマー語なので、なんて書いてあるか読めない〜〜。
おいおい〜〜〜、せめて、番号くらいは数字で書いておくれよ〜〜。
そして、それから、2回ほど、バスに乗ったけれど、どのバスも間違いのバスで、降ろされ(乗務員に聞いたら、行くよ、と言ったのに!)
結局、タクシーを捕まえて、高額を支払って帰宅しました。
あー、アドヴェンチャーだ。 ははは。
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