2015年04月03日

ミャンマー3「マーケットでのワンシーン」


ミャンマー、本当にいいです。

なんといっても、人間がすごく穏やかです。

町の汚さや車のうるささはインドと似ているし、人々の顔も少しだけインド人っぽいけれど、

でも、絶対的に、穏やかでいい人ばかりです。

悪い人はいないですよ、本当に。

こちらに来る前は、周りの方が心配してくださって、ニュースを見ない無知な私に、いろいろ、悪い噂、怖い噂なども教えてくれて、「気をつけなよ〜」って感じでしたが、

いやいやいやいや・・・・・来てみればわかりますよ〜。

とっても、人間が平和で牧歌的。

人々にものすごい、癒されます。



マーケットに行っても、誰も外国人をだまそうとしていないので、

インドのように、殺気立って「だまされるもんか!」といきんで、半ばけんか腰に値段交渉しなくていいし、

とにかく、人々は売りつけようとしていないから、買っても買わなくてもどちらでもいい、というスタンスなので楽です。

英語がまったく通じないので、身振り手振りの日本語で(笑)話しかけるのですが、

それでも、わたしがニコニコしていると、あちらもニコニコ優しく応えてくれます。



この灼熱の暑さに、ヨーガ指導と、ダンス指導をしているので、毎回、絞れるほど汗だくになって、

一日に何回も着替えなくてはならないので、Tシャツを3枚しか持ってきていなかったわたしは、絶対的に足りなくなってしまって、

一緒にボランティアをしているインド人の友人が一枚長そでシャツをくれたのですが、男性ものでどうにもこうにも、イケてなくて・・・・・(笑)

仕方なく、Tシャツを買うべく、マーケットに行きました。

わたしは、他人へのお土産以外は自分のものはあまり買わない主義なのですが、今回は必要不可欠品。

近くのマーケットを探していると、古着がどっさりとつみあがっている、まさに「山」を見つけました。

そこにわたしはしゃがみこみ、無造作にブルーシートの上に山になっているシャツを一つ一つ、崩しながら見ていたら、

隣にミャンマー人のおばあちゃんがいて、ブツブツ言いながら、一緒に、シャツの山を崩していたのですね。

そして、おばあちゃんは、なにか私にミャンマー語で話しかけてくるのですが、わたしはわからないながらも、

何となく、相槌うったり、うんうん、言ったり、これgood!って手つきと顔で合図したり、このTシャツはシミがついている、みたいなしぐさをしたりして、

ひとしきり、何となくコミュニケーションしていました。

おばあちゃんは、何やら、わたしの耳元で、お店の人には聞こえないように囁いてくれて、何を言っているのかわからないけれど

「あんまりいいのが、ないわねぇ、だめねぇ」

と、言っているのだと判断して、大きくうなづいて、笑って見せたりしたら、おばあちゃんも「ねー」みたいな顔して、わたしも「ねぇー」みたいな顔したりして。

そして、おばあちゃんは、引っ張り出してきた古着の2着を、その古着の山の上に広げて、わたしに比べて見せて、なにやら言って話しかけてきました。

「どっちがいいと思う?」って意味かな?と想像して、グレーのスヌーピーのTシャツを指さして、こっち、ってジェスチャーしました。

「えっ!?」って顔をしたおばあちゃんは、まじまじとわたしの顔を見て、なにかまた聞いたのですが、

「やばい、言葉がわかんないのに適当に合わせていたのがばれた。」と思ったわたしは(笑)、

「ノー バルマァ(ミャンマー語はわからないという意味)」とおばあちゃんに言ったら、

おばあちゃんは、ケラケラ笑って「あら、あなたわからなかったの〜!?(想像)」って驚いて面白がっていました。

わたしも、「あはは〜〜〜、ごめんね〜」って日本語で言ってみたりして。





なんてことないことだったけど、とっても、楽しかったぁ。

どうみても外国人の顔しているわたしに、家族みたいに接してくれるおばあちゃんに、なんだかほっとしました。

さっき、「ディスカウントはノー」ってニコニコして言ったばかりだった古着屋のおじちゃんが、

お会計の時は、何も言わなくても、300チャッツ(40円)おまけしてくれてびっくりしちゃった。

「サンキュー」と英語で言われたので、

「チェーズーディンマーレ」と覚えたてのミャンマー語でありがとうを返したら、とっても、嬉しそうに笑っていました。


ミャンマー1.jpg


帰りがけに、違うお店でピーナッツを買おうと思って、吊る下がっているやつを指さして、「1個」ってジェスチャーしたのに、

吊るさっている紐を、ナイフでザクッと切って、5袋、どさっと、わたしにくれて、

「あ、一個でいいです」ってジェスチャーしたのに、「5個持っていきなよ」とジェスチャーで返されてね、

それで、「200チャッツだ」と言うのです。

まいっか、と思って、お財布からまず100チャッツ出して渡して、そして、50チャッツ出したところで、「あこれじゃ200に足りないじゃん」って引っ込めようとしたら、

おじちゃんは、その50を私の手から取って、「これでいいよ」と手をヒラヒラしました。

あれ?200って言ったのに150でいいのか?

まあ、小さなことは気にしないのかもなぁ。

摩訶不思議なゆるーい感じで、本当に、なんだか、ホッとしたました。




なーんか、とーーっても、癒される。

ミャンマー、すごくいい〜〜。




posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》ミャンマー2015.3-4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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