やはり、どうしても、どうしても、
現地に行ってお祈りをしたかったのです。
北茨城 〜 福島いわき 〜 仙台 へと、
被害者の慰霊とご供養のため、僧侶と二人で行ってまいりました。
ごうごうと強風が吹き荒れる中、
いくつかの海岸沿いで、お神酒と慰霊のお札を海へと流し、
お祈りをしました。
現地で僧侶の方がお経を唱えながら歩き、行脚をしていると、
30歳くらいのとても美しい女性が近づいてきました。
女性は、しっかりと両手を合わせ、目を閉じて、僧侶に頭を下げます。
涙ぐんでいるような様子の女性。
固く結んだ口元は、なにかを耐えているようにも、
誰かを偲んでいるようにも見えました。
福島いわきのお寺を訪問しました。
快く迎え入れてくださったご住職は、もう、腹をくくってここに住んでいるとおっしゃっていました。
「ひとつ、またひとつと、まわりの家の人がいなくなり、夜になると家の明かりがなくなって、まっくらになるんですよ。そりゃあもう、なんともいえない、さみしーいもんですよ。」
当時のこと、そして、いまもまだつらいということを、お話しして聞かせてくださったご住職は、
まなざしに「生命力」を感じ、感動しました。
震災があった14:46には、海岸に、ひとがたくさん祈る姿が見られました。
みな、海に向かって、手を合わせて祈っていました。
あの海岸で、亡くなった人たちへ、想いを届けているのでしょう。
被災地に住む方々以外・・・・わたしも含め・・・・にとっては、東日本大震災は「過去のこと」になっていますが、
現地の方がにとっては、まだまだ「現実」なのだと、思い知りました。
生きていくことの美しさを、見せていただきました。
亡くなったかたの魂がどうか癒されますように。
いまも苦しむ方々が癒されますように。
海が綺麗になりますように。
空気が綺麗になりますように。
空が綺麗になりますように。
私を含む日本人の魂が愛のもとに目覚めますように。
読んでくださってありがとうございます。合掌
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ありがとうございます。
みちほ
わたしたち人間のエゴではなく、宇宙の祝福とともにお祈りをします。
合掌