「八正道」(1)正見
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手を打てば
下女は茶を汲む
鳥は立つ
魚は集まる猿沢の池
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奈良の興福寺に、猿沢の池という池があります。
昔この池のほとりに茶店がありまして、お客がポンポンポンと手を打ちました。
下女はお茶をもってこいという合図と思い、いそいそとお茶をもって参りました。
ところがこの手を打つ音を聞いて、水鳥は一斉に飛び去り、池に飼われていた鯉は餌をくれる音と聞いて競って集まって参りました。
(「やさしく説いたほとけさまの教え」 より)
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ひとは、自分のフィルターを通してしか、物事を理解、解釈はできない。
だとしたら、いかに、まっさらなフィルターでいるかが、重要だと思うのです。
または、色がついたフィルターだとしても、そこから抽出されるものは、自分のオリジナルであり、他人は他人のオリジナルがあるんだと、認め、お互いのものを尊重する。
不満や争いは、他人を変えようとする思いから現れると思います。
他人は変わらないことは明白だし、自分もそうたやすく簡単には変わらないのだとしたら、相違を認めあい、補いあい、そのかたの生き方を否定しないことが、人間関係では大切だな、と私は感じました。
ちょっと正道からは外れたかも?しれませんが、いまの私がこの仏教の教えから感じたもの。
時がたてばまた、違う学びがあるのでしょう。 合掌
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わたしの仏教哲学の先生僧侶のHP
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