世界遺産 テオティワカン。
わたしの観光は、「見る」のではなく、「感じる」。
神聖なる状態・・・・・日常の中で常に宇宙と繋がっている状態・・・・いわば、行動をしながら瞑想をしているともいえるかも知れない・・・・
その状態でいると、どんな場所に行っても、「巡礼」となる。
一人旅は、「感じる」ことに、集中ができる。
神聖に触れることができる。
テオティワカン。世界遺産。
太陽のピラミッド。

長く、とても急な階段を、マントラを唱えながらあがる。
マントラは、このきつい、一段、一段を、意味あるものにしてくれる。
古の当時の人は、きっと、足がとても小さいのだろう。
わたしの足の大きさとぴったり同じ幅の階段。
昇るというより、よじ登るかんじ。
頂上に到着。
写真撮影をする人、ガイドから説明を聞いている人が、たくさんいた。
いろんな国の人々がいる。
わたしは、腰掛けて、この地の波動を感じていた。
このテオティワカンは、
アステカ人が、「神々の都市」として崇拝していたこの地。
800年前の世界に思いを馳せる。

頂上では黒い大きな蝶が飛んでいた。
なにかの合図だと、すぐにわかった。
神が、宇宙が、なにかを合図している。
わたしの人生の中では、さまざまから受け取る、そういった合図に満ちている。

黒い蝶が、また。
わたしの耳元を、シュシュ、と羽音を響かせて、すり抜けていく。
わたしは、こうして、世界中の様々な場所に招かれ、そして、そのとおり、訪れることができる奇跡に感謝した。
マザーテレサの言葉を思い出す。
「神よ、わたしをお使いください」
サティアサイババの言葉を思い出す。
「神の楽器となり、美しい音を奏でなさい」

しっかりとした足取りで、わたしは太陽のピラミッドを下山した。
(つづく)
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