2014年08月11日

嵐の日の祈りの儀式


嵐の日の祈りの儀式。



熱く焼けた石が、ひとつひとつ、

聖なる空間に運ばれてきた。

焼けた石は全部で7つ。

運ばれてくるごとに、ゴロンと、穴へ転がっていく。

それを、わたしは、目を大きく開いて見ていた。

石は、地球。

横たわる熱い石たちと、目があった。



入口が閉まり、真っ暗になった。

狭い空間に、祈りの歌がこだまする。

母なる地球へ、

清らかなる水へ、

大いなる存在たちへ、

暗闇で、祈りはじめる。



グルが、焼けた石に水を撒くと、

ジュッ、という大きな音ともに、熱気が舞いあがる。

呼吸をするのも苦しいほどの、熱気。

まっ暗闇の中で、湯気がもうもうと立っているのが、想像できる。

全身のあらゆるところから、汗が噴き出してくる。

わたしの肉体も、この湯気とともに、しゅわしゅわと、消えていくような感覚になる。

この肉体を、捧げます。

ゴウ、と突風が吹いて、暗闇がグラリ、と揺れる。

嵐が、何もかもを、動かす。



ああ、母なる地球よ。 神聖なる存在たちよ。 偉大なる純粋な知性よ。

どうぞ、わたしをお使いください。

世界の平和のお手伝いのために、わたしをどうぞお使いください。

わたしは、道具となり、すべてを委ねます。

心からそう思い、胸がいっぱいになって、

真っ暗やみの中で、顎をあげ、両腕を天に広げた。

涙が溢れてきて、感極まった。

その瞬間、雨が突然激しくなり、ドーム型の屋根を、バタバタ、と激しく打ちつけた。

天からの祝福だ。

感謝します。



真っ暗やみの中で、いろんな光を見た。

じっと留まっている光、ふわふわと揺れ動く光、万華鏡のように変化していく光。

小さく、マントラをつぶやいてみる。

湿度と熱気の中、バイブレーションが、いつまでもいつまでも、

わたしを包み込むかのようにそこにある。



祈ること。

宇宙とつながること。

それが、わたしの幸福。

母なる地球が、幸せになりますように。

山から流れる水が、きれいになりますように。

汚染された海が、きれいになりますように。

目には見えない空気が、きれいになりますように。

皆が、目覚めますように。

世界が、ひとつになりますように。

あの人が、あの人が、あの人が、悲しみと苦しみと孤独から、卒業できますように。

あなたが、あなたが、あなたが、幸福で満たされますように。

心から、祈ります。

わたしは、口が下手だけれど、

心から、あなたへ、祈ります。

合掌


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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 08:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 癒し〜ヒーリング〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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