2014年07月23日

闇から光へ


ひとり、森へ。

突然、鷹が飛び上がり、目の前の枝にとまった。

わたしは、胸が踊った。




昨日、

わたしは鷹になり、崖の上からすべてを見ていた。

鷹はわたしになり、崖のしたからすべてを見ていた。

天に暗雲がかかり、闇の世界がやって来たあと、

空にポッカリとシルバーの光が現れ、わたしは、胸が震えて涙が出た。

右掌を天に突き上げ、光を発射すると、

シルバーの楕円の光の中心から、

天はバリバリと裂け、

隙間から青空がこぼれてきた。

そして、平安がやって来て、

私は白龍に乗って空を舞い、

世界のあらゆる場所に、光を振りまいた。




いま、目の前を鷹が横切る。

二度めの挨拶に来て、去っていった。

セミの声と、虫たちの気配の中、

私は、宇宙を確信する。

すぐそこでは、キツツキが、リズムを作り出している。

わたしは、ここで、すべてを知っている。

深く、深く、

広がっていく。


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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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