2014年07月10日

雨音



雨音を聴いている。

テラスのライトが、雨で揺れてみえる。

わたしのなかの、確かなものが、

少しずつ、動き出そうとしている。

とても、静かに、でも、冷静に、力強く。



雨音を、聴いている。

さっき、裏山で雷が落ちたようだ。

真実の平安とは、こういうこと。

猛り狂う大嵐の真ん中で、ただ一角、なんの不安もなく、安らかな状態であること。

嵐が存在しなければ、日だまりの優しさを、ありがたい、と思うことはない。



雨音を、聴いている。

窓を開け、蛍光灯を消して、

肌で冷気と湿気を感じている。

肉体を客観的に感じている、わたしがいる。

この、わたしの肉体。

手足をさすってみる。

確かに、ここにあるのかもしれない。

とても、静か。

わたしの高次元ライトボディに、宇宙からの膨大な情報が流れ込み、それをすごい早さで書き込んでいる。

それが、よくわかる。

静かにゆっくりと、受け止め、じっくりと読み取っているようだ。

昨日の夢は、暗示であり、

さっき落ちた雷も、すべて繋がっている。



雨音を、聴いている。

天からのリズム。

この不規則的な中に秩序がある。

地球のマントラだ。

虫たちも、草木も、このマントラを、聴いているのだろう。

静かな、夜。

目を閉じると、わたしは、地球とともに回転している。

雨音を、聴きながら。


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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩的なもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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