≪2014.4〜6のインド・ネパールの滞在のレポートです≫
またまた、カトゥマンドゥで素敵な出会いがありました。
インドの伝統音楽、タンプーラを弾いている、プロのミュージシャンの方々とお友達になりました。
タンプーラとは、両手でも抱えきれないほどの巨大なかぼちゃをくりぬいて作った、弦楽器です。
インド音楽がお好きな方、マントラ音楽がお好きな方は、必ず聞いたことのある音です。
この、タンプーラは、南インドのプネーの近くで作られている楽器です。
このタンプーラの奏でる、独特な音は、波となって空気を震わせます。
本当に、素敵なんです。
ヨーガのバジャンやマントラのBGMとしても使われている、とても瞑想的な楽器です。
そしてこの、タンプーラに、ボイス(声)を合わせるのが、ドゥルパド。
歌・・・・・・と呼ぶのはちょっと違うんです。
声、です。 音、というか。 周波数、というか。
ただの一音や、マントラを、繰り返し繰り返し、発生します。
身体全体を楽器としているようなその独特の発生方法と、そのヴァイブレーションが、
タンプーラの、波打つ音色と化学反応を起こし、まるで、煌きのスパークのように連続させます。
素晴らしいです。
最高です!
このドゥルパドは、かつては、タジマハールの中でのみ奏でられていた、宮廷音楽だったそうです。
声って、その人を表しますよね。
その人の内面が輝いていれば、声にも現れますよね。
奥深いところにある真実の波動が、声帯を通って、空気を震わせ声となるのですね。
その、「声」を、タンプーラの波動とからみ合わせていきます。
タンプーラの神聖と、自分自身の神聖が、ピッタリと融合すると、化学反応が起きます。
見えないけれど、スパークが生まれます。
そのときの、快感は、まさに宇宙です。
体験したかたじゃないと、わからないかもしれません。
説明が、へたくそですが、とにかく、素晴らしかったのです。
最高でした。
わたしの聖なる声と、タンプーラの聖なる波動が、ウネウネとからみあって、上昇し、わたしは、床が抜けて、空中に浮いているような感覚でした。
最高でしたよ。
毎日、早朝、こちらで練習をしに、通わせていただきました。
わたしは、この練習のために、カトゥマンドゥに移住してもいいかも、とさえ思いました。
もっともっと、やりたい! もっともっと、練習したい! と本気で思いました。
本当に、素晴らしい出会いと経験でした。
最高です。
ソウさんと、ビシャールさん。
本当に、ありがとうございました。
御活躍を心からお祈りしております。
(つづく)
【関連する記事】
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その32(完)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その31(ティクセ最高!)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その30(パンゴン湖)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その29(ヒマラヤ標高5300m)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その28(チベット暦のブッダ生誕祭)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その27(ティクセ僧院での祈り)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その26(マハボディセンター)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その25(レーで瞑想合宿)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その24(レー、平和仏舎利塔)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その23(ラダック、レー)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その22(ガンゴートリで祈る)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その21(ガンゴートリで沐浴)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その20(ガンゴートリ)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その19(ジープでヒマラヤを行く)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その18(ウッタラカシでの祈り)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その17(ウッタラカシの人々・子供たち)..
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その16(ウッタラカシのヒンズー寺院)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その15(ウッタラカシ)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その14(リシケシでの祈り)
- インド・ネパール2014.4-6 回想記その13(リシケシぶらり)