2014年07月04日

インド・ネパール2014.4-6 回想記その9 カトゥマンドゥ(タンプーラとドゥルパド)



≪2014.4〜6のインド・ネパールの滞在のレポートです≫


またまた、カトゥマンドゥで素敵な出会いがありました。

インドの伝統音楽、タンプーラを弾いている、プロのミュージシャンの方々とお友達になりました。

タンプーラとは、両手でも抱えきれないほどの巨大なかぼちゃをくりぬいて作った、弦楽器です。

インド音楽がお好きな方、マントラ音楽がお好きな方は、必ず聞いたことのある音です。

この、タンプーラは、南インドのプネーの近くで作られている楽器です。

カトゥマンドゥ5.jpg


このタンプーラの奏でる、独特な音は、波となって空気を震わせます。

本当に、素敵なんです。

ヨーガのバジャンやマントラのBGMとしても使われている、とても瞑想的な楽器です。



そしてこの、タンプーラに、ボイス(声)を合わせるのが、ドゥルパド。

歌・・・・・・と呼ぶのはちょっと違うんです。

声、です。 音、というか。 周波数、というか。

ただの一音や、マントラを、繰り返し繰り返し、発生します。

身体全体を楽器としているようなその独特の発生方法と、そのヴァイブレーションが、

タンプーラの、波打つ音色と化学反応を起こし、まるで、煌きのスパークのように連続させます。

素晴らしいです。

最高です!

このドゥルパドは、かつては、タジマハールの中でのみ奏でられていた、宮廷音楽だったそうです。



声って、その人を表しますよね。

その人の内面が輝いていれば、声にも現れますよね。

奥深いところにある真実の波動が、声帯を通って、空気を震わせ声となるのですね。

その、「声」を、タンプーラの波動とからみ合わせていきます。

タンプーラの神聖と、自分自身の神聖が、ピッタリと融合すると、化学反応が起きます。

見えないけれど、スパークが生まれます。

そのときの、快感は、まさに宇宙です。

体験したかたじゃないと、わからないかもしれません。

説明が、へたくそですが、とにかく、素晴らしかったのです。

最高でした。

わたしの聖なる声と、タンプーラの聖なる波動が、ウネウネとからみあって、上昇し、わたしは、床が抜けて、空中に浮いているような感覚でした。

最高でしたよ。

毎日、早朝、こちらで練習をしに、通わせていただきました。

わたしは、この練習のために、カトゥマンドゥに移住してもいいかも、とさえ思いました。

もっともっと、やりたい! もっともっと、練習したい! と本気で思いました。

本当に、素晴らしい出会いと経験でした。

最高です。

カトゥマンドゥ7.jpg


ソウさんと、ビシャールさん。

本当に、ありがとうございました。

御活躍を心からお祈りしております。

(つづく)



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posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 08:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド・ネパール2014.4-6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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