久々の芸術鑑賞。大好きです。
東京から引っ越してしまったことで、なかなか、美術館などに行く時間も限られてしまいました。
インドビザの申請に行ったあと、明治神宮に参拝に行き、そのあと、まだ少し時間があったので恵比寿に行きました。
大好きな東京都写真美術館。
「下岡蓮杖」さんの写真展が行われていました。
彼は、日本の写真を開拓したかた。日本で最初の写真家、ってことなのかな?
苦労して、思考錯誤して、映像を焼き付ける写真というものを研究したそうです。
とても、素敵な展覧会でした。
ある意味、タイムトリップです。
明治9年のころの写真。 とても、わくわくします。
写真の中にいる人物たちが、生き生きと、まるでその、枠の中で生きているかのよう。
すごいなぁ、そんな時代の方たちの、生きざまを、写真として見られるなんて。
すごい、技術だなぁ、写真って。 と改めて、思う。
江戸時代から明治変わって、間もなくの日本人たち。
とても、興味深い。 ワクワクがとまらない。
くいいるように、みつめました。
写真の中、笑っているひとがほとんどいないのは、緊張しているからか、
「ちゃんとしなきゃ」という日本独特な感覚からか。
そういえば、何年か前、外国暮らしから戻って、東京の山手線に乗った時、あんなにたくさんの人間がいるのにみんな無表情なのが、とてもショックだったな。
昨日、明治神宮で偶然、婚礼の儀式が始まって、新郎新婦が歩いてきて、あとからぞろぞろ、親族友人たちが列をなして歩いているのに、みんな、とても、強張った顔をしていた。
それをみた外国人が「なんで、みんなこんなに静かなの?祝いの席なのに、悲しそう。これはお葬式?ウェディングじゃないの?」と、隣で小声でつぶやいていた。
これも、日本の文化なのだろう。
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