静かに、静かに、幸せが浸透していく。
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ホームセンターで。
黄色いお花の鉢植え。
「わたしを、連れてって!」と黄色いマーガレットが私を呼びとめた。
立ち止まり、しげしげと眺めて、「うちのこになるかい?」と聞いた。
白いお花の鉢植え。
「あたしもーー!!」と。
まじまじと、白いマーガレットをみつめた。
腕を伸ばし、マーガレットちゃんたちと手をつないだ。
わたしの新しい家族になった。
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花桃。
春の色。
枝の太さと、茶色の濃さに、胸がきゅん、とした。
「樹」が好き。
「枝」が好き。
とても儚く、健気な、蕾。
逞しい枝に、ちょこんとくっついて。
なんて、かわいいんだろう。
また、家族、増えたよ。
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ここは、とても静か。
目の前の山は、まだ真っ白だ。
雪解けの、音が聞こえる。
それはまるで、山の血液。
さらさら、さらさら、ピチョン。
生きているんだね、山も。
ぴちょん。
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カラカラ・・・・・と、窓を開ける。
冷気が、興味津々で近づいてきた。
ふわり・・・とわたしの髪を揺らし、挨拶していく。
太陽が雪の白に反射して、突き刺ささる。
遠く、遠ーくで、こんこんこん・・・・・キツツキが木を打っている。
山の生物の気配は、わたしをほっとさせる。
わたしも、地球に住んでいる、という安心感。
すべての生物が、同居人、いわば、家族。
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BGM、水の音。
とても、安らぐ。
わたしは、水の中。
この世界は、水の底での出来事。
ゆらゆら、ゆらゆら。
幻の世界。
この世はマーヤ(幻想)。
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毎晩、夢を見る。
とっても、とっても、直観的で、素敵な夢。
すごい、すごい、学びとなり、とてもありがたい夢。
でも、内容は、忘れちゃうの。
いいの、でも、学んだことは、残っているから。
言語ではない、思考ではない部分に、残っている。
夢の中でのわたしは、真実のわたし。
アストラル。
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本を読む。
お風呂で、本を読む。
至福の時。
汗をかく。
水を飲む。
そして、本を読む。
至福の時なの。 愛する時間。
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毎日、スープを作る。
味噌スープ。野菜をたっぷりいれて。
飽きずに、毎日、毎日、作る。
昆布のおだしの、やさしさ。
ごま油を少したらすと、おいしいの。
ショウガを刻んで入れると、おいしい。
唐辛子もちょこっと。
あったまる。
幸せ。
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夕陽が、山の稜線に消えていく。
夕焼けは、どうしてこんなに、胸がせつないのだろう。
無条件で、ハートが開く。
開いたハートから、泉が湧く。
広がる、広がる、光の海。
今日もありがとう。
沈む太陽。
無条件の愛。
地球と宇宙の鼓動。
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龍が来ている。
もともと、ここにいるのは、金、銀、緑、赤。
でも、最近、もっとたくさん来ているの。
天使も、たくさん。
ありがとう、たくさん、勇気づけて、なぐさめてくれる。
わたしは、わたしで、いいんだね。
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静かに、静かに、浸透していく。
ゆるやかに暮らす。
幸せに生きる。