【 2013.11.19〜2014.1.6 インド・ネパール巡礼・修行の回想記です。】
お釈迦様が御出家なさる前に住んでいた、宮殿跡地。
マヤ夫人のお墓(だと言われている)小さな祠は、
大きな木が自然に生えてきて、まるで、祠を包み込むようにして、根を張っていました。
生命力の、逞しさ、力強さ!
自然って、すごい!
地球が大好き!
田舎に行くと、子供がたくさん寄ってきます。
貧しい子供たち。
「ギブミーマニー」と、繰り返します。
和尚さんは、無収入で仏道に生きてらっしゃるので、お金はおげられないけれど、お釈迦様の生き様を描いた紙芝居を持っていて、いつも、子供たちに見せています。
なんて、心温まる光景。
子供たちも、「ギブミーマニー」をやめて、素直に、夢中で紙芝居をみています。
お金をもらってこい、と、大人に教えられているだけであって、本当は、こんなふうに純粋なのです。
子供は、天使だ。
プラサード。
たいていキャンディなどを、人々に配ります。
プラサードは、出家されたスワミが、一般のかたがたに施すこと。
今回の旅は、行く先々に、知り合い、友人がいて、お世話になったことがとてもありがたかったです。
この和尚さんも、そのお一人。
東日本大震災があった年から、毎年、日本で行われた、被災者慰霊行脚、原発反対行脚に参加させていただいて知り合いになりました。
今年も、参加させていただいて、祈り、歩きます。
日本の一般的なお坊さんたちとの、宗教心の深さ、ご修行の真剣さが、雲泥の差です。
日本は、神仏に対しての帰依心というのは、どうなっているんだろう。
ある一部の僧侶を除いて、お坊さんは、ただの職業になってしまっているのか?
その、一部の少数である、本物の信仰心のある日本の僧侶の方々と、わたしは交流があります。
きちんとご修行されている僧侶の方も、少数ですが、もちろんいらっしゃいます。
「お釈迦様は非暴力を説いているのに、日本のお坊さんはなぜ肉を食べてもいいのだ?」
と、インド人に言われて、言葉に詰まりました。
「肉も魚も食べていい、酒もタバコもOK、女性遊びもする、お金を稼いでも良い、お経も一日一回くらい、または、毎日唱えない人もいる、のだしたら、お坊さんと一般の人との違いは何なんだ?」
とも、聞かれ、日本の神仏に対する思いの象徴のようで、大変、がっかりしました。
言いたいことはたくさんあるけれど、このブログでは、これ以上コメントを、ぐっと堪えて、控えます。
もちろん、ちゃんとご修行されているお坊さんも、いらっしゃいますけどね。
でも・・・・・。
やめておこう、大好きな日本に、がっかりしてしまうから。
でも、わたしとご縁のある日本人のお坊さんは、日本でも、インドでも、ネパールでも、みなさん、ご修行されて、立派なかたがたばかりです。
わたしは仏教徒ではないけれど、一緒に、修行させていただいています。
わたしは、やっぱり、ネパール・インドの、本物のスピリチュアリティが、しっくりきます。
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