2014年02月02日

インド・ネパール回想記19(ルンビニー2)



【 2013.11.19〜2014.1.6 インド・ネパール巡礼・修行の回想記です。】



お釈迦様が御出家なさる前に住んでいた、宮殿跡地。

ルンビニ1.jpg





マヤ夫人のお墓(だと言われている)小さな祠は、

大きな木が自然に生えてきて、まるで、祠を包み込むようにして、根を張っていました。

ルンビニ3.jpg

生命力の、逞しさ、力強さ!

自然って、すごい!

地球が大好き!



田舎に行くと、子供がたくさん寄ってきます。

貧しい子供たち。

「ギブミーマニー」と、繰り返します。

ルンビニ2.jpg



和尚さんは、無収入で仏道に生きてらっしゃるので、お金はおげられないけれど、お釈迦様の生き様を描いた紙芝居を持っていて、いつも、子供たちに見せています。

ルンビニ4.jpg


なんて、心温まる光景。

子供たちも、「ギブミーマニー」をやめて、素直に、夢中で紙芝居をみています。

ルンビニ5.jpg


お金をもらってこい、と、大人に教えられているだけであって、本当は、こんなふうに純粋なのです。

子供は、天使だ。



プラサード。

ルンビニ6.jpg

たいていキャンディなどを、人々に配ります。

プラサードは、出家されたスワミが、一般のかたがたに施すこと。



今回の旅は、行く先々に、知り合い、友人がいて、お世話になったことがとてもありがたかったです。

この和尚さんも、そのお一人。

東日本大震災があった年から、毎年、日本で行われた、被災者慰霊行脚、原発反対行脚に参加させていただいて知り合いになりました。

今年も、参加させていただいて、祈り、歩きます。

日本の一般的なお坊さんたちとの、宗教心の深さ、ご修行の真剣さが、雲泥の差です。

日本は、神仏に対しての帰依心というのは、どうなっているんだろう。

ある一部の僧侶を除いて、お坊さんは、ただの職業になってしまっているのか?

その、一部の少数である、本物の信仰心のある日本の僧侶の方々と、わたしは交流があります。

きちんとご修行されている僧侶の方も、少数ですが、もちろんいらっしゃいます。



「お釈迦様は非暴力を説いているのに、日本のお坊さんはなぜ肉を食べてもいいのだ?」

と、インド人に言われて、言葉に詰まりました。

「肉も魚も食べていい、酒もタバコもOK、女性遊びもする、お金を稼いでも良い、お経も一日一回くらい、または、毎日唱えない人もいる、のだしたら、お坊さんと一般の人との違いは何なんだ?」

とも、聞かれ、日本の神仏に対する思いの象徴のようで、大変、がっかりしました。

言いたいことはたくさんあるけれど、このブログでは、これ以上コメントを、ぐっと堪えて、控えます。

もちろん、ちゃんとご修行されているお坊さんも、いらっしゃいますけどね。

でも・・・・・。

やめておこう、大好きな日本に、がっかりしてしまうから。

でも、わたしとご縁のある日本人のお坊さんは、日本でも、インドでも、ネパールでも、みなさん、ご修行されて、立派なかたがたばかりです。

わたしは仏教徒ではないけれど、一緒に、修行させていただいています。



わたしは、やっぱり、ネパール・インドの、本物のスピリチュアリティが、しっくりきます。






posted by ユキ ラクシュミナラヤニ at 06:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 《旅》インド・ネパール2013.11-2014.1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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