朝日の時間。
早朝はとても寒いのでダウンジャケットとニット帽に、中にはフリースとタイツという姿で、
ガンジス河と、真正面に向き合いました。
この、ゆるやかな流れを見ながら、大切な人たちを想い、祈りました。
この聖なる河で祈ると、世界に繋がると信じ、世界の平和を祈りました。
お香をたいて、マントラを唱えていると、頭上に、鳥がたくさん集まって来ました。
無数の鳥たちは、それぞれ、あちらこちらに向かって飛びながら、旋回して、頭上に留まっています。
ほうぼうに飛ぶ鳥たちは、無秩序に見えて、彼らなりの秩序があるのでしょうね。
地球は、完全な宇宙のリズムで動いています。
目を閉じて、心をこめて、地球に向けて、バジャン(ヨガの神聖な歌)を歌います。
ここ、リシケシはシヴァ神の聖地なので、シヴァのバジャン。
ゆっくりと、そして、伸びやかに歌うと、ガンジス河の神が、しっとりと聞いてくれているようです。
近くに座っていたインドの女性も、目を閉じて聞いてくださっています。
とても、気持ちがよくて、目を閉じて、ずっとこうしていたい気持ちでした。
地球は、なんて、愛に満たされているのだろう。
わたしは、なんて、ちっぽけなのだろう。
吐く息は白く、とても寒い朝でしたが、その分、冷たい頬に、暖かい太陽の恩恵をありがたく感じました。
(写真は、帰国したらアップします!)
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